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15章 音鳴村
3話 遭難
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ダム湖には、ギャラリーが集まり始める。中には恐る恐る鳴沢村の址に入る者もいる。しかし、何も起こらない。
さらに村の入り口にあったはずの5体の首無し地蔵が無い。惨劇のあったライブ配信では、村の入り口に5体の首無し地蔵があったはずだ。
ネット上では、様々な憶測が流れる。鳴沢村と音鳴村は同じ場所にあって、時たま入れ替わるのではないか。被害にあった2人は別世界へ行ったのではないかなどである。
この話題はニュースなどにも取り上げられ、夜間、肝試しへ行ったり、体験記を乗せる者などが絶えない。
ある日、男女のペアが夜間、鳴沢村址を訪れる。彼らはライブ配信をしている。彼らが村の入り口に来ると首無し地蔵が5体ある。男が言う。
「首無し地蔵があります。これは当たりを引いたか。俺たちが入るのは音鳴村かもしれません。」
視聴者が書き込みをする。
「入ってはダメ。」「怖くて入れないだろう。」「警察に通報します。」
女が男に言う。
「入るのやめようよ。」「やめたらビビっていると思われるだろ。入るぞ。」
彼らは村の中に入って行く。男は言う。
「勇気を出して村に入りました。まだ、笛の音は聞こえません。」
しばらく歩くと笛の音や鈴の音が聞こえてくる。男が言う。
「本当に聞こえてきたよ。」
女が泣きながら男に言う。
「もう嫌だよー、引き返そう。」「そ、そうだな。」
男はカメラに向かって言う。
「まじでやばいのでひきかえします。」
視聴者が書き込む。
「早く逃げて。」「やっぱり怖いよな。」「正解。」
彼らは足早に戻って行く。笛の音や鈴の音は聞こえなくなる。
視聴者が異常に気づき書き込む。
「歩くの長くないか。もう、とっくに村を出てもいいはずだぞ。」「道に迷った?」
彼らは歩き続けるが村の入り口にたどり着けない。男が言う。
「村から出られません。警察に連絡してください。」
視聴者が警察に連絡する。
「ライブ配信をしている2人が鳴沢村址で村から出られなくなっています。入り口に首無し地蔵が5体あります。」
パトカーがダム湖に向かい。警察官が2人鳴沢村址に行くが目印の首無し地蔵が見つからない。
男女は歩き続けるが村を出られないままカメラのバッテリーが切れ、配信が中断する。
彼らは、そのまま音信不通になる。
さらに村の入り口にあったはずの5体の首無し地蔵が無い。惨劇のあったライブ配信では、村の入り口に5体の首無し地蔵があったはずだ。
ネット上では、様々な憶測が流れる。鳴沢村と音鳴村は同じ場所にあって、時たま入れ替わるのではないか。被害にあった2人は別世界へ行ったのではないかなどである。
この話題はニュースなどにも取り上げられ、夜間、肝試しへ行ったり、体験記を乗せる者などが絶えない。
ある日、男女のペアが夜間、鳴沢村址を訪れる。彼らはライブ配信をしている。彼らが村の入り口に来ると首無し地蔵が5体ある。男が言う。
「首無し地蔵があります。これは当たりを引いたか。俺たちが入るのは音鳴村かもしれません。」
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「入ってはダメ。」「怖くて入れないだろう。」「警察に通報します。」
女が男に言う。
「入るのやめようよ。」「やめたらビビっていると思われるだろ。入るぞ。」
彼らは村の中に入って行く。男は言う。
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しばらく歩くと笛の音や鈴の音が聞こえてくる。男が言う。
「本当に聞こえてきたよ。」
女が泣きながら男に言う。
「もう嫌だよー、引き返そう。」「そ、そうだな。」
男はカメラに向かって言う。
「まじでやばいのでひきかえします。」
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「歩くの長くないか。もう、とっくに村を出てもいいはずだぞ。」「道に迷った?」
彼らは歩き続けるが村の入り口にたどり着けない。男が言う。
「村から出られません。警察に連絡してください。」
視聴者が警察に連絡する。
「ライブ配信をしている2人が鳴沢村址で村から出られなくなっています。入り口に首無し地蔵が5体あります。」
パトカーがダム湖に向かい。警察官が2人鳴沢村址に行くが目印の首無し地蔵が見つからない。
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彼らは、そのまま音信不通になる。
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