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後日章
夫婦の契り
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土方が私の中に入ってきたのが分かった。太くて硬い土方のものは、私の体の奥の奥を貫いた。
「あ、あ、あっ!」
「こいつはっ、たまんねぇなっ……くっ」
自分でも分かるくらい、私は土方を締め付けている。土方は眉間に力を入れ、額には薄っすらと汗を浮かべていた。それを見ただけで胸の奥が切なく疼いた。刀を振り上げた姿とは違う男らしさがそこにあったから。
「どうしてやろうか。できれば、じっくりと追い詰めたいが……問題は俺がもつかどうかだ」
「あっ、やぁ……だめ、あんっ」
土方は私を動かぬよう押さえると、ゆっくりとした動作で腰を回した。ただでさえ私の中は土方のものでいっぱいなのに、更に押し広げようとする動きに私は喘いだ。まるで溺れた人間が、水面に顔だけ出して空気を求めているように。
「ああっ……ぁ。ふあっ、ん」
「悪くっ、なさそうだな……っ」
何も考えられない。止められない高揚感、抑えられない快感に気が狂いそうだった。自分が自分でなくなるようで怖い!
「もうっ、やめてくだっ……あっ。だめ、おかしくなるからっ」
「そうなるようにしてるんだよ。狂っちまえよ……常葉っ」
「ああっ!」
今度は土方は奥へと突き始めた。私は土方の腕に爪を立てる。
「怖いです。歳三さん、近くに来てっ……ああん、歳三さん」
すると、土方は私に重なるように体を密着させてくれた。私はすぐに腕を土方の背中に回した。肌が擦れ合うと、安心する。
「少し、キツ過ぎたか。そろそろイクぞ。ここからは止めてやれねえ。爪を立てるなり噛みつくなり、好きにしろ」
「あっ、あっ……やっ、ああんっ! ーーッ」
長い律動のあと、私の中で何かが弾けた。私の体の最奥で土方の命が放たれたのだ。そう思ったのは女の本能ゆえの感覚だろうか。そして、ふうっと土方が長い息を吐いて脱力した。それを私は抱きとめる。
(しあわせ……)
好いた男をこうして抱きしめられたこと。あゝ生きていてよかった。ようやくそう思えた瞬間だった。
「土方さん……、歳三さん。わたし、しあわせです。しあわせ過ぎて、怖い」
「莫迦やろう。しあわせ過ぎて怖がるやつがあるか」
「だって……。歳三さんがこんなに近くにいるんです。もう、二度と離れたくない」
「こんな可愛い女を、誰が離すかよ。もう、二度と、あんなことはしねえ。あの旗に誓ってもいい」
あの旗。思いつくのは一つしかない。会津で山口に託した新選組の誠の旗だ。あの旗に誓ってくれると、土方は言う。
「そんな、恐れ多いです。あの旗は新選組の旗ですから」
「お前も新選組だろうが。なあ常葉。お前も誓え、あの旗に。夫婦の契ってやつを交わすんだ。まあ、体は先に契ってしまったがな」
「えっ! ふ、夫婦の……」
「ああ。もう、夫婦だろ。違うのか」
「歳三さん!」
言葉にならない喜びがあった。それは望んではならない事だったから。傍に居られるだけで十分だと、それが小姓という男の姿のままでもよいと思っていたから。そして土方から、そう言われるなんて夢にも思っていなかったから。
「お前は泣きすぎだろう。俺はお前を泣かせてばかりだな」
「これはっ、嬉し涙ですから。これからはたくさん笑います。だから今は、泣かせてください……ううっ」
「好きなだけ、泣け。あいつらの分も、泣いてくれ」
それを聞いてまた涙が溢れた。どんなに辛くても、苦しくても、悲しくても土方は泣くことができなかった。それが武士であれば、男であれば尚のこと、許されるものではなかった。切腹をするときですら、晴々とした気持ちで望むらしい。
泣けなかった男たちに代わって、私は泣いた。
「常葉。今思えばお前があの旗だったんだろう。俺の全てがお前に向いていた。大阪を出たときからずっとそうだった。お前がいたから俺は、最後まで戦えたんだよ」
そう言い終わると、土方が私の中からゆっくりと出ていった。土方は私を労うように何度も頭や頬を撫でる。そして、私に「死にたくねえって、思えたんだ」と言った。
「うわぁぁん! 生きてください! 歳三さん。私と一緒に生きてください」
土方は死に場所を探しているのではないかと聞いたときは、そうかもしれないと思った。大事な仲間が志半ばでこの世を去っていったから。支えにしていた局長も新選組も失い、気づけば徳川幕府もなくなっていた。だからその時は余計に、その言葉が核心をついているように思えた。
「生きましょうよ。歳三さん」
「俺はお前より年をとっているからな。先に逝っちまうだろうよ。けどな、その時が来るまでお前と生きてやる。それに、家族を作りたいんだろ? 先に逝っても寂しくないように作ってやるよ」
「やめてください。そんな先のことまでは言わないでください。よぼよぼになったって、逝かせませんから」
十五の年の差を埋めることはできない。土方が言うように、普通ならば私より先にこの世を去ってしまうだろう。それでも土方が、その瞬間までは離れないと約束をくれた事に、胸がいっぱいになる。
やっと私たちは、将来に向かって進み始めたのだ。
「こりゃ困ったな。常葉は俺が死んでも、死んでないと言い張りそうだぞ」
「ふふっ。そんな気がします」
「よし、決めた。これから毎晩抱くからな。お前によく似たガキを作るんだ。俺みたいなのはもうごめんだ」
「何を言っているのですか。私は歳三さんに似た男の子が欲しいです」
私がそう言うと土方は不機嫌な顔をした。
「駄目だ。俺に似たのが生まれたら、お前はそいつに夢中になるだろ。それはいくら息子でも譲れねえな」
「まさかっ、自分の子供に妬くなんて!」
「悪いかよ」
「それを言うなら私だって嫌です。歳三さんが娘に夢中になって、私のことなんてどうでもよくなって……いやっ。そんなの、耐えられません」
「……くくっ、くはははっ」
「なんで笑うんですかっ」
土方が声を出して、笑った。どれくらい振りだろうか。もう思い出せないくらいに遠い記憶だ。顔をくしゃくしゃにして笑う土方に私は見惚れていた。
「まだ生まれてもねえガキどもに、二人して妬くなんざ……おかしいだろ。ふははっ」
「歳三さんが、先に妬いたからですよ」
私がそう言うと、口角を吊り上げたまま土方は額をコツンとぶつけてきた。そして鼻先を擦り合わせてくる。それが擽ったくて避けようとしたら頭を押えられて熱い口付けを見舞われた。
「んっ……ふ、ぁ」
怒るなよ、拗ねるなよと言われているみたいだった。機嫌を直せと優しく甘やかすようにそれは続けられた。
また、思考が怪しくなる。
「あ、んっ」
「また、とろんとしてきたな。そろそろいい頃合いか」
「もぅ……狡い、です」
「狡いか。そうだな、どんな手を使ってでもコイツはお前の中に入りたいらしい。諦めるんだな」
「あっ、もうそんなにっ」
さっき私の中から出ていったばかりの土方のものは、すでに硬くなっていて下肢の入り口を探っている。
「そんなに、何だ」
「やっ。言わないっ! あんっ」
「夕餉になかなかあり付けそうにないな。まあ、俺ので腹いっぱいにしてやるから心配するなっ」
「やだっ、やっ。あっ、あっ、歳三さん。ゆっくり、して…くだっ」
この間まで歩くのもままならなかった人が、こんなに何度もするなんて!
(信じられません!)
その晩、夢も見ないくらいよく寝たことは否定しない。
初めて朝餉の匂いで目覚めた。火を燃やす薪の音、茹で上がる野菜の匂いはなんとも懐かしい記憶を蘇らせる。その記憶の片隅に、家族の風景がちらりと見えた。私は気怠い体に気合を入れて炊事場に向かった。そこにいたのは昨夜、幾度も私を高みに連れて行った男だった。
(歳三さんが、朝餉を作っている。うそ……)
大きな体を屈めながら、竈に向かう土方に、愛おしさが込み上げた。たくさんの責務を背負っていた男が、普通の男と同じ様に日々を営もうとしている。
私は草履を履くのも忘れてその背に飛び込んだ。
「歳三さんっ」
「おうっ! なんだ。びっくりするじゃねえか。おい、なんで裸足なんだ」
「あ……」
「あ、じゃねえだろうが」
土方は、お前は本当にガキだなと言いながら私を抱え上げて井戸に向かう。
こんなふうに、私たちの夫婦の生活がはじまった。
「あ、あ、あっ!」
「こいつはっ、たまんねぇなっ……くっ」
自分でも分かるくらい、私は土方を締め付けている。土方は眉間に力を入れ、額には薄っすらと汗を浮かべていた。それを見ただけで胸の奥が切なく疼いた。刀を振り上げた姿とは違う男らしさがそこにあったから。
「どうしてやろうか。できれば、じっくりと追い詰めたいが……問題は俺がもつかどうかだ」
「あっ、やぁ……だめ、あんっ」
土方は私を動かぬよう押さえると、ゆっくりとした動作で腰を回した。ただでさえ私の中は土方のものでいっぱいなのに、更に押し広げようとする動きに私は喘いだ。まるで溺れた人間が、水面に顔だけ出して空気を求めているように。
「ああっ……ぁ。ふあっ、ん」
「悪くっ、なさそうだな……っ」
何も考えられない。止められない高揚感、抑えられない快感に気が狂いそうだった。自分が自分でなくなるようで怖い!
「もうっ、やめてくだっ……あっ。だめ、おかしくなるからっ」
「そうなるようにしてるんだよ。狂っちまえよ……常葉っ」
「ああっ!」
今度は土方は奥へと突き始めた。私は土方の腕に爪を立てる。
「怖いです。歳三さん、近くに来てっ……ああん、歳三さん」
すると、土方は私に重なるように体を密着させてくれた。私はすぐに腕を土方の背中に回した。肌が擦れ合うと、安心する。
「少し、キツ過ぎたか。そろそろイクぞ。ここからは止めてやれねえ。爪を立てるなり噛みつくなり、好きにしろ」
「あっ、あっ……やっ、ああんっ! ーーッ」
長い律動のあと、私の中で何かが弾けた。私の体の最奥で土方の命が放たれたのだ。そう思ったのは女の本能ゆえの感覚だろうか。そして、ふうっと土方が長い息を吐いて脱力した。それを私は抱きとめる。
(しあわせ……)
好いた男をこうして抱きしめられたこと。あゝ生きていてよかった。ようやくそう思えた瞬間だった。
「土方さん……、歳三さん。わたし、しあわせです。しあわせ過ぎて、怖い」
「莫迦やろう。しあわせ過ぎて怖がるやつがあるか」
「だって……。歳三さんがこんなに近くにいるんです。もう、二度と離れたくない」
「こんな可愛い女を、誰が離すかよ。もう、二度と、あんなことはしねえ。あの旗に誓ってもいい」
あの旗。思いつくのは一つしかない。会津で山口に託した新選組の誠の旗だ。あの旗に誓ってくれると、土方は言う。
「そんな、恐れ多いです。あの旗は新選組の旗ですから」
「お前も新選組だろうが。なあ常葉。お前も誓え、あの旗に。夫婦の契ってやつを交わすんだ。まあ、体は先に契ってしまったがな」
「えっ! ふ、夫婦の……」
「ああ。もう、夫婦だろ。違うのか」
「歳三さん!」
言葉にならない喜びがあった。それは望んではならない事だったから。傍に居られるだけで十分だと、それが小姓という男の姿のままでもよいと思っていたから。そして土方から、そう言われるなんて夢にも思っていなかったから。
「お前は泣きすぎだろう。俺はお前を泣かせてばかりだな」
「これはっ、嬉し涙ですから。これからはたくさん笑います。だから今は、泣かせてください……ううっ」
「好きなだけ、泣け。あいつらの分も、泣いてくれ」
それを聞いてまた涙が溢れた。どんなに辛くても、苦しくても、悲しくても土方は泣くことができなかった。それが武士であれば、男であれば尚のこと、許されるものではなかった。切腹をするときですら、晴々とした気持ちで望むらしい。
泣けなかった男たちに代わって、私は泣いた。
「常葉。今思えばお前があの旗だったんだろう。俺の全てがお前に向いていた。大阪を出たときからずっとそうだった。お前がいたから俺は、最後まで戦えたんだよ」
そう言い終わると、土方が私の中からゆっくりと出ていった。土方は私を労うように何度も頭や頬を撫でる。そして、私に「死にたくねえって、思えたんだ」と言った。
「うわぁぁん! 生きてください! 歳三さん。私と一緒に生きてください」
土方は死に場所を探しているのではないかと聞いたときは、そうかもしれないと思った。大事な仲間が志半ばでこの世を去っていったから。支えにしていた局長も新選組も失い、気づけば徳川幕府もなくなっていた。だからその時は余計に、その言葉が核心をついているように思えた。
「生きましょうよ。歳三さん」
「俺はお前より年をとっているからな。先に逝っちまうだろうよ。けどな、その時が来るまでお前と生きてやる。それに、家族を作りたいんだろ? 先に逝っても寂しくないように作ってやるよ」
「やめてください。そんな先のことまでは言わないでください。よぼよぼになったって、逝かせませんから」
十五の年の差を埋めることはできない。土方が言うように、普通ならば私より先にこの世を去ってしまうだろう。それでも土方が、その瞬間までは離れないと約束をくれた事に、胸がいっぱいになる。
やっと私たちは、将来に向かって進み始めたのだ。
「こりゃ困ったな。常葉は俺が死んでも、死んでないと言い張りそうだぞ」
「ふふっ。そんな気がします」
「よし、決めた。これから毎晩抱くからな。お前によく似たガキを作るんだ。俺みたいなのはもうごめんだ」
「何を言っているのですか。私は歳三さんに似た男の子が欲しいです」
私がそう言うと土方は不機嫌な顔をした。
「駄目だ。俺に似たのが生まれたら、お前はそいつに夢中になるだろ。それはいくら息子でも譲れねえな」
「まさかっ、自分の子供に妬くなんて!」
「悪いかよ」
「それを言うなら私だって嫌です。歳三さんが娘に夢中になって、私のことなんてどうでもよくなって……いやっ。そんなの、耐えられません」
「……くくっ、くはははっ」
「なんで笑うんですかっ」
土方が声を出して、笑った。どれくらい振りだろうか。もう思い出せないくらいに遠い記憶だ。顔をくしゃくしゃにして笑う土方に私は見惚れていた。
「まだ生まれてもねえガキどもに、二人して妬くなんざ……おかしいだろ。ふははっ」
「歳三さんが、先に妬いたからですよ」
私がそう言うと、口角を吊り上げたまま土方は額をコツンとぶつけてきた。そして鼻先を擦り合わせてくる。それが擽ったくて避けようとしたら頭を押えられて熱い口付けを見舞われた。
「んっ……ふ、ぁ」
怒るなよ、拗ねるなよと言われているみたいだった。機嫌を直せと優しく甘やかすようにそれは続けられた。
また、思考が怪しくなる。
「あ、んっ」
「また、とろんとしてきたな。そろそろいい頃合いか」
「もぅ……狡い、です」
「狡いか。そうだな、どんな手を使ってでもコイツはお前の中に入りたいらしい。諦めるんだな」
「あっ、もうそんなにっ」
さっき私の中から出ていったばかりの土方のものは、すでに硬くなっていて下肢の入り口を探っている。
「そんなに、何だ」
「やっ。言わないっ! あんっ」
「夕餉になかなかあり付けそうにないな。まあ、俺ので腹いっぱいにしてやるから心配するなっ」
「やだっ、やっ。あっ、あっ、歳三さん。ゆっくり、して…くだっ」
この間まで歩くのもままならなかった人が、こんなに何度もするなんて!
(信じられません!)
その晩、夢も見ないくらいよく寝たことは否定しない。
初めて朝餉の匂いで目覚めた。火を燃やす薪の音、茹で上がる野菜の匂いはなんとも懐かしい記憶を蘇らせる。その記憶の片隅に、家族の風景がちらりと見えた。私は気怠い体に気合を入れて炊事場に向かった。そこにいたのは昨夜、幾度も私を高みに連れて行った男だった。
(歳三さんが、朝餉を作っている。うそ……)
大きな体を屈めながら、竈に向かう土方に、愛おしさが込み上げた。たくさんの責務を背負っていた男が、普通の男と同じ様に日々を営もうとしている。
私は草履を履くのも忘れてその背に飛び込んだ。
「歳三さんっ」
「おうっ! なんだ。びっくりするじゃねえか。おい、なんで裸足なんだ」
「あ……」
「あ、じゃねえだろうが」
土方は、お前は本当にガキだなと言いながら私を抱え上げて井戸に向かう。
こんなふうに、私たちの夫婦の生活がはじまった。
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こちらの作品を拝見しかことがきっかけで、新選組にどハマり進行中です。ニワカですが、知識を蓄え、すっかり新選組通です。作品自体、もう何度読み返したことでしょう。鉄之助くん(常葉ちゃん)、土方さん、沖田さんのやり取りが、笑えて、泣けて、キュンキュンして、いろいろな感情がグチャグチャにかき乱されて、大好きです。土方さんが、常盤ちゃんに残した手紙には、大号泣でした。このまま離れ離れかと思ったら、大どん返し。納得の、そして大満足のラストをありがとうございます。
お読みくださりありがとうございます。
しかも、何度も読んでくださったと。そして何より新選組通になられたこと!
嬉しくて有り難くて拝みたいくらいです。
私は司馬遼太郎先生が書いた「燃えよ剣」の土方さんが大好きです。司馬先生の足元にも及びませんが、私の新選組を書きたくて奮闘したお話です。やはり、女ですから幸せな結末をねつ造して書いてしまいました。
歴史としての新選組は短い命でしたが、駆け抜けた速さと熱い志に胸がいっぱいになります。
これからも新選組大好きでいてください!
ありがとうございます。
完結おめでとうございます
再び明治の動乱を乙女の気持ちで読めたのを嬉しくも楽しくも思いました。
懸命に生きて、懸命に愛し合って……。読みながら何度うるっときての、ドラマチックなラストにまたうるうるしました。
これからは、常葉ちゃんと土方さんが、穏やかなふたりの道を仲間の思いを胸に歩むのだろうなと思いが膨らみました。
素敵なお話をありがとうございました。
常世にいさまもすきです(*´ω`*)
なかむラ様
最後までありがとうございました(*^^*)
作者の好き放題、やりたい放題でしたね。
ある意味、私の新選組完結です。
戊辰戦争に私なりに真剣に向き合ったつもりです。明治よいう世になって今日にいたるまで早150年……まだ振り返れば手の届きそうな月日ですよね?ね!
穏やかな時を刻んで行くと、私も思っています。
ありがとうございました(*´ω`*)
はじめまして。嶋藤と申します。
とても面白くて、48ページまで一気に読ませていただきました。
と言うよりも、気づいたら48ページと言う状況です。
戦闘シーンも、恋愛のシーンも
巧みな文章と表現で
どちらにも引き込まれました。
もう、過去となっている歴史は動かせませんが
ひたむきな常葉ちゃんが幸せになってくれるよう
願ってしまいまいます。
大賞エントリーとのことですので、微力ながら応援させていただきます。
嶋藤様
お読み下さりありがとうございます。また、ご感想までいただいて、とても嬉しく思っています。
過去の歴史は変えられないですが、作者の願望が詰まっておりまして……^^;
その願望は最後に明かされるのですけどね。
長い話ですがありがとうございます。
そして、応援までして下さり本当にありがとうございます!
とても励みになります。
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。