43 / 175
43話 怨霊の呪い
しおりを挟む
九郎は小声で玉枝に聞く。
「顔が歪んでいるよ。」「怨霊に呪われているのよ。首を見てみて。」
「髪のようなものが巻き付いているよ。」「あれは怨霊の髪よ。怨霊に繋がっているわ。」
神主の姿をした一久が九郎に聞く。
「3人はどうだい。」「怨霊に呪われています。首には怨霊の髪が巻き付いています。」
「お祓いは効果あるかな、」「待ってください。」
玉枝が九郎に警告する。
「お祓いは危険よ。お父さんに影響が出る恐れがあるわ。」
「お祓いは危険です。社本さんにも影響が出るかもしれません。」
一久は考える。3人の依頼人は頼るところが無くて来ているのだ。
「とりあえず、お祓いをしてみるよ。」
玉枝が言う。
「九郎、止めて。」「社本さん、やめてください。」
一久は覚悟を決めたように言う。
「九郎君、他に手はないだろ。」「だめです。」
九郎は覚悟を決めて言う。
「玉枝さん、姿を見せてください。」「九郎ちゃん、良いの?」
「仕方ありません。」「わかったわ。」
九郎の横に玉枝が現れる。一久は驚いて言う。
「な、なんだ、君は。」「玉枝さんです。いつも僕と一緒にいます。」
「あやめは知っているのか。」「知っています。」
「そうか、玉枝さんは幽霊なんだね。」「怨霊です。」
「怨霊、なんてことだ。九郎君は彼女が美人だから一緒にいるのか。」「玉枝さんが離れてくれないんです。」
「玉枝さんでいいかな。」「はい、一久さんよりずっと年上ですから。」
「玉枝さんは、彼らを助ける方法を知っているのか。」「ええ、怨霊を退治してから呪いを解けばよいです。」
「怨霊は誰が退治するんだ。」「私なら簡単ですよ。」
「呪いも任せられるか。」「そちらは無理です。陰陽師の領分です。」
「そうか呪いを解く必要があるんだね。」「そうです。」
「まずは怨霊を退治するとしよう。」「よい判断ですわ。」
一久は依頼人に話をする。そして、1人が車で廃屋に一久と九郎を案内して、残りの2人が呪いを解いてくれる人を探すことになる。
九郎と一久は、車に乗り依頼人の運転で怨霊のいる廃屋に向かう。
「顔が歪んでいるよ。」「怨霊に呪われているのよ。首を見てみて。」
「髪のようなものが巻き付いているよ。」「あれは怨霊の髪よ。怨霊に繋がっているわ。」
神主の姿をした一久が九郎に聞く。
「3人はどうだい。」「怨霊に呪われています。首には怨霊の髪が巻き付いています。」
「お祓いは効果あるかな、」「待ってください。」
玉枝が九郎に警告する。
「お祓いは危険よ。お父さんに影響が出る恐れがあるわ。」
「お祓いは危険です。社本さんにも影響が出るかもしれません。」
一久は考える。3人の依頼人は頼るところが無くて来ているのだ。
「とりあえず、お祓いをしてみるよ。」
玉枝が言う。
「九郎、止めて。」「社本さん、やめてください。」
一久は覚悟を決めたように言う。
「九郎君、他に手はないだろ。」「だめです。」
九郎は覚悟を決めて言う。
「玉枝さん、姿を見せてください。」「九郎ちゃん、良いの?」
「仕方ありません。」「わかったわ。」
九郎の横に玉枝が現れる。一久は驚いて言う。
「な、なんだ、君は。」「玉枝さんです。いつも僕と一緒にいます。」
「あやめは知っているのか。」「知っています。」
「そうか、玉枝さんは幽霊なんだね。」「怨霊です。」
「怨霊、なんてことだ。九郎君は彼女が美人だから一緒にいるのか。」「玉枝さんが離れてくれないんです。」
「玉枝さんでいいかな。」「はい、一久さんよりずっと年上ですから。」
「玉枝さんは、彼らを助ける方法を知っているのか。」「ええ、怨霊を退治してから呪いを解けばよいです。」
「怨霊は誰が退治するんだ。」「私なら簡単ですよ。」
「呪いも任せられるか。」「そちらは無理です。陰陽師の領分です。」
「そうか呪いを解く必要があるんだね。」「そうです。」
「まずは怨霊を退治するとしよう。」「よい判断ですわ。」
一久は依頼人に話をする。そして、1人が車で廃屋に一久と九郎を案内して、残りの2人が呪いを解いてくれる人を探すことになる。
九郎と一久は、車に乗り依頼人の運転で怨霊のいる廃屋に向かう。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

彼女にも愛する人がいた
まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。
「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」
そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。
餓死だと? この王宮で?
彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。
俺の背中を嫌な汗が流れた。
では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…?
そんな馬鹿な…。信じられなかった。
だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。
「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。
彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。
俺はその報告に愕然とした。
ストーカーに狙われたので歳上騎士様に護衛をお願いしました。
ねーさん
恋愛
「氷の彫刻」と呼ばれる美貌の兄を持つ公爵令嬢のクラリッサは不審な視線に悩まされていた。
卒業を二日後に控えた朝、教室のクラリッサの机に置かれた一通の偏執狂者からの手紙。
親友イブを通じてイブの婚約者、近衛騎士団第四分団員のジョーンズに相談すると、第四分団長ネイトがクラリッサのパートナーとして卒業パーティーに出席してくれる事になって───
〈注〉
このお話は「婚約者が記憶喪失になりました。」と「元騎士の歳上公爵様がまさかの××でした!?」の続編になります。


AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる