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第49話 魔界の町
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ドニィーシャが俺に依頼を持ってきた
「インドのアッサム州の町で仲間が殺されました、今回、フェンリルとして動いてもらいます。」
俺は質問する
「この前、他国に干渉する時にお面を付けてカッどうするのがフェンリルだったよね。」「フレイムランドは他国に干渉しませんが、仲間を害されたときは別です、しかし、軍を動かすことはできません、そこで刺客を送り込みます。」
「別に部隊でも変わらないと思うけど。」「フェンリルになると一時的に我が国を身分的に無関係となります、支援もありませんし、自力で帰らなければ、野垂れ死ぬことになります。」
「それで何をするの。」「町で暗躍している奴らの掃討と魔石の奪取です。」
俺は一人で行くものと思い、出て行こうとすると彼女が言う。
「サイーシヤとアピルと行ってください、今回のチームですよ。」
俺は、図書室へ行くがアピルは居ない、部屋に戻るとアピルとサイーシヤが来ている、サイーシヤは、俺に言う。
「話は聞いてますね。」「かたき討ちと魔石でしょ。」
「そうです、調査員を送り込んだのですが殺されてしまいました。」「アピル様はどうして行くの。」
俺には、戦闘に向かないアピルを連れていくメリットが分からなかった。アピルが俺に言う。
「ほむら、どうやって魔石を手に入れる。」「探す。」
「我なら在りかを知っている、連中も簡単には見つけられんよ。」
アピルは説明すると狐のような黒い面を俺に渡す。また、お面を付けて行動するようだ。これでは、只の不審者だ。
俺たちは町の近くまで輸送機で送ってもらう。町に入ると宿に泊まる。夜を待ち、俺とサイーシヤが宿から忍び出る。黒い狐の面をつけて。
闇にまぎれながら町を徘徊すると3人後を付けてくる。裏路地に入ると3人は急加速し、1人が俺たちの行先に飛び越え着地する。
普通の人間の動きではない、俺は身構えるが、サイーシヤは構えもせず余裕な感じだ。行先をふさいだ男が言う。
「魔石の情報を話せば見逃す。」
サイーシヤは俺に言う。
「1人あげる。」「すると突然、話していた男と後ろの男の2人が倒れる。」
残った男は、両掌を向け手のひらに魔力を集中し始める。俺は空間からマノーブルを抜き、男を横に切り払う。男は上半身と下半身別れ絶命する。
サイーシヤは
「少しは早くなったね。」
と褒める、俺はサイーシヤに聞く。
「何をした?」「心臓を凍らせたのよ。」
「そんなの防ぎようがない。」「雑魚ならね、ある程度の相手になると通用しないわ。」
それから同じ様な輩に数度も絡まれる。相手の処理は俺がする。サイーシヤは俺の練習台と思っているらしい。
闇が動く、俺には気配を感じられなかった。黒ずくめの男が立っている。男は俺たちに言う。
「フェンリルか、ならば尋ねても無駄だな。」
男は背を向けると立ち去ろうとする。サイーシヤは俺に言う。
「雑魚の中でも上等よ。」
俺はマノーブルを抜き切りかかる、男は、振り向きもせずナイフを投げる。俺がかわすと振り向きざま雷撃を放ってくる。
マノーブルのミラーシールドで雷撃を跳ね返し男に直撃させる。男は平然と立っている。斬撃を繰り出すとナイフで受け、魔弾を撃って来る。
俺は危うくかわし、男に魔弾を連発するが全てかわされる。しかし、撃ち出した魔弾の魔力は俺のコントロール下にある。
俺は男と攻防を繰り返しながら、男の頭上に魔力を収束させる。そして。男の頭に撃ち落とす。収束された魔力は男を貫き地面に大穴を開ける。
男は消し飛び跡形もない。俺たちは、その場から離れる、まだ夜の戦いは始まったばかりだった。
「インドのアッサム州の町で仲間が殺されました、今回、フェンリルとして動いてもらいます。」
俺は質問する
「この前、他国に干渉する時にお面を付けてカッどうするのがフェンリルだったよね。」「フレイムランドは他国に干渉しませんが、仲間を害されたときは別です、しかし、軍を動かすことはできません、そこで刺客を送り込みます。」
「別に部隊でも変わらないと思うけど。」「フェンリルになると一時的に我が国を身分的に無関係となります、支援もありませんし、自力で帰らなければ、野垂れ死ぬことになります。」
「それで何をするの。」「町で暗躍している奴らの掃討と魔石の奪取です。」
俺は一人で行くものと思い、出て行こうとすると彼女が言う。
「サイーシヤとアピルと行ってください、今回のチームですよ。」
俺は、図書室へ行くがアピルは居ない、部屋に戻るとアピルとサイーシヤが来ている、サイーシヤは、俺に言う。
「話は聞いてますね。」「かたき討ちと魔石でしょ。」
「そうです、調査員を送り込んだのですが殺されてしまいました。」「アピル様はどうして行くの。」
俺には、戦闘に向かないアピルを連れていくメリットが分からなかった。アピルが俺に言う。
「ほむら、どうやって魔石を手に入れる。」「探す。」
「我なら在りかを知っている、連中も簡単には見つけられんよ。」
アピルは説明すると狐のような黒い面を俺に渡す。また、お面を付けて行動するようだ。これでは、只の不審者だ。
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闇にまぎれながら町を徘徊すると3人後を付けてくる。裏路地に入ると3人は急加速し、1人が俺たちの行先に飛び越え着地する。
普通の人間の動きではない、俺は身構えるが、サイーシヤは構えもせず余裕な感じだ。行先をふさいだ男が言う。
「魔石の情報を話せば見逃す。」
サイーシヤは俺に言う。
「1人あげる。」「すると突然、話していた男と後ろの男の2人が倒れる。」
残った男は、両掌を向け手のひらに魔力を集中し始める。俺は空間からマノーブルを抜き、男を横に切り払う。男は上半身と下半身別れ絶命する。
サイーシヤは
「少しは早くなったね。」
と褒める、俺はサイーシヤに聞く。
「何をした?」「心臓を凍らせたのよ。」
「そんなの防ぎようがない。」「雑魚ならね、ある程度の相手になると通用しないわ。」
それから同じ様な輩に数度も絡まれる。相手の処理は俺がする。サイーシヤは俺の練習台と思っているらしい。
闇が動く、俺には気配を感じられなかった。黒ずくめの男が立っている。男は俺たちに言う。
「フェンリルか、ならば尋ねても無駄だな。」
男は背を向けると立ち去ろうとする。サイーシヤは俺に言う。
「雑魚の中でも上等よ。」
俺はマノーブルを抜き切りかかる、男は、振り向きもせずナイフを投げる。俺がかわすと振り向きざま雷撃を放ってくる。
マノーブルのミラーシールドで雷撃を跳ね返し男に直撃させる。男は平然と立っている。斬撃を繰り出すとナイフで受け、魔弾を撃って来る。
俺は危うくかわし、男に魔弾を連発するが全てかわされる。しかし、撃ち出した魔弾の魔力は俺のコントロール下にある。
俺は男と攻防を繰り返しながら、男の頭上に魔力を収束させる。そして。男の頭に撃ち落とす。収束された魔力は男を貫き地面に大穴を開ける。
男は消し飛び跡形もない。俺たちは、その場から離れる、まだ夜の戦いは始まったばかりだった。
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