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第250話 ベルント提督
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月の裏側にある異界の門の異世界側にあるドックでは、7番目の艦隊の艦船が造られている。スクルド級6隻とベネディット級4隻が同時に造られている。
完成間近の艦からクルーが指名され、受領すると、浮島でエレクとワルカがパイロット共に配備される。そして、新造艦は小惑星帯へ行き、機能テストを行う。
艦隊の提督にはスクルドの副長をしていたベルント・ゲルハルトが任命される。彼はエミリアン・オベールの後任の副長である。
彼は元々スクルドの戦術士をしていたが、アデル艦長に見込まれ副長に抜擢されている。
提督には、マリア・メルルを推す声が多かった。しかし、マリアを出世させるわけにはいかない。そこで、俺はアデル艦長に相談した。
彼は、副長のベルントを推薦する。理由は、窮地でも冷静に判断ができ、戦略に長けているからだという。俺は幹部会でベルントを推薦する。
ティグラトが、マリアの戦場での勘の良さを強調する。俺は、ベルントの冷静な判断力を強調する。
幹部会は意見が分かれる。結局、俺が推しているという理由でベルントが提督に選ばれる。
ドニィーシャは俺に言う。
「マリアが出世するのがそんなに嫌なの。」「王になって、父親の俺を夫にすると言っているんだぞ。」
「何が悪いの。」「・・・」
ドニィーシャの発言に俺は言葉を失う。
彼女は、現代まで生き残っているアマゾネスなのである。
完成間近の艦からクルーが指名され、受領すると、浮島でエレクとワルカがパイロット共に配備される。そして、新造艦は小惑星帯へ行き、機能テストを行う。
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彼は元々スクルドの戦術士をしていたが、アデル艦長に見込まれ副長に抜擢されている。
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ドニィーシャは俺に言う。
「マリアが出世するのがそんなに嫌なの。」「王になって、父親の俺を夫にすると言っているんだぞ。」
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