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ハッピーウエディング
何でもお見通し
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夕凪の涙は気がついたら止まっていた。あんなに泣くまいと逆らってもだめだったのに、抱きしめられただけで引いていった。
そう、夕凪を後ろから覆ったのは幻なんかじゃない。
「浩太。どうして来たの? 浩太もここで手続きできたの?」
「ん? 俺のはもう取得済みだ」
「じゃあなんで、来たの。あっ、仕事?」
「税関に用があるからと出てきた。嘘ではない。この近くに支部があるんだ。知らなかったのか」
「税関なんて縁がないもの」
「それもそうだな」
沢柳の重みがすっと取れると、また不安になった。だから夕凪は咄嗟に沢柳のジャケットの裾をギュッと掴んだ。
沢柳は夕凪の子供みたいな仕草を見ても何も言わない。ただ黙ってその掴んだ手を取り握り直した。
ギュッと、ただ一回だけ強く。
「帰れるのか」
「うん、もう大丈夫だよ。ありがとう」
いつもの夕凪の笑顔が見えた。
沢柳は「そうか」と一言返して手を放した。
やはり来てよかったと沢柳は思った。税関の帰りだと言うのは実は嘘だ。今朝の夕凪の態度がどこか引っかかったままだった沢柳は、来ないわけにはいかなかった。夕凪が戸籍という言葉に一瞬、顔を曇らせたからだ。
でも、こればかりは沢柳にもどうすることもできない。ただ、どんな形になっても側に居てやりたい、そう思っていた。
夕凪がヘルメットをかぶり、愛車のゼファーに跨る。
「夕凪!」
「はい! なに?」
ヘルメットのシールドを上げて夕凪が振り返る。沢柳は夕凪の目の色がいつも通りに戻っているのを確認してこう言った。
「今夜は肉じゃがだ」
「わー、やったぁ。私、浩太の肉じゃが大好き。早く帰るね!」
「いつも通りの時間にしてくれ。俺が間に合わない」
「あ、そっか。ふふ、じゃあいつも通りの時間に」
「ああ」
片手を上げて、夕凪は港に向けて走り出した。その背中も、いつもの夕凪だと安心した沢柳は地下鉄へ向かう。
帰ったら聞くべきか、聞かずにいるべきか。夕凪のあの苦しそうに涙を流す姿が目から離れない。肩を揺らしながらも、すべての感情を押し殺そうとする必死さに胸が焼けそうだった。孤独を恐れる夕凪は何を見たのか。
「何があっても、どんな結果であろうとも、俺が夕凪を一人にはさせない」
だから結婚するんだと。家族になろうと、絶対に切れることのない糸で繋がろうと、そう決心したのだから。
*
予定より遅く帰社した夕凪は課長である鬼丈に報告に行く。
「課長、いま戻りました。ありがとうございます」
「おー、ちゃんと取れたのか」
「取れましたよ。子供じゃないんだからっ」
「そりゃよかった」
パソコンから目だけ夕凪に向けてそう言った鬼丈の眉間にシワが入る。夕凪は普通にしているつもりなのだろうが、鬼丈から見るとそうではなかった。
「おい、ちょっと休憩室にコーヒーを持ってきてくれないか。さっきミーティングした内容を簡単に話す」
「分かりました。すぐにお持ちします」
「よろしく」
夕凪は言われたとおりにコーヒーを淹れ休憩室に入った。鬼丈は部屋の一番奥の椅子に座り腕を組んだ状態で夕凪を迎え入れた
「どうぞ」とコーヒーカップを置くと同時に鬼丈が口を開いた。
「おまえ鏡見たのかよ」
「へ?」
「まったく、水臭いやつだな。言えばついて行ってやったんだ。変なところで遠慮をするな。何年おまえの上司をやっていると思ってるんだ。ったく」
「そんなにひどい顔してますか!?」
「ぱっと見は分からない。けど目尻、真っ赤になってんぞ。こすっただろ」
「あっ」
鬼丈にとって夕凪は特別だった。何人も部下を持った鬼丈も女性の、しかも自分と同じガンマン志望の部下は初めてだった。すぐに辞めると思っていた鬼丈のあてはいい意味で外れた。だったら立派に、エースと呼ばれるガンマンに育てたい。いつからかそう思い始めていた。
男と同じにようにとはいかない、でも特別扱いはしない。それでも夕凪が女である以上は守ってやらなければならない。それが10年近く続くと、夕凪がどんなに隠しても鬼丈にはお見通しというわけだった。
「おまえ、嫁入り前なんだから大事にしろよ。見た目に似つかず肌は繊細なんだって、そこの冷凍庫からアイスパック出して冷やせ」
「もう、大丈夫です」
「はぁ」とため息をつきながら鬼丈は立ち上がり、アイスパックを持ってきてタオルに巻いて渡した。
「煩い男どもに気づかれたらどうする。あいつらよーく見てっからな」
「あっ、確かに」
「で?」
「はい?」
「そうなった理由を聞かせろ」
「えぇ……」
鬼丈の言うそうなったとはきっと涙を流した理由。この人には何も隠せないのかと夕凪は眉をハの字に下げた。たかが紙切れでのこと、でも口で言われるより文字で見るほうが怖いという気持ちを、どう伝えたらいいのか。
暫く悩んでいると、痺れを切らした鬼丈が立ち上がった。そして夕凪の隣にドカッと座ったのだ。
「もういい。おまえの顔を見ていたら大体のことは分かった。おまえの生い立ちを知らないわけじゃないからな。言わせようとして悪かった」
「いえ。うまく説明できなくて」
「その証明を見て、思ってたのと違ったのか」
「父や母の名前を初めて知りました。父もちゃんと木崎姓だったんですけど、抄本だったので自分事項しか……」
「なるほどな」
謄本で全部事項を選べば恐らく、筆頭者が誰でいつ生まれ、いつ結婚し、いつこの世を去ったのかが分かる。両親がまだこの世にいるのかは最低でも分かったはずだ。でも、それを知りたかったのか、知るべきだったのかは今も分からない。ただ、親代わりに夕凪に尽くしてくれた祖父と同じ姓であったことが知れて嬉しかった。それだけだ。
「よかったじゃねえか。爺ちゃんと同じ木崎だったんだろ? 間違いねえって、おまえは拾われてきた子じゃない。あの家に生まれてきた子だよ。なんの事情があったかなんて分からない。今わかったって、どうにもできないだろう。世の中にはな、知らなくていいことがたくさんある。おまえが知るべきことは、いかにキリンと夫になるアイツを上手く運転するかって事だ」
「課長っ、浩太をキリンと一緒にしないでください」
「あーそうか! 訂正する。アイツにおまえの扱い方を知ってもらうの間違いだな。ワハハハ!」
「ちょっと! 課長っ!」
夕凪は目尻から涙を垂らしながら笑う鬼丈を睨みつけた。仕事だけでなくプライベートにも首を突っ込んでくるようになったのはいつからだろう。まるでお父さんみたいだと夕凪は思った。お父さんがどんなものなのか知らないけれど、きっとこんな感じだろうと勝手に思っている。
ふと夕凪は考える。婚姻届の証人を鬼丈に頼みたいと。
「課長、お願いがあるんですけど」
「なんだよ。もう口出ししないで下さいなら却下だからな。俺は一生! 余計な口出しをすると決めたんだ」
「もぅ、何言ってるんですか……」
鬼丈の言葉に恥ずかしながら感動した自分がいた。一生だなんで、まるで本当の家族みたいだと。
「結婚の証人になってもらえませんか? 二名、必要なので……もし可能なら課長と奥様に」
「なんだ、そんなことかっ……て。おい!」
「ひゃっ。声、大きいです」
「それって婚姻届に書くあれか? 俺がおまえたちの結婚の証人になれって」
「っ、ご迷惑だったら」
「なるに決まってんだろうが!! 誰が他のやつに頼めるかよ。おまえみたいなヤツはな、他の人間じゃつとまらない」
「いいんですか! よかった。課長から断られたら私……ありがとうございます」
鬼丈はバカ野郎と悪態をついてみるが、照れ隠しであることは分かっていた。夕凪も気づけば鬼丈のことを、誰よりも理解できる部下になっていた。これからも鬼丈を師匠と崇めついて行こうと、そうあらためて思った。
この港でいちばんのキリン使い、エースガンマン。この港でいちばん情に厚い男、鬼丈篤史は夕凪が目指す頂点だ。
「お父さん役も頼もうかな……」
「!!」
つい溢れた夕凪のひとり言を鬼丈は聞いてしまう。驚いて声も出せなかったのは、夕凪が自分に心を開いてくれた事への感喜の現れだった。
でも、夕凪は気づいていない。
「あ、こんな時間! 仕事に戻りますね、課長」
「お、おう」
夕凪の心は晴れやかだった。曇っていた心に陽がさしたように足取りも軽く、今夜の肉じゃがのことを考えながらデスクに戻った。
「お、お父さん。俺が木崎の、お父さん……」
暫く動けない鬼丈がそこに居た。
「なあ、鬼丈さんなんで顔が赤いんだ」
「知らねぇよ。木崎と休憩室に入ってただろ……なんかあったんじゃねえのか」
「木崎を見る限りじゃ変わりはねぇけどな。なんだよ、すげえ気になるし。あんな呆けた顔、見たことないぞ。写真撮っとくか」
「おい、音出すなよ。後で知れたらやべぇから」
「おう。スピーカー押さえて撮るわ」
この写真が出回るのはそう遠くないと思われる。
そう、夕凪を後ろから覆ったのは幻なんかじゃない。
「浩太。どうして来たの? 浩太もここで手続きできたの?」
「ん? 俺のはもう取得済みだ」
「じゃあなんで、来たの。あっ、仕事?」
「税関に用があるからと出てきた。嘘ではない。この近くに支部があるんだ。知らなかったのか」
「税関なんて縁がないもの」
「それもそうだな」
沢柳の重みがすっと取れると、また不安になった。だから夕凪は咄嗟に沢柳のジャケットの裾をギュッと掴んだ。
沢柳は夕凪の子供みたいな仕草を見ても何も言わない。ただ黙ってその掴んだ手を取り握り直した。
ギュッと、ただ一回だけ強く。
「帰れるのか」
「うん、もう大丈夫だよ。ありがとう」
いつもの夕凪の笑顔が見えた。
沢柳は「そうか」と一言返して手を放した。
やはり来てよかったと沢柳は思った。税関の帰りだと言うのは実は嘘だ。今朝の夕凪の態度がどこか引っかかったままだった沢柳は、来ないわけにはいかなかった。夕凪が戸籍という言葉に一瞬、顔を曇らせたからだ。
でも、こればかりは沢柳にもどうすることもできない。ただ、どんな形になっても側に居てやりたい、そう思っていた。
夕凪がヘルメットをかぶり、愛車のゼファーに跨る。
「夕凪!」
「はい! なに?」
ヘルメットのシールドを上げて夕凪が振り返る。沢柳は夕凪の目の色がいつも通りに戻っているのを確認してこう言った。
「今夜は肉じゃがだ」
「わー、やったぁ。私、浩太の肉じゃが大好き。早く帰るね!」
「いつも通りの時間にしてくれ。俺が間に合わない」
「あ、そっか。ふふ、じゃあいつも通りの時間に」
「ああ」
片手を上げて、夕凪は港に向けて走り出した。その背中も、いつもの夕凪だと安心した沢柳は地下鉄へ向かう。
帰ったら聞くべきか、聞かずにいるべきか。夕凪のあの苦しそうに涙を流す姿が目から離れない。肩を揺らしながらも、すべての感情を押し殺そうとする必死さに胸が焼けそうだった。孤独を恐れる夕凪は何を見たのか。
「何があっても、どんな結果であろうとも、俺が夕凪を一人にはさせない」
だから結婚するんだと。家族になろうと、絶対に切れることのない糸で繋がろうと、そう決心したのだから。
*
予定より遅く帰社した夕凪は課長である鬼丈に報告に行く。
「課長、いま戻りました。ありがとうございます」
「おー、ちゃんと取れたのか」
「取れましたよ。子供じゃないんだからっ」
「そりゃよかった」
パソコンから目だけ夕凪に向けてそう言った鬼丈の眉間にシワが入る。夕凪は普通にしているつもりなのだろうが、鬼丈から見るとそうではなかった。
「おい、ちょっと休憩室にコーヒーを持ってきてくれないか。さっきミーティングした内容を簡単に話す」
「分かりました。すぐにお持ちします」
「よろしく」
夕凪は言われたとおりにコーヒーを淹れ休憩室に入った。鬼丈は部屋の一番奥の椅子に座り腕を組んだ状態で夕凪を迎え入れた
「どうぞ」とコーヒーカップを置くと同時に鬼丈が口を開いた。
「おまえ鏡見たのかよ」
「へ?」
「まったく、水臭いやつだな。言えばついて行ってやったんだ。変なところで遠慮をするな。何年おまえの上司をやっていると思ってるんだ。ったく」
「そんなにひどい顔してますか!?」
「ぱっと見は分からない。けど目尻、真っ赤になってんぞ。こすっただろ」
「あっ」
鬼丈にとって夕凪は特別だった。何人も部下を持った鬼丈も女性の、しかも自分と同じガンマン志望の部下は初めてだった。すぐに辞めると思っていた鬼丈のあてはいい意味で外れた。だったら立派に、エースと呼ばれるガンマンに育てたい。いつからかそう思い始めていた。
男と同じにようにとはいかない、でも特別扱いはしない。それでも夕凪が女である以上は守ってやらなければならない。それが10年近く続くと、夕凪がどんなに隠しても鬼丈にはお見通しというわけだった。
「おまえ、嫁入り前なんだから大事にしろよ。見た目に似つかず肌は繊細なんだって、そこの冷凍庫からアイスパック出して冷やせ」
「もう、大丈夫です」
「はぁ」とため息をつきながら鬼丈は立ち上がり、アイスパックを持ってきてタオルに巻いて渡した。
「煩い男どもに気づかれたらどうする。あいつらよーく見てっからな」
「あっ、確かに」
「で?」
「はい?」
「そうなった理由を聞かせろ」
「えぇ……」
鬼丈の言うそうなったとはきっと涙を流した理由。この人には何も隠せないのかと夕凪は眉をハの字に下げた。たかが紙切れでのこと、でも口で言われるより文字で見るほうが怖いという気持ちを、どう伝えたらいいのか。
暫く悩んでいると、痺れを切らした鬼丈が立ち上がった。そして夕凪の隣にドカッと座ったのだ。
「もういい。おまえの顔を見ていたら大体のことは分かった。おまえの生い立ちを知らないわけじゃないからな。言わせようとして悪かった」
「いえ。うまく説明できなくて」
「その証明を見て、思ってたのと違ったのか」
「父や母の名前を初めて知りました。父もちゃんと木崎姓だったんですけど、抄本だったので自分事項しか……」
「なるほどな」
謄本で全部事項を選べば恐らく、筆頭者が誰でいつ生まれ、いつ結婚し、いつこの世を去ったのかが分かる。両親がまだこの世にいるのかは最低でも分かったはずだ。でも、それを知りたかったのか、知るべきだったのかは今も分からない。ただ、親代わりに夕凪に尽くしてくれた祖父と同じ姓であったことが知れて嬉しかった。それだけだ。
「よかったじゃねえか。爺ちゃんと同じ木崎だったんだろ? 間違いねえって、おまえは拾われてきた子じゃない。あの家に生まれてきた子だよ。なんの事情があったかなんて分からない。今わかったって、どうにもできないだろう。世の中にはな、知らなくていいことがたくさんある。おまえが知るべきことは、いかにキリンと夫になるアイツを上手く運転するかって事だ」
「課長っ、浩太をキリンと一緒にしないでください」
「あーそうか! 訂正する。アイツにおまえの扱い方を知ってもらうの間違いだな。ワハハハ!」
「ちょっと! 課長っ!」
夕凪は目尻から涙を垂らしながら笑う鬼丈を睨みつけた。仕事だけでなくプライベートにも首を突っ込んでくるようになったのはいつからだろう。まるでお父さんみたいだと夕凪は思った。お父さんがどんなものなのか知らないけれど、きっとこんな感じだろうと勝手に思っている。
ふと夕凪は考える。婚姻届の証人を鬼丈に頼みたいと。
「課長、お願いがあるんですけど」
「なんだよ。もう口出ししないで下さいなら却下だからな。俺は一生! 余計な口出しをすると決めたんだ」
「もぅ、何言ってるんですか……」
鬼丈の言葉に恥ずかしながら感動した自分がいた。一生だなんで、まるで本当の家族みたいだと。
「結婚の証人になってもらえませんか? 二名、必要なので……もし可能なら課長と奥様に」
「なんだ、そんなことかっ……て。おい!」
「ひゃっ。声、大きいです」
「それって婚姻届に書くあれか? 俺がおまえたちの結婚の証人になれって」
「っ、ご迷惑だったら」
「なるに決まってんだろうが!! 誰が他のやつに頼めるかよ。おまえみたいなヤツはな、他の人間じゃつとまらない」
「いいんですか! よかった。課長から断られたら私……ありがとうございます」
鬼丈はバカ野郎と悪態をついてみるが、照れ隠しであることは分かっていた。夕凪も気づけば鬼丈のことを、誰よりも理解できる部下になっていた。これからも鬼丈を師匠と崇めついて行こうと、そうあらためて思った。
この港でいちばんのキリン使い、エースガンマン。この港でいちばん情に厚い男、鬼丈篤史は夕凪が目指す頂点だ。
「お父さん役も頼もうかな……」
「!!」
つい溢れた夕凪のひとり言を鬼丈は聞いてしまう。驚いて声も出せなかったのは、夕凪が自分に心を開いてくれた事への感喜の現れだった。
でも、夕凪は気づいていない。
「あ、こんな時間! 仕事に戻りますね、課長」
「お、おう」
夕凪の心は晴れやかだった。曇っていた心に陽がさしたように足取りも軽く、今夜の肉じゃがのことを考えながらデスクに戻った。
「お、お父さん。俺が木崎の、お父さん……」
暫く動けない鬼丈がそこに居た。
「なあ、鬼丈さんなんで顔が赤いんだ」
「知らねぇよ。木崎と休憩室に入ってただろ……なんかあったんじゃねえのか」
「木崎を見る限りじゃ変わりはねぇけどな。なんだよ、すげえ気になるし。あんな呆けた顔、見たことないぞ。写真撮っとくか」
「おい、音出すなよ。後で知れたらやべぇから」
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