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第99話 廃病院の呪い3
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浪江市には廃病院があり、心霊スポットになっている。
この廃病院では奥にあるトイレの鏡に自分の姿を映すと1週間後に死ぬ呪いにかかるという噂がある。
深夜、撮影スタッフが廃病院を訪れる。
彼らの目的は噂の鏡である。
先頭を行くアイドルは、番組に初めて出たころは怖いのはNGであったが今では慣れている。
続いて霊能者が後に続き、その後をカメラマン、アシスタントと続く。
霊能者の話を交えながらアイドルは進んでいく。
そして、奥にあるトイレにたどり着く、アイドルは鏡を覗き込む。
そして、霊能者がお経を唱えようとすると苦しみだし倒れてしまう。
アイドルとアシスタントが駆け寄るが意識がない。
その時カメラマンは鏡を撮っている。
鏡には青白い顔の黒髪の女が映っている。
アイドルとアシスタントが霊能者を廃病院の外に運び出すと霊能者は意識を取り戻す。
霊能者は霊が怒っていいると言い、直ぐに廃病院から立ち去ることになる。
1週間後、テレビ支局の局長が沙也加の探偵事務所に電話をする
「退院、おめでとうございます、調子は戻られましたか。」
「まだ、様子を見ているところですが大丈夫ですよ。」
「それは良かった、先生に今夜のオカルト番組を見て欲しいのですが。」
「何か問題でもあるのですか。」
「いいえ、霊の姿をカメラがとらえているんです、それで先生の意見を聞きたいのです。」
「分かりました。」
沙也加は無事なら良かったと思いながら答える。
沙也加は帰宅してテレビを見て青くなる。
霊能者はお経を唱えようとした瞬間鏡から青白い手が出てきて首を絞められ殺されそうになったのだ。
さらにアイドルの顔が歪んで見える。
沙也加は赤壁の家のことを思い出す。
怨霊に呪いをかけられたに違いない。
直ぐに沙也加は局長の携帯に電話をかける
「番組を見ています。」
「ありがとうございます、どうでしょうか。」
「大変よ、おのアイドル、怨霊に呪いをかけられているわ。」
「えっ、本当ですか。」
「直ぐに浪江市の五條家に連れて行って、私から連絡を入れておくわ。」
「しかし、今夜が1週間目なんです、それに彼は仕事で遠くに居まして。」
「なら、呪い屋を手配して。」
「分かりました。」
彼女は死人が出ないことを願う。
しかし、沙也加の願いは届かない。
アイドルは仕事を終え、ホテルで就寝する準備をしている。
沙也加の忠告は、マネージャーが信じず、アイドルに伝えられることも呪い屋を探すこともされていない。
深夜12時になり部屋の床に黒い穴が開く、そして青白い手が這い出てくる。
就寝しようとしていたアイドルは這い出てくる手を見て固まる
「うそだろ。」
腕が出て黒い髪の頭が出てくる。
アイドルは逃げようとするが体が動かない。
それはズルズルと這い出し全身が出てくる。
まっすぐアイドルの方へ這っていき足を掴む。
その手は体温が無いように冷たい。
それは青白い痩せた女の形をしている。
アイドルの体をズルズルしがみつきながらそれは立ち上がる。
顔が見える、目は感情の無いうろのようである。
アイドルは恐怖のうちに魂を抜かれたように倒れる。
取材班の中にもう1人鏡に姿を映したものがいる。
彼は自分の部屋で起きている。
部屋の床に黒い穴があき、青白い手が出てくる。
彼はビデオカメラを構えその様子を撮影する。
そして出てきたものを見て気づく
「鏡から出てきたのか。」
カメラマンはつぶやく。
翌朝、2人は死体で発見される。
この廃病院では奥にあるトイレの鏡に自分の姿を映すと1週間後に死ぬ呪いにかかるという噂がある。
深夜、撮影スタッフが廃病院を訪れる。
彼らの目的は噂の鏡である。
先頭を行くアイドルは、番組に初めて出たころは怖いのはNGであったが今では慣れている。
続いて霊能者が後に続き、その後をカメラマン、アシスタントと続く。
霊能者の話を交えながらアイドルは進んでいく。
そして、奥にあるトイレにたどり着く、アイドルは鏡を覗き込む。
そして、霊能者がお経を唱えようとすると苦しみだし倒れてしまう。
アイドルとアシスタントが駆け寄るが意識がない。
その時カメラマンは鏡を撮っている。
鏡には青白い顔の黒髪の女が映っている。
アイドルとアシスタントが霊能者を廃病院の外に運び出すと霊能者は意識を取り戻す。
霊能者は霊が怒っていいると言い、直ぐに廃病院から立ち去ることになる。
1週間後、テレビ支局の局長が沙也加の探偵事務所に電話をする
「退院、おめでとうございます、調子は戻られましたか。」
「まだ、様子を見ているところですが大丈夫ですよ。」
「それは良かった、先生に今夜のオカルト番組を見て欲しいのですが。」
「何か問題でもあるのですか。」
「いいえ、霊の姿をカメラがとらえているんです、それで先生の意見を聞きたいのです。」
「分かりました。」
沙也加は無事なら良かったと思いながら答える。
沙也加は帰宅してテレビを見て青くなる。
霊能者はお経を唱えようとした瞬間鏡から青白い手が出てきて首を絞められ殺されそうになったのだ。
さらにアイドルの顔が歪んで見える。
沙也加は赤壁の家のことを思い出す。
怨霊に呪いをかけられたに違いない。
直ぐに沙也加は局長の携帯に電話をかける
「番組を見ています。」
「ありがとうございます、どうでしょうか。」
「大変よ、おのアイドル、怨霊に呪いをかけられているわ。」
「えっ、本当ですか。」
「直ぐに浪江市の五條家に連れて行って、私から連絡を入れておくわ。」
「しかし、今夜が1週間目なんです、それに彼は仕事で遠くに居まして。」
「なら、呪い屋を手配して。」
「分かりました。」
彼女は死人が出ないことを願う。
しかし、沙也加の願いは届かない。
アイドルは仕事を終え、ホテルで就寝する準備をしている。
沙也加の忠告は、マネージャーが信じず、アイドルに伝えられることも呪い屋を探すこともされていない。
深夜12時になり部屋の床に黒い穴が開く、そして青白い手が這い出てくる。
就寝しようとしていたアイドルは這い出てくる手を見て固まる
「うそだろ。」
腕が出て黒い髪の頭が出てくる。
アイドルは逃げようとするが体が動かない。
それはズルズルと這い出し全身が出てくる。
まっすぐアイドルの方へ這っていき足を掴む。
その手は体温が無いように冷たい。
それは青白い痩せた女の形をしている。
アイドルの体をズルズルしがみつきながらそれは立ち上がる。
顔が見える、目は感情の無いうろのようである。
アイドルは恐怖のうちに魂を抜かれたように倒れる。
取材班の中にもう1人鏡に姿を映したものがいる。
彼は自分の部屋で起きている。
部屋の床に黒い穴があき、青白い手が出てくる。
彼はビデオカメラを構えその様子を撮影する。
そして出てきたものを見て気づく
「鏡から出てきたのか。」
カメラマンはつぶやく。
翌朝、2人は死体で発見される。
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