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第8話 技術者魂が燃え上がる…かな?
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第8話 技術者魂が燃え上がる…かな?
村長がボコボコにやり込められたが村はいたって平和だった。
村人というのは自分たちの不利益が大きくなければ基本的に偉い人に従うものらしい。
村長より偉い人が来ればそちらに従うのが当然。
ましてその相手が特に何も指示を出さないのであれば日常通りである。
まあ、村長一家はキリキリ働かされているが。
さて、村長がおとなしくなったらぜひやりたいことがある。
それは魔動車を調べること。
俺って地球にいた時、工学系の人だって話はしたよな。
そして目の前にこの世界の機械があるのだ。これは調べないといけない。
というわけで今回は潜入ミッションだ。
村長の家は無駄に広く、垣根でおおわれている。
しかし垣根は所詮植物。子供であれば根元をくぐることも難しくはない。
さささっ。
おそらく魔動車は無駄に広い中庭の、おそらく納屋のようなところにあると思われる。
俺だっだら超高級品の自動車を野ざらしにしたりはしないからだ。
「いやー、それにしても驚いただー。村長がろくでなしだったなんて」
「んだなー、いつもえばっとったのに、もっとお偉い人が来たら米つきバッタだ」
「わらっただー」
村の人か、いい感じに村長の権威が失墜しているな。
テンテンさんは公爵様という人と話して何らかの手を打つことになると言っていたから過ごしやすくなるだろう。結構なことだ。
ささささっ。
おっ、あった。車だ。
ドワーフの人が掃除をしている。
というかほおずりしている。
羽箒で丁寧に払ってもその後ほおずりしたら意味ないだろうに。
「おーい、アベンチュリン、今日の探索はどうしたんだ?」
「げっ、やばい。忘れてた」
「魔動車LOVEなのはいいけどよ、テンテンとフゼットにどやされるぞ」
「くそ、やばいぜ、しかし車が…このまま置いていくのは…」
「おめーがいいならいいけどよ、車のせいで仕事がおろそかになったなんてことになると、取り上げられるぜ」
「それはダメだ。絶対だめだ。
仕方ない、車に結界を張るか。
よし、大急ぎで行ってくるぞ」
そう言うとドワーフのひと、多分名前はアベンチュリンさんは、車の前で何かごそごそやって、その後大慌てで結構ごっついメイスを持ってどてどてと走っていった。
彼らはこの先の森で何かを探しているらしいのだ。
なんか古文書で変なのがどうとか言ってた。
お宝とかではないらしい。
その公爵様の依頼で確認がどうとか?
よくわからんが俺には関係のない話だろう。
まあ、頑張ってほしいものだ。
さて、幸いにも納屋から出された状態で車が置きっぱなしになっている。
これはもう、調べてくれと言っているようなものだ。
ここは期待に応えるべきだろう。
俺はトテトテと魔動車に歩み寄る。
そして首をひねる。
「結界とか言ってたよね?」
《言ってたですよー》
しかし俺は何事もなく車にたどり着いてしまった。
うーむ、わからん。
「ひょっとしてあれかな? 馬鹿には見えない結界とか?」
あっ、それでは俺がバカになってしまう。
《素直な子供には効果がないです?》
それだったら大丈夫。でも、まあ、ひょっとしたらあのドワーフ、へっぼこなのかもしれない。ならありがたく魔動車を拝見させてもらおう。
「デザインはT型フォードみたいな年代を感じさせるデザインだね。四人乗りみたい」
さて、問題は内部構造だ。
この世界にも自動車があるなんて、なんたる幸運。
エンジニア魂が騒ぐぜ。
特にクラッシックな自動車にはロマンがあると思うね。実用性一点張りでないのがいいんだよ。これぞ機械。そんな感じだ。
「おほー、このボンネットフックで止まっているよ。やっぱりクラッシックカーはこうじゃないと」
フックを外してボンネットを開ける。真ん中がまっすぐに止まっていて蝶の羽のように開くタイプだ。
ボンネットを開けるとエンジンが見える。
「うーん、でもまさかガソリンを使っているとは思えないよね…」
だが形は地球のそれに似ているような。
形状としては直列四気筒エンジンみたいだ。構造的はバルブも吸気と排気があるみたいだし、プラグもある。
ここが燃焼室かな。典型的なピストンとシリンダーだ。
こっちは…ラジエターか。空冷式だな。でもこんな貧弱でいいのか?
いや、ガソリンでなければいいのか。
こっちのバッテリーぽいのは…
《魔力のタンクみたいですよー。魔力を溶かした溶液だと思うですよー》
「うーむ、なるほど…でも燃料パイプがない」
《ちょっと魔力を流してみるといいですよー》
ふむ、と俺はエンジンに触れて魔素を流し込んでみる。
魔法は魔力じゃないと使えないけど、魔道具は魔素でも動く。
まあ、魔力といっても全員同じではないから幅があるのだろう。
魔力っぽい何かであればいいのだ。
「おおー、なんか細かく流れるな」
《魔道具構造だと思うですよー、魔力が流れると魔法陣が起動して魔法様現象が発生するですよー》
「なるほど、つまり、魔力を流すことであちこちに仕掛けられた魔法道具が特定の魔法を発生させて、その組み合わせでエンジンが動くわけかー」
《面倒くさいです?》
「いやいや、大発明だと思うよ。魔力そのもので車を推進させると効率が悪いんだとおもうんだ。だから一回エンジンの形に落とし込んで、細かい魔法でエンジンを稼働させる形にしたんだ。
これを作った人は天才だね」
そしておそらく地球人だ。
でなかったらわざわざエンジンの形にする必要がない。
これはもともとエンジンの構造を知っている人が魔道具にそれを応用したと考えるべきだろう。
まあ、俺の例もあるしね。
俺は試しにプラグらしきものを抜いてみる。
ゴムみたいなものでカバーがあって、そのケツに魔力タンクからの導線が繋がっている。
「うーん、結構すすけてる。これが何かの反応を起こすのは間違いないな。すすけ具合からして爆発系であることは間違いないと思うね。
ただラジエターが小さいからあまり熱は出さないんだと思うよ。
こっちがタイミングベルトで、これの回転に合わせて魔力が流れてこのプラグが機能するんだね。
でも、もうちょっと掃除しないと…」
俺は操魔で魔力を操り、力場でプラグの汚れを除去してやる。
こういうの我慢できないんだよね。
四本のプラグ全部だ。
そして元通り装着。
あのドワーフのおっちゃんも外回りだけじゃなくてここら辺もちゃんと見てやらないと…
これじゃたぶん足回りとかも…うわー、まっくろ。リーフスプリングか。結構経年劣化しているかな?
「こらー、何やってやがる!」
「げっ」
ドワーフのおっさんが突っ込んでくる。
早くない?
俺は車の下をくぐって反対側に抜けてそのまま垣根に飛び込んで逃げました。
おっさんが垣根に突っ込んできたらそのすきに屋根の上にじゃーんぷ。
すたこらサッサー。
「まさかこんなに早く戻ってくるなんて…」
《もう夕方ですよー》
なんと、時間を忘れていたのは俺の方か。
下をちらりと見たらテンテンさんが俺を見ていた。位置関係的にみると俺が車をいじっているの、見られていたかな?
手を振ってくれたので僕も手を振っておく。
まあ、いいでしょ。
◇・◇・◇・◇
翌日、うちにテンテンさんとフゼットさんがやってきた。
「森へ散歩に行きましょう」
「いくです」
むむむ、これはどういうことだ。
怒られるかと心配したのだがそういうこともないようだ。
あとちょっと面白いのが二人とお母ちゃんの関係だな。
テンテン>お母ちゃん>フゼット
という図式が成り立つらしい。
お母ちゃんは心配していたがテンテンさんが大丈夫と請け合って森に出かけることになった。
俺はテンテンさんと手をつないで森に入っていく。
最近は御無沙汰だったからちょっと楽しい。
それに季節はすっかり秋の様相だ。
この辺りは冬が長い地方なのでもう少しすると雪が降るだろう。
俺たちは暢気に歌を歌いながら進んでいく。
フゼットさんが一番うまいな。次が俺で次がテンテンさんだ。
うむ、あんまりへっぼこだからテンテン姉ちゃんと呼ぶことにする。
なぜかにへらッと嬉しそう。
あともう一人というかしーぽんも相変わらずついてきているが、あいつの歌はフリーダムだ。音痴とか言う以前に合わせる気がない。そのくせ不思議なリズムを持っていて、意外と気持ちがいい。
これがF分の一揺らぎというやつだろうか。
まあ、そんなのんきな歌がよくなかったのか、約一名が怪電波を発生させていたせいか魔物が現れた。
「おおー、お肉です」
クマ肉かー、下手すりゃこっちがお肉だよなー。
村長がボコボコにやり込められたが村はいたって平和だった。
村人というのは自分たちの不利益が大きくなければ基本的に偉い人に従うものらしい。
村長より偉い人が来ればそちらに従うのが当然。
ましてその相手が特に何も指示を出さないのであれば日常通りである。
まあ、村長一家はキリキリ働かされているが。
さて、村長がおとなしくなったらぜひやりたいことがある。
それは魔動車を調べること。
俺って地球にいた時、工学系の人だって話はしたよな。
そして目の前にこの世界の機械があるのだ。これは調べないといけない。
というわけで今回は潜入ミッションだ。
村長の家は無駄に広く、垣根でおおわれている。
しかし垣根は所詮植物。子供であれば根元をくぐることも難しくはない。
さささっ。
おそらく魔動車は無駄に広い中庭の、おそらく納屋のようなところにあると思われる。
俺だっだら超高級品の自動車を野ざらしにしたりはしないからだ。
「いやー、それにしても驚いただー。村長がろくでなしだったなんて」
「んだなー、いつもえばっとったのに、もっとお偉い人が来たら米つきバッタだ」
「わらっただー」
村の人か、いい感じに村長の権威が失墜しているな。
テンテンさんは公爵様という人と話して何らかの手を打つことになると言っていたから過ごしやすくなるだろう。結構なことだ。
ささささっ。
おっ、あった。車だ。
ドワーフの人が掃除をしている。
というかほおずりしている。
羽箒で丁寧に払ってもその後ほおずりしたら意味ないだろうに。
「おーい、アベンチュリン、今日の探索はどうしたんだ?」
「げっ、やばい。忘れてた」
「魔動車LOVEなのはいいけどよ、テンテンとフゼットにどやされるぞ」
「くそ、やばいぜ、しかし車が…このまま置いていくのは…」
「おめーがいいならいいけどよ、車のせいで仕事がおろそかになったなんてことになると、取り上げられるぜ」
「それはダメだ。絶対だめだ。
仕方ない、車に結界を張るか。
よし、大急ぎで行ってくるぞ」
そう言うとドワーフのひと、多分名前はアベンチュリンさんは、車の前で何かごそごそやって、その後大慌てで結構ごっついメイスを持ってどてどてと走っていった。
彼らはこの先の森で何かを探しているらしいのだ。
なんか古文書で変なのがどうとか言ってた。
お宝とかではないらしい。
その公爵様の依頼で確認がどうとか?
よくわからんが俺には関係のない話だろう。
まあ、頑張ってほしいものだ。
さて、幸いにも納屋から出された状態で車が置きっぱなしになっている。
これはもう、調べてくれと言っているようなものだ。
ここは期待に応えるべきだろう。
俺はトテトテと魔動車に歩み寄る。
そして首をひねる。
「結界とか言ってたよね?」
《言ってたですよー》
しかし俺は何事もなく車にたどり着いてしまった。
うーむ、わからん。
「ひょっとしてあれかな? 馬鹿には見えない結界とか?」
あっ、それでは俺がバカになってしまう。
《素直な子供には効果がないです?》
それだったら大丈夫。でも、まあ、ひょっとしたらあのドワーフ、へっぼこなのかもしれない。ならありがたく魔動車を拝見させてもらおう。
「デザインはT型フォードみたいな年代を感じさせるデザインだね。四人乗りみたい」
さて、問題は内部構造だ。
この世界にも自動車があるなんて、なんたる幸運。
エンジニア魂が騒ぐぜ。
特にクラッシックな自動車にはロマンがあると思うね。実用性一点張りでないのがいいんだよ。これぞ機械。そんな感じだ。
「おほー、このボンネットフックで止まっているよ。やっぱりクラッシックカーはこうじゃないと」
フックを外してボンネットを開ける。真ん中がまっすぐに止まっていて蝶の羽のように開くタイプだ。
ボンネットを開けるとエンジンが見える。
「うーん、でもまさかガソリンを使っているとは思えないよね…」
だが形は地球のそれに似ているような。
形状としては直列四気筒エンジンみたいだ。構造的はバルブも吸気と排気があるみたいだし、プラグもある。
ここが燃焼室かな。典型的なピストンとシリンダーだ。
こっちは…ラジエターか。空冷式だな。でもこんな貧弱でいいのか?
いや、ガソリンでなければいいのか。
こっちのバッテリーぽいのは…
《魔力のタンクみたいですよー。魔力を溶かした溶液だと思うですよー》
「うーむ、なるほど…でも燃料パイプがない」
《ちょっと魔力を流してみるといいですよー》
ふむ、と俺はエンジンに触れて魔素を流し込んでみる。
魔法は魔力じゃないと使えないけど、魔道具は魔素でも動く。
まあ、魔力といっても全員同じではないから幅があるのだろう。
魔力っぽい何かであればいいのだ。
「おおー、なんか細かく流れるな」
《魔道具構造だと思うですよー、魔力が流れると魔法陣が起動して魔法様現象が発生するですよー》
「なるほど、つまり、魔力を流すことであちこちに仕掛けられた魔法道具が特定の魔法を発生させて、その組み合わせでエンジンが動くわけかー」
《面倒くさいです?》
「いやいや、大発明だと思うよ。魔力そのもので車を推進させると効率が悪いんだとおもうんだ。だから一回エンジンの形に落とし込んで、細かい魔法でエンジンを稼働させる形にしたんだ。
これを作った人は天才だね」
そしておそらく地球人だ。
でなかったらわざわざエンジンの形にする必要がない。
これはもともとエンジンの構造を知っている人が魔道具にそれを応用したと考えるべきだろう。
まあ、俺の例もあるしね。
俺は試しにプラグらしきものを抜いてみる。
ゴムみたいなものでカバーがあって、そのケツに魔力タンクからの導線が繋がっている。
「うーん、結構すすけてる。これが何かの反応を起こすのは間違いないな。すすけ具合からして爆発系であることは間違いないと思うね。
ただラジエターが小さいからあまり熱は出さないんだと思うよ。
こっちがタイミングベルトで、これの回転に合わせて魔力が流れてこのプラグが機能するんだね。
でも、もうちょっと掃除しないと…」
俺は操魔で魔力を操り、力場でプラグの汚れを除去してやる。
こういうの我慢できないんだよね。
四本のプラグ全部だ。
そして元通り装着。
あのドワーフのおっちゃんも外回りだけじゃなくてここら辺もちゃんと見てやらないと…
これじゃたぶん足回りとかも…うわー、まっくろ。リーフスプリングか。結構経年劣化しているかな?
「こらー、何やってやがる!」
「げっ」
ドワーフのおっさんが突っ込んでくる。
早くない?
俺は車の下をくぐって反対側に抜けてそのまま垣根に飛び込んで逃げました。
おっさんが垣根に突っ込んできたらそのすきに屋根の上にじゃーんぷ。
すたこらサッサー。
「まさかこんなに早く戻ってくるなんて…」
《もう夕方ですよー》
なんと、時間を忘れていたのは俺の方か。
下をちらりと見たらテンテンさんが俺を見ていた。位置関係的にみると俺が車をいじっているの、見られていたかな?
手を振ってくれたので僕も手を振っておく。
まあ、いいでしょ。
◇・◇・◇・◇
翌日、うちにテンテンさんとフゼットさんがやってきた。
「森へ散歩に行きましょう」
「いくです」
むむむ、これはどういうことだ。
怒られるかと心配したのだがそういうこともないようだ。
あとちょっと面白いのが二人とお母ちゃんの関係だな。
テンテン>お母ちゃん>フゼット
という図式が成り立つらしい。
お母ちゃんは心配していたがテンテンさんが大丈夫と請け合って森に出かけることになった。
俺はテンテンさんと手をつないで森に入っていく。
最近は御無沙汰だったからちょっと楽しい。
それに季節はすっかり秋の様相だ。
この辺りは冬が長い地方なのでもう少しすると雪が降るだろう。
俺たちは暢気に歌を歌いながら進んでいく。
フゼットさんが一番うまいな。次が俺で次がテンテンさんだ。
うむ、あんまりへっぼこだからテンテン姉ちゃんと呼ぶことにする。
なぜかにへらッと嬉しそう。
あともう一人というかしーぽんも相変わらずついてきているが、あいつの歌はフリーダムだ。音痴とか言う以前に合わせる気がない。そのくせ不思議なリズムを持っていて、意外と気持ちがいい。
これがF分の一揺らぎというやつだろうか。
まあ、そんなのんきな歌がよくなかったのか、約一名が怪電波を発生させていたせいか魔物が現れた。
「おおー、お肉です」
クマ肉かー、下手すりゃこっちがお肉だよなー。
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