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第63話 沙也加と呪い
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沙也加の探偵事務所に大学の助教授夫人が訪ねてくる。
「夫が呪いに賭けられているんです、助けてはもえらえないでしょうか。」
「私は解呪をしていませんのでお受けできません。」
「しかし、もう頼めるところがありません。」
「呪いを見てくれる霊能者は当たりましたか。」
「はい、何人も、それでかなり複雑な呪いで解くことができないというんです。」
「ならば、私が見てもしょうがないと思いますが。」
「先生は、公方様のお弟子さんと聞きましたので、なんとかできるのではないかと。」
「どういうことですか。」
「呪いをかけたのは美月と言う呪い屋なのです、公方様が解呪の方法を探していたと言うのでお伺いしたのです。」
「今、美月といいましたか、五條美月と。」
「はい、こんな呪いはその呪い屋しかできないと聞きました。」
「分かりました、見せていただけますか。」
こうして、沙也加は五條美月の呪いに関わることになる。
沙也加とたすくは、助教授の家を訪れる。
助教授は寝たきりの状態になっている
「何か心当たりはありますか。」
助教授は口を動かすが声が出ない。
代わりに夫人が話す
「夫は教授候補の一人で一番有力視されていたのです、たぶんそれで恨みを買ったと思います。」
分かりました。
沙也加はたすくと手をつなぐ
沙也加には公方良賢がかかっていた呪いと同じように汚物が全身に張り付き、うごめき体の中に侵入しているのが見える、長くはもたないだろう
「たすくはどう見える」
沙也加が聞くとたすくは
「沙也加の時より動きは遅いけどよく似ているよ。」
と答える
「どう、消せそう。」
沙也加の質問にたすくは教授の体に手で触れてみる、すると触れた部分の呪いが焼かれ消える
「何とかなりそうね、たすくは助教授の胸に手を置いて。」
たすくが胸に手を置くと、沙也加はつないでいた手を自分の胸に当てる。
胸の柔らかく弾力のある感触にたすくは集中する、たすくの体は光だし助教授の体に張り付く汚物を焼いて行く。
そして、呪いが消え去ると、助教授は何事もなかったように起き上がる。
助教授と夫人は沙也加たちに感謝する。
沙也加は今日のことを口外しないように言う。
五條美月にたすくの存在を知られるわけにはいかないのだ。
「夫が呪いに賭けられているんです、助けてはもえらえないでしょうか。」
「私は解呪をしていませんのでお受けできません。」
「しかし、もう頼めるところがありません。」
「呪いを見てくれる霊能者は当たりましたか。」
「はい、何人も、それでかなり複雑な呪いで解くことができないというんです。」
「ならば、私が見てもしょうがないと思いますが。」
「先生は、公方様のお弟子さんと聞きましたので、なんとかできるのではないかと。」
「どういうことですか。」
「呪いをかけたのは美月と言う呪い屋なのです、公方様が解呪の方法を探していたと言うのでお伺いしたのです。」
「今、美月といいましたか、五條美月と。」
「はい、こんな呪いはその呪い屋しかできないと聞きました。」
「分かりました、見せていただけますか。」
こうして、沙也加は五條美月の呪いに関わることになる。
沙也加とたすくは、助教授の家を訪れる。
助教授は寝たきりの状態になっている
「何か心当たりはありますか。」
助教授は口を動かすが声が出ない。
代わりに夫人が話す
「夫は教授候補の一人で一番有力視されていたのです、たぶんそれで恨みを買ったと思います。」
分かりました。
沙也加はたすくと手をつなぐ
沙也加には公方良賢がかかっていた呪いと同じように汚物が全身に張り付き、うごめき体の中に侵入しているのが見える、長くはもたないだろう
「たすくはどう見える」
沙也加が聞くとたすくは
「沙也加の時より動きは遅いけどよく似ているよ。」
と答える
「どう、消せそう。」
沙也加の質問にたすくは教授の体に手で触れてみる、すると触れた部分の呪いが焼かれ消える
「何とかなりそうね、たすくは助教授の胸に手を置いて。」
たすくが胸に手を置くと、沙也加はつないでいた手を自分の胸に当てる。
胸の柔らかく弾力のある感触にたすくは集中する、たすくの体は光だし助教授の体に張り付く汚物を焼いて行く。
そして、呪いが消え去ると、助教授は何事もなかったように起き上がる。
助教授と夫人は沙也加たちに感謝する。
沙也加は今日のことを口外しないように言う。
五條美月にたすくの存在を知られるわけにはいかないのだ。
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