72 / 144
第72話 赤壁の家4
しおりを挟む
沙也加にキスをされたすくの体は光り出す、光は怨霊を焼くが消滅させることはできない。
沙也加は全てのペットボトルの蓋を開け、二振りの水の刀を作り出す。
そして怨霊に迫る、しかし彼女の後ろに机が迫っている。
彼女は右手の刀を盾に変えると角度を付けて机をはじく。
盾は鋼鉄のような硬さを持っている。
沙也加は盾で怨霊の顎を突き上げると左手の刀で袈裟切りにする。
怨霊の傷は治ってしまう、しかし沙也加は、切りつけ続ける。
段々怨霊の傷の治りが遅くなる、ついに怨霊の腕を切り落とすと首をはねる。
怨霊は徐々に霧散していく。
沙也加はたすくに刺さっているガラス片を抜きとる、出血がひどい。
稲荷の使いからもらった勾玉に沙也加は願いを込める。
すると出血が止まり傷口が塞がる。
たすくは意識を保っている。
沙也加はたすくに肩を貸し赤壁の家を出る。
一条が近づいて来て驚く
「中野君、血だらけじゃないの。」
「大丈夫、初めてじゃないから。」
たすくは一条に言う
「一条さん早く帰りましょう、まだ終わっていないわ。」
「でも、中野君が・・・」
「大丈夫よ。」
そして、2人は服を着替え帰り支度をする。
そこで一条はたすくに傷がないことを見る
「中野君なぜ傷がないの。」
「内緒よ。」
たすくに代わって沙也加が答える。
美月と咲子は陣の中で頑張っている
呪いは事務所のあちらこちらをズルズルと這いずりまわっている。
咲子は陣に呪いがぶつかったらどうなるのか心配だが声を出せないので美月に聞けない。
そして呪いが、陣に向かって這いずって来る。
とうとう呪いは陣にぶつかる
「ああああああ」
うめき声をあげながら、陣にビタビタと触る。
美月はとうとう陣に気づかれてしまった、後は時間との戦いだと考える。
呪いは陣に入ることが出来ず陣にビタビタとまとわりつき、立ち上がり始める。
咲子は立ち上がった呪いを見てもう限界だと思うが美月が口をふさぐ。
彼女はガタガタ震え、泣き続ける。
そして次の日の昼近く沙也加たちは帰って来る。
3人は事務所の中の光景を見て、呪いの姿に寒気を覚える。
美月は沙也加たちを認めると懐から呪具を出して咲子の頭をたたく。
1回、2回、3回、4回、5回と叩くが一条には歪んだ顔が叩くたびに変化して見える。
そして5回目咲子は元の顔に戻る。
すると呪いはズルズルと黒い穴に足から入って行く。
そして、黒い穴は消える。
沙也加たちが事務所に入って来る。
直ぐ、美月はたすくの顔色が悪いことに気づく
「たすく様、どうなさいました。」
「ちょっと血を流しすぎまして。」
たすくが答える
「そんな危険な仕事辞めて、私と組みましょう。」
「たすくは私の物よ。」
沙也加が割り込む
「僕は沙也加が好きです。」
たすくははっきり言う。
しかし、美月は
「なら、妾にしてください、子種さえいただければ文句はありません。」
と爆弾発言をする。
「私のたすくを汚さないで!」
沙也加は叫ぶ。
一条は参加したかったがレベルが高すぎる。
あまりの恐怖に放心状態の咲子は放置されている。
沙也加は全てのペットボトルの蓋を開け、二振りの水の刀を作り出す。
そして怨霊に迫る、しかし彼女の後ろに机が迫っている。
彼女は右手の刀を盾に変えると角度を付けて机をはじく。
盾は鋼鉄のような硬さを持っている。
沙也加は盾で怨霊の顎を突き上げると左手の刀で袈裟切りにする。
怨霊の傷は治ってしまう、しかし沙也加は、切りつけ続ける。
段々怨霊の傷の治りが遅くなる、ついに怨霊の腕を切り落とすと首をはねる。
怨霊は徐々に霧散していく。
沙也加はたすくに刺さっているガラス片を抜きとる、出血がひどい。
稲荷の使いからもらった勾玉に沙也加は願いを込める。
すると出血が止まり傷口が塞がる。
たすくは意識を保っている。
沙也加はたすくに肩を貸し赤壁の家を出る。
一条が近づいて来て驚く
「中野君、血だらけじゃないの。」
「大丈夫、初めてじゃないから。」
たすくは一条に言う
「一条さん早く帰りましょう、まだ終わっていないわ。」
「でも、中野君が・・・」
「大丈夫よ。」
そして、2人は服を着替え帰り支度をする。
そこで一条はたすくに傷がないことを見る
「中野君なぜ傷がないの。」
「内緒よ。」
たすくに代わって沙也加が答える。
美月と咲子は陣の中で頑張っている
呪いは事務所のあちらこちらをズルズルと這いずりまわっている。
咲子は陣に呪いがぶつかったらどうなるのか心配だが声を出せないので美月に聞けない。
そして呪いが、陣に向かって這いずって来る。
とうとう呪いは陣にぶつかる
「ああああああ」
うめき声をあげながら、陣にビタビタと触る。
美月はとうとう陣に気づかれてしまった、後は時間との戦いだと考える。
呪いは陣に入ることが出来ず陣にビタビタとまとわりつき、立ち上がり始める。
咲子は立ち上がった呪いを見てもう限界だと思うが美月が口をふさぐ。
彼女はガタガタ震え、泣き続ける。
そして次の日の昼近く沙也加たちは帰って来る。
3人は事務所の中の光景を見て、呪いの姿に寒気を覚える。
美月は沙也加たちを認めると懐から呪具を出して咲子の頭をたたく。
1回、2回、3回、4回、5回と叩くが一条には歪んだ顔が叩くたびに変化して見える。
そして5回目咲子は元の顔に戻る。
すると呪いはズルズルと黒い穴に足から入って行く。
そして、黒い穴は消える。
沙也加たちが事務所に入って来る。
直ぐ、美月はたすくの顔色が悪いことに気づく
「たすく様、どうなさいました。」
「ちょっと血を流しすぎまして。」
たすくが答える
「そんな危険な仕事辞めて、私と組みましょう。」
「たすくは私の物よ。」
沙也加が割り込む
「僕は沙也加が好きです。」
たすくははっきり言う。
しかし、美月は
「なら、妾にしてください、子種さえいただければ文句はありません。」
と爆弾発言をする。
「私のたすくを汚さないで!」
沙也加は叫ぶ。
一条は参加したかったがレベルが高すぎる。
あまりの恐怖に放心状態の咲子は放置されている。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
龍神の巫女の助手になる~大学生編~
ぽとりひょん
ホラー
大学生になった中野沙衣は、探偵事務所?を開くが雇う助手たちが長続きしない。 沙衣の仕事のお祓いの恐怖に耐えられないのだ。 そんな時、高校性のころから知り合いの中井祐二が仕事の依頼に来る。 祐二は依頼料を払う代わりに助手のバイトをすることになる。 しかし、祐二は霊に鈍感な男だった。
銀の少女
栗須帳(くりす・とばり)
ホラー
昭和58年。
藤崎柚希(ふじさき・ゆずき)は、いじめに悩まされる日々の中、高校二年の春に田舎の高校に転校、新生活を始めた。
父の大学時代の親友、小倉の隣の家で一人暮らしを始めた柚希に、娘の早苗(さなえ)は少しずつ惹かれていく。
ある日柚希は、銀髪で色白の美少女、桐島紅音(きりしま・あかね)と出会う。
紅音には左手で触れた物の生命力を吸い取り、右手で触れた物の傷を癒す能力があった。その能力で柚希の傷を治した彼女に、柚希は不思議な魅力を感じていく。
全45話。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
静かな隣人
吉良朗(キラアキラ)
ホラー
彼と彼女のハートフルバイオレンスホラー
和雄とひかりは駅近のマンションで暮らす若い夫婦。
そんな二人は、3か月ほど前に隣の部屋に引っ越してきたユーチューバーのゲーム実況の声に毎晩悩まされていた。
そんな状況に和雄の我慢は限界を迎えようとしていた……
幸福サーカス団
もちもちピノ
ホラー
幸福サーカス団
なんでも願いを叶えてくれるサーカス団のお話
幸福サーカス団とは
全ての人に幸せを提供するサーカス団
でも幸せにはルールがあるんだ
なんでもいいと言ってはダメ
願いを叶えたお客様は決して団員を傷つけてはいけない。
そして願いがどの方向に行ってもサーカス団に責任はない
そんなサーカス団とお客様と不思議な事件のお話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる