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第44話 水の異形3
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沙也加は死を覚悟する。
たすくは沙也加を助けたい一心でプールに飛び込む。
潜って沙也加に近づこうとするが、異形の触手に捕まり、プールの底に引きずり込まれる。
たすくは、沙也加が異形の鋭い牙で食い殺されようとしているのを見る。
この時、たすくの中で沙也加を助けたい気持ちが爆発する。
それは、陽の光となって異形に焼かれる痛みを与えると触手を縮め、沙也加とたすくを開放する。
沙也加はこの時を逃さない、水の槍を作り、異形の口の中に突き入れる。
そして、水を操り、自分とたすくをプールサイドに打ち上げる。
たすくは、水を飲んだのかせき込んでいる
「たすく、力を貸して。」
彼女はたすくに駆け寄ると、再びプールの水を操る。
異形はプールの水の動きに抵抗する。
「逃さないわ。」
「何をするんですか。」
「あいつをプールサイドに上げて、たすくの力で焼き殺すのよ。」
「通用しますか。」
「させるわ、どんな楽しいことがいい?」
「えっ、それは・・・」
たすくはビキニ姿の沙也加と密着出来て十分幸せである。
異形は水の動きに抵抗しきれずにプールの中で水の渦に巻き込まれる。
そして、多量の水と共にプールサイドへ打ち上げられる。
だが、再び触手を伸ばし沙也加とたすくを絡めとる。
2人は密着し、たすくは右手のひらを異形に向けてかざしている
「これで終わりよ。」
沙也加はつぶやくとたすくに口づけをする。
たすくは突然のことに心臓が飛び跳ねそうになる。
するとたすくの体は光だし、手のひらからは陽の光の激流が異形に向かって放射される。
異形は、焼かれ、干からびるように縮んでいき、最後は消滅する。
沙也加はなかなかキスをやめてくれない。
支配人が咳払いをする。
やっと、彼女はキスをやめる
「あの、いちゃついていないで、早くお祓いをしてください。」
「さっきのキスで、元凶の異形は消し去りましたわ。」
「はあ、変わったお祓いですね、確かに何か見えないものがいたようですが、終わったのですね。」
「はい、これでプールで遊べますわ。」
たすくの心は天国へ行っている。
今日は、ジュニアスィートに1泊である。
たすくは、昼のキスが沙也加さん好きでしたのか、仕事のために仕方なくしたのか、気になって仕方がない。
寝る前に思い切って沙也加に聞く
「どうしてキスしたのですか?」
「分からないの、私のたすく。」
沙也加はたすくにキスをしてからベットに入る。
たすくは寝られそうにない、それは沙也加のせいもあるが、キスした時、禿げたおじさんがたすくのベットの脇に笑いながら立っているのが見えたのだ。
たすくは沙也加を助けたい一心でプールに飛び込む。
潜って沙也加に近づこうとするが、異形の触手に捕まり、プールの底に引きずり込まれる。
たすくは、沙也加が異形の鋭い牙で食い殺されようとしているのを見る。
この時、たすくの中で沙也加を助けたい気持ちが爆発する。
それは、陽の光となって異形に焼かれる痛みを与えると触手を縮め、沙也加とたすくを開放する。
沙也加はこの時を逃さない、水の槍を作り、異形の口の中に突き入れる。
そして、水を操り、自分とたすくをプールサイドに打ち上げる。
たすくは、水を飲んだのかせき込んでいる
「たすく、力を貸して。」
彼女はたすくに駆け寄ると、再びプールの水を操る。
異形はプールの水の動きに抵抗する。
「逃さないわ。」
「何をするんですか。」
「あいつをプールサイドに上げて、たすくの力で焼き殺すのよ。」
「通用しますか。」
「させるわ、どんな楽しいことがいい?」
「えっ、それは・・・」
たすくはビキニ姿の沙也加と密着出来て十分幸せである。
異形は水の動きに抵抗しきれずにプールの中で水の渦に巻き込まれる。
そして、多量の水と共にプールサイドへ打ち上げられる。
だが、再び触手を伸ばし沙也加とたすくを絡めとる。
2人は密着し、たすくは右手のひらを異形に向けてかざしている
「これで終わりよ。」
沙也加はつぶやくとたすくに口づけをする。
たすくは突然のことに心臓が飛び跳ねそうになる。
するとたすくの体は光だし、手のひらからは陽の光の激流が異形に向かって放射される。
異形は、焼かれ、干からびるように縮んでいき、最後は消滅する。
沙也加はなかなかキスをやめてくれない。
支配人が咳払いをする。
やっと、彼女はキスをやめる
「あの、いちゃついていないで、早くお祓いをしてください。」
「さっきのキスで、元凶の異形は消し去りましたわ。」
「はあ、変わったお祓いですね、確かに何か見えないものがいたようですが、終わったのですね。」
「はい、これでプールで遊べますわ。」
たすくの心は天国へ行っている。
今日は、ジュニアスィートに1泊である。
たすくは、昼のキスが沙也加さん好きでしたのか、仕事のために仕方なくしたのか、気になって仕方がない。
寝る前に思い切って沙也加に聞く
「どうしてキスしたのですか?」
「分からないの、私のたすく。」
沙也加はたすくにキスをしてからベットに入る。
たすくは寝られそうにない、それは沙也加のせいもあるが、キスした時、禿げたおじさんがたすくのベットの脇に笑いながら立っているのが見えたのだ。
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