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8章 たまより様
1話 少女の霊
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予備校生が家に帰ろうとすると道に少女が座り込んでいる。予備校生は通り過ぎようとしたがやはり気になり声をかける。
「どうしたの、こんなところで座り込んで。」「私、行くところがないのです。」
少女は顔を上げて言う。予備校生は少女の可憐さに心を奪われる。警察に届けるべきなのだが・・・と考えつつも言葉には
「僕の家に来る。」「いいのですか。」
「構わないよ。親は夜遅いし。」「お願いします。」
予備校生は自分の家に少女を連れ込む。予備校生は少女に質問する。
「どこからきたの。」「・・・」
「高校生?」「・・・」
少女は何も言わない。予備校生は少女をベットに座らせると少女を押し倒す。
両親は夜遅く帰ってくるが子供の異変に気付かない。
予備校生は少女との情事にのめり込む。
数日が立ち、母親が息子の部屋に行く。部屋の中では息子が1人でベットにいる。
母親は息子に聞く
「塾には行っているの。」「じゃするな!」
予備校生は怒鳴る。母親は息子が機嫌が悪いと思って部屋から出る。
予備校生は部屋にこもり少女を抱き続ける。そして、力果てたように眠る。
少女は起き上がると予備校生の足の裏から手をかざして霊魂を抜き取る。
少女は独り言を言う
「早く、たまより様に届けないと。」
そして、少女は姿を消す。予備校生は、母親によって死体で発見される。
大学生の泊海斗は、彼女とデートを楽しんでいる。海斗は将来彼女と結婚を考えている。2人は双方の両親が公認の仲である。
海斗がデートを終え、彼女を家に送って帰る途中、道端に立っている少女に行き会う。海斗はきれいな子だと思う。
しかし、自分には彼女がいる。それが、引き寄せられるように体が少女に近づいて行く。
海斗は何かに操られるように言葉が出る。
「君、何しているの。」「私、行くところがないのです。」
「なら、僕の所に来ないか。」「いいのですか。」
「構わないよ。夜遅いから泊まりなよ。」「はい。」
海斗は、家に少女を連れていく。彼は玄関を開けると「ただいま」と声をかける。母親が出てきて言う
「ご飯は。」「食べてきた。」
と答えると海斗は少女に聞く
「ご飯食べる。」「いらない。」
海斗は母親に言う
「僕たち部屋に行くから。」
彼は少女を連れて自分の部屋に行く。母親は、海斗の様子が変だと思うが喧嘩でもしてきたのではと思う。彼女に少女の姿は見えていない。
海斗は少女をベットに座らせると話しかける
「どこに住んでいるの」「・・・」
「高校生?」「・・・」
海斗は言いたくないのかと思う。この時、彼女からスマホに連絡がある。海斗は返信をする。彼は彼女からの連絡をうっとうしく感じる。
彼は話を再開する。
「名前を教えてよ。」「・・・」
「名前がないと困るね。イブと呼ぶけどいいかな。」「イブでいいわ。」
「イブ。」
海斗とは思わず、イブを押し倒していた。彼は頭を振る。「何やっているんだ。俺には彼女がいる」と言い聞かせる。
彼は床で寝ることにする。しかし少女は深夜になると海斗に抱き着く。彼は少女の柔らかい感触と甘い香りに抵抗できない。
海斗はイブをベットに乗せると覆いかぶさる。彼は堕ちていく。
母親は、昨晩、海斗の様子がおかしかったので、部屋に行く。
「海斗、おはよう。」「俺とイブの邪魔をするな。」
「イブ?誰のこと。」「ここにいるだろ。」
海斗とイブは抱き合っているが母親には見えない。母親は父親に報告しに行く。
父親が海斗に言う。
「医者に行こうか。」「俺はどこも悪くない。ほっといてくれ。」
父親は、医者に連絡するが患者自ら来てくれないと診ることはできないと言う。
父親は困り果てる。ネットで検索を続けるうちに祓い屋と言う者があることを知る。
彼は試しに電話をかける。
「みおお祓い事務所です。」「泊と申します。息子の件で電話したのですが。」「今所長に変わります。」
電話と取った順二からみおに変わる。
「息子さんの件と伺いましたがどのような様子ですか。」「部屋に閉じこもって、イブとかいない女性の名前を呼ぶんです。」
「いつからですか。」「今朝からです。」
「分かりました。今から伺います。」「よろしくお願いします。」
みおと順二は車に乗り泊家に向かう。順二がみおに言う。
「精神病ではないんですか。」「それなら医者をすすめるだけです。」
みおは依頼を断ったことがない。そのため、幻覚を見たなどの案件も多い。順二は今回も息子が幻覚を見ているのではと思っている。
みおたちは泊家に着く。みおは父親に言う。
「息子さんの部屋を見ても良いですか。」「はい、しかし息子は気が立っているかもしれません。」「わかりました。」
みおは、海斗の部屋のドアを開ける。みおは赤くなる。海斗は少女と色事をしている最中である。みおはドアを閉める。
父親がみおに聞く。
「どうでしたか。」「息子さんは少女の霊と情事にふけっています。」
「なんだって。」「このままだと息子さん、危ないですよ。」
「なんとかしてください。」「私が除霊します。」
みおは精神を集中して海斗の部屋に入る。少女がみおの気配に気づく。
「私をどうするの。」「除霊します。」
海斗がみおに向かってくる。順二と父親が海斗を取り押さえる。少女の霊は懇願する。
「助けてください。たまより様の命令なんです。」「たまより様とは何ですか。」
「妖怪です。女の霊を使って霊魂を集めているのです。」「分かりました。あなたは霊魂を取りに来たのですね。」
「そうです。助けてください。」「・・・」
みおは丹田に力を籠めると柏手を打つ。少女の霊は霧散する。
霊が消えると海斗は静かになる。
みおは、五條樹にたまより様と言う妖怪のことを報告する。
「どうしたの、こんなところで座り込んで。」「私、行くところがないのです。」
少女は顔を上げて言う。予備校生は少女の可憐さに心を奪われる。警察に届けるべきなのだが・・・と考えつつも言葉には
「僕の家に来る。」「いいのですか。」
「構わないよ。親は夜遅いし。」「お願いします。」
予備校生は自分の家に少女を連れ込む。予備校生は少女に質問する。
「どこからきたの。」「・・・」
「高校生?」「・・・」
少女は何も言わない。予備校生は少女をベットに座らせると少女を押し倒す。
両親は夜遅く帰ってくるが子供の異変に気付かない。
予備校生は少女との情事にのめり込む。
数日が立ち、母親が息子の部屋に行く。部屋の中では息子が1人でベットにいる。
母親は息子に聞く
「塾には行っているの。」「じゃするな!」
予備校生は怒鳴る。母親は息子が機嫌が悪いと思って部屋から出る。
予備校生は部屋にこもり少女を抱き続ける。そして、力果てたように眠る。
少女は起き上がると予備校生の足の裏から手をかざして霊魂を抜き取る。
少女は独り言を言う
「早く、たまより様に届けないと。」
そして、少女は姿を消す。予備校生は、母親によって死体で発見される。
大学生の泊海斗は、彼女とデートを楽しんでいる。海斗は将来彼女と結婚を考えている。2人は双方の両親が公認の仲である。
海斗がデートを終え、彼女を家に送って帰る途中、道端に立っている少女に行き会う。海斗はきれいな子だと思う。
しかし、自分には彼女がいる。それが、引き寄せられるように体が少女に近づいて行く。
海斗は何かに操られるように言葉が出る。
「君、何しているの。」「私、行くところがないのです。」
「なら、僕の所に来ないか。」「いいのですか。」
「構わないよ。夜遅いから泊まりなよ。」「はい。」
海斗は、家に少女を連れていく。彼は玄関を開けると「ただいま」と声をかける。母親が出てきて言う
「ご飯は。」「食べてきた。」
と答えると海斗は少女に聞く
「ご飯食べる。」「いらない。」
海斗は母親に言う
「僕たち部屋に行くから。」
彼は少女を連れて自分の部屋に行く。母親は、海斗の様子が変だと思うが喧嘩でもしてきたのではと思う。彼女に少女の姿は見えていない。
海斗は少女をベットに座らせると話しかける
「どこに住んでいるの」「・・・」
「高校生?」「・・・」
海斗は言いたくないのかと思う。この時、彼女からスマホに連絡がある。海斗は返信をする。彼は彼女からの連絡をうっとうしく感じる。
彼は話を再開する。
「名前を教えてよ。」「・・・」
「名前がないと困るね。イブと呼ぶけどいいかな。」「イブでいいわ。」
「イブ。」
海斗とは思わず、イブを押し倒していた。彼は頭を振る。「何やっているんだ。俺には彼女がいる」と言い聞かせる。
彼は床で寝ることにする。しかし少女は深夜になると海斗に抱き着く。彼は少女の柔らかい感触と甘い香りに抵抗できない。
海斗はイブをベットに乗せると覆いかぶさる。彼は堕ちていく。
母親は、昨晩、海斗の様子がおかしかったので、部屋に行く。
「海斗、おはよう。」「俺とイブの邪魔をするな。」
「イブ?誰のこと。」「ここにいるだろ。」
海斗とイブは抱き合っているが母親には見えない。母親は父親に報告しに行く。
父親が海斗に言う。
「医者に行こうか。」「俺はどこも悪くない。ほっといてくれ。」
父親は、医者に連絡するが患者自ら来てくれないと診ることはできないと言う。
父親は困り果てる。ネットで検索を続けるうちに祓い屋と言う者があることを知る。
彼は試しに電話をかける。
「みおお祓い事務所です。」「泊と申します。息子の件で電話したのですが。」「今所長に変わります。」
電話と取った順二からみおに変わる。
「息子さんの件と伺いましたがどのような様子ですか。」「部屋に閉じこもって、イブとかいない女性の名前を呼ぶんです。」
「いつからですか。」「今朝からです。」
「分かりました。今から伺います。」「よろしくお願いします。」
みおと順二は車に乗り泊家に向かう。順二がみおに言う。
「精神病ではないんですか。」「それなら医者をすすめるだけです。」
みおは依頼を断ったことがない。そのため、幻覚を見たなどの案件も多い。順二は今回も息子が幻覚を見ているのではと思っている。
みおたちは泊家に着く。みおは父親に言う。
「息子さんの部屋を見ても良いですか。」「はい、しかし息子は気が立っているかもしれません。」「わかりました。」
みおは、海斗の部屋のドアを開ける。みおは赤くなる。海斗は少女と色事をしている最中である。みおはドアを閉める。
父親がみおに聞く。
「どうでしたか。」「息子さんは少女の霊と情事にふけっています。」
「なんだって。」「このままだと息子さん、危ないですよ。」
「なんとかしてください。」「私が除霊します。」
みおは精神を集中して海斗の部屋に入る。少女がみおの気配に気づく。
「私をどうするの。」「除霊します。」
海斗がみおに向かってくる。順二と父親が海斗を取り押さえる。少女の霊は懇願する。
「助けてください。たまより様の命令なんです。」「たまより様とは何ですか。」
「妖怪です。女の霊を使って霊魂を集めているのです。」「分かりました。あなたは霊魂を取りに来たのですね。」
「そうです。助けてください。」「・・・」
みおは丹田に力を籠めると柏手を打つ。少女の霊は霧散する。
霊が消えると海斗は静かになる。
みおは、五條樹にたまより様と言う妖怪のことを報告する。
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