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51話 流れるプール
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あやめは、流れるプールに行く前に浮き輪を借りる。九郎とあやめは、流れるプールに入る。
あやめは浮き輪の上に足を延ばして座る格好で収まる。九郎はあやめの浮き輪につかまる。2人は水に流されながら話をする。
「このプール、雰囲気いいわね。」「そうだね、人はいるけど混んでないからいいよ。」
九郎は、すらっと伸びたあやめの足に目が行く。
「どこ見ているの。」「あやめの足がきれいだったから目が行ってしまったんだ。」
「九郎のエッチ。」「ごめん、いやだった?」
「九郎になら見られてもいいけど。いやらしい目で見てはだめよ。」「いやらしい目で見ないよ。」
「どんな目で見ているの。」「きれいだなって思っている。」
「褒めても何も出ないわよ。」「一緒にいられるからいいよ。」
九郎とあやめは2人の世界に入っている。九郎は気づいていなかった。
プールの底に中年男性の霊がうごめいていた。
2人は話を続けていた、あやめはバランスを崩して背中からプールに落ちろように浮き輪から落ちる。
九郎の目には突然、男が水の中からあやめの後ろに現れ、後ろから抱き着くと水の中に引きずり込んだように見える。
「あやめを離せ。」
九郎は思わず叫び。水の中に潜る。あやめは男にプールの底に向かって引きずり込まれていく。
九郎は、男が霊であることに気づく。九郎はあやめを追うが、男の方が速い。
そこへ玉枝が飛び込んでくる。玉枝は男に追いつくとあやめから男を引きはがす。
あやめは九郎に手を引かれて水面に出る。玉枝は男の霊を水から引きずり出すと燐火で燃やして消す。
九郎はあやめをプールから引き上げる。あやめは水を吐きせき込む。
「あやめ、大丈夫?」
九郎は心配そうに聞く。九郎は反省している。以前、玉枝に水の近くには霊が集まりやすいと聞いていた。それなのに確認を怠ったのだ。
あやめは咳が治まると言う。
「何かに引きずり込まれたわ。」「男の霊に引きずり込まれたんだ。ごめん。」
「どうして謝るの。」「僕が、プールの確認を怠っていたんだ。」
「気にすることはないわ。」「僕はあやめしか見ていなかったんだ。」
あやめは赤くなり嬉しそうにする。玉枝が来る。
「九郎ちゃん、浮かれ過ぎよ。」「ごめん。反省しているよ。」
「分かればいいわ。」「うん。」
見ていた部長が聞く。
「玉枝さん、除霊をしたんですか。」「あやめちゃんが襲われたから退治したわ。」
つよしと美琴も来ていた。つよしは九郎に言う。
「九郎ずるいぞ。自分だけ2人きりになって。」
つよしは美琴としっかり手をつないでおり説得力はない。
6人は再び集まり、昼食を食べることになる。
彼らは午後もプールで遊ぶ。
九郎は、プールを確認して霊を何人か見つける。玉枝は九郎に大丈夫と教える。
部長は帰る途中、玉枝に電話番号を聞いていたが教えてもらえない。
玉枝はスマホを持っていないので教えることはできない。
あやめは浮き輪の上に足を延ばして座る格好で収まる。九郎はあやめの浮き輪につかまる。2人は水に流されながら話をする。
「このプール、雰囲気いいわね。」「そうだね、人はいるけど混んでないからいいよ。」
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「どこ見ているの。」「あやめの足がきれいだったから目が行ってしまったんだ。」
「九郎のエッチ。」「ごめん、いやだった?」
「九郎になら見られてもいいけど。いやらしい目で見てはだめよ。」「いやらしい目で見ないよ。」
「どんな目で見ているの。」「きれいだなって思っている。」
「褒めても何も出ないわよ。」「一緒にいられるからいいよ。」
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「あやめを離せ。」
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九郎はあやめをプールから引き上げる。あやめは水を吐きせき込む。
「あやめ、大丈夫?」
九郎は心配そうに聞く。九郎は反省している。以前、玉枝に水の近くには霊が集まりやすいと聞いていた。それなのに確認を怠ったのだ。
あやめは咳が治まると言う。
「何かに引きずり込まれたわ。」「男の霊に引きずり込まれたんだ。ごめん。」
「どうして謝るの。」「僕が、プールの確認を怠っていたんだ。」
「気にすることはないわ。」「僕はあやめしか見ていなかったんだ。」
あやめは赤くなり嬉しそうにする。玉枝が来る。
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「分かればいいわ。」「うん。」
見ていた部長が聞く。
「玉枝さん、除霊をしたんですか。」「あやめちゃんが襲われたから退治したわ。」
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「九郎ずるいぞ。自分だけ2人きりになって。」
つよしは美琴としっかり手をつないでおり説得力はない。
6人は再び集まり、昼食を食べることになる。
彼らは午後もプールで遊ぶ。
九郎は、プールを確認して霊を何人か見つける。玉枝は九郎に大丈夫と教える。
部長は帰る途中、玉枝に電話番号を聞いていたが教えてもらえない。
玉枝はスマホを持っていないので教えることはできない。
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