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18話 玉枝、ムッとする
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九郎と玉枝は買い物から帰ってくる。玉枝は料理を始める。九郎は講義のノートの整理を始める。
玉枝が料理ができると声をかける。
「九郎ちゃん、できたわよ。」「ありがとう。」
テーブルの上には、鶏肉のオニオングラタンとカブのスープがある。九郎は食べると玉枝に言う。
「おいしかったよ。」「どういたしまして」
今日はなぜかからかってこない。いつもならお色気で迫ってくるのだが・・・
九郎が風呂に入ると玉枝はいつものように全裸で風呂に入って来る。
玉枝は黙って九郎の体を丁寧に洗ってくれる。
九郎は沈黙に耐えられずは前に聞く。
「僕、何かしたのかな。」「何もしなかったでしょ。」
「何のこと。」「チャンスだったのに・・・」
「何かあったかな。」「分からないの。」
「うん、わからない。」「あやめちゃんが部屋に来たのに手も握らなかったじゃないの。」
「でも本を貸したよ。」「違うわよ。押し倒すチャンスだったでしょ。」
「お、押し倒す・・・そんなことできないよ。」「九郎ちゃんのへたれ。」
「それで怒っていたの。」「怒ってないわ。ムッとしただけ。」
九郎はやっぱり怒っていると思う。
「僕は社本さんが部屋に来てくれただけでうれしいよ。」「・・・」
「玉枝さんのおかげで部屋も片付いていたし。」「そうね。」
「社本さんとの仲は急がないよ。今が楽しいから。」「九郎ちゃんがそういうなら構わないわ。」
風呂を出ると九郎は講義のノートの整理をしてから就寝する。
玉枝がネグリジェ姿で布団に入って来る。玉枝は九郎に後ろから抱き着く。
九郎は驚いて言う
「玉枝さん、やめてください。」「のんびりしていると私が九郎ちゃんをおとしちゃうわよ。」
「玉枝さんは怨霊でしょ。」「でも、キレイでしょ。」
九郎の背中に玉枝の胸の感触が伝わる。柔らかくて気持ちいい。
九郎の体は反応してしまう。彼はそんな自分を情けなく思う。
玉枝は九郎の耳元でささやく
「いつか、私のこともかわいがってね。」
そう言うと九郎を離す。九郎はそんな彼女をかわいく感じる。
静かに2人の夜は過ぎてゆく。
玉枝が料理ができると声をかける。
「九郎ちゃん、できたわよ。」「ありがとう。」
テーブルの上には、鶏肉のオニオングラタンとカブのスープがある。九郎は食べると玉枝に言う。
「おいしかったよ。」「どういたしまして」
今日はなぜかからかってこない。いつもならお色気で迫ってくるのだが・・・
九郎が風呂に入ると玉枝はいつものように全裸で風呂に入って来る。
玉枝は黙って九郎の体を丁寧に洗ってくれる。
九郎は沈黙に耐えられずは前に聞く。
「僕、何かしたのかな。」「何もしなかったでしょ。」
「何のこと。」「チャンスだったのに・・・」
「何かあったかな。」「分からないの。」
「うん、わからない。」「あやめちゃんが部屋に来たのに手も握らなかったじゃないの。」
「でも本を貸したよ。」「違うわよ。押し倒すチャンスだったでしょ。」
「お、押し倒す・・・そんなことできないよ。」「九郎ちゃんのへたれ。」
「それで怒っていたの。」「怒ってないわ。ムッとしただけ。」
九郎はやっぱり怒っていると思う。
「僕は社本さんが部屋に来てくれただけでうれしいよ。」「・・・」
「玉枝さんのおかげで部屋も片付いていたし。」「そうね。」
「社本さんとの仲は急がないよ。今が楽しいから。」「九郎ちゃんがそういうなら構わないわ。」
風呂を出ると九郎は講義のノートの整理をしてから就寝する。
玉枝がネグリジェ姿で布団に入って来る。玉枝は九郎に後ろから抱き着く。
九郎は驚いて言う
「玉枝さん、やめてください。」「のんびりしていると私が九郎ちゃんをおとしちゃうわよ。」
「玉枝さんは怨霊でしょ。」「でも、キレイでしょ。」
九郎の背中に玉枝の胸の感触が伝わる。柔らかくて気持ちいい。
九郎の体は反応してしまう。彼はそんな自分を情けなく思う。
玉枝は九郎の耳元でささやく
「いつか、私のこともかわいがってね。」
そう言うと九郎を離す。九郎はそんな彼女をかわいく感じる。
静かに2人の夜は過ぎてゆく。
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