60 / 244
3章 貴族になる
11話 植松良房は情報通である
しおりを挟む
扶桑の門に行くと俺は門番に言う
「領主の植松様に取次願いたい。」
門番の1人が走っていく。
俺たちは領主の館に向かっていく。
町の人々が俺たちを見る
「角倉の守り人だぞ。」
「この行列は菊姫様か。」
町の人々には俺たちが菊といることが知れているらしい。
領主の館に入ると、菊は牛車から降りる。
菊を植松良房が出迎える
「菊姫様ようこそおいでくださりました。」
「急な来訪迷惑をかけました。」
「いいえ、つな殿、清音殿もお久しぶりです。」
良房は菊を広間に案内する。
菊には俺と清音が後に続く。
菊は良房に言う
「盗賊は大変でしたね。」
「はい、つな殿と清音殿を送っていただきありがとうございます。」
「盗賊を操っていた犯人は分かりましたか。」
「いえ、証拠がありません。」
「九条正親ですか。」
「いいえ、彼は私が気に入らなかったようですが動いていませんでした。」
「私はそう思っていましたが。」
「今となっては、状況が急変して貴族たちは右往左往しています。」
「なぜですか。」
「九条正親様が姫様に着いたからです。」
「四條道隆はどうですか。」
「彼はつな殿を目の敵にしています、今は姫様に付け入る隙を伺っています。」
「そうですか、あなたはどうするつもりですか。」
「私は姫様に恩があります。」
「誰に着くのですか。」
「姫様とつな殿に着こうと思います。」
「どうしてつな様に着くのですか。」
「姫様が夫に考えているからです。」
「面白いことを言いますね、今の言葉覚えておきます。」
良房は扶桑にいて状況を詳しく知っている。
彼は独自の情報網を持っているようだ。
俺たちは次に角倉へ行く。
角倉に着くと宗七が待っている。
菊は宗七に言う
「3日ここに逗留しますのでお願いします。」
「ゆるりと、旅の疲れを癒してください。」
俺たちは離れに泊まることになる。
俺と清音は、母屋の大事な客を招くときに使う部屋に宗七といる。
俺は宗七に聞く
「あれからどうだった。」
「菊姫と商談を成功させたということで客が増えたよ。」
「今度の領主はどうだい。」
「領主様も客になっている、悪い噂は聞かないよ。」
俺は赤鬼の角を2本と大牙の牙4本を出す。
赤鬼の角は銀貨5枚、大牙の牙は銀貨1枚なので金貨1枚と銀貨4枚になる。
俺は宗七に言う
「護衛にも大牙を狩った者がいるから換金してくれ。」
「分かった。」
彼は答え、清音に聞く
「清音様、つな様とは関係が進みましたか。」
「一緒に寝るようになった。」
「それは良かったです。」
「何を聞くんですか。」
俺は宗七に抗議する
「あなたには清音様と菊姫様の2人と関係を深めてもらわなければなりません。」
「菊姫様の夫になれというのですか。」
「そうです、官3位にはなってもらわなければなりません。」
「今の官位では身分が低いですか。」
「菊姫様も何か官位を上げるチャンスをうかがっているでしょう。」
俺は今のままでもよいが周りはそうはいかないらしい。
3日間で菊は宗七に必要なものを注文する。
俺と清音は午前中は剣の訓練をして午後はのんびりする。
夜は同じ布団で寝て甘い夢を見る。
「領主の植松様に取次願いたい。」
門番の1人が走っていく。
俺たちは領主の館に向かっていく。
町の人々が俺たちを見る
「角倉の守り人だぞ。」
「この行列は菊姫様か。」
町の人々には俺たちが菊といることが知れているらしい。
領主の館に入ると、菊は牛車から降りる。
菊を植松良房が出迎える
「菊姫様ようこそおいでくださりました。」
「急な来訪迷惑をかけました。」
「いいえ、つな殿、清音殿もお久しぶりです。」
良房は菊を広間に案内する。
菊には俺と清音が後に続く。
菊は良房に言う
「盗賊は大変でしたね。」
「はい、つな殿と清音殿を送っていただきありがとうございます。」
「盗賊を操っていた犯人は分かりましたか。」
「いえ、証拠がありません。」
「九条正親ですか。」
「いいえ、彼は私が気に入らなかったようですが動いていませんでした。」
「私はそう思っていましたが。」
「今となっては、状況が急変して貴族たちは右往左往しています。」
「なぜですか。」
「九条正親様が姫様に着いたからです。」
「四條道隆はどうですか。」
「彼はつな殿を目の敵にしています、今は姫様に付け入る隙を伺っています。」
「そうですか、あなたはどうするつもりですか。」
「私は姫様に恩があります。」
「誰に着くのですか。」
「姫様とつな殿に着こうと思います。」
「どうしてつな様に着くのですか。」
「姫様が夫に考えているからです。」
「面白いことを言いますね、今の言葉覚えておきます。」
良房は扶桑にいて状況を詳しく知っている。
彼は独自の情報網を持っているようだ。
俺たちは次に角倉へ行く。
角倉に着くと宗七が待っている。
菊は宗七に言う
「3日ここに逗留しますのでお願いします。」
「ゆるりと、旅の疲れを癒してください。」
俺たちは離れに泊まることになる。
俺と清音は、母屋の大事な客を招くときに使う部屋に宗七といる。
俺は宗七に聞く
「あれからどうだった。」
「菊姫と商談を成功させたということで客が増えたよ。」
「今度の領主はどうだい。」
「領主様も客になっている、悪い噂は聞かないよ。」
俺は赤鬼の角を2本と大牙の牙4本を出す。
赤鬼の角は銀貨5枚、大牙の牙は銀貨1枚なので金貨1枚と銀貨4枚になる。
俺は宗七に言う
「護衛にも大牙を狩った者がいるから換金してくれ。」
「分かった。」
彼は答え、清音に聞く
「清音様、つな様とは関係が進みましたか。」
「一緒に寝るようになった。」
「それは良かったです。」
「何を聞くんですか。」
俺は宗七に抗議する
「あなたには清音様と菊姫様の2人と関係を深めてもらわなければなりません。」
「菊姫様の夫になれというのですか。」
「そうです、官3位にはなってもらわなければなりません。」
「今の官位では身分が低いですか。」
「菊姫様も何か官位を上げるチャンスをうかがっているでしょう。」
俺は今のままでもよいが周りはそうはいかないらしい。
3日間で菊は宗七に必要なものを注文する。
俺と清音は午前中は剣の訓練をして午後はのんびりする。
夜は同じ布団で寝て甘い夢を見る。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる