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第一部
6、ヤ◯ザの医官さん
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「自衛隊ですか!」
―― ピンポーン
悲鳴に近い声でひよりが叫んだ時、インターホンが鳴った。ひより以外の男たちは素早くモニターの方を振り返る。
画面には男性が写っていた。それを見た東が返事をする。
「お待ちしていました。どうぞ」
エントランスの扉が開き、男性が入ってくる。すると、さっきまで大笑いしていた部下四人の顔色が変わった。
「安達曹長のお出ましだ。おい、俺の髪大丈夫だよな」
「おう。異常なしだ。俺のヒゲは大丈夫か?」
「ヒゲ、異常なし! 服装の乱れは」
「異常なしっ! 大丈夫だろ。今日は無礼講だって、隊長もいっていた」
ひよりは、そわそわし始めた四人を見て、嫌な予感に襲われた。
(やばい人じゃないよね……だってみんな、すごく緊張してる)
東はさておき、四人は明らかに焦っていた。その焦りは、見事にひよりに伝染する。
「あの、私はっ。私は大丈夫でしょうか。異常、ないですか?」
ひよりの今にも泣きそうな問いかけに、四人の部下はひよりの周りをぐるっと確認し、親指を立てて「異常なし!」と声を揃えて言った。
相変わらず素晴らしいシンクロだ。
玄関のベルが鳴り、東がドアを開けた。
招き入れる声とともに、廊下から二人の足音が聞こえてくる。リビングに残された、ひよりと四人の部下は直立不動で目の前の扉が開くのを待っていた。
―― カチャ……
初めに東が入り、後に続いて男性が入ってきた。ひよりがその男が誰なのか確かめる間もなく、四人の部下が敬礼をした。
見事に三十度の角度をたもっている。
「お疲れ様です!」
「お先にいただいております!」
すると男性は軽く右手を上げる。それを見た四人は、静かに姿勢を戻した。
「安達さん、どうぞ。何を飲みますか」
「隊長、お気遣いなく。いつもすみません。こいつら迷惑かけてないですか」
「問題ないですよ。若者らしくてよいかと」
「ああこれ、よければ。うちのがここの店のは旨いと煩いので」
「ありがとうございます。食後に食べましょう」
男性は安達というらしい。安達は挨拶が済んだのか、今度はひよりの方を振り向いた。
その時、男の顔をまともに見たひよりは、今日いちばんに驚愕した。
「あなたが東隊長の?」
「ひっ……」
安達はひよりにとって強面すぎたのだ。髪型はこの世界では共通なのか、彼もまた短い。
日に焼けた肌は、若い部下とは比べものにならないくらい色が濃い。眉毛は太くて厳ついし、目は一重のつり目。そして大きな鼻にぶ厚い唇。ガッチリした肩に腰。首も腕も指も男らしくて太い。皮膚も厚そうだ。
そして、極め付けは……。
(この人、顔に傷があるんですけどぉぉ!)
額に何かで切ったような傷痕があった。
この時点ですでに、ひよりの頭の中から「自衛隊」という言葉は見事に吹き飛んでいた。
(怖いほうのヤクザさんがきちゃったよ……うわあああああ)
◇
中断していた食事が再開された。
ダイニングテーブルにはたくさんの料理が並び、どれもとても美味しそうだ。和から洋まで様々で、男性が好みそうなものがたくさん並んでいる。
鯛のカルパッチョ、大根サラダ、豚の角煮、肉じゃが、ピザ、ステーキ、テールスープ……。どれも大皿に入っている。こんなにたくさん並んでいるにも関わらず、東はまだキッチンに立っている。
ひよりの隣の席は東のために空けられ、対面と末席に部下が、お誕生日席に安達が座っていた。安達はひよりの斜め左に位置する。
「安達曹長、今日はお子さんの部活では?」
「ああ、当番制でな。うちは先週やった」
「なるほど。学校って大変すね」
「お前もそうだったろ。親に感謝するんだな」
安達は東より年上らしい。四十過ぎで家庭があるということは、会話の端々で感じ取った。
(ヤクザの子どもが部活……それに協力する親。真面目なヤクザ……)
自衛隊という言葉が完全にどこかに行ってしまうくらい、安達という男性は強烈な人物だったのだ。
「あの、お代わりついできましょうか」
ひよりは緊張しすぎて座っているのが辛くなってきた。目の前のご馳走も、いまは喉を通りそうもない。
「いや、いいですよ。自分でしますんで!」
「私がやりたいんです。少しくらい女性のよさを出させてくださいよ」
「えっ、でも」
ひよりは祈る気持ちで、茶碗をよこせと手を伸ばした。しかし、初めにおかわりはセルフでと言われていたこともあり、なかなか承諾してくれない。
「橋本。お嬢さんにお願いしたらどうだ。せっかくのご好意だ」
意外にも助け舟を出してくれたのは、強面の安達だった。ひよりは、橋本という若い部下にもう一押しと声をかける。
「私にさせてください」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
ひよりは差し出された茶碗を、むしり取る勢いで受け取った。そして、今日いちばんの笑顔で答える。
「ありがとうございます! 他の方も遠慮なさらずに、おかわりどうぞ。私がつぎますから」
とにかくひよりは、テーブルから離れる理由が欲しかった。それに、理由は分からないが東の側にいる方がまだ落ち着いていられる気がした。
「東さん。しゃもじどこですか?」
「あれ? ひよりさんがおかわり」
「いえ。あ、でも怒らないでくださいね。私がしたくてしているので」
東はひよりにしゃもじを渡した。ひよりは嬉しそうに受け取り、彼らのためにご飯をよそう。その姿に東は頬を緩めずにはいられない。
「ま、休みの日ぐらい甘やかしてもいいか。ひよりさんには悪いけど」
「いいえ、私はぜんぜん。東さんも早く食べましょう。私も手伝いますから」
「じゃあお願いするか。鍋の中の煮魚を皿にとって、ここにあるミョウガを添えてもらえるかな」
「はい!」
ひよりは東と並んで立った。そして、手を動かしながらこっそり東を観察する。
東は背が高いせいで、包丁を持つ時は背中を丸めなければならない。そのお陰で東の横顔は、ひよりの顔の高さまで降りてくる。その横顔がまた、かっこいいのだ。
人を殺せそうな体つきをしていながら、包丁や菜箸を持ち、食物に向ける真剣な眼差しは、あまりにもギャップがありすぎる。
想像以上に繊細な動きで、人参や大根に隠し包丁を入れたり、薄く剥いた皮で花を作ってみせる。
「すごいですね! 高級な料亭の料理長さんみたい。手先が、器用ですね……うわぁ。本当に、すごい」
「これはね、トレーニングでもあるんだ。今は医務室勤めで、メスとか糸とかあまり持つことないからね。細かい作業をして、指先の感覚が鈍らないようにしてるんだ。それには和食が持って来いって最近気づいた。料理をすることは好きだし、一石二鳥だね」
「医務室勤めなんですか」
「そうだよ。訓練で怪我をしたり、体調崩した隊員の治療や防疫をしている」
(それって、お抱え医師ってこと⁉︎)
「そうなんですね。ということは、東さんってお医者さん!」
「そう。我々の組織では医官といいます。医師の医に官民の官と書いて医官」
「(ヤクザの)医官さん……すごいですね」
東はひよりの反応を見て満足げに微笑んだ。まさかまだヤクザだと思われているとは思うまい。
東はひよりのくるくる変わる表情や、ハキハキとした言葉遣いに好意を持っていた。
自分の部下たちを交えた食事会も、驚いてはいたが嫌がることもなかった。とんでもない勘違いはしていたけれど、それを前提で自分たちのことを理解しようとしていたことが、なんともいじらしくて堪らなかった。
「ひよりさん」
「はい」
東は手を止めて、ひよりの方を向いた。この子をどうしても懐に入れてしまいたいと思ったのだ。
予定外のハプニングで持ち帰ってしまったけれど、それを含めて運命だと感じていた。
「あなたがもし、私のことを嫌いでなかったら」
「はい?」
「是非とも、私と」
真剣な面持ちで東はひよりに一歩迫ったその時、
「隊長も早く食べてください。食べるもの無くなってしまいますよ。西さんも、全然食べてないですし」
残念ながら邪魔が入ってしまった。
東はこんな状況で、告白をしようとしたのが悪いのだと思い直し、呼びに来た部下に返事をする。
「すぐに行く。すまんな」
「いえ! 作ってもらってるくせに、生意気すみませんっ」
「ひよりさんも食べましょう」
「はい」
苦笑いする東を見たひよりは首を傾げた。東はいったい、何を言おうとしていたのかと。
(まさか私にもヤクザになりませんかって、言おうとしたとか?)
「まさか、ね」
今日の、ひよりは新しい発見があった。
東は医者で、しかもヤクザの医官という立場だ。それに強面の安達も、顔が怖いだけで社会と共存している常識あるヤクザだ。部下の四人も上司を尊敬していて、礼儀も正しい。
(昔ながらのヤクザさん?)
当たり前だ。
彼らは防衛省が管理する自衛隊なのだから。
―― ピンポーン
悲鳴に近い声でひよりが叫んだ時、インターホンが鳴った。ひより以外の男たちは素早くモニターの方を振り返る。
画面には男性が写っていた。それを見た東が返事をする。
「お待ちしていました。どうぞ」
エントランスの扉が開き、男性が入ってくる。すると、さっきまで大笑いしていた部下四人の顔色が変わった。
「安達曹長のお出ましだ。おい、俺の髪大丈夫だよな」
「おう。異常なしだ。俺のヒゲは大丈夫か?」
「ヒゲ、異常なし! 服装の乱れは」
「異常なしっ! 大丈夫だろ。今日は無礼講だって、隊長もいっていた」
ひよりは、そわそわし始めた四人を見て、嫌な予感に襲われた。
(やばい人じゃないよね……だってみんな、すごく緊張してる)
東はさておき、四人は明らかに焦っていた。その焦りは、見事にひよりに伝染する。
「あの、私はっ。私は大丈夫でしょうか。異常、ないですか?」
ひよりの今にも泣きそうな問いかけに、四人の部下はひよりの周りをぐるっと確認し、親指を立てて「異常なし!」と声を揃えて言った。
相変わらず素晴らしいシンクロだ。
玄関のベルが鳴り、東がドアを開けた。
招き入れる声とともに、廊下から二人の足音が聞こえてくる。リビングに残された、ひよりと四人の部下は直立不動で目の前の扉が開くのを待っていた。
―― カチャ……
初めに東が入り、後に続いて男性が入ってきた。ひよりがその男が誰なのか確かめる間もなく、四人の部下が敬礼をした。
見事に三十度の角度をたもっている。
「お疲れ様です!」
「お先にいただいております!」
すると男性は軽く右手を上げる。それを見た四人は、静かに姿勢を戻した。
「安達さん、どうぞ。何を飲みますか」
「隊長、お気遣いなく。いつもすみません。こいつら迷惑かけてないですか」
「問題ないですよ。若者らしくてよいかと」
「ああこれ、よければ。うちのがここの店のは旨いと煩いので」
「ありがとうございます。食後に食べましょう」
男性は安達というらしい。安達は挨拶が済んだのか、今度はひよりの方を振り向いた。
その時、男の顔をまともに見たひよりは、今日いちばんに驚愕した。
「あなたが東隊長の?」
「ひっ……」
安達はひよりにとって強面すぎたのだ。髪型はこの世界では共通なのか、彼もまた短い。
日に焼けた肌は、若い部下とは比べものにならないくらい色が濃い。眉毛は太くて厳ついし、目は一重のつり目。そして大きな鼻にぶ厚い唇。ガッチリした肩に腰。首も腕も指も男らしくて太い。皮膚も厚そうだ。
そして、極め付けは……。
(この人、顔に傷があるんですけどぉぉ!)
額に何かで切ったような傷痕があった。
この時点ですでに、ひよりの頭の中から「自衛隊」という言葉は見事に吹き飛んでいた。
(怖いほうのヤクザさんがきちゃったよ……うわあああああ)
◇
中断していた食事が再開された。
ダイニングテーブルにはたくさんの料理が並び、どれもとても美味しそうだ。和から洋まで様々で、男性が好みそうなものがたくさん並んでいる。
鯛のカルパッチョ、大根サラダ、豚の角煮、肉じゃが、ピザ、ステーキ、テールスープ……。どれも大皿に入っている。こんなにたくさん並んでいるにも関わらず、東はまだキッチンに立っている。
ひよりの隣の席は東のために空けられ、対面と末席に部下が、お誕生日席に安達が座っていた。安達はひよりの斜め左に位置する。
「安達曹長、今日はお子さんの部活では?」
「ああ、当番制でな。うちは先週やった」
「なるほど。学校って大変すね」
「お前もそうだったろ。親に感謝するんだな」
安達は東より年上らしい。四十過ぎで家庭があるということは、会話の端々で感じ取った。
(ヤクザの子どもが部活……それに協力する親。真面目なヤクザ……)
自衛隊という言葉が完全にどこかに行ってしまうくらい、安達という男性は強烈な人物だったのだ。
「あの、お代わりついできましょうか」
ひよりは緊張しすぎて座っているのが辛くなってきた。目の前のご馳走も、いまは喉を通りそうもない。
「いや、いいですよ。自分でしますんで!」
「私がやりたいんです。少しくらい女性のよさを出させてくださいよ」
「えっ、でも」
ひよりは祈る気持ちで、茶碗をよこせと手を伸ばした。しかし、初めにおかわりはセルフでと言われていたこともあり、なかなか承諾してくれない。
「橋本。お嬢さんにお願いしたらどうだ。せっかくのご好意だ」
意外にも助け舟を出してくれたのは、強面の安達だった。ひよりは、橋本という若い部下にもう一押しと声をかける。
「私にさせてください」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
ひよりは差し出された茶碗を、むしり取る勢いで受け取った。そして、今日いちばんの笑顔で答える。
「ありがとうございます! 他の方も遠慮なさらずに、おかわりどうぞ。私がつぎますから」
とにかくひよりは、テーブルから離れる理由が欲しかった。それに、理由は分からないが東の側にいる方がまだ落ち着いていられる気がした。
「東さん。しゃもじどこですか?」
「あれ? ひよりさんがおかわり」
「いえ。あ、でも怒らないでくださいね。私がしたくてしているので」
東はひよりにしゃもじを渡した。ひよりは嬉しそうに受け取り、彼らのためにご飯をよそう。その姿に東は頬を緩めずにはいられない。
「ま、休みの日ぐらい甘やかしてもいいか。ひよりさんには悪いけど」
「いいえ、私はぜんぜん。東さんも早く食べましょう。私も手伝いますから」
「じゃあお願いするか。鍋の中の煮魚を皿にとって、ここにあるミョウガを添えてもらえるかな」
「はい!」
ひよりは東と並んで立った。そして、手を動かしながらこっそり東を観察する。
東は背が高いせいで、包丁を持つ時は背中を丸めなければならない。そのお陰で東の横顔は、ひよりの顔の高さまで降りてくる。その横顔がまた、かっこいいのだ。
人を殺せそうな体つきをしていながら、包丁や菜箸を持ち、食物に向ける真剣な眼差しは、あまりにもギャップがありすぎる。
想像以上に繊細な動きで、人参や大根に隠し包丁を入れたり、薄く剥いた皮で花を作ってみせる。
「すごいですね! 高級な料亭の料理長さんみたい。手先が、器用ですね……うわぁ。本当に、すごい」
「これはね、トレーニングでもあるんだ。今は医務室勤めで、メスとか糸とかあまり持つことないからね。細かい作業をして、指先の感覚が鈍らないようにしてるんだ。それには和食が持って来いって最近気づいた。料理をすることは好きだし、一石二鳥だね」
「医務室勤めなんですか」
「そうだよ。訓練で怪我をしたり、体調崩した隊員の治療や防疫をしている」
(それって、お抱え医師ってこと⁉︎)
「そうなんですね。ということは、東さんってお医者さん!」
「そう。我々の組織では医官といいます。医師の医に官民の官と書いて医官」
「(ヤクザの)医官さん……すごいですね」
東はひよりの反応を見て満足げに微笑んだ。まさかまだヤクザだと思われているとは思うまい。
東はひよりのくるくる変わる表情や、ハキハキとした言葉遣いに好意を持っていた。
自分の部下たちを交えた食事会も、驚いてはいたが嫌がることもなかった。とんでもない勘違いはしていたけれど、それを前提で自分たちのことを理解しようとしていたことが、なんともいじらしくて堪らなかった。
「ひよりさん」
「はい」
東は手を止めて、ひよりの方を向いた。この子をどうしても懐に入れてしまいたいと思ったのだ。
予定外のハプニングで持ち帰ってしまったけれど、それを含めて運命だと感じていた。
「あなたがもし、私のことを嫌いでなかったら」
「はい?」
「是非とも、私と」
真剣な面持ちで東はひよりに一歩迫ったその時、
「隊長も早く食べてください。食べるもの無くなってしまいますよ。西さんも、全然食べてないですし」
残念ながら邪魔が入ってしまった。
東はこんな状況で、告白をしようとしたのが悪いのだと思い直し、呼びに来た部下に返事をする。
「すぐに行く。すまんな」
「いえ! 作ってもらってるくせに、生意気すみませんっ」
「ひよりさんも食べましょう」
「はい」
苦笑いする東を見たひよりは首を傾げた。東はいったい、何を言おうとしていたのかと。
(まさか私にもヤクザになりませんかって、言おうとしたとか?)
「まさか、ね」
今日の、ひよりは新しい発見があった。
東は医者で、しかもヤクザの医官という立場だ。それに強面の安達も、顔が怖いだけで社会と共存している常識あるヤクザだ。部下の四人も上司を尊敬していて、礼儀も正しい。
(昔ながらのヤクザさん?)
当たり前だ。
彼らは防衛省が管理する自衛隊なのだから。
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