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第二章・リウ君のそこそこ平穏な日常
第6話 教えて爺ちゃん・勇者って何?
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第6話 教えて爺ちゃん・勇者って何?
ブロロロロロロロロロッ!
再びしばしの爆走。爺ちゃん運転席に戻りました。
どうも爺ちゃんたちは車は暴走するものだと思っている可能性がある。たぶん。絶対。
そして爺ちゃんは基本的に運転席から離れたがらない。
目的地までは数日かかるはずなんだけど、ずっと運転するのも大変だと思うんだけど、全然元気だ。
とそこまで考えて改めてこの魔動車のすごさが身に染みる。
おもに乗り心地ね。
道なんて舗装なんかされてなくて、結構凸凹なのに結構走るんだよね。確かに揺れるけど、よくよく考えるとこの悪路で、こんなスピードで、この程度の揺れで済むはずがない。うん。
だから絶対魔法的な何かがあるのさ。
魔法のサスペンションとか。魔法のタイヤとか。
魔法が付けばなんでもありなように聞こえるのが不思議だな。
そんな状況で爆走することしばし、爺ちゃんがスビートを落とした。
今日のキャンプ地に到着だ。
昨日はちょっと変則だったけど今日は普通にキャンプ。
テントとかまで持ち歩けるといいんだけどそれはまだ無理。収納袋とかもあるんだけどそこまで大きいものは入らないんだ。
そう、収納袋、魔道具で見た目よりもずっとたくさん物の入る袋。
特殊な魔物の皮に複雑な魔法陣をびっしり書き込んでそれで袋の内張を作ると収納袋というのができるんだって。
結構お高い。
でも一流の冒険者なら買えるぐらいの値段ではあるらしい。
もちろん爺ちゃんたちはもっている。
だって金持ちだから。
でも大きさには限界があって、ぼくの箱庭よりもちょっと大きいぐらい見たい。だからテントとかがすっぽり入ったりはしないのだ。
だから魔法が使われます。
「よし、リウ行け」
「はい」
まず僕がやるのは【ビルドアップ】で骨組みを作ること。
六方位のアーチ形を作って骨組みにする。ドーム状の小屋だね。
そして骨と骨を細い棒でつなぐ。梁とか言うのかな?
なんで僕がやるかというと土魔法の【ソリダ】よりも僕の【ピルドアップ】の方が頑丈だから。
骨組みができたらあとはみんながソリダを使って壁を作る。
これは多少もろくてもよいからソリダでいいのだ。
僕が鉄骨と鉄筋を担当してみんながコンクリートの壁を担当するわけ。
地面も平らに固められていてここには収納袋に入っていた簀子を敷き詰め、その上に毛皮を広げれば家の出来上がり。
出入り口は一か所開いてて丈夫な毛皮で閉じられます。
照明とかの魔道具を設置すればテントの完成。
これで安心して眠れます。
続いで食事の支度。
これも基本的に僕の仕事だ。みんな手伝ってくれるけどね。こういう仕事で色々覚えていくんだ。弟子の中では僕が一番下っ端だから。
あっと、今日からさらに下っ端がいた。
新しく仲間になった女の子。お名前はパンジーちゃんだそうな。御年14歳。本当に就職したばかりだったみたい。最初の就職先がブラックだったと。
まあ、うちも結構ハードだよ。何といっても世界は徒弟制度。新入りが師匠や先輩の世話をするのは当然な世界だ。
でもその過程でいろいろ教わることがあって、鍛錬も兼ねているので無駄ではないの。
それに家には勘違い野郎とかいないからね。
果たしてパンジーちゃんの実力は。
というと、悪くない。というのが正直な感想。
もともとまじめな性格なんだと思う。そして結構こき使われていた。だから骨惜しみをしない。
でも先輩には恵まれなかったみたいで、ちゃんと手順を教わるような事はなかったみたい。
〝見て盗め〟と〝放置〟は別のもので、〝厳しい指導〟と〝いじめ〟も別のものなんだよ。
だから家はちゃんと授業とかもあるし、見本とかもしてくれる。いや、今度は僕が見本を見せる番だ。うん、頑張る。
さて、そんな授業の時間です。せっかくだから聞いてみよう。
「爺ちゃん先生、勇者って何ですか?」
いや、概要は知ってる。神様たちに聞いたから。
ほっとけみたいに言われたんだけどね、勇者がいるなら少しは情報が欲しいのよ。
「おう、じゃあ今日はその話をするか」
ということで爺ちゃん頼りになるな。
ちなみに先生は爺ちゃんと、その時暇な人たちだ。
「まず〝勇者〟ってのは職号の一種だな」
クラスっていうのは僕の持ってている『聖者』とか『魔王』とかのことだね。
これは神様たちがくれる『加護』とは違って、誰でも持っているものではないのだ。
ではどうしたら取れるかっていうと…
「知ってるだろうが、クラスを取得するには条件がある。
条件を満たせばクラスが取れる。こいつは間違いじゃねえ、だが条件が分かっているクラスもあれば全くわからんクラスもある。
勇者ってのも条件のわからんクラスの一つだな」
そうそう僕も勉強しました。
だけどそんなにむづかしくはない?
剣を振っていると剣術のスキルが手に入って、剣術のスキルがあると剣士になれる。とか?
「まあ、厳密にはもうちょっと複雑なんだがよ、大体そんなもんだ」
こういうランクの低い職号は割とわかりやすいんだけど、爺ちゃんの大医王とかのクラスになると条件がよくわからないんだって。
ちなみにお母ちゃんも『薬医術士』のクラスを持ってます。
「つーわけでよ、修業をしているといきなりクラスが湧いて出るのさ、そんでもってクラスを手に入れるとそのクラスに見合ったスキルとか、職業勘みたいなもんが手に入って、しかもそれ向きの能力の伸びがよくなるってんで、加護もあれだが、より良いクラスをできるだけ早く手に入れるのが人生勝組のコツってやつなのさ」
うむ、爺ちゃんの話は分かりやすい。
「あの、それじゃ私も…」
パンジーがおずおずと手を上げた。当然爺ちゃんはサムズアップ。
「当然だ。クラスってのはどういう努力をするかで決まるのよ、加護は…まあ、方向性には関係するかな? お前の加護は回復系だから、医療系か戦闘系でも行けるんだぜ」
そうそう、戦闘系って…?
「爺ちゃん戦闘系って?」
「おう、よく聞けよ、単一能力系の加護ってのはその能力を発動する場合に限って、詠唱だの手順だのの面倒くさいことを無視できんのよ。しかも魔力効率は桁外れにいいと来た」
おお、なるほど。
しかも回復力も進化するみたいなこと言ってたな。
つまりあれだ、戦闘しながら問答無用でけがを回復する魔法が発動できて、しかもバンバン使えると。
うん、そりゃ役に立つわ。不死身の戦士の出来上がり?
自分じゃなくてもそういうのが一人いるとパーティーの生存率とかバク上がり?
まあ、本人は戦闘系はしり込みしてるけど。
「わははっ、まあ、話を戻そう。そんでな、少し前に勇者のクラスを得た奴が出たんだ。
それがほれ、クプクプの野郎がいってたリュメルクローテ家の小僧さ。確かリウと同い年ぐらいじゃねえかな。
そんでその父親のリュメルクローテ公爵ってのがそれで調子に乗ってな。
派閥を作ってまあ、結構傍若無人にふるまってやがんのよ。
クプクプもその派閥に入ってたってことだな」
うむ、親の七光りではなく子供の七光りか。
「あの、勇者さまって立派な人じゃないんですか?」
あー、やっぱそう思うよね。
「いや、それは違うな。
騎士のクラスを持っていたらみんな立派な騎士ってわけじゃない。クラスにみあった立派な人間ばっかてんなら悪党はクラスをもてないことになっちまう。
でもそんなこたあねえんだ。
どんなクラスを持っていても結局は人間ってことだな。どんな処にもろくでなしはいるってことよ」
うわっ、知ってたけど、聞いてたけど、そういう言い方をされるとなんかすごいな。
「ただ勇者ってのはそうめったに表れない希少クラスだからよ、見つかると本来は最高の教育陣が選ばれて寄ってたかって立派な人間になるように育てるんだか、今回はちと事情が違ってな…」
その事情に関しては爺ちゃんは教えてくれなかった。
そういうことなのだろう。実は分かってないけど。
でも勇者の話は聞いておいてよかったな。
神様たちの言う通り、かかわらずに放置しよう。それがいいと、納得したよ。
さあ、今日の勉強はおしまい。寝よ寝よ~っ。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
オネガイ。
リウ太の話を読んで面白い、続きを読みたい。と思っていただけましたら【☆】とか【♡】とか押してやってください。
今ちょっと作者が真剣にエネルギーを必要としております。
お願いします。
ブロロロロロロロロロッ!
再びしばしの爆走。爺ちゃん運転席に戻りました。
どうも爺ちゃんたちは車は暴走するものだと思っている可能性がある。たぶん。絶対。
そして爺ちゃんは基本的に運転席から離れたがらない。
目的地までは数日かかるはずなんだけど、ずっと運転するのも大変だと思うんだけど、全然元気だ。
とそこまで考えて改めてこの魔動車のすごさが身に染みる。
おもに乗り心地ね。
道なんて舗装なんかされてなくて、結構凸凹なのに結構走るんだよね。確かに揺れるけど、よくよく考えるとこの悪路で、こんなスピードで、この程度の揺れで済むはずがない。うん。
だから絶対魔法的な何かがあるのさ。
魔法のサスペンションとか。魔法のタイヤとか。
魔法が付けばなんでもありなように聞こえるのが不思議だな。
そんな状況で爆走することしばし、爺ちゃんがスビートを落とした。
今日のキャンプ地に到着だ。
昨日はちょっと変則だったけど今日は普通にキャンプ。
テントとかまで持ち歩けるといいんだけどそれはまだ無理。収納袋とかもあるんだけどそこまで大きいものは入らないんだ。
そう、収納袋、魔道具で見た目よりもずっとたくさん物の入る袋。
特殊な魔物の皮に複雑な魔法陣をびっしり書き込んでそれで袋の内張を作ると収納袋というのができるんだって。
結構お高い。
でも一流の冒険者なら買えるぐらいの値段ではあるらしい。
もちろん爺ちゃんたちはもっている。
だって金持ちだから。
でも大きさには限界があって、ぼくの箱庭よりもちょっと大きいぐらい見たい。だからテントとかがすっぽり入ったりはしないのだ。
だから魔法が使われます。
「よし、リウ行け」
「はい」
まず僕がやるのは【ビルドアップ】で骨組みを作ること。
六方位のアーチ形を作って骨組みにする。ドーム状の小屋だね。
そして骨と骨を細い棒でつなぐ。梁とか言うのかな?
なんで僕がやるかというと土魔法の【ソリダ】よりも僕の【ピルドアップ】の方が頑丈だから。
骨組みができたらあとはみんながソリダを使って壁を作る。
これは多少もろくてもよいからソリダでいいのだ。
僕が鉄骨と鉄筋を担当してみんながコンクリートの壁を担当するわけ。
地面も平らに固められていてここには収納袋に入っていた簀子を敷き詰め、その上に毛皮を広げれば家の出来上がり。
出入り口は一か所開いてて丈夫な毛皮で閉じられます。
照明とかの魔道具を設置すればテントの完成。
これで安心して眠れます。
続いで食事の支度。
これも基本的に僕の仕事だ。みんな手伝ってくれるけどね。こういう仕事で色々覚えていくんだ。弟子の中では僕が一番下っ端だから。
あっと、今日からさらに下っ端がいた。
新しく仲間になった女の子。お名前はパンジーちゃんだそうな。御年14歳。本当に就職したばかりだったみたい。最初の就職先がブラックだったと。
まあ、うちも結構ハードだよ。何といっても世界は徒弟制度。新入りが師匠や先輩の世話をするのは当然な世界だ。
でもその過程でいろいろ教わることがあって、鍛錬も兼ねているので無駄ではないの。
それに家には勘違い野郎とかいないからね。
果たしてパンジーちゃんの実力は。
というと、悪くない。というのが正直な感想。
もともとまじめな性格なんだと思う。そして結構こき使われていた。だから骨惜しみをしない。
でも先輩には恵まれなかったみたいで、ちゃんと手順を教わるような事はなかったみたい。
〝見て盗め〟と〝放置〟は別のもので、〝厳しい指導〟と〝いじめ〟も別のものなんだよ。
だから家はちゃんと授業とかもあるし、見本とかもしてくれる。いや、今度は僕が見本を見せる番だ。うん、頑張る。
さて、そんな授業の時間です。せっかくだから聞いてみよう。
「爺ちゃん先生、勇者って何ですか?」
いや、概要は知ってる。神様たちに聞いたから。
ほっとけみたいに言われたんだけどね、勇者がいるなら少しは情報が欲しいのよ。
「おう、じゃあ今日はその話をするか」
ということで爺ちゃん頼りになるな。
ちなみに先生は爺ちゃんと、その時暇な人たちだ。
「まず〝勇者〟ってのは職号の一種だな」
クラスっていうのは僕の持ってている『聖者』とか『魔王』とかのことだね。
これは神様たちがくれる『加護』とは違って、誰でも持っているものではないのだ。
ではどうしたら取れるかっていうと…
「知ってるだろうが、クラスを取得するには条件がある。
条件を満たせばクラスが取れる。こいつは間違いじゃねえ、だが条件が分かっているクラスもあれば全くわからんクラスもある。
勇者ってのも条件のわからんクラスの一つだな」
そうそう僕も勉強しました。
だけどそんなにむづかしくはない?
剣を振っていると剣術のスキルが手に入って、剣術のスキルがあると剣士になれる。とか?
「まあ、厳密にはもうちょっと複雑なんだがよ、大体そんなもんだ」
こういうランクの低い職号は割とわかりやすいんだけど、爺ちゃんの大医王とかのクラスになると条件がよくわからないんだって。
ちなみにお母ちゃんも『薬医術士』のクラスを持ってます。
「つーわけでよ、修業をしているといきなりクラスが湧いて出るのさ、そんでもってクラスを手に入れるとそのクラスに見合ったスキルとか、職業勘みたいなもんが手に入って、しかもそれ向きの能力の伸びがよくなるってんで、加護もあれだが、より良いクラスをできるだけ早く手に入れるのが人生勝組のコツってやつなのさ」
うむ、爺ちゃんの話は分かりやすい。
「あの、それじゃ私も…」
パンジーがおずおずと手を上げた。当然爺ちゃんはサムズアップ。
「当然だ。クラスってのはどういう努力をするかで決まるのよ、加護は…まあ、方向性には関係するかな? お前の加護は回復系だから、医療系か戦闘系でも行けるんだぜ」
そうそう、戦闘系って…?
「爺ちゃん戦闘系って?」
「おう、よく聞けよ、単一能力系の加護ってのはその能力を発動する場合に限って、詠唱だの手順だのの面倒くさいことを無視できんのよ。しかも魔力効率は桁外れにいいと来た」
おお、なるほど。
しかも回復力も進化するみたいなこと言ってたな。
つまりあれだ、戦闘しながら問答無用でけがを回復する魔法が発動できて、しかもバンバン使えると。
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自分じゃなくてもそういうのが一人いるとパーティーの生存率とかバク上がり?
まあ、本人は戦闘系はしり込みしてるけど。
「わははっ、まあ、話を戻そう。そんでな、少し前に勇者のクラスを得た奴が出たんだ。
それがほれ、クプクプの野郎がいってたリュメルクローテ家の小僧さ。確かリウと同い年ぐらいじゃねえかな。
そんでその父親のリュメルクローテ公爵ってのがそれで調子に乗ってな。
派閥を作ってまあ、結構傍若無人にふるまってやがんのよ。
クプクプもその派閥に入ってたってことだな」
うむ、親の七光りではなく子供の七光りか。
「あの、勇者さまって立派な人じゃないんですか?」
あー、やっぱそう思うよね。
「いや、それは違うな。
騎士のクラスを持っていたらみんな立派な騎士ってわけじゃない。クラスにみあった立派な人間ばっかてんなら悪党はクラスをもてないことになっちまう。
でもそんなこたあねえんだ。
どんなクラスを持っていても結局は人間ってことだな。どんな処にもろくでなしはいるってことよ」
うわっ、知ってたけど、聞いてたけど、そういう言い方をされるとなんかすごいな。
「ただ勇者ってのはそうめったに表れない希少クラスだからよ、見つかると本来は最高の教育陣が選ばれて寄ってたかって立派な人間になるように育てるんだか、今回はちと事情が違ってな…」
その事情に関しては爺ちゃんは教えてくれなかった。
そういうことなのだろう。実は分かってないけど。
でも勇者の話は聞いておいてよかったな。
神様たちの言う通り、かかわらずに放置しよう。それがいいと、納得したよ。
さあ、今日の勉強はおしまい。寝よ寝よ~っ。
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
オネガイ。
リウ太の話を読んで面白い、続きを読みたい。と思っていただけましたら【☆】とか【♡】とか押してやってください。
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