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第47話 沙也加と一条
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一条の案件を引き受けた後からたすくは沙也加がやたら距離を詰めてくるように感じる。
事務所でも椅子に座っていると横に座ったりする、これまでにはなかったことだ。
沙也加は不動産業者から調査依頼を受ける。
「首つり自殺があった事故物件だが、いろいろ不思議な現象が起きて入居者が半年もたたないうちで出て行くという」
彼女とたすくは賃貸ワンルームマンションに案内される、ロフト付きのおしゃれなマンションである。
沙也加はたすくと腕を組む、また必要以上に距離が近い。
たすくはロフトに釘を刺し、そこにひもをかけ首を吊っている霊を見る。
しかしその霊は、黒いオーラのようなものをまとっている
「この霊、何かおかしいですよ。」
「悪霊と化しているわ、手強いわよ。」
しかし、沙也加はたすくから離れない
「沙也加さんどうするんですか。」
悪霊はひもを両手に持ちゆっくり近づいて来る
「沙也加さん近づいてきましたよ。」
たすくは焦る、その時、沙也加はたすくのもう片手を手に取り、自分の胸に押し付ける
手にはやわらかくても弾力のある感触が伝わる、たすくは沙也加の胸に集中する。
すると、たすくの体は光だし、光を浴びた悪霊は焼かれ消滅する。
たすくは魂が幽体離脱し放心状態だ。
沙也加は、不動産業者に
「悪霊がいましたけど、消え去りました、もう大丈夫ですよ。」
と説明するが、不動産業者にとっていちゃついているのを見せつけられてだけである。
事務所への帰り、たすくは沙也加に言う
「沙也加さん、最近変ですよ、妙に近くありませんか。」
「沙也加さんて他人行儀じゃない、沙也加でいいのよ。」
「え~と、沙也加どうしたの。」
「最近、一条さんとはどうなの、デートとかした。」
「一条さんとは何もありませんよ。」
「ならいいわ。」
「デートなら沙也加としたいです。」
「いいわね、今度行きましょ、どこがいい。」
沙也加の機嫌が急によくなる、たすくは沙也加との距離の取り方が分からなくなる。
大学の講義が終わると一条がたすくに声をかけてくる
「付き合ってほしいんだけど。」
「どこに」
「デートの誘いよ。」
「ごめん、沙也加とデートするから君とはできない。」
「やっぱり、沙也加さんも中野君のこと狙っていたんだ。」
「どういうこと」
「私と沙也加さんが恋のライバルていうことよ。」
「えっ」
たすくは驚く、そういうことは沙也加がたすくのことを好きということになる。
キスはしたことあるから、今度はもっと深い関係に・・・
「中野君、今いやらしいこと考えたでしょ、エッチね。」
またしてもたすくの考えは筒抜けである。
事務所でも椅子に座っていると横に座ったりする、これまでにはなかったことだ。
沙也加は不動産業者から調査依頼を受ける。
「首つり自殺があった事故物件だが、いろいろ不思議な現象が起きて入居者が半年もたたないうちで出て行くという」
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沙也加はたすくと腕を組む、また必要以上に距離が近い。
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「悪霊と化しているわ、手強いわよ。」
しかし、沙也加はたすくから離れない
「沙也加さんどうするんですか。」
悪霊はひもを両手に持ちゆっくり近づいて来る
「沙也加さん近づいてきましたよ。」
たすくは焦る、その時、沙也加はたすくのもう片手を手に取り、自分の胸に押し付ける
手にはやわらかくても弾力のある感触が伝わる、たすくは沙也加の胸に集中する。
すると、たすくの体は光だし、光を浴びた悪霊は焼かれ消滅する。
たすくは魂が幽体離脱し放心状態だ。
沙也加は、不動産業者に
「悪霊がいましたけど、消え去りました、もう大丈夫ですよ。」
と説明するが、不動産業者にとっていちゃついているのを見せつけられてだけである。
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「沙也加さんて他人行儀じゃない、沙也加でいいのよ。」
「え~と、沙也加どうしたの。」
「最近、一条さんとはどうなの、デートとかした。」
「一条さんとは何もありませんよ。」
「ならいいわ。」
「デートなら沙也加としたいです。」
「いいわね、今度行きましょ、どこがいい。」
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「付き合ってほしいんだけど。」
「どこに」
「デートの誘いよ。」
「ごめん、沙也加とデートするから君とはできない。」
「やっぱり、沙也加さんも中野君のこと狙っていたんだ。」
「どういうこと」
「私と沙也加さんが恋のライバルていうことよ。」
「えっ」
たすくは驚く、そういうことは沙也加がたすくのことを好きということになる。
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「中野君、今いやらしいこと考えたでしょ、エッチね。」
またしてもたすくの考えは筒抜けである。
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