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70話 九郎の実家
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九郎とあやめは、両親の車の後部座席に乗る。玉枝は九郎だけに見えている。玉枝も車に乗り込むと九郎の膝の上に座り、彼に抱き着く。九郎は小さな声で言う。
「玉枝さん何しているんですか。」「九郎ちゃんにサービスしているのよ。」
「そんなサービスいりません。」「体が密着しているからいろんなことしていいのよ。」
「しません。」「九郎何しているの。」
あやめが九郎を睨む。
「僕は何もしていないよ。」
あやめの言葉が耳に入ったのか、母の典子が言う。
「九郎、社本さんにいたずらしちゃだめよ。社本さん、息子が馬鹿でごめんなさい。」「いいえ、何でもないです。」
九郎とあやめは黙り込む。玉枝は九郎に抱き着いているが、彼は我慢する。玉枝の色香は強烈である。九郎は心の中でこれは怨霊、これは怨霊、これは怨霊・・・と唱えて精神統一する。
15分程車に乗ると家に着く。九郎の家は木造2階建である。九郎は家に入るとあやめを2階にある自分の部屋を案内する。部屋の本棚にはラノベがずらりと並んでいる。
「九郎、本の数すごいね。」「いろいろと読んでいあたからね。あやめに貸していたココッタ先生の他の小説もあるよ。」
「読みたいわ。」「うん、持って行くから貸してあげるね。」
玉枝が九郎にささやく。
「今よ。あやめちゃんをベットに押し倒すのよ。」「そんなことできないよ。」
「九郎、玉枝さんと何話しているの。」「あやめちゃんをベットに押し倒せといったんだけど、嫌がるのよ。」
「九郎、私じゃ嫌?」「そんなことないよ。ただ・・・」
「なあーに。」「ただ、あやめを傷つけたくないんだ。」
「わ、私は大丈夫よ。」「本当?」
九郎があやめを抱きしめる。あやめは目をつぶる。九郎はあやめと口づけする。
玉枝が九郎に言う。
「今よ。押し倒して。」「しません。」
九郎が言うとあやめが上目遣いで言う。
「いいわよ。」
九郎は、あやめが可愛すぎて固まる。その時、九郎は視線を感じる。扉の方を見ると両親が見ている。母が九郎に言う。
「もう辞めちゃうの。」「続けられるか。」
九郎とあやめは離れる。両親は九郎の成長に涙する。4人は居間に移動する。
父が、九郎とあやめに言う。
「社本さんが九郎と付き合ってくれてよかったよ。もう、キスをする間柄何だね。」「はい。」
あやめが赤くなりながら返事をする。
「社本さんのご両親に挨拶しなければならないね。」「あやめの両親は今日のこと知っているよ。」
「九郎は、社本さんの両親に挨拶しているのか。」「というか、お父さんの所でバイトしているよ。」
「どんな仕事をしている方なのかな。」「神主をしている。お祓いとかを手伝っているんだ。」
「そういうことは知らせなさい。」「分かったよ。」
九郎が父に一久の電話番語を教えると父は一久に挨拶の電話を入れる。
「玉枝さん何しているんですか。」「九郎ちゃんにサービスしているのよ。」
「そんなサービスいりません。」「体が密着しているからいろんなことしていいのよ。」
「しません。」「九郎何しているの。」
あやめが九郎を睨む。
「僕は何もしていないよ。」
あやめの言葉が耳に入ったのか、母の典子が言う。
「九郎、社本さんにいたずらしちゃだめよ。社本さん、息子が馬鹿でごめんなさい。」「いいえ、何でもないです。」
九郎とあやめは黙り込む。玉枝は九郎に抱き着いているが、彼は我慢する。玉枝の色香は強烈である。九郎は心の中でこれは怨霊、これは怨霊、これは怨霊・・・と唱えて精神統一する。
15分程車に乗ると家に着く。九郎の家は木造2階建である。九郎は家に入るとあやめを2階にある自分の部屋を案内する。部屋の本棚にはラノベがずらりと並んでいる。
「九郎、本の数すごいね。」「いろいろと読んでいあたからね。あやめに貸していたココッタ先生の他の小説もあるよ。」
「読みたいわ。」「うん、持って行くから貸してあげるね。」
玉枝が九郎にささやく。
「今よ。あやめちゃんをベットに押し倒すのよ。」「そんなことできないよ。」
「九郎、玉枝さんと何話しているの。」「あやめちゃんをベットに押し倒せといったんだけど、嫌がるのよ。」
「九郎、私じゃ嫌?」「そんなことないよ。ただ・・・」
「なあーに。」「ただ、あやめを傷つけたくないんだ。」
「わ、私は大丈夫よ。」「本当?」
九郎があやめを抱きしめる。あやめは目をつぶる。九郎はあやめと口づけする。
玉枝が九郎に言う。
「今よ。押し倒して。」「しません。」
九郎が言うとあやめが上目遣いで言う。
「いいわよ。」
九郎は、あやめが可愛すぎて固まる。その時、九郎は視線を感じる。扉の方を見ると両親が見ている。母が九郎に言う。
「もう辞めちゃうの。」「続けられるか。」
九郎とあやめは離れる。両親は九郎の成長に涙する。4人は居間に移動する。
父が、九郎とあやめに言う。
「社本さんが九郎と付き合ってくれてよかったよ。もう、キスをする間柄何だね。」「はい。」
あやめが赤くなりながら返事をする。
「社本さんのご両親に挨拶しなければならないね。」「あやめの両親は今日のこと知っているよ。」
「九郎は、社本さんの両親に挨拶しているのか。」「というか、お父さんの所でバイトしているよ。」
「どんな仕事をしている方なのかな。」「神主をしている。お祓いとかを手伝っているんだ。」
「そういうことは知らせなさい。」「分かったよ。」
九郎が父に一久の電話番語を教えると父は一久に挨拶の電話を入れる。
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