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2章 官位を得る
21話 官6位になる
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2日後、俺と清音は帝の所に召喚される。
俺たちは 2度階段を上り、部屋にたどり着くが何も置いていない部屋である。
その部屋には、兵が2人いる。
清音が仮面を外す。
俺たちは兵に言う
「帝の召喚に応じ参上しました。」
兵はは立ったまま、ふすまを開ける。
中は広い部屋で一段高くなったところに帝が座っており、後ろには兵が2人控えている。
1人は正虎である。
また、菊と貴族たちが両側に並んでいる。
帝は俺に言う
「盗賊討伐で盗賊のほとんどを1人で倒したそうですね。」
「いえ、討伐軍がいてこその成果です。」
「国府へ帰る途中、九条正親の娘を救ったそうですね。」
「はい。」
帝が皆に問う
「つなと清音は、2つの功をなしているがどう思う。」
菊が発言する
「2つの功があります、官5位が良いと思います。」
貴族からどよめきが上がる。
大臣の四條道隆が発言する
「この者たちは官位を得たばかりです、報奨金でよいかと思います。」
大臣の九条正親が発言する
「確かに官位を得たばかりです、しかし、その功は大きいです、官6位と褒賞金でよいと思います。」
道隆が言う
「正親殿、自分の娘が救われたからと言ってそれはよくありませんぞ。」
「私は公平な判断をしています、盗賊討伐に官6位、娘を救ったことに報奨金です。」
貴族たちはざわめくが意見は出てこない。
帝が決断する
「つなと清音は官6位、褒賞金を与えることにする。」
「はい、謹んでお受けします。」
俺は菊との混浴を追及されなくて安心する。
俺と清音は、帝の前から下がる
俺たちは部屋に戻ると、町に出る支度をする。
狩った赤鬼の角を換金するのである。
町に出かけて、まず角を換金することにする。
店に入ると店主は
「ああ、あんたたちか。」
と言う。
俺は赤鬼の角を60本出す。
店主は驚いて聞く
「あんたたち2人で狩ったのか。」
「そうだよ。」
「凄腕なんだな。」
店主は感心する。
赤鬼の角は1本銀貨5枚で換金され、60本あるので金貨30枚になる。
その後、俺たちは町を回りながら屋台で食事をする。
城に戻り、俺たちの部屋に戻ると菊がいる。
菊は俺たちに言う
「どこに行っていたの。」
「町に行っていた。」
「うまくいったわね。」
「何がですか。」
「官位のことよ。」
「官5位にはなりませんでしたけど。」
「あれはふっかけたのよ。」
「そうですか。」
「正親がうまくやってくれたわ。」
菊は嬉しそうである。
3日後、俺と清音の所に新しい鉄製の札が届く。
官6位の札で帝の家紋の板倉巴がついているのものだ。
俺たちは 2度階段を上り、部屋にたどり着くが何も置いていない部屋である。
その部屋には、兵が2人いる。
清音が仮面を外す。
俺たちは兵に言う
「帝の召喚に応じ参上しました。」
兵はは立ったまま、ふすまを開ける。
中は広い部屋で一段高くなったところに帝が座っており、後ろには兵が2人控えている。
1人は正虎である。
また、菊と貴族たちが両側に並んでいる。
帝は俺に言う
「盗賊討伐で盗賊のほとんどを1人で倒したそうですね。」
「いえ、討伐軍がいてこその成果です。」
「国府へ帰る途中、九条正親の娘を救ったそうですね。」
「はい。」
帝が皆に問う
「つなと清音は、2つの功をなしているがどう思う。」
菊が発言する
「2つの功があります、官5位が良いと思います。」
貴族からどよめきが上がる。
大臣の四條道隆が発言する
「この者たちは官位を得たばかりです、報奨金でよいかと思います。」
大臣の九条正親が発言する
「確かに官位を得たばかりです、しかし、その功は大きいです、官6位と褒賞金でよいと思います。」
道隆が言う
「正親殿、自分の娘が救われたからと言ってそれはよくありませんぞ。」
「私は公平な判断をしています、盗賊討伐に官6位、娘を救ったことに報奨金です。」
貴族たちはざわめくが意見は出てこない。
帝が決断する
「つなと清音は官6位、褒賞金を与えることにする。」
「はい、謹んでお受けします。」
俺は菊との混浴を追及されなくて安心する。
俺と清音は、帝の前から下がる
俺たちは部屋に戻ると、町に出る支度をする。
狩った赤鬼の角を換金するのである。
町に出かけて、まず角を換金することにする。
店に入ると店主は
「ああ、あんたたちか。」
と言う。
俺は赤鬼の角を60本出す。
店主は驚いて聞く
「あんたたち2人で狩ったのか。」
「そうだよ。」
「凄腕なんだな。」
店主は感心する。
赤鬼の角は1本銀貨5枚で換金され、60本あるので金貨30枚になる。
その後、俺たちは町を回りながら屋台で食事をする。
城に戻り、俺たちの部屋に戻ると菊がいる。
菊は俺たちに言う
「どこに行っていたの。」
「町に行っていた。」
「うまくいったわね。」
「何がですか。」
「官位のことよ。」
「官5位にはなりませんでしたけど。」
「あれはふっかけたのよ。」
「そうですか。」
「正親がうまくやってくれたわ。」
菊は嬉しそうである。
3日後、俺と清音の所に新しい鉄製の札が届く。
官6位の札で帝の家紋の板倉巴がついているのものだ。
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