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第一章 プレイボール
離れるなよ
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私は時間がかかるからと押し切って、安藤さんに先にお風呂に行ってもらった。そして、入れ替わりで私も入る。
私は何を考えながらシャワーに当たっていたのか。実は無心に近い状態たったと思う。頭はぼんやりしたままに、身体は勝手に動いて一日の汚れを流した。ドライヤーを当て、歯を磨く姿はいつもの私なのに。
違うのは、ホテルの上質なガウンに身を包み出るタイミングをはかっているところだ。
「ふぅ。よし」
私は20代の初々しい時期はとっくに過ぎている。いまさら分からないわと言う演技はできない。そのせいか、これから起きることに期待し身体は勝手に熱くなっていす。いや、身体だけではなくて、心もそれ以上に熱い。
ガウンの下は何も身に着けずに、ドアを開けた。
部屋に戻ると辺は真っ暗で、足元をぼんやりと灯すフットライトが点いているだけ。そして安藤さんはダブルベッドに腰掛けていた。
私が出てきたのに気づいて立ち上がると、目の前までやってきた。
「お、お待たせしました!」
「くくっ。緊張してるのか?」
「しない、わけないと思う」
「そうだな」
安藤さんは私の頬に手を添えそのまま髪を梳くように後ろに流した。私の耳が露わになると、安藤さんは迷わずキスをした。
「んっ」
不意を突かれたように肩が跳ねる。ゾワと身体の半分だけが粟立った。唇は離れることなくそのまま下に移動する。反対の手は既に私の腰をしっかりと固定し、前にも後ろにも動けないようになっていた。
私の腹部はピタリと彼の腰にくっついてしまった。
「あ、んっ」
(噛んだ⁉︎)
耳にキスを落とした彼の唇が移動した先は首だ。そこに容赦なく歯を立て、ガブリと噛み付いたのた。だけど、痛くはない。
安藤さんが噛み付いたまま息をするせいで、彼の熱い息がかかって痺れが広がる。耳を彼の髪が擽っている。
たったそれだけで、私の腰は
「おっと」
砕けた。
(え、え! 力が入らない……うそ)
安藤さんは軽々と私を横抱きにしてベットに座った。私は彼の膝に乗せられた状態だ。
「あの、安藤さん」
「安藤さん、じゃないだろ。蒼子」
「えっと。そういちさん」
「さん?」
安藤さんは首を少し傾け、そうじゃないだろうと無言の圧力をかけてきた。まさか、呼び捨てにしろと言うのだろうか。
私は恐る恐るその名を口にする。
「そういち」
「それでいい」
安藤さんは目尻を下げると、よくできたと褒めるように私の額や鼻先にキスをくれた。
こんなお姫様みたいな扱いはされた事がない。
平均より少し背の高い私は下手すると男性と背丈が変わらなくなる。抱えられたり、こんな風に膝に乗るなんて初めてで戸惑う。
安藤さんは言葉少なめだけれど、反対に手の動きは早くガウンの腰紐はすでに解かれていて胸の合わせに手が掛かっていた。
大きな手が私の胸を暴きにかかる。
「ふ、んっ」
「着けてないのか」
安藤さんはちょっと驚いた顔をして、ブラジャーを着けてないのかと問いかけてきた。
私はうんと頷いた。彼は口角を上げながらガウンの合わせを押し開いた。私の肩が露わになり、上半身が晒された。さすがに恥ずかしくなって目を閉じてしまった。でも、待てどもその先の動きや反応がない。
(あれ? 動きがない。どうしたの?)
恐る恐る、目を開けると時が止まったように動かない安藤さんがいる。
「壮一さん?」
私が声をかけると彼は我に帰ったように、私の顔を見た。
「おいっ、聞いてねえぞ」
「え? なにを、んっ」
突然、安藤さんの手のひらが私の乳房を包み込んで揉み始めた。その指の腹で私の胸の先端を擦ったり摘んだりと攻撃を開始した。
久しぶりだからか、それともそうしているのが彼だからか、下腹が明らかに反応している。
身体を捩るごとに着ていたガウンは用を成さなくなった。もつれたガウンを気にすることなく、安藤さんは私の反対の乳房に熱い舌を乗せた。
「や、ぁ…っ」
(それ、食べられているみたいで、気持ちいい)
あっという間に態勢が替わり、気づけば私はベッドに仰向けにされていた。
◇
まさか、ガウンの下は何もつけていなかったとはな。それなりに経験を重ねた女なら今からの事も想定済み。うぶなふりをしない「これから私を抱くんでしょ」と言いたげな潔さが気に入った。
俺はその胸のあわいに迷わず手を射し込んで、ガウンを肩から下ろし胸を晒した。
ガウンの下に隠されていたものを見て、息を呑まずにはいられなかった。
なぜかって?
目の前に現れたそれは俺の想像を超えていたからだよ!
暗闇に青白く浮かび上がった陵丘は張りがあり、その先にある頂きはツンと上を向いていた。反対も晒すとそれは俺の期待を大いに上回る。
腰まで落ちたガウンが絡みつく先には細く締まった腰があった。
「壮一さん?」
「っ、聞いてねえぞ」
「え? んっ」
バランスの取れた美しい身体は俺のオスを呼び起こすのには十分で、胸に顔を埋めれば息が詰まるほど甘い匂いがした。
まるで媚薬だった。
ムクムクと男の性がそそり立つのを抑えられないでいる。
「そう、いちっ」
「声を抑えるな。啼けよ、もっと蒼子の美声を聞かせてくれ」
熱い。
堪らず自分もガウンを脱ぎ捨てた。
久しぶりに味わう女の身体の匂い、そして控え目な啼き声が俺を狂わせる。自分の全てを晒け出すことに躊躇っていた俺は、いったいどこに行った。蒼子の俺への想いがより一層、愛欲を掻き立てる。
俺がこの女に、蒼子に堕ちるっ。
「あ、はうっ」
ダメ、熱くて、苦しい。
あの憧れていた彼が、私の身体を暴いていく。そう考えるだけで発火し、もっともっとと物足りなさすら覚えていった。
「蒼子」
(そんな声で呼ばないでぇ……)
「は、あ、もうっむ、りっ。っああ!」
熱い手が私の下腹部を撫でたと思ったら、一直線に脚のあわいに滑り込んできた。もう、泣きたくなるくらいそこは溢れているの。
「いいな、蒼子のここ」
「い、言わないでっ。恥ずかしいから」
「なんでだよ」
「あうっ」
もう指が入ってる!
白くなりそうな意識を何とか繋ぎ止め、気づけば私は彼の肩を強く握っていた。
暗くてよく見えないけれど、肩は筋肉で盛り上がっていて、間違いなく胸は厚く逞しい。多分、お腹は割れているわ。
決して太くない彼の身体にアスリートの魂を感じた。
「あ、あ、………んっ」
「悪いが、久々なんだ。もう、挿れるぞ」
安藤さんは私の脚を大きく開いて、私の間に入ってきた。彼のそそり勃つそれを目にして思わず凝視してしまった。
私の頭上を安藤さんの長い腕が伸び、どこからかともなく避妊具が現れる。片手でそれを取り私の目を見つめながら、口で破って見せた。
(やだっ。私、煽られてるっ!)
まだ、挿れられていないのに蜜口がヒクつくのが分かる。干からびていた泉から彼が欲しいと溢れ出す。
装着が完了し、彼の先端があてがわれた。
「あ、んっ」
「いいか」
私はうんうんと何度も頷いた。正直いうともう、早く欲しくて仕方がなかった。
私の同意を得た彼が身体を沈めると、ズンと重い衝撃が走り、膣内が押し広げらる。
あんなに濡れていたのに、いざとなると緊張で滑りがいまいちになっている。
「お、おっきいよ」
「大きくねえよ。普通だろ」
「んんっ」
「もしかして痛い、のか?」
「いったくは、ない」
私の反応に不安を覚えたのか、安藤さんは進める腰を一旦止めて、優しいキスを身体中にくれる。まるでそれは、大丈夫だと宥めるようなキスだ。
舌先で私の唇を開いて中に進入した。また、私の中の快楽を呼び出す。
安藤さんは言葉ではあんなに俺様なのに、キスはとても優しいの。
泣きたくなるくらい、優しい。
「はうっ」
「くっ」
彼の全てが私の中に収まった。ピッタリと互いが、寸部の狂いもなく接続された。まるで探し求めていたパズルの欠片がきっちりと嵌ったように心地良かった。
目の前には眉に力を入れた男が、私の心をも射抜こうとしている。
「蒼子、離れるなよ。俺から絶対にっ、離れるな」
「壮一っ! あああっ」
私からは絶対に離れないわ。
だからっあなたこそ私を、離さないでお願い!
私は何を考えながらシャワーに当たっていたのか。実は無心に近い状態たったと思う。頭はぼんやりしたままに、身体は勝手に動いて一日の汚れを流した。ドライヤーを当て、歯を磨く姿はいつもの私なのに。
違うのは、ホテルの上質なガウンに身を包み出るタイミングをはかっているところだ。
「ふぅ。よし」
私は20代の初々しい時期はとっくに過ぎている。いまさら分からないわと言う演技はできない。そのせいか、これから起きることに期待し身体は勝手に熱くなっていす。いや、身体だけではなくて、心もそれ以上に熱い。
ガウンの下は何も身に着けずに、ドアを開けた。
部屋に戻ると辺は真っ暗で、足元をぼんやりと灯すフットライトが点いているだけ。そして安藤さんはダブルベッドに腰掛けていた。
私が出てきたのに気づいて立ち上がると、目の前までやってきた。
「お、お待たせしました!」
「くくっ。緊張してるのか?」
「しない、わけないと思う」
「そうだな」
安藤さんは私の頬に手を添えそのまま髪を梳くように後ろに流した。私の耳が露わになると、安藤さんは迷わずキスをした。
「んっ」
不意を突かれたように肩が跳ねる。ゾワと身体の半分だけが粟立った。唇は離れることなくそのまま下に移動する。反対の手は既に私の腰をしっかりと固定し、前にも後ろにも動けないようになっていた。
私の腹部はピタリと彼の腰にくっついてしまった。
「あ、んっ」
(噛んだ⁉︎)
耳にキスを落とした彼の唇が移動した先は首だ。そこに容赦なく歯を立て、ガブリと噛み付いたのた。だけど、痛くはない。
安藤さんが噛み付いたまま息をするせいで、彼の熱い息がかかって痺れが広がる。耳を彼の髪が擽っている。
たったそれだけで、私の腰は
「おっと」
砕けた。
(え、え! 力が入らない……うそ)
安藤さんは軽々と私を横抱きにしてベットに座った。私は彼の膝に乗せられた状態だ。
「あの、安藤さん」
「安藤さん、じゃないだろ。蒼子」
「えっと。そういちさん」
「さん?」
安藤さんは首を少し傾け、そうじゃないだろうと無言の圧力をかけてきた。まさか、呼び捨てにしろと言うのだろうか。
私は恐る恐るその名を口にする。
「そういち」
「それでいい」
安藤さんは目尻を下げると、よくできたと褒めるように私の額や鼻先にキスをくれた。
こんなお姫様みたいな扱いはされた事がない。
平均より少し背の高い私は下手すると男性と背丈が変わらなくなる。抱えられたり、こんな風に膝に乗るなんて初めてで戸惑う。
安藤さんは言葉少なめだけれど、反対に手の動きは早くガウンの腰紐はすでに解かれていて胸の合わせに手が掛かっていた。
大きな手が私の胸を暴きにかかる。
「ふ、んっ」
「着けてないのか」
安藤さんはちょっと驚いた顔をして、ブラジャーを着けてないのかと問いかけてきた。
私はうんと頷いた。彼は口角を上げながらガウンの合わせを押し開いた。私の肩が露わになり、上半身が晒された。さすがに恥ずかしくなって目を閉じてしまった。でも、待てどもその先の動きや反応がない。
(あれ? 動きがない。どうしたの?)
恐る恐る、目を開けると時が止まったように動かない安藤さんがいる。
「壮一さん?」
私が声をかけると彼は我に帰ったように、私の顔を見た。
「おいっ、聞いてねえぞ」
「え? なにを、んっ」
突然、安藤さんの手のひらが私の乳房を包み込んで揉み始めた。その指の腹で私の胸の先端を擦ったり摘んだりと攻撃を開始した。
久しぶりだからか、それともそうしているのが彼だからか、下腹が明らかに反応している。
身体を捩るごとに着ていたガウンは用を成さなくなった。もつれたガウンを気にすることなく、安藤さんは私の反対の乳房に熱い舌を乗せた。
「や、ぁ…っ」
(それ、食べられているみたいで、気持ちいい)
あっという間に態勢が替わり、気づけば私はベッドに仰向けにされていた。
◇
まさか、ガウンの下は何もつけていなかったとはな。それなりに経験を重ねた女なら今からの事も想定済み。うぶなふりをしない「これから私を抱くんでしょ」と言いたげな潔さが気に入った。
俺はその胸のあわいに迷わず手を射し込んで、ガウンを肩から下ろし胸を晒した。
ガウンの下に隠されていたものを見て、息を呑まずにはいられなかった。
なぜかって?
目の前に現れたそれは俺の想像を超えていたからだよ!
暗闇に青白く浮かび上がった陵丘は張りがあり、その先にある頂きはツンと上を向いていた。反対も晒すとそれは俺の期待を大いに上回る。
腰まで落ちたガウンが絡みつく先には細く締まった腰があった。
「壮一さん?」
「っ、聞いてねえぞ」
「え? んっ」
バランスの取れた美しい身体は俺のオスを呼び起こすのには十分で、胸に顔を埋めれば息が詰まるほど甘い匂いがした。
まるで媚薬だった。
ムクムクと男の性がそそり立つのを抑えられないでいる。
「そう、いちっ」
「声を抑えるな。啼けよ、もっと蒼子の美声を聞かせてくれ」
熱い。
堪らず自分もガウンを脱ぎ捨てた。
久しぶりに味わう女の身体の匂い、そして控え目な啼き声が俺を狂わせる。自分の全てを晒け出すことに躊躇っていた俺は、いったいどこに行った。蒼子の俺への想いがより一層、愛欲を掻き立てる。
俺がこの女に、蒼子に堕ちるっ。
「あ、はうっ」
ダメ、熱くて、苦しい。
あの憧れていた彼が、私の身体を暴いていく。そう考えるだけで発火し、もっともっとと物足りなさすら覚えていった。
「蒼子」
(そんな声で呼ばないでぇ……)
「は、あ、もうっむ、りっ。っああ!」
熱い手が私の下腹部を撫でたと思ったら、一直線に脚のあわいに滑り込んできた。もう、泣きたくなるくらいそこは溢れているの。
「いいな、蒼子のここ」
「い、言わないでっ。恥ずかしいから」
「なんでだよ」
「あうっ」
もう指が入ってる!
白くなりそうな意識を何とか繋ぎ止め、気づけば私は彼の肩を強く握っていた。
暗くてよく見えないけれど、肩は筋肉で盛り上がっていて、間違いなく胸は厚く逞しい。多分、お腹は割れているわ。
決して太くない彼の身体にアスリートの魂を感じた。
「あ、あ、………んっ」
「悪いが、久々なんだ。もう、挿れるぞ」
安藤さんは私の脚を大きく開いて、私の間に入ってきた。彼のそそり勃つそれを目にして思わず凝視してしまった。
私の頭上を安藤さんの長い腕が伸び、どこからかともなく避妊具が現れる。片手でそれを取り私の目を見つめながら、口で破って見せた。
(やだっ。私、煽られてるっ!)
まだ、挿れられていないのに蜜口がヒクつくのが分かる。干からびていた泉から彼が欲しいと溢れ出す。
装着が完了し、彼の先端があてがわれた。
「あ、んっ」
「いいか」
私はうんうんと何度も頷いた。正直いうともう、早く欲しくて仕方がなかった。
私の同意を得た彼が身体を沈めると、ズンと重い衝撃が走り、膣内が押し広げらる。
あんなに濡れていたのに、いざとなると緊張で滑りがいまいちになっている。
「お、おっきいよ」
「大きくねえよ。普通だろ」
「んんっ」
「もしかして痛い、のか?」
「いったくは、ない」
私の反応に不安を覚えたのか、安藤さんは進める腰を一旦止めて、優しいキスを身体中にくれる。まるでそれは、大丈夫だと宥めるようなキスだ。
舌先で私の唇を開いて中に進入した。また、私の中の快楽を呼び出す。
安藤さんは言葉ではあんなに俺様なのに、キスはとても優しいの。
泣きたくなるくらい、優しい。
「はうっ」
「くっ」
彼の全てが私の中に収まった。ピッタリと互いが、寸部の狂いもなく接続された。まるで探し求めていたパズルの欠片がきっちりと嵌ったように心地良かった。
目の前には眉に力を入れた男が、私の心をも射抜こうとしている。
「蒼子、離れるなよ。俺から絶対にっ、離れるな」
「壮一っ! あああっ」
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