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第6章 反撃
第6話 ヴァルハラ王国軍侵攻
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ロックは、魔術師隊のアデリナ、ツェーザル、エリーをヴァルハラ王国へ派遣する。アデリナたちは王城に到着するとタダツグに謁見する。
「魔王キーシリングは戦いを選んだのだね。」「はい。私たちが勝利のきっかけを作って見せます。」
「ロック様とカール様から君たちのことを聞いている。アデリナ、ツェーザル、エリー、我が軍の力になってくれ。」「「「はっ。」」」
「僕は2000の兵を率いるから、アデリナ援護を頼む。」「分かりました。」
「トウヤたち勇者6人には、ツェーザルがついてくれ。」「はっ。すべての敵を切り裂いて見せます。」
「アンドレアスと近衛騎士団には、エリーがついてくれ。」「はい、全てを焼き払いましょう。」
アデリナたちの勢いにタダツグはヴァルハラ王国軍の出る幕が無くなるのではないかと感じる。タダツグたちは、それぞれ3つに分かれてコール神教国の国境に向かう。
タダツグの軍は国境の門に到達すると門は閉じられている。タダツグが降伏を迫ろうと考えているとアデリナが前に出て、右手を上げると直径1メートル位の火球を作りだす。
そして、右手を前に突き出すと火球はソフトボール位の大きさになって、門に向けて撃ちこまれる。火球は門を吹き飛ばして燃え上がる。壁の積み上げた石は溶けている。
火球の温度の高さが判る。敵の反撃はない。門の周囲は燃えて溶けているので生存者はいないだろう。
タダツグは圧倒的な力を見せられる。これではタダツグの炎の刃など児戯のようなものだ。タダツグが軍を進ませようとするとアデリナが止める。
「タダツグ様、まだ地面が溶岩のようになっていますので冷めるまで待ってください。」「そ、そうか。今の魔法は何と言うのだ。」
「ファイヤーボールです。」「あれがファイヤーボールなのか。」
「先ほどのものは、威力を抑えています。」「そうなのか。」
タダツグは聞いてはいたが驚かずにはおれなかった。
トウヤたちも国境の門に到達する。門は閉じられ、門の横の塔には弓を構える敵兵が見える。トウヤがみんなに言う。
「近づくと弓で狙われるから、ケンゴに気配を消して敵兵を始末してもらおうか。」「ここは私に任せてください。すぐに通れるようにします。」
ツェーザルがみんなに言うと前に出る。敵兵が弓矢を射るが矢は空気の壁にさえぎられるようにツェーザルに当たらない。ツェーザルの前につむじ風のように空気の渦ができる。
空気の渦は門に向かって行く。閉じられた門は粉々に切り刻まれて壊れる。空気の渦は赤く染まる。しばらくすると空気の渦は消える。
「もう、通れますよ。行きましょう。」「ああ。」
門に近づくと地面や壁は赤く血で染まっている。サチがツェーザルに聞く。
「もしかして、これウインドウカッター?」「はい。私はウインドウカッターしか使えません。代わりに大軍でも切り刻むことが出来ます。」
「私の炎熱魔法とは規模が違うよ。」「でも、これしかできないので冒険者パーティーから出されてしまったよ。」
「ほとんど無敵なのに・・・」「不器用なだけですよ。」
トウヤたちはこのままでは戦うことなく終わってしまうと感じる。
アンドレアスの率いる近衛騎士100人は国境の門にたどり着く。エリーがアンドレアスに言う。
「ここは私に任せてください。」「大丈夫か。」
「はい、一撃で終わらせます。」「分かった。頼むよ。」
アンドレアスはこんな少女1人に任せて良いものかと悩むが、タダツグが切り札としてアンドレアスに任せたから信用するしかない。
エリーは右手を上げると直径1メートルほどの火球を作りだす。エリーはアンドレアスたちに警告する。
「衝撃に注意してください。」
アンドレアスたちが地面に伏せるとエリーは右手を前にかざす。火球はソフトボール位の大きさになって門に向けて撃ち出される。
火球は門に衝突するとはじけて高熱の衝撃波が発生して、門を吹き飛ばし、高熱で焼き尽くし、地面と石積みを溶かす。
アンドレアスは驚く。魔法の詠唱や魔法の杖もなしでこれだけの大魔法を行使したのだ。
敵兵の反撃はない。高熱の衝撃波のため全滅したのだ。アンドレアスはエリーに聞く。
「あれは何という魔法だ。すごいな。」「あれはファイヤーボールです。威力も弱めていました。」
「ファイヤーボールだって・・・」
アンドレアスは言葉が出ない。こうしてヴァルハラ王国の3つの軍はコール神教国内に侵攻する。
3つの軍は、それぞれ決められた国境近くの町を目指す。各軍は町の近くに陣を張り圧力をかける。町は、教会本部に救援要請の使者を送ることになる。
救援を求められた教会は兵をさいて派兵する。コール神教国はヴァルハラ王国軍のために兵力を分ける。ここまでは、計画通りに作戦が進行していた。
「魔王キーシリングは戦いを選んだのだね。」「はい。私たちが勝利のきっかけを作って見せます。」
「ロック様とカール様から君たちのことを聞いている。アデリナ、ツェーザル、エリー、我が軍の力になってくれ。」「「「はっ。」」」
「僕は2000の兵を率いるから、アデリナ援護を頼む。」「分かりました。」
「トウヤたち勇者6人には、ツェーザルがついてくれ。」「はっ。すべての敵を切り裂いて見せます。」
「アンドレアスと近衛騎士団には、エリーがついてくれ。」「はい、全てを焼き払いましょう。」
アデリナたちの勢いにタダツグはヴァルハラ王国軍の出る幕が無くなるのではないかと感じる。タダツグたちは、それぞれ3つに分かれてコール神教国の国境に向かう。
タダツグの軍は国境の門に到達すると門は閉じられている。タダツグが降伏を迫ろうと考えているとアデリナが前に出て、右手を上げると直径1メートル位の火球を作りだす。
そして、右手を前に突き出すと火球はソフトボール位の大きさになって、門に向けて撃ちこまれる。火球は門を吹き飛ばして燃え上がる。壁の積み上げた石は溶けている。
火球の温度の高さが判る。敵の反撃はない。門の周囲は燃えて溶けているので生存者はいないだろう。
タダツグは圧倒的な力を見せられる。これではタダツグの炎の刃など児戯のようなものだ。タダツグが軍を進ませようとするとアデリナが止める。
「タダツグ様、まだ地面が溶岩のようになっていますので冷めるまで待ってください。」「そ、そうか。今の魔法は何と言うのだ。」
「ファイヤーボールです。」「あれがファイヤーボールなのか。」
「先ほどのものは、威力を抑えています。」「そうなのか。」
タダツグは聞いてはいたが驚かずにはおれなかった。
トウヤたちも国境の門に到達する。門は閉じられ、門の横の塔には弓を構える敵兵が見える。トウヤがみんなに言う。
「近づくと弓で狙われるから、ケンゴに気配を消して敵兵を始末してもらおうか。」「ここは私に任せてください。すぐに通れるようにします。」
ツェーザルがみんなに言うと前に出る。敵兵が弓矢を射るが矢は空気の壁にさえぎられるようにツェーザルに当たらない。ツェーザルの前につむじ風のように空気の渦ができる。
空気の渦は門に向かって行く。閉じられた門は粉々に切り刻まれて壊れる。空気の渦は赤く染まる。しばらくすると空気の渦は消える。
「もう、通れますよ。行きましょう。」「ああ。」
門に近づくと地面や壁は赤く血で染まっている。サチがツェーザルに聞く。
「もしかして、これウインドウカッター?」「はい。私はウインドウカッターしか使えません。代わりに大軍でも切り刻むことが出来ます。」
「私の炎熱魔法とは規模が違うよ。」「でも、これしかできないので冒険者パーティーから出されてしまったよ。」
「ほとんど無敵なのに・・・」「不器用なだけですよ。」
トウヤたちはこのままでは戦うことなく終わってしまうと感じる。
アンドレアスの率いる近衛騎士100人は国境の門にたどり着く。エリーがアンドレアスに言う。
「ここは私に任せてください。」「大丈夫か。」
「はい、一撃で終わらせます。」「分かった。頼むよ。」
アンドレアスはこんな少女1人に任せて良いものかと悩むが、タダツグが切り札としてアンドレアスに任せたから信用するしかない。
エリーは右手を上げると直径1メートルほどの火球を作りだす。エリーはアンドレアスたちに警告する。
「衝撃に注意してください。」
アンドレアスたちが地面に伏せるとエリーは右手を前にかざす。火球はソフトボール位の大きさになって門に向けて撃ち出される。
火球は門に衝突するとはじけて高熱の衝撃波が発生して、門を吹き飛ばし、高熱で焼き尽くし、地面と石積みを溶かす。
アンドレアスは驚く。魔法の詠唱や魔法の杖もなしでこれだけの大魔法を行使したのだ。
敵兵の反撃はない。高熱の衝撃波のため全滅したのだ。アンドレアスはエリーに聞く。
「あれは何という魔法だ。すごいな。」「あれはファイヤーボールです。威力も弱めていました。」
「ファイヤーボールだって・・・」
アンドレアスは言葉が出ない。こうしてヴァルハラ王国の3つの軍はコール神教国内に侵攻する。
3つの軍は、それぞれ決められた国境近くの町を目指す。各軍は町の近くに陣を張り圧力をかける。町は、教会本部に救援要請の使者を送ることになる。
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