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第118話 オサキ1
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沙也加の探偵事務所に着物姿の美女が訪れる。
歳は20歳代に見えるが、雰囲気はもっと齢を重ねているように感じる。
沙也加とたすくは彼女に会った覚えがある。
沙也加は彼女に
「お稲荷の使い様、今日は何の御用でしょうか。」
「オサキ憑きが浜田町に住み着きよった、追い払うか、憑き物を祓っておくれ。」
「オサキ憑きはどんな人物ですか。」
「あ奴らは金を操りよる、中年の羽振りの良い男じゃ。」
「分かりました、探してみます。」
沙也加は勾玉の件もあり断ることはできない。
「良い返事じゃ、期待しておるぞ。」
美女は去っていく。
たすくは沙也加に聞く
「オサキ憑きとはこの前の犬神のようなものでしょうか。」
「おそらくそうじゃないかしら、私もよくわからないわ。」
「分からないのに受けたの。」
「断れないでしょ。」
「そうですね。」
たすくも断ることはできないと考える。
2人は列車で浜田駅へ行く。
とりあえず2人は手をつないで歩く。
しかし、何かが憑いている男の人は見当たらない。
2人は浜田稲荷に参ることにする。
すると参道に事務所を訪れた美女がいる。
沙也加は彼女に語り掛ける
「探していますが見つかりません。」
「苦労しているようですね。」
「はい、相手がどの様なものかもわかりませんので。」
「ではこれを差し上げましょう。」
女は小さな手毬を沙也加に渡す
「これの中には鈴が入っていて、オサキ憑きに近づけば鈴が鳴ります。」
「これで見つけるのですか。」
「はい、これを使って見つけなさい。」
女は姿を消す。
夕方になり沙也加とたすくは食事をとる。
しばらくすると手毬の鈴が鳴る。
2人は入って来た客を見る、中年の男が若い美しい女を連れて入って来る。
沙也加は男の後ろに5匹小動物が憑きまとっているのを見る。
たすくが聞く
「あの人ですか。」
「ええ、そうみたい、小さなイタチのような動物が5匹後に憑いているわ。」
「どうしますか、ここでは騒ぎになります。」
「そうね、外に出てから、対処しましょう。」
沙也加は外に出てから5匹の小動物を祓うことにする。
歳は20歳代に見えるが、雰囲気はもっと齢を重ねているように感じる。
沙也加とたすくは彼女に会った覚えがある。
沙也加は彼女に
「お稲荷の使い様、今日は何の御用でしょうか。」
「オサキ憑きが浜田町に住み着きよった、追い払うか、憑き物を祓っておくれ。」
「オサキ憑きはどんな人物ですか。」
「あ奴らは金を操りよる、中年の羽振りの良い男じゃ。」
「分かりました、探してみます。」
沙也加は勾玉の件もあり断ることはできない。
「良い返事じゃ、期待しておるぞ。」
美女は去っていく。
たすくは沙也加に聞く
「オサキ憑きとはこの前の犬神のようなものでしょうか。」
「おそらくそうじゃないかしら、私もよくわからないわ。」
「分からないのに受けたの。」
「断れないでしょ。」
「そうですね。」
たすくも断ることはできないと考える。
2人は列車で浜田駅へ行く。
とりあえず2人は手をつないで歩く。
しかし、何かが憑いている男の人は見当たらない。
2人は浜田稲荷に参ることにする。
すると参道に事務所を訪れた美女がいる。
沙也加は彼女に語り掛ける
「探していますが見つかりません。」
「苦労しているようですね。」
「はい、相手がどの様なものかもわかりませんので。」
「ではこれを差し上げましょう。」
女は小さな手毬を沙也加に渡す
「これの中には鈴が入っていて、オサキ憑きに近づけば鈴が鳴ります。」
「これで見つけるのですか。」
「はい、これを使って見つけなさい。」
女は姿を消す。
夕方になり沙也加とたすくは食事をとる。
しばらくすると手毬の鈴が鳴る。
2人は入って来た客を見る、中年の男が若い美しい女を連れて入って来る。
沙也加は男の後ろに5匹小動物が憑きまとっているのを見る。
たすくが聞く
「あの人ですか。」
「ええ、そうみたい、小さなイタチのような動物が5匹後に憑いているわ。」
「どうしますか、ここでは騒ぎになります。」
「そうね、外に出てから、対処しましょう。」
沙也加は外に出てから5匹の小動物を祓うことにする。
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