79 / 144
第79話 牛頭沼6
しおりを挟む
沼からは沙也加にコントロールされた無数の水の刃が鬼女に向かって飛んでくる。
鬼女はかわそうとするが、数が多く、白い着物は赤く染まっていく。
そして、鬼女の体は肥大化し、茶色の牛の胴体と鬼の頭を持つ牛鬼の正体を現す。
たすくが手のひらに力を集中し、弱い光を牛鬼の目に当てる。
牛鬼がひるむ、沙也加はその隙を逃さず、盾で牛鬼に体当たりをする。
盾からは当たった瞬間とげが1本飛び出し牛鬼を貫く。
牛鬼はたまらず
「うおおおぉぉー」
と叫び声をあげる。
沙也加は刀を首に切りつける、やはり、途中で止まり刀は折れる。
牛鬼は沼の中に逃げようとする。
しかし、沼からは水の槍が飛び出し、牛鬼を貫く。
沙也加は牛鬼を逃さないように牽制し、2本目の刀を作る。
牛鬼は彼女に突進し、角で彼女をすくい上げるように跳ね飛ばす。
彼女は地面に落ちる瞬間受け身をとり、ダメージをやわらげる。
たすくが沙也加に駆け寄る。
牛鬼は再び沼に戻ろうとするが、水の槍で牽制される。
牛鬼は沙也加に目を向ける。
沙也加は口から血が流れ出ている。
たすくは稲荷の使いからもらった勾玉に願いを込め、彼女の傷を癒す。
牛鬼は2人に突進してくる、沙也加はたすくにキスをする。
たすくの体が光始め、牛鬼の目を焼く。
彼女は牛鬼に迫り、もう一度首に切りつけた所へ水の刀を撃ち込む。
刀は首を切り裂いていき、4分の3くらいを切ったところで刀が折れる。
牛鬼は口から血を吹き出し倒れる。
沙也加は念のため3本目の水の刀を作り出し、牛鬼の首をはね落とす
「沙也加、何とかなったね。」
「ええ、たすくに助けられたわ。」
2人は牛鬼を倒しホッとする。
離れて見ていた斉藤刑事が駆け寄ってくる
「終わったのですか。」
「はい、倒しました。」
「ケガは大丈夫ですか。」
「大丈夫です。」
斉藤刑事は沙也加たちが倒した牛鬼を見て
「こんなものがいるなんて。」
と言いどうしたものか考える。
牛頭沼の捜索は再開されたが、行方不明のレスキュー隊員と高校生は見つからない。
たすくは沙也加に話しかける
「また、鬼のニュースはありませんね。」
「そんなこと誰も信じないでしょ。」
「今回は遺体がありますよ。」
「記事になったらたまらないわ。」
沙也加にとっては自分のことは記事になって欲しくない。
鬼女はかわそうとするが、数が多く、白い着物は赤く染まっていく。
そして、鬼女の体は肥大化し、茶色の牛の胴体と鬼の頭を持つ牛鬼の正体を現す。
たすくが手のひらに力を集中し、弱い光を牛鬼の目に当てる。
牛鬼がひるむ、沙也加はその隙を逃さず、盾で牛鬼に体当たりをする。
盾からは当たった瞬間とげが1本飛び出し牛鬼を貫く。
牛鬼はたまらず
「うおおおぉぉー」
と叫び声をあげる。
沙也加は刀を首に切りつける、やはり、途中で止まり刀は折れる。
牛鬼は沼の中に逃げようとする。
しかし、沼からは水の槍が飛び出し、牛鬼を貫く。
沙也加は牛鬼を逃さないように牽制し、2本目の刀を作る。
牛鬼は彼女に突進し、角で彼女をすくい上げるように跳ね飛ばす。
彼女は地面に落ちる瞬間受け身をとり、ダメージをやわらげる。
たすくが沙也加に駆け寄る。
牛鬼は再び沼に戻ろうとするが、水の槍で牽制される。
牛鬼は沙也加に目を向ける。
沙也加は口から血が流れ出ている。
たすくは稲荷の使いからもらった勾玉に願いを込め、彼女の傷を癒す。
牛鬼は2人に突進してくる、沙也加はたすくにキスをする。
たすくの体が光始め、牛鬼の目を焼く。
彼女は牛鬼に迫り、もう一度首に切りつけた所へ水の刀を撃ち込む。
刀は首を切り裂いていき、4分の3くらいを切ったところで刀が折れる。
牛鬼は口から血を吹き出し倒れる。
沙也加は念のため3本目の水の刀を作り出し、牛鬼の首をはね落とす
「沙也加、何とかなったね。」
「ええ、たすくに助けられたわ。」
2人は牛鬼を倒しホッとする。
離れて見ていた斉藤刑事が駆け寄ってくる
「終わったのですか。」
「はい、倒しました。」
「ケガは大丈夫ですか。」
「大丈夫です。」
斉藤刑事は沙也加たちが倒した牛鬼を見て
「こんなものがいるなんて。」
と言いどうしたものか考える。
牛頭沼の捜索は再開されたが、行方不明のレスキュー隊員と高校生は見つからない。
たすくは沙也加に話しかける
「また、鬼のニュースはありませんね。」
「そんなこと誰も信じないでしょ。」
「今回は遺体がありますよ。」
「記事になったらたまらないわ。」
沙也加にとっては自分のことは記事になって欲しくない。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので
こじらせた処女
BL
大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。
とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…
幽霊屋敷で押しつぶす
鳥木木鳥
ホラー
怨霊や異界の神が跋扈し、それら化外が引き起こす祟りが災害として頻発する世界。
霊を祓う「祓い師」の庚游理。彼女はただの地縛霊の除霊を「うっかり」古の邪神討伐にスケールアップさせてしまう「藪蛇体質」の持ち主。
破格の家賃と引き換えに「人を喰う」幽霊屋敷「裏内屋敷」にひとり住む游理は、ある夜布団の中からあらわれた少女「裏内宇羅」に首をねじ切られる。そして学園百合ラブコメ空間に転生した。
怨嗟妄念から生まれる超常の存在「幽霊屋敷」
成り行きでその一部となった游理は、様々な「幽霊屋敷」と遭遇していく。
これは千の死を千の怨嗟で押しつぶす物語。
(「カクヨム」様及び「小説家になろう」様にも投稿させていただいております)
かみさまのリセットアイテム
百舌巌
ホラー
女子高生の月野姫星(つきのきら)が行方不明になった大学生の姉を探して北関東地方を旅をする。
姉が卒業論文作成の為に、北関東の村に取材に行った。それから姉の身辺に異変が起きる様になり、遂には失踪してしまう。
姉の婚約者・宝来雅史(ほうらい・まさし)と共に姫星が村に捜索に出かける。
そこで、村の神社仏閣に押し入った泥棒が怪死した事を知る。
姉が訪ね歩いた足跡を辿りながら、村で次々と起こる異変の謎を解いていくミステリー・ホラーです。
(旧:五穀の器を改稿してます)
*残酷なシーンもありますので苦手な方はスルーしてください。小説家になろうさんでも投稿してます。
全ての者に復讐を
流風
ホラー
「ちょっとだけならいいよね?」
始まりは、女神の暇つぶしだった。
女神により幸運値を最低限まで下げられた15歳の少女。そのため人生最悪。学校で、SNS上でイジメにあった。
最終的に妊娠してしまい、そのまま生埋め。
恨みを持って死んでしまった少女の復讐が始まる。その復讐相手は誰なのか、神以外知らない。
※卑猥な単語と残虐な表現があるため、R-15にしています。
※全4話
呟怖あつめ【おかわり】
山岸マロニィ
ホラー
━━━━━━━━━━━━━━━
呟怖ORG.加入
呟コラOK
ご希望の方は一声お掛けください
━━━━━━━━━━━━━━━
#呟怖 タグでTwitterに掲載したものをまとめた第二弾。
#このお題で呟怖をください タグのお題をお借りしています。
── 呟怖とは ──
136文字以内の恐怖文芸。
【お題】TL上で提供されるテーマに沿って考えたもの
【お題*】自分が提供したお題
【自題】お題に関係なく考えたネタ
【三題噺】3つのお題を組み入れたもの(主に自分が提供したもの、一部提供されたものもあります)
【意味怖】意味が分かると怖い話(スクロールすると答えがあります)
※表紙画像は、SNAO様、朱宇様(pixiv)のフリー素材作品を利用しております。
※お題の画像は、@kwaidanbattle様、@kurohacci様 (その他の方は個別に記載) または フリー素材サイト(主にPAKUTASO様、photoAC様 よりお借りしたもの、Canvaで提供されているもの 、もしくは、自分で撮影し加工したものを使用しております。
※お題によっては、著作権の都合上、イメージ画像を変更している場合がございます。
※Twitterから転載する際の修正(段落等)により、文字数がはみ出す場合もあります。
ノベルデイズ他でも一部公開しています。
伸ばしたこの手を掴むのは〜愛されない俺は番の道具〜
にゃーつ
BL
大きなお屋敷の蔵の中。
そこが俺の全て。
聞こえてくる子供の声、楽しそうな家族の音。
そんな音を聞きながら、今日も一日中をこのベッドの上で過ごすんだろう。
11年前、進路の決まっていなかった俺はこの柊家本家の長男である柊結弦さんから縁談の話が来た。由緒正しい家からの縁談に驚いたが、俺が18年を過ごした児童養護施設ひまわり園への寄付の話もあったので高校卒業してすぐに柊さんの家へと足を踏み入れた。
だが実際は縁談なんて話は嘘で、不妊の奥さんの代わりに子どもを産むためにΩである俺が連れてこられたのだった。
逃げないように番契約をされ、3人の子供を産んだ俺は番欠乏で1人で起き上がることもできなくなっていた。そんなある日、見たこともない人が蔵を訪ねてきた。
彼は、柊さんの弟だという。俺をここから救い出したいとそう言ってくれたが俺は・・・・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる