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第51話 人喰いペンション4
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早朝から、沙也加とたすくは、舟戸沙姫、古馬沙夜と共に曽我警察署に向かっている。
道中、たすくは、沙姫と沙夜に尋問される
「たすくさん、沙也加とはどうなのですか。」
「最近は手をつないで仕事をします。」
「仲良くなったんですね。」
「プライベートではどうですか。」
「一度、デートしました。」
沙也加が割り込む
「たすく余計なこと言えわないで。」
「沙也加、これくらいはいいと思うけど。」
「沙也加は運転に集中しなさい。」
沙姫が注意する、沙夜が聞く
「キスとかはしたの。」
「それは…」
たすくは赤くなる
「たすくさんは正直でいいですね。」
沙夜が褒める、「それは」で何を読み取ったのだろう。
曽我警察署に着くと鈴木刑事が出迎える。
「古馬先生と中野さん来ていただいたのですか。」
「いいえ、私たちは付き添いです。」
「では、こちらが」
「はい、叔母の舟戸沙姫と母の古馬沙夜です。」
「よろしくお願いします。」
沙夜が鈴木刑事に言う
「娘が迷惑かけたみたいですね。」
「いいえ、こちらの不手際でして。」
「早速、曽塚へ行きましょ。」
「しかし、4人は行方をくらましていますよ。」
「獲物の痕跡をたどるのですよ。」
「獲物ですか。」
鈴木刑事は沙姫と沙夜が見かけとは違う存在だと感じる。
山の入口に到着すると、沙也加、たすくと鈴木の3人は水20リットル入りのポリタンクを担がされる。
そして山道を登り始める、沙也加は気配を探るが何もない、しかし、目的地の曽塚からは異様な気配が前回と同じくする。
前を行く沙姫と沙夜の前方に霧が立ち込める、そして沙姫が言う
「探す手間なくなりました、曽塚に4人います。」
霧は沙姫と沙夜がコントロールしたものである。
曽塚の周囲は霧に囲まれる。
「3人ともポリタンクおろして蓋を開けてください、沙也加は2人を守るのですよ。」
沙姫がペンションのドアを巨大な水の刃で切りつけ破壊する。
中から4人の男女が飛び出てくる。
そのうちの2人が水の縄に捕らえられ動きを封じられる。
1人の男は斧で沙姫に振りかぶって切りつけるが、彼女は避けながら斧を持った腕を取り、振り下ろす力を利用して投げ、地面に叩きつける。
そして、心臓に水の槍を突きさす。
心臓を刺された苦しみのためか、もがき始めると皮膚が破れ、赤黒い肌が露出し肥大化するそれには頭に2本の角がある。
「鬼ですか、初めて見ますね。」
沙姫は冷たく言い放つ。
もう1人の女は沙夜に斧で切りかかるが、彼女は水の盾を作り受け止める、盾は鋼鉄のように傷一つ付かない。
そして、盾から無数のとげが生え、女を串刺しにする、女ももがきながら肥大化を始め青黒い肌と頭の2本の角をさらけ出す。
「こちらは青鬼ですか、つまりませんね。」
沙夜は感情の無い声で言う。
鈴木刑事は
「鬼ってうそでしょ。」
と現実を受け入れられない感じだ。
沙也加はあんなの相手にできない逃げて正解だったと思う。
まだ、戦いは始まったばかりである。
道中、たすくは、沙姫と沙夜に尋問される
「たすくさん、沙也加とはどうなのですか。」
「最近は手をつないで仕事をします。」
「仲良くなったんですね。」
「プライベートではどうですか。」
「一度、デートしました。」
沙也加が割り込む
「たすく余計なこと言えわないで。」
「沙也加、これくらいはいいと思うけど。」
「沙也加は運転に集中しなさい。」
沙姫が注意する、沙夜が聞く
「キスとかはしたの。」
「それは…」
たすくは赤くなる
「たすくさんは正直でいいですね。」
沙夜が褒める、「それは」で何を読み取ったのだろう。
曽我警察署に着くと鈴木刑事が出迎える。
「古馬先生と中野さん来ていただいたのですか。」
「いいえ、私たちは付き添いです。」
「では、こちらが」
「はい、叔母の舟戸沙姫と母の古馬沙夜です。」
「よろしくお願いします。」
沙夜が鈴木刑事に言う
「娘が迷惑かけたみたいですね。」
「いいえ、こちらの不手際でして。」
「早速、曽塚へ行きましょ。」
「しかし、4人は行方をくらましていますよ。」
「獲物の痕跡をたどるのですよ。」
「獲物ですか。」
鈴木刑事は沙姫と沙夜が見かけとは違う存在だと感じる。
山の入口に到着すると、沙也加、たすくと鈴木の3人は水20リットル入りのポリタンクを担がされる。
そして山道を登り始める、沙也加は気配を探るが何もない、しかし、目的地の曽塚からは異様な気配が前回と同じくする。
前を行く沙姫と沙夜の前方に霧が立ち込める、そして沙姫が言う
「探す手間なくなりました、曽塚に4人います。」
霧は沙姫と沙夜がコントロールしたものである。
曽塚の周囲は霧に囲まれる。
「3人ともポリタンクおろして蓋を開けてください、沙也加は2人を守るのですよ。」
沙姫がペンションのドアを巨大な水の刃で切りつけ破壊する。
中から4人の男女が飛び出てくる。
そのうちの2人が水の縄に捕らえられ動きを封じられる。
1人の男は斧で沙姫に振りかぶって切りつけるが、彼女は避けながら斧を持った腕を取り、振り下ろす力を利用して投げ、地面に叩きつける。
そして、心臓に水の槍を突きさす。
心臓を刺された苦しみのためか、もがき始めると皮膚が破れ、赤黒い肌が露出し肥大化するそれには頭に2本の角がある。
「鬼ですか、初めて見ますね。」
沙姫は冷たく言い放つ。
もう1人の女は沙夜に斧で切りかかるが、彼女は水の盾を作り受け止める、盾は鋼鉄のように傷一つ付かない。
そして、盾から無数のとげが生え、女を串刺しにする、女ももがきながら肥大化を始め青黒い肌と頭の2本の角をさらけ出す。
「こちらは青鬼ですか、つまりませんね。」
沙夜は感情の無い声で言う。
鈴木刑事は
「鬼ってうそでしょ。」
と現実を受け入れられない感じだ。
沙也加はあんなの相手にできない逃げて正解だったと思う。
まだ、戦いは始まったばかりである。
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