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170話 スマホの念
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一久が車を出し、九郎と玉枝、依頼者は彼氏の家に向かう。彼氏の家に着くとインターフォンを鳴らす。
すると中年の女性が出てくる。依頼者は、その女性と話す。女性は彼氏の母親らしい。
一久が女性に言う。
「私は、お祓いを依頼された神主です。息子さんのスマホを見せてくれませんか。」「息子の携帯からメッセージが送られたのは本当ですか。」
「それを確かめます。」「分かりました。息子の部屋にあると思います。」
九郎たちは、母親の案内で彼氏の部屋に行く。九郎が部屋に入ると机に目が行く。九郎が言う。
「あの机に何かありますよ。」「霊はいないのかい。」
「はい。いませんが、何かどろっとした感じがします。」「そうか机かー」
一久は机に近づいて見る。机の上には本とスマホが置かれている。一久はスマホを手に取ろうとする。
「触らない方がいいわ。強い念が張り付いているわよ。」
玉枝が一久を止め、彼女がスマホを取り上げる。九郎が心配して言う。
「玉枝さん大丈夫なの。」「私は大丈夫だけど、他の人が触ると侵蝕されるわよ。」
「侵蝕って何か起きるの。」「心を乗っ取られるわよ。」
「玉枝さんどうするつもり。」「どうしよう。スマホの操作判らないわ。」
九郎たちが話しているうちに彼氏のスマホの画面が光り始める。そして、メッセージが起動する。一久が言う。
「勝手に動いていますね。」「彼氏の念が強く残っているのよ。」
玉枝が言うとスマホに「会いたい。」と入力されメッセージが送られる。そして、依頼者のスマホに着信する。
「スマホを神社でお祓いしましょう。」
一久は言うと彼氏の母親に説明してスマホを借り出す。そして九郎たちは神社へ戻る。
神社でお祓いの準備をしている時、一久は玉枝に聞く。
「これ、祓えますか。」「祓えなくても私が何とかします。」
一久がお祓いを始める。するとスマホは苦しんでいるかのように光の点滅を繰り返す。
しばらくするとスマホは静かになる。一久は、お祓いを終えると玉枝に聞く。
「念は晴れましたか。」「はい、効果あった様です。」
一久は依頼者に念が晴れたことを説明する。彼氏のスマホは依頼者が返しに行くことになる。
九郎たちは仕事を終え、居間へ行く。するとあやめが顔を出す。
「九郎、大丈夫だった。」「あやめ、心配してくれるんだ。ありがとう。」
「確認しただけよ。」
あやめは部屋へ戻って行く。
すると中年の女性が出てくる。依頼者は、その女性と話す。女性は彼氏の母親らしい。
一久が女性に言う。
「私は、お祓いを依頼された神主です。息子さんのスマホを見せてくれませんか。」「息子の携帯からメッセージが送られたのは本当ですか。」
「それを確かめます。」「分かりました。息子の部屋にあると思います。」
九郎たちは、母親の案内で彼氏の部屋に行く。九郎が部屋に入ると机に目が行く。九郎が言う。
「あの机に何かありますよ。」「霊はいないのかい。」
「はい。いませんが、何かどろっとした感じがします。」「そうか机かー」
一久は机に近づいて見る。机の上には本とスマホが置かれている。一久はスマホを手に取ろうとする。
「触らない方がいいわ。強い念が張り付いているわよ。」
玉枝が一久を止め、彼女がスマホを取り上げる。九郎が心配して言う。
「玉枝さん大丈夫なの。」「私は大丈夫だけど、他の人が触ると侵蝕されるわよ。」
「侵蝕って何か起きるの。」「心を乗っ取られるわよ。」
「玉枝さんどうするつもり。」「どうしよう。スマホの操作判らないわ。」
九郎たちが話しているうちに彼氏のスマホの画面が光り始める。そして、メッセージが起動する。一久が言う。
「勝手に動いていますね。」「彼氏の念が強く残っているのよ。」
玉枝が言うとスマホに「会いたい。」と入力されメッセージが送られる。そして、依頼者のスマホに着信する。
「スマホを神社でお祓いしましょう。」
一久は言うと彼氏の母親に説明してスマホを借り出す。そして九郎たちは神社へ戻る。
神社でお祓いの準備をしている時、一久は玉枝に聞く。
「これ、祓えますか。」「祓えなくても私が何とかします。」
一久がお祓いを始める。するとスマホは苦しんでいるかのように光の点滅を繰り返す。
しばらくするとスマホは静かになる。一久は、お祓いを終えると玉枝に聞く。
「念は晴れましたか。」「はい、効果あった様です。」
一久は依頼者に念が晴れたことを説明する。彼氏のスマホは依頼者が返しに行くことになる。
九郎たちは仕事を終え、居間へ行く。するとあやめが顔を出す。
「九郎、大丈夫だった。」「あやめ、心配してくれるんだ。ありがとう。」
「確認しただけよ。」
あやめは部屋へ戻って行く。
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