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第66話 首塚の怨霊2
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沙也加とたすくは、彼女の運転するアルファロメオスパイダーで垂井村に乗り付ける。
依頼主の角谷方は、村の中でも大きく、元々庄屋だったそうだ。
沙也加はまず、角谷の孫を見ることにする。
「角谷さん、まずお孫さんを見せてください。」
「分かりました、こちらです、孫の部屋に案内される。」
沙也加はたすくと手をつなぐ、孫の首には髪の毛のようなものが巻き付いている
「髪の毛のようなものが首に巻き付いていますけど。」
「ビデオの件、覚えている。」
「あの登校拒否になった女子高生ですか。」
「そうよ、あの時も髪のようなものが巻き付いていたわ。」
沙也加は空気中の水分を使って水の刃をつくり髪に切りつける。
しかし、髪は切れずに刃は霧散する。
沙也加はペットボトルの水を使って水の陣を張る
「たすくと角谷さんは陣の中に入ってください。」
「孫は大丈夫なんですか。」
角谷が心配する
「何とかします。」
沙也加は答え、ペットボトルの水を使って水の刀を作る。
刀で髪に切りつけ、切断する、孫の首の髪は霧散する。
しかし、沙也加は異変を感じる、孫を抱きかかえて水の陣の中に逃げ込む。
するとふすまを壊して多量の髪の毛のようなものが入って来る。
沙也加は再びたすくと手をつなぐ、孫の部屋の中は髪の毛のようなもので埋め尽くされているが陣の中には入ってこない。
髪の毛が見えていない角谷は突然ふすまが壊され、何が起こっているのか分からない。
沙也加はたすくと角谷に静かにするように言う。
しばらくすると髪の毛は去っていく
「想像以上に強力ね。」
「これってまずくないですか。」
「正直、逃げたいんだけど、今ので目を付けられたわ、逃げるのは無理ね。」
沙也加とたすくの会話に角谷は非常に不安になる。
そして、孫が目を覚ます
「お孫さん大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます、他の子も見ていただけますか。」
「そうですね、子供を救ってから本体と対峙しましょう。」
「祓えるんですよね。」
「分かりません、かなり強力な霊です、私は逃げたいんですが霊は私に目を付けたようですので戦うしかありません。」
「祓えない可能性もあるということですか。」
「はい、私が死んだら、美月に相談してもっと強力な霊能者を探してください。」
角谷は危険な状況だと理解する、たすくは
「僕の力なら何とかなりませんか。」
「無理だと思うわ。」
「見ていることしかできないのですか。」
「いいえ、本体と戦う時は私1人で行きます。」
たすくは自分の力を使いこなせないことに無力感を感じる。
依頼主の角谷方は、村の中でも大きく、元々庄屋だったそうだ。
沙也加はまず、角谷の孫を見ることにする。
「角谷さん、まずお孫さんを見せてください。」
「分かりました、こちらです、孫の部屋に案内される。」
沙也加はたすくと手をつなぐ、孫の首には髪の毛のようなものが巻き付いている
「髪の毛のようなものが首に巻き付いていますけど。」
「ビデオの件、覚えている。」
「あの登校拒否になった女子高生ですか。」
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沙也加は空気中の水分を使って水の刃をつくり髪に切りつける。
しかし、髪は切れずに刃は霧散する。
沙也加はペットボトルの水を使って水の陣を張る
「たすくと角谷さんは陣の中に入ってください。」
「孫は大丈夫なんですか。」
角谷が心配する
「何とかします。」
沙也加は答え、ペットボトルの水を使って水の刀を作る。
刀で髪に切りつけ、切断する、孫の首の髪は霧散する。
しかし、沙也加は異変を感じる、孫を抱きかかえて水の陣の中に逃げ込む。
するとふすまを壊して多量の髪の毛のようなものが入って来る。
沙也加は再びたすくと手をつなぐ、孫の部屋の中は髪の毛のようなもので埋め尽くされているが陣の中には入ってこない。
髪の毛が見えていない角谷は突然ふすまが壊され、何が起こっているのか分からない。
沙也加はたすくと角谷に静かにするように言う。
しばらくすると髪の毛は去っていく
「想像以上に強力ね。」
「これってまずくないですか。」
「正直、逃げたいんだけど、今ので目を付けられたわ、逃げるのは無理ね。」
沙也加とたすくの会話に角谷は非常に不安になる。
そして、孫が目を覚ます
「お孫さん大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます、他の子も見ていただけますか。」
「そうですね、子供を救ってから本体と対峙しましょう。」
「祓えるんですよね。」
「分かりません、かなり強力な霊です、私は逃げたいんですが霊は私に目を付けたようですので戦うしかありません。」
「祓えない可能性もあるということですか。」
「はい、私が死んだら、美月に相談してもっと強力な霊能者を探してください。」
角谷は危険な状況だと理解する、たすくは
「僕の力なら何とかなりませんか。」
「無理だと思うわ。」
「見ていることしかできないのですか。」
「いいえ、本体と戦う時は私1人で行きます。」
たすくは自分の力を使いこなせないことに無力感を感じる。
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