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第1章 魔法士
第8話 初授業
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今日から魔法美少女の魔法教室である。う~ん、楽しみだ。姿は女の子だが、中身はおっさんなのだ。
授業は、俺が3歳と言うこともあって午前中に1時間だけである。俺としては一日中、一緒でも構わない。
ローズは木で作った的を用意すると授業を始める。
「アニーがどのくらい魔法が出来るか知りたいのでテストしようと思います。」「テストですか。」
俺の魔力は普通の人の10倍くらいあるはずだ。女神テイアが約束をはしていればの話である。俺は魔力を抑えることにする。大騒ぎは避けたい。
「まず、私が手本を見せますので続けてやってみてください。」「分かりました。」
彼女は魔法の詠唱を始める「命のしずくよ、集まって形を成せ。ウオーターボール」、こぶし大の水の玉が彼女の右手の平から飛び出して的に当たる。
「アニー、できますか。」「はい、先生。」
俺はこぶし大の水の玉をイメージして的へ撃ち出す。こぶし大の水の玉は的に当たる。
「えええーっ、アニー何をしたんですか。」「ウオーターボールです。」
「魔法の詠唱はどうしたんですか。」「えっ。忘れていました。」
俺は、部屋の中で見つからないように魔法の練習をしていたので、頭の中で詠唱してイメージしていた。そして、慣れるとイメージするだけで魔法を使えていた。
「それに手をかざさないのになぜウオーターボールを使えるのですか。」「えーと、イメージしたところにウオーターボールを作れます。」
何か風向きがおかしい。俺はやらかしてしまったのではないか。ローズが俺を凝視して言う。
「無詠唱での魔法発動と思ったところにウオーターボールを作れるのですね。」「は、はい。たまたまです。」
「無詠唱の魔法発動も任意の場所へのウオーターボール作成も聞いたこともないです。」「そーですか。」
俺は笑顔を作ってごまかすことにする。しかし、彼女の表情は硬い。
「他にどんな魔法を使えるのですか。」「ファイヤーボール、ウィンドシールド、ウィンドカッターです。」
「全て初歩の魔法ですね。」「はい、覚え始めて1年ほどですわ。」
「他の魔法も無詠唱でできるのですか。」「は、はい。」「アニー見せてください。」
ローズは笑顔で言うが顔か固まっている。
「では、ファイヤーボールを的に撃ってください。」
俺はどのくらいの威力で撃てばいいのかわからない。しかし、力を抑えすぎると手を抜いていると思われるかもしれない。ほどほどに力を抜いてファイヤーボールを撃つことにする。
「先生、いきます。」「どうぞ。」
俺はファイヤーボールをイメージして的へ撃つ。ファイヤーボールは的を粉々に砕く。
「すごい威力ですね。」「本当ですか。」
俺は喜ぶ振りをして、しまったと舌打ちをする。ローズの俺を見る目が変わってくる。彼女は新しい的を用意して俺に言う。
「アニー、ウィンドカッターを見せてください。」「は、はい。」
彼女は目を輝かせている。俺は風の刃をイメージして空気の刃を飛ばす。空気の刃は的を2つに切り裂き、庭の木を1本切り倒す。
ちなみにウィンドカッターの詠唱は「風よ、刃となって立ちふさがるものを切り裂け。ウィンドカッター」である。
ローズは唖然とした顔で倒れた木を見て固まっている。
授業は、俺が3歳と言うこともあって午前中に1時間だけである。俺としては一日中、一緒でも構わない。
ローズは木で作った的を用意すると授業を始める。
「アニーがどのくらい魔法が出来るか知りたいのでテストしようと思います。」「テストですか。」
俺の魔力は普通の人の10倍くらいあるはずだ。女神テイアが約束をはしていればの話である。俺は魔力を抑えることにする。大騒ぎは避けたい。
「まず、私が手本を見せますので続けてやってみてください。」「分かりました。」
彼女は魔法の詠唱を始める「命のしずくよ、集まって形を成せ。ウオーターボール」、こぶし大の水の玉が彼女の右手の平から飛び出して的に当たる。
「アニー、できますか。」「はい、先生。」
俺はこぶし大の水の玉をイメージして的へ撃ち出す。こぶし大の水の玉は的に当たる。
「えええーっ、アニー何をしたんですか。」「ウオーターボールです。」
「魔法の詠唱はどうしたんですか。」「えっ。忘れていました。」
俺は、部屋の中で見つからないように魔法の練習をしていたので、頭の中で詠唱してイメージしていた。そして、慣れるとイメージするだけで魔法を使えていた。
「それに手をかざさないのになぜウオーターボールを使えるのですか。」「えーと、イメージしたところにウオーターボールを作れます。」
何か風向きがおかしい。俺はやらかしてしまったのではないか。ローズが俺を凝視して言う。
「無詠唱での魔法発動と思ったところにウオーターボールを作れるのですね。」「は、はい。たまたまです。」
「無詠唱の魔法発動も任意の場所へのウオーターボール作成も聞いたこともないです。」「そーですか。」
俺は笑顔を作ってごまかすことにする。しかし、彼女の表情は硬い。
「他にどんな魔法を使えるのですか。」「ファイヤーボール、ウィンドシールド、ウィンドカッターです。」
「全て初歩の魔法ですね。」「はい、覚え始めて1年ほどですわ。」
「他の魔法も無詠唱でできるのですか。」「は、はい。」「アニー見せてください。」
ローズは笑顔で言うが顔か固まっている。
「では、ファイヤーボールを的に撃ってください。」
俺はどのくらいの威力で撃てばいいのかわからない。しかし、力を抑えすぎると手を抜いていると思われるかもしれない。ほどほどに力を抜いてファイヤーボールを撃つことにする。
「先生、いきます。」「どうぞ。」
俺はファイヤーボールをイメージして的へ撃つ。ファイヤーボールは的を粉々に砕く。
「すごい威力ですね。」「本当ですか。」
俺は喜ぶ振りをして、しまったと舌打ちをする。ローズの俺を見る目が変わってくる。彼女は新しい的を用意して俺に言う。
「アニー、ウィンドカッターを見せてください。」「は、はい。」
彼女は目を輝かせている。俺は風の刃をイメージして空気の刃を飛ばす。空気の刃は的を2つに切り裂き、庭の木を1本切り倒す。
ちなみにウィンドカッターの詠唱は「風よ、刃となって立ちふさがるものを切り裂け。ウィンドカッター」である。
ローズは唖然とした顔で倒れた木を見て固まっている。
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