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第二章・リウ君のそこそこ平穏な日常
第8話 マシス・ノヴァと医の魔塔
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第8話 マシス・ノヴァと医の魔塔
「ふわあぁぁぁぁぁっ、おっきい…」
パンジーちゃんがノヴァ公爵領都アクアムンダムを見て思わずこぼした。
いや、本当に大きな町ということなんだよ。だけどフウカ姉が嬉しそうににやにやしてるんだ。困った痴女だと思う。
「ああん、なんかぞくっとしたー」
歩くわいせつ物である。
まあ、変態は置いといて、アクアムンダムは本当に大きな町だった。
きれいな城壁でぐるりと囲まれていて、その城壁は大きくて、造詣が凝ってて、表面にきれいな文様が彫られていた。
僕にしてみるとこの文様の方が問題かな。
「これって全部魔法陣だよね」
ついぽろっと。
爺ちゃんが嬉しそうに破顔した。
笑ったって意味だぞ、顔が壊れたわけじゃない。
「よくわかったな、さすがだぜ、この都市全体の形状と、都市内を流れる水路、そしてこの外壁が結界魔法として機能しているんだぜ。
水ってのはよく魔力を通すからな。
この都市そのものが結界魔法陣なんだ。
だから周辺に広がる農地にも魔物の侵入がないわけさ」
つまりこのエリア全体を守る結界魔法陣なわけか。
「つまりこの都市そのものが大賢者様の傑作なのよ」
はいはい、爺ちゃんたちは大賢者様好きすぎだからな。大賢者様の功績とか偉業とか、話に出るととにかくうれしいんだよね。
マニアってそういうものだから。知ってる。
さて、都市の周りは水堀になっていて、爺ちゃんが近づくと跳ね橋が降りてきて通れるようになった。
爺ちゃんたちの話によるとこの町は正しく大きな六角形で、六方向に出入り口があるらしい。
出入り口の内、三つは昼間の内は開いていて、他の三つは必要な時に開く構造だそうだ。
まあ、領主様の帰還だから特別な時といって問題ないんだろうね。
そして町に入ると建物が素朴だけできれいに並んでいたりするんだ。
大きな道、中くらいの道、細い道がきれいに作られていて、区画がきれいにわかれている。
外側が一般市民というか労働者の居住区があって、次にお役所とか、病院とか、公園とかの公共施設の層があって、次が富裕層の居住区で、その内側が学園都市みたいな学究の徒がはびこっている所で、中心に塔が立っている。
幾何学的なちょっと背の高い塔で、中央の塔の周りに三本の塔が立っていて、これが話を聞くとどうも大学のような施設らしい。
ここは医療の都なんで医大? あるいは附属病院?
そして爺ちゃんの居住区はこの大学のど真ん中の塔の中に在ったりするらしい。
ここら辺が魔法の世界だな。
こういうのを【魔塔】というそうな。
マシス・ノヴァと医の魔塔。
映画のタイトルみたいだ。
◇・◇・◇・◇
「ではこちらをお使いください」
「はっ、恐縮であります」
「ぷふっ」
笑われた。
でも仕方ないんや。部屋が豪華すぎるんじゃ~。
魔塔に到着して僕は爺ちゃんの居住区、つまりノヴァ公爵邸に案内されたわけさ。
魔塔はかなり大きな20階建ての塔で、イメージとしてはバベルの塔かな。
中央塔は下層が病院施設。中層が研究施設。上層の15階から屋上までが公爵様の御宅だったりする。
子分みたいな三つの塔は太陽の塔、月の塔、星の塔の三つで、ここが校舎みたいな感じで使われているみたい。
教室があって、研究室があって、教授の部屋がある。
こっちは10階層らしい。
子分の塔は階段らしいんだけど中央塔はエレベーターがあって、上までこれでいける。
でもこれがね、かなり吃驚構造。
はっきり言ってむき出し。
いや、ガイドとか壁とかはあるんだけど、ぼくらが知っているようなエレベーターじゃなくて、ベルトコンベアみたいに常に回り続けているんだ。
2メートル弱ぐらいの板というか台が付いていて、まずこの板に飛び乗らないといけない。それが一階から15回までゆっくり登っていって、そしたら少し横に動いてこの間に飛び降りるわけさ。
あるいは下に行きたい人はここで飛び乗るのね。
そしたら当然同じ速度でゆっくりと降りてきて、乗客は目的の階で飛び降りるわけだ。
結構ゆっくりだからそれほど難しくはないかな。
そして下に降りた板はまた少し横に移動して、また昇りに転じる。
エレベーターというよりほぼアトラクション。
なんか楽しい~。
僕はぴょんと乗ったけどパンジーちゃんはなんかタイミングがつかめなくてアワアワしてた。最後はニニララさんに突き飛ばされて乗ってたよ。
当然降りるのもうまくいかなくてパンジーちゃんは二周してました。
僕? 僕は平気だよ、空中での姿勢制御ぐらいはできるんだから乗るのも降りるのもお手の物。
でもパンジーちゃんはいい味を出していると思う。いいキャラクターだ。
僕は応援することにした。うん。
エレベーターのスピードは結構ゆっくりだけど、この塔は各階層の天井が高いから階段を使うよりははるかに速いのさ。
しかも魔法的な防御力場があるらしく。はさまれたりはしないらしい。
壁の模様とかガイド・カバーの造形とかがやっぱり魔法陣なんだろうね。
すごいがよくわからん。
そして通された部屋、豪華でした。
「リウたんここ使ってね~内弟子用の部屋なんだ~」
40畳ぐらいありました。
天蓋付きのベッドがあって、なんか傷とか付けちゃやばそうな重厚な机といすがあって、ソファーとローテーブルのセットがあって、ウォークインクローゼットがあって、ミニキッチンでお茶とか入れられて、すごい贅沢。
「こんな立派な部屋使っていいんですか?」
「あら、坊ちゃん、ここは内弟子用の一番簡素なお部屋ですよ」
とかメイドさんに言われた時には『ヤッパ爺ちゃんも貴族様だな』と思った。
それにやっぱり大都会、魔道具類も洗練されている感じがする。机の上にはスタンドがあるし、ミニキッチンでは水が出る。しかもお湯ぐらいは沸かせる。
ミニな冷蔵庫もある。
魔道具といえばエレベーターだって魔道具だし、この塔自体、この町の結界を機能させる魔法陣の中核の魔道具だったりもする。
「やっぱり辺境はど田舎なのだろうか」
まあ、大都会な辺境というのもあまり効かないけど。
きっと洗濯機とかもあるぞ。うちにもほしいんだけどな…
《魔道具は職人が手間暇かけて作るからなかなか数が足りないですよー。
それにリウ太がそれっぽいのを作っちゃったから必要ないと思われているですよー》
むむっ、何の話し…ああ、手動式の洗濯機とかか。
黒歴史の書に設計図があったから作ったんだっけ。
そうか、そう言えばクーラーボックスも作ったな。魔力で冷えるやつ。
《たぶんリウ太があれを作らなかったらジジイが都会から取り寄せていたですよー》
がーーーん!
・・・いや、いいか、作るの楽しかったし。
僕は納得した。
楽しいは正義だ。
「しかしそうか、この世界って産業革命がなかったからいまだに機械類が手工芸品なんだ」
《魔法陣を丁寧に刻む必要からどうしても手間暇がかかるですよー》
ふむふむ。しかも魔道具は大量生産になじまないと。
しかし自分でそれっぽいものが作れるとしても、知らないものとかあるかもしれないし、少し手に入れて持ち帰りたいんだけどな…
何とか町に出て下見とかしたい。
あとお金を稼ぐ方法だな。
ど田舎暮らしだとお金がほとんど必要ないんだよな。だから僕はお金を持ってない。父さんを連れてくるべきだったか。
《むりむりですよー》
まあ、確かにそうなんだが…
今度大型の…
「リウたん、準備できた~?」
乱入者だ。姉ちゃんが戻ってきた。
「? フウカ姉ちゃん準備って?」
「ん~? お風呂入りなさいって言われたでしょ」
いや、聞いてねえし。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
オネガイ。
リウ太の話を読んで面白い、続きを読みたい。と思っていただけましたら応援してやってください。
今ちょっと作者が真剣にエネルギーを必要としております。
お願いします。
「ふわあぁぁぁぁぁっ、おっきい…」
パンジーちゃんがノヴァ公爵領都アクアムンダムを見て思わずこぼした。
いや、本当に大きな町ということなんだよ。だけどフウカ姉が嬉しそうににやにやしてるんだ。困った痴女だと思う。
「ああん、なんかぞくっとしたー」
歩くわいせつ物である。
まあ、変態は置いといて、アクアムンダムは本当に大きな町だった。
きれいな城壁でぐるりと囲まれていて、その城壁は大きくて、造詣が凝ってて、表面にきれいな文様が彫られていた。
僕にしてみるとこの文様の方が問題かな。
「これって全部魔法陣だよね」
ついぽろっと。
爺ちゃんが嬉しそうに破顔した。
笑ったって意味だぞ、顔が壊れたわけじゃない。
「よくわかったな、さすがだぜ、この都市全体の形状と、都市内を流れる水路、そしてこの外壁が結界魔法として機能しているんだぜ。
水ってのはよく魔力を通すからな。
この都市そのものが結界魔法陣なんだ。
だから周辺に広がる農地にも魔物の侵入がないわけさ」
つまりこのエリア全体を守る結界魔法陣なわけか。
「つまりこの都市そのものが大賢者様の傑作なのよ」
はいはい、爺ちゃんたちは大賢者様好きすぎだからな。大賢者様の功績とか偉業とか、話に出るととにかくうれしいんだよね。
マニアってそういうものだから。知ってる。
さて、都市の周りは水堀になっていて、爺ちゃんが近づくと跳ね橋が降りてきて通れるようになった。
爺ちゃんたちの話によるとこの町は正しく大きな六角形で、六方向に出入り口があるらしい。
出入り口の内、三つは昼間の内は開いていて、他の三つは必要な時に開く構造だそうだ。
まあ、領主様の帰還だから特別な時といって問題ないんだろうね。
そして町に入ると建物が素朴だけできれいに並んでいたりするんだ。
大きな道、中くらいの道、細い道がきれいに作られていて、区画がきれいにわかれている。
外側が一般市民というか労働者の居住区があって、次にお役所とか、病院とか、公園とかの公共施設の層があって、次が富裕層の居住区で、その内側が学園都市みたいな学究の徒がはびこっている所で、中心に塔が立っている。
幾何学的なちょっと背の高い塔で、中央の塔の周りに三本の塔が立っていて、これが話を聞くとどうも大学のような施設らしい。
ここは医療の都なんで医大? あるいは附属病院?
そして爺ちゃんの居住区はこの大学のど真ん中の塔の中に在ったりするらしい。
ここら辺が魔法の世界だな。
こういうのを【魔塔】というそうな。
マシス・ノヴァと医の魔塔。
映画のタイトルみたいだ。
◇・◇・◇・◇
「ではこちらをお使いください」
「はっ、恐縮であります」
「ぷふっ」
笑われた。
でも仕方ないんや。部屋が豪華すぎるんじゃ~。
魔塔に到着して僕は爺ちゃんの居住区、つまりノヴァ公爵邸に案内されたわけさ。
魔塔はかなり大きな20階建ての塔で、イメージとしてはバベルの塔かな。
中央塔は下層が病院施設。中層が研究施設。上層の15階から屋上までが公爵様の御宅だったりする。
子分みたいな三つの塔は太陽の塔、月の塔、星の塔の三つで、ここが校舎みたいな感じで使われているみたい。
教室があって、研究室があって、教授の部屋がある。
こっちは10階層らしい。
子分の塔は階段らしいんだけど中央塔はエレベーターがあって、上までこれでいける。
でもこれがね、かなり吃驚構造。
はっきり言ってむき出し。
いや、ガイドとか壁とかはあるんだけど、ぼくらが知っているようなエレベーターじゃなくて、ベルトコンベアみたいに常に回り続けているんだ。
2メートル弱ぐらいの板というか台が付いていて、まずこの板に飛び乗らないといけない。それが一階から15回までゆっくり登っていって、そしたら少し横に動いてこの間に飛び降りるわけさ。
あるいは下に行きたい人はここで飛び乗るのね。
そしたら当然同じ速度でゆっくりと降りてきて、乗客は目的の階で飛び降りるわけだ。
結構ゆっくりだからそれほど難しくはないかな。
そして下に降りた板はまた少し横に移動して、また昇りに転じる。
エレベーターというよりほぼアトラクション。
なんか楽しい~。
僕はぴょんと乗ったけどパンジーちゃんはなんかタイミングがつかめなくてアワアワしてた。最後はニニララさんに突き飛ばされて乗ってたよ。
当然降りるのもうまくいかなくてパンジーちゃんは二周してました。
僕? 僕は平気だよ、空中での姿勢制御ぐらいはできるんだから乗るのも降りるのもお手の物。
でもパンジーちゃんはいい味を出していると思う。いいキャラクターだ。
僕は応援することにした。うん。
エレベーターのスピードは結構ゆっくりだけど、この塔は各階層の天井が高いから階段を使うよりははるかに速いのさ。
しかも魔法的な防御力場があるらしく。はさまれたりはしないらしい。
壁の模様とかガイド・カバーの造形とかがやっぱり魔法陣なんだろうね。
すごいがよくわからん。
そして通された部屋、豪華でした。
「リウたんここ使ってね~内弟子用の部屋なんだ~」
40畳ぐらいありました。
天蓋付きのベッドがあって、なんか傷とか付けちゃやばそうな重厚な机といすがあって、ソファーとローテーブルのセットがあって、ウォークインクローゼットがあって、ミニキッチンでお茶とか入れられて、すごい贅沢。
「こんな立派な部屋使っていいんですか?」
「あら、坊ちゃん、ここは内弟子用の一番簡素なお部屋ですよ」
とかメイドさんに言われた時には『ヤッパ爺ちゃんも貴族様だな』と思った。
それにやっぱり大都会、魔道具類も洗練されている感じがする。机の上にはスタンドがあるし、ミニキッチンでは水が出る。しかもお湯ぐらいは沸かせる。
ミニな冷蔵庫もある。
魔道具といえばエレベーターだって魔道具だし、この塔自体、この町の結界を機能させる魔法陣の中核の魔道具だったりもする。
「やっぱり辺境はど田舎なのだろうか」
まあ、大都会な辺境というのもあまり効かないけど。
きっと洗濯機とかもあるぞ。うちにもほしいんだけどな…
《魔道具は職人が手間暇かけて作るからなかなか数が足りないですよー。
それにリウ太がそれっぽいのを作っちゃったから必要ないと思われているですよー》
むむっ、何の話し…ああ、手動式の洗濯機とかか。
黒歴史の書に設計図があったから作ったんだっけ。
そうか、そう言えばクーラーボックスも作ったな。魔力で冷えるやつ。
《たぶんリウ太があれを作らなかったらジジイが都会から取り寄せていたですよー》
がーーーん!
・・・いや、いいか、作るの楽しかったし。
僕は納得した。
楽しいは正義だ。
「しかしそうか、この世界って産業革命がなかったからいまだに機械類が手工芸品なんだ」
《魔法陣を丁寧に刻む必要からどうしても手間暇がかかるですよー》
ふむふむ。しかも魔道具は大量生産になじまないと。
しかし自分でそれっぽいものが作れるとしても、知らないものとかあるかもしれないし、少し手に入れて持ち帰りたいんだけどな…
何とか町に出て下見とかしたい。
あとお金を稼ぐ方法だな。
ど田舎暮らしだとお金がほとんど必要ないんだよな。だから僕はお金を持ってない。父さんを連れてくるべきだったか。
《むりむりですよー》
まあ、確かにそうなんだが…
今度大型の…
「リウたん、準備できた~?」
乱入者だ。姉ちゃんが戻ってきた。
「? フウカ姉ちゃん準備って?」
「ん~? お風呂入りなさいって言われたでしょ」
いや、聞いてねえし。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
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リウ太の話を読んで面白い、続きを読みたい。と思っていただけましたら応援してやってください。
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