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第121話 古城跡2
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里見町の古城跡に4人の若者が来る。
古城跡とはいっても石垣が残っているだけである。
4人は車で来ているが酒が入って気が大きくなっている。
若者たちの中の1人、高志がスプレーで石垣に落書きを始める。
続いて清治もスプレーで石垣に落書きをする。
清香と麻美はそれを見て笑う。
そして4人は立ち去る。
翌日、高志が電動キックボードに乗っている時、車にはねられ死んでしまう。
それから2日後、清治がトレーラに車で追突し即死する。
清香と麻美は友人の死に青くなり、お寺でお祓いを受ける。
清香が麻美に言う
「これで大丈夫よね。」
「そうよね、私たち見ていただけだし関係ないよ。」
2人は言葉を交わし互いを安心させる。
清治の死から4日後、清香が階段から落ちて首の骨を折る即死である。
麻美は混乱する、お祓いをしてもらったはずなのに清香は死んでしまった。
次は私の番なの、どうしたらいいの。
麻美は旅館でアルバイトをしている。
そこで、沙也加の噂を聞く。
彼女は一縷の望みを託して、沙也加の事務所を訪れる。
麻美は沙也加に言う
「助けてください。」
沙也加はたすくと手をつなぐ。
麻美の首には髪の毛のようなものが巻き付いている。
沙也加は
「分かりました。」
と言うとペットボトルから水を出し、水の刃を作り髪の毛のようなものを切りつける。
髪の毛のようなものは水の刃と共に霧散するが直ぐに新たな髪の毛のようなものが首に巻き付く。
沙也加は麻美に言う
「あなた悪霊に恨みを買っているわよ。」
「そんな、私は見ていただけです。」
「何があったの。」
「高志と清治が石垣にスプレーで落書きをしたのです、2人は交通事故で死にました。」
「それであなたの番なの。」
「いいえ、お寺でお祓いをしてもらいましたが清香が階段から落ちて死にました、次は私の番です。」
「分かりました、その石垣を調べましょう。」
沙也加たち3人はタクシーで里見町の古城跡の石垣に向かう。
3人は石垣に着くと奥へと向かう。
沙也加とたすくは手をつないでいる。
石垣には着物を着た霊が見える
「古い霊が多いですね。」
「そうね、奥の方から強い気配がするわ。」
「危険ですか。」
「そうね。」
沙也加が答える。
一番奥へと行くと髪を振り乱した着物姿の女の霊がいる。
霊は黒い靄を纏い悪霊と化している。
沙也加はペットボトルから水を出し、水の刀を作り出す。
悪霊は髪を鞭のように使い彼女を攻撃する。
彼女は走り、髪をかわす。
沙也加はさらに水の盾を作り出す。
そして、盾で髪の毛を受け流し、悪霊に迫る。
沙也加は体中を紙で巻き付けられ、自由を奪われる。
さらに地面に叩きつけられる。
彼女は盾を刀に作り替えると2本の刀で髪を切り裂く。
そして1本を水の槍にして悪霊に投げつける。
槍は悪霊の腹に刺さる。
悪霊が苦悶する中、沙也加は近づき悪霊を袈裟切りにする。
悪霊の気配は小さくなり消え去る。
麻美の首に巻き付いていた髪の毛のようなものも消えてなくなる。
沙也加は麻美に言う
「悪霊は除霊したわ、これで大丈夫よ。」
「ありがとうございます。」
麻美は安心する。
しかし、麻美の周りに着物を着た霊が取り囲んでいる。
沙也加は麻美に言う
「あなたたちがしたことで、この地の霊たちが怒っているわ。」
「どうしたらいいのですか。」
「心の中から謝りなさい。」
「はい。」
麻美は心の中から謝る。
着物を着た霊たちが麻美から離れて行く。
しかし、1体の霊が麻美の中に入る。
麻美は操られるよに歩き出す
「たすく、止めて。」
沙也加は叫ぶとお経を唱えだす。
霊は麻美から出て行く
「帰るわよ。」
沙也加は2人を連れて足早にタクシーに戻る。
彼女は麻美に言う
「かなり、恨まれているわよ、もうあそこには近づいてらダメよ。」
「はい、分かりました。」
麻美は従うことにする。
数日後、新聞に里見町の石垣で転落死が起きた記事が載る。
古城跡とはいっても石垣が残っているだけである。
4人は車で来ているが酒が入って気が大きくなっている。
若者たちの中の1人、高志がスプレーで石垣に落書きを始める。
続いて清治もスプレーで石垣に落書きをする。
清香と麻美はそれを見て笑う。
そして4人は立ち去る。
翌日、高志が電動キックボードに乗っている時、車にはねられ死んでしまう。
それから2日後、清治がトレーラに車で追突し即死する。
清香と麻美は友人の死に青くなり、お寺でお祓いを受ける。
清香が麻美に言う
「これで大丈夫よね。」
「そうよね、私たち見ていただけだし関係ないよ。」
2人は言葉を交わし互いを安心させる。
清治の死から4日後、清香が階段から落ちて首の骨を折る即死である。
麻美は混乱する、お祓いをしてもらったはずなのに清香は死んでしまった。
次は私の番なの、どうしたらいいの。
麻美は旅館でアルバイトをしている。
そこで、沙也加の噂を聞く。
彼女は一縷の望みを託して、沙也加の事務所を訪れる。
麻美は沙也加に言う
「助けてください。」
沙也加はたすくと手をつなぐ。
麻美の首には髪の毛のようなものが巻き付いている。
沙也加は
「分かりました。」
と言うとペットボトルから水を出し、水の刃を作り髪の毛のようなものを切りつける。
髪の毛のようなものは水の刃と共に霧散するが直ぐに新たな髪の毛のようなものが首に巻き付く。
沙也加は麻美に言う
「あなた悪霊に恨みを買っているわよ。」
「そんな、私は見ていただけです。」
「何があったの。」
「高志と清治が石垣にスプレーで落書きをしたのです、2人は交通事故で死にました。」
「それであなたの番なの。」
「いいえ、お寺でお祓いをしてもらいましたが清香が階段から落ちて死にました、次は私の番です。」
「分かりました、その石垣を調べましょう。」
沙也加たち3人はタクシーで里見町の古城跡の石垣に向かう。
3人は石垣に着くと奥へと向かう。
沙也加とたすくは手をつないでいる。
石垣には着物を着た霊が見える
「古い霊が多いですね。」
「そうね、奥の方から強い気配がするわ。」
「危険ですか。」
「そうね。」
沙也加が答える。
一番奥へと行くと髪を振り乱した着物姿の女の霊がいる。
霊は黒い靄を纏い悪霊と化している。
沙也加はペットボトルから水を出し、水の刀を作り出す。
悪霊は髪を鞭のように使い彼女を攻撃する。
彼女は走り、髪をかわす。
沙也加はさらに水の盾を作り出す。
そして、盾で髪の毛を受け流し、悪霊に迫る。
沙也加は体中を紙で巻き付けられ、自由を奪われる。
さらに地面に叩きつけられる。
彼女は盾を刀に作り替えると2本の刀で髪を切り裂く。
そして1本を水の槍にして悪霊に投げつける。
槍は悪霊の腹に刺さる。
悪霊が苦悶する中、沙也加は近づき悪霊を袈裟切りにする。
悪霊の気配は小さくなり消え去る。
麻美の首に巻き付いていた髪の毛のようなものも消えてなくなる。
沙也加は麻美に言う
「悪霊は除霊したわ、これで大丈夫よ。」
「ありがとうございます。」
麻美は安心する。
しかし、麻美の周りに着物を着た霊が取り囲んでいる。
沙也加は麻美に言う
「あなたたちがしたことで、この地の霊たちが怒っているわ。」
「どうしたらいいのですか。」
「心の中から謝りなさい。」
「はい。」
麻美は心の中から謝る。
着物を着た霊たちが麻美から離れて行く。
しかし、1体の霊が麻美の中に入る。
麻美は操られるよに歩き出す
「たすく、止めて。」
沙也加は叫ぶとお経を唱えだす。
霊は麻美から出て行く
「帰るわよ。」
沙也加は2人を連れて足早にタクシーに戻る。
彼女は麻美に言う
「かなり、恨まれているわよ、もうあそこには近づいてらダメよ。」
「はい、分かりました。」
麻美は従うことにする。
数日後、新聞に里見町の石垣で転落死が起きた記事が載る。
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