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三章 キューピットのエデュケーション
男の嫉妬
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(か、体が怠い……こんなこと、はじめて)
なぜ私の体がこういうふうになっかたというと、多分アレだ。私が思わず航さんに試してしまったキスのせいだと思う。航さんは誰から教わったのかと、かなりしつこかったし。
「あれ? 航さん、いない」
リビングの方で音がするので、航さんは起きて活動しているみたい。時計を見ると9時になるところだった。
「まだ、いいよね。いくらでも眠れそう……」
目を閉じると昨夜の行為が走馬灯のように蘇る。付き合い始めてから2回目にしては激しかったと思う。私の余計なキスのせいで危なく自滅するところだった。ううん、精神以外はもうほぼ潰されて役立たずじゃない。
あのキスは誰から教わったものでもないって、誤解だけは解いておくべきだろうか。
(独学だよと、言えばもうあんなことにならないのかなぁ)
ぐちゃぐちゃと考え事をしていたら、背中からそっと抱きしめられた。航さんがベッドに潜り込んできたのだ。彼は本当に暖かい。基礎体温が高いのだろうと思う。そういえば、美容室で読んだ雑誌に、基礎体温を上げると病気にならないと書いてあったっけ。
「う、んっ」
突然、もぞもぞと航さんの手が怪しく動きはじめた。お腹に添えられていた手が胸に移動したり、太腿を擦ったりする。くすぐったいけれど、次はどうするのか知りたくて私はじっと我慢していた。
今度は鼻先を使って襟足を探っている。とうとう私は我慢できなくなって声を出してしまう。
「きゃはっ!」
「羽七。起きてたの知ってるぞ」
降参した私は航さんの方に寝返りを打って振り返ると、彼の爽やかな笑顔が降ってきた。
「おはよう。航さんは元気だね」
「おはよう。うん、元気だけど、羽七は違うのか?」
「体が怠いですよ」
「風邪か?」
「違います」
「じゃあ、なんだ」
航さんは口の端をクッと上げて、目だけで笑っている。とても、悪い顔に見えるのは私だけかな。
「知ってるくせに聞くんだ? ひどーい」
「分からないから聞いているんだろ。なんだよ具体的に言えよ」
(意地の悪い顔しちゃって! それでもカッコいいのが憎らしいっ)
「もう……。腰が怠くて、頭がぼんやりして、腕もなぜか痛くって、お腹の中もなんか変だし」
「うん、それで?」
「まだ、入ってるみたい……その、アレが」
「うん? 悪い、聞こえなかった。もう一回いい?」
「はっ。二回も言いませんよっ!」
「くそっ、羽七はかわいいなぁ」
航はんは、そんなことを言いながらぎゅうぎゅう私を抱きしめる。褒められたのか、貶されたのかよくわからない。すると突然、真顔になった航さんがこう言った。
「羽七、キスして」
「キス?」
航さんは私をベッドから起こし、真剣な目つきで「羽七のキスが欲しい」と言った。そこに意味があるのか、ないのか私には判断がつかない。
「俺に、キスして」
私は言われるがままに、航さんの唇に近づくと目を閉じでキスをした。
「もっと、深いやつ」
「深い、キス?」
私が聞き返すと、航さんは「うん」と頭を縦に振る。私はその仕草にすら胸が高鳴ったのが分かった。
私はもう一度、今度は顔を少し傾けて唇を合わせてから舌を差し出した。
「ん?」
航さんの舌は固く閉じられたまま開く気配がない。
(深いやつって言ったのに……どうして開けてくれないの?)
顔を反対に傾けて同じようにしてみたけれど、航さんの唇は開かなかった。貝のように固く閉じた唇に噛みつくふりをして歯を立てたみる。噛んでなはいない。それでも唇は閉じられたままだ。
私は航さんの態度の意味が分からないどころか、イライラが込み上げてきた。
「もう、イイ!」
チャレンジしたのに無反応で返されたことが、恥ずかしかったのとむしょうに腹が立って、それでいて悲しい気持にまでなってしまい毛布の中に潜り込んだ。
私そのものを拒否されたような気になったから。
(やっぱり、わたしじゃダメなんだ。航さんのリクエストに答えられない。めちゃくちゃ惨めじゃん)
どんなに考えても、航さんが求めているものが分からなかった。あまりにも情けなくて泣けてきた。
(わたしじゃ満足させてあげられないし、わたしじゃ航さんと釣り合わない。調子に乗り過ぎたんだ)
「羽七? はーなっ」
「やだ、ダメっ見ないで」
航さんが私がきていた毛布を引っ剥いだので、慌てて両手で顔を隠してうつぶせになった。こんなことで泣いてる顔なんて見られたくないもの。理由が理由なだけに絶対に顔を上げたくない。
だけど、私がイヤだと言っても男の人の力には敵わない。簡単にあっという間に仰向けにされてしまった。
(そうか柔道部だもん、逃げられるわけがない)
「なんで顔を隠してるんだよ」
「やっ、見ないでお願い!」
航さんは私の両手首を掴み、頭の上に貼り付けた。
「は、な……?」
「……ぃゃ」
「ごめん! 泣かせるつもりはなかった。本当にごめん!」
「ふわあっ」
航さんはかなり焦ったようで平謝り。私はすぐに抱き起こされ、あっという間に彼の腕の中に収められてしまった。
「俺が悪かったんだ。試すような事して悪かった! 許してくれ」
これをを繰り返している。
私は航さんの行動と言葉の意味が分からず、うまく反応できなかった。
(どうして航さんがこんなに焦っているの? 試すって、なに?)
「羽七。許して貰えないか。怒ってるよな。本当にごめん!」
「あの、航さん。怒ってないよ。でも……ね?」
「でも、なに?」
私の言葉を待ちきれないのか、航さんさ顔を覗き込んできた。こんな間近で見ても、かっこいいと思ってしまう。
「怒ってはないけど、悲しかった」
「え?」
「航さんの期待に答えられなくて、腹が立って、悔しくて、悲しくて、とても惨めに思えた。キス、上手にできなかったもん。それに、航さんが求めるものが分からなくって……やっぱり、わたしじゃ」
「無理じゃない! 羽七は俺には勿体ないくらいだ! 俺は羽七じゃないとダメだって分かった。だから、頼むからそんな事考えないでくれ」
言おうか迷った言葉は航さんに消された。航さんは叫ぶような勢いで、そう言うと私を強く抱きしめた。
「どう言う、こと? やっぱり、よく分からないよ」
すると航さんは私の両肩を掴んで、胸元からそっと離した。彼の目は私の目を真っ直ぐに見ている。彼の形の良い唇がゆっくりとその意味を紡ぎはじめる。
「俺、羽七を試したんだ。夕べ、羽七が俺にしたキス、覚えてるか? 下唇を甘く噛んでスイングしたやつ」
「うん」
「驚いたんだ。まさか羽七に、あんなテクニックが使えるなんて思ってなかったから。そんで、色っぽい空気を醸し出して俺を捕らえた。あのとき俺、すげぇ感じていたんだ。ヤバいくらいに。だからそれを誤魔化すために、攻めに転じた。同時に嫉妬もした。羽七にこんな情熱的なキスを教えたヤツは誰だってね」
「あのっ! わ、航さん。そ、そのことっ、なんだけど」
「ごめん。最後まで言わせてくれ」
「は、い」
「俺は羽七の過去の男に嫉妬した。だから、二度と俺から離れられないように、羽七の身体に俺を刻み込んで、滅茶苦茶にしてやりたいって」
(ぎゃー! なんて事を言ってるんですかぁ! 相手は人ではないですよっ。雑誌とネットですー!)
「でも、途中でキスの事は忘れて羽七の身体に溺れていた」
「お、おぼれてっ。え⁉︎」
「さっきキスしてって、言ったのは、やっぱり知りたくて。どこまで羽七はその男に躾けられたのかって」
「ぎゃー! やめて、やめてっ。恥ずかしいから、恥ずかしくて死にそう。残念ですけど躾なんてされていません!」
私は両耳を手で押え、俯いてジタバタした。躾されただなんてっ卑猥で恥ずかしい。首を横に振って、その言葉を頭から消し去りたい。
「羽七、最後まで聞いて欲しい」
またしても航さんは簡単に私の手を耳から剥がす。だからせめてもの抵抗で目だけは瞑った。
「羽七は全然手慣れた女じゃなかった」
「うっ、はい」
「よく考えたらそうだよな。この間までイッた事なかったんだ。それに、未だにイク瞬間が怖いのにさ。あのキスはミラクルだったんだよな」
「わっ、下手でごめんなさい」
(仰るとおり、確かにミラクルだよ。まさか私が航さんの下唇を咥えられるなんて、思ってなかったもん)
「違うんだよ。俺、すげー嬉しかったんだ」
「と、言いますと?」
(下手で嬉しかったと理解して良いのかだろうか?)
「羽七は羽七だった!」
「よっ、よく分かりませんっ」
航さんは顔をくしゃくしゃにして笑いながら「俺が教えてやる。俺がその身体に気持ちのいい事を教えてやる」と宣言した。
「ええっ!」
「俺以外の男では、感じられない身体にしてやるからさ」
「なっ、何を言ってるんですか!」
やっぱり私には、無理かもしれない。その言葉を聞いてまた腰が砕けた。
なぜ私の体がこういうふうになっかたというと、多分アレだ。私が思わず航さんに試してしまったキスのせいだと思う。航さんは誰から教わったのかと、かなりしつこかったし。
「あれ? 航さん、いない」
リビングの方で音がするので、航さんは起きて活動しているみたい。時計を見ると9時になるところだった。
「まだ、いいよね。いくらでも眠れそう……」
目を閉じると昨夜の行為が走馬灯のように蘇る。付き合い始めてから2回目にしては激しかったと思う。私の余計なキスのせいで危なく自滅するところだった。ううん、精神以外はもうほぼ潰されて役立たずじゃない。
あのキスは誰から教わったものでもないって、誤解だけは解いておくべきだろうか。
(独学だよと、言えばもうあんなことにならないのかなぁ)
ぐちゃぐちゃと考え事をしていたら、背中からそっと抱きしめられた。航さんがベッドに潜り込んできたのだ。彼は本当に暖かい。基礎体温が高いのだろうと思う。そういえば、美容室で読んだ雑誌に、基礎体温を上げると病気にならないと書いてあったっけ。
「う、んっ」
突然、もぞもぞと航さんの手が怪しく動きはじめた。お腹に添えられていた手が胸に移動したり、太腿を擦ったりする。くすぐったいけれど、次はどうするのか知りたくて私はじっと我慢していた。
今度は鼻先を使って襟足を探っている。とうとう私は我慢できなくなって声を出してしまう。
「きゃはっ!」
「羽七。起きてたの知ってるぞ」
降参した私は航さんの方に寝返りを打って振り返ると、彼の爽やかな笑顔が降ってきた。
「おはよう。航さんは元気だね」
「おはよう。うん、元気だけど、羽七は違うのか?」
「体が怠いですよ」
「風邪か?」
「違います」
「じゃあ、なんだ」
航さんは口の端をクッと上げて、目だけで笑っている。とても、悪い顔に見えるのは私だけかな。
「知ってるくせに聞くんだ? ひどーい」
「分からないから聞いているんだろ。なんだよ具体的に言えよ」
(意地の悪い顔しちゃって! それでもカッコいいのが憎らしいっ)
「もう……。腰が怠くて、頭がぼんやりして、腕もなぜか痛くって、お腹の中もなんか変だし」
「うん、それで?」
「まだ、入ってるみたい……その、アレが」
「うん? 悪い、聞こえなかった。もう一回いい?」
「はっ。二回も言いませんよっ!」
「くそっ、羽七はかわいいなぁ」
航はんは、そんなことを言いながらぎゅうぎゅう私を抱きしめる。褒められたのか、貶されたのかよくわからない。すると突然、真顔になった航さんがこう言った。
「羽七、キスして」
「キス?」
航さんは私をベッドから起こし、真剣な目つきで「羽七のキスが欲しい」と言った。そこに意味があるのか、ないのか私には判断がつかない。
「俺に、キスして」
私は言われるがままに、航さんの唇に近づくと目を閉じでキスをした。
「もっと、深いやつ」
「深い、キス?」
私が聞き返すと、航さんは「うん」と頭を縦に振る。私はその仕草にすら胸が高鳴ったのが分かった。
私はもう一度、今度は顔を少し傾けて唇を合わせてから舌を差し出した。
「ん?」
航さんの舌は固く閉じられたまま開く気配がない。
(深いやつって言ったのに……どうして開けてくれないの?)
顔を反対に傾けて同じようにしてみたけれど、航さんの唇は開かなかった。貝のように固く閉じた唇に噛みつくふりをして歯を立てたみる。噛んでなはいない。それでも唇は閉じられたままだ。
私は航さんの態度の意味が分からないどころか、イライラが込み上げてきた。
「もう、イイ!」
チャレンジしたのに無反応で返されたことが、恥ずかしかったのとむしょうに腹が立って、それでいて悲しい気持にまでなってしまい毛布の中に潜り込んだ。
私そのものを拒否されたような気になったから。
(やっぱり、わたしじゃダメなんだ。航さんのリクエストに答えられない。めちゃくちゃ惨めじゃん)
どんなに考えても、航さんが求めているものが分からなかった。あまりにも情けなくて泣けてきた。
(わたしじゃ満足させてあげられないし、わたしじゃ航さんと釣り合わない。調子に乗り過ぎたんだ)
「羽七? はーなっ」
「やだ、ダメっ見ないで」
航さんが私がきていた毛布を引っ剥いだので、慌てて両手で顔を隠してうつぶせになった。こんなことで泣いてる顔なんて見られたくないもの。理由が理由なだけに絶対に顔を上げたくない。
だけど、私がイヤだと言っても男の人の力には敵わない。簡単にあっという間に仰向けにされてしまった。
(そうか柔道部だもん、逃げられるわけがない)
「なんで顔を隠してるんだよ」
「やっ、見ないでお願い!」
航さんは私の両手首を掴み、頭の上に貼り付けた。
「は、な……?」
「……ぃゃ」
「ごめん! 泣かせるつもりはなかった。本当にごめん!」
「ふわあっ」
航さんはかなり焦ったようで平謝り。私はすぐに抱き起こされ、あっという間に彼の腕の中に収められてしまった。
「俺が悪かったんだ。試すような事して悪かった! 許してくれ」
これをを繰り返している。
私は航さんの行動と言葉の意味が分からず、うまく反応できなかった。
(どうして航さんがこんなに焦っているの? 試すって、なに?)
「羽七。許して貰えないか。怒ってるよな。本当にごめん!」
「あの、航さん。怒ってないよ。でも……ね?」
「でも、なに?」
私の言葉を待ちきれないのか、航さんさ顔を覗き込んできた。こんな間近で見ても、かっこいいと思ってしまう。
「怒ってはないけど、悲しかった」
「え?」
「航さんの期待に答えられなくて、腹が立って、悔しくて、悲しくて、とても惨めに思えた。キス、上手にできなかったもん。それに、航さんが求めるものが分からなくって……やっぱり、わたしじゃ」
「無理じゃない! 羽七は俺には勿体ないくらいだ! 俺は羽七じゃないとダメだって分かった。だから、頼むからそんな事考えないでくれ」
言おうか迷った言葉は航さんに消された。航さんは叫ぶような勢いで、そう言うと私を強く抱きしめた。
「どう言う、こと? やっぱり、よく分からないよ」
すると航さんは私の両肩を掴んで、胸元からそっと離した。彼の目は私の目を真っ直ぐに見ている。彼の形の良い唇がゆっくりとその意味を紡ぎはじめる。
「俺、羽七を試したんだ。夕べ、羽七が俺にしたキス、覚えてるか? 下唇を甘く噛んでスイングしたやつ」
「うん」
「驚いたんだ。まさか羽七に、あんなテクニックが使えるなんて思ってなかったから。そんで、色っぽい空気を醸し出して俺を捕らえた。あのとき俺、すげぇ感じていたんだ。ヤバいくらいに。だからそれを誤魔化すために、攻めに転じた。同時に嫉妬もした。羽七にこんな情熱的なキスを教えたヤツは誰だってね」
「あのっ! わ、航さん。そ、そのことっ、なんだけど」
「ごめん。最後まで言わせてくれ」
「は、い」
「俺は羽七の過去の男に嫉妬した。だから、二度と俺から離れられないように、羽七の身体に俺を刻み込んで、滅茶苦茶にしてやりたいって」
(ぎゃー! なんて事を言ってるんですかぁ! 相手は人ではないですよっ。雑誌とネットですー!)
「でも、途中でキスの事は忘れて羽七の身体に溺れていた」
「お、おぼれてっ。え⁉︎」
「さっきキスしてって、言ったのは、やっぱり知りたくて。どこまで羽七はその男に躾けられたのかって」
「ぎゃー! やめて、やめてっ。恥ずかしいから、恥ずかしくて死にそう。残念ですけど躾なんてされていません!」
私は両耳を手で押え、俯いてジタバタした。躾されただなんてっ卑猥で恥ずかしい。首を横に振って、その言葉を頭から消し去りたい。
「羽七、最後まで聞いて欲しい」
またしても航さんは簡単に私の手を耳から剥がす。だからせめてもの抵抗で目だけは瞑った。
「羽七は全然手慣れた女じゃなかった」
「うっ、はい」
「よく考えたらそうだよな。この間までイッた事なかったんだ。それに、未だにイク瞬間が怖いのにさ。あのキスはミラクルだったんだよな」
「わっ、下手でごめんなさい」
(仰るとおり、確かにミラクルだよ。まさか私が航さんの下唇を咥えられるなんて、思ってなかったもん)
「違うんだよ。俺、すげー嬉しかったんだ」
「と、言いますと?」
(下手で嬉しかったと理解して良いのかだろうか?)
「羽七は羽七だった!」
「よっ、よく分かりませんっ」
航さんは顔をくしゃくしゃにして笑いながら「俺が教えてやる。俺がその身体に気持ちのいい事を教えてやる」と宣言した。
「ええっ!」
「俺以外の男では、感じられない身体にしてやるからさ」
「なっ、何を言ってるんですか!」
やっぱり私には、無理かもしれない。その言葉を聞いてまた腰が砕けた。
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