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第2話 【操魔】ロマンしか感じない
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第2話 【操魔】ロマンしか感じない
朝目が覚めるとそこは…知ってる天井だった。
昨日までとなんも変わらん。
「りう、起きたの? もう少し待っててね。すぐご飯にするから」
「ん~っ」
「あら、寝ぼけてる。かわいいー」
お母ちゃんは俺のこと好きすぎると思うぞ。
さて、昨日のことだが…夢かな?
確認のしようがないんだよなあ。この世界、ステータスとか簡単には見れないんだよ。
特殊な魔法が必要らしい。
だから…あっ、マジだった。
自分の中に何かある。みたいな感覚があった。
選択できる何かがあるのだ。
そのうちの一つ、【操魔】に意識を向けてみる。つまり起動してみる。
すると何かとつながる感じがあった。
つながったのは全部で八つ。昨日のホタル見たいな光だ。今は明るいから光というより柔らかい色調のシャボン玉みたいな感じだな。
どうやらこの光を操るのが操魔の能力らしい。
操魔。なんかロマンを感じる名前だな。
これってひょっとして魔力なんだろうか。
魔力を操る。ロマンしか感じない。
この八つの(たぶん)魔力は俺の意思に従って自由に動く。
空中でドッグファイトをしてみたり、飛び回る七つを一つで撃ち落とすゲームをしてみたり、ラインダンスを躍らせて見たり…
はて、これに何か意味があるんだろうか?
一つ思いついたことはあるのだが、室内ではちょっち危ない感じなので後回しにしよう。
あと二つ、一つは【影の箱庭世界】というやつ…なんと! この感覚は空間収納ではないか。確かに空間収納が使えるようになった感じがある。
「スキルってなんとなく使い方が分かるってホントだったんだ…」
ちょっと感動だ。
だがすぐにがっかり。
収納に使えるスペースはなんと二センチ四方。飴玉一個ぐらいしか入らんわ。
「レベルが足りないのかなあ?」
もう一個は【叡智】というらしい。
これはなんだろ。感覚としてはオートスキル? 必要な時に勝手に機能する感じだ。
現状では機能しているのかどうか?
「りうー、さあ、ご飯にしましょう」
「はーい」
あったかいスープと炙ったパンだ。お母ちゃんのうでがいいのか結構おいしい。
きょうも絶好調だぜ。
ご飯を食べ終わったころに変なのがきた。
「ピオニー先生、村長が昨日魔力測定をやった子供は全員集まるようにってよ」
隣の爺さんだな。
年甲斐もなくお母ちゃんをいやらしい目で見るくそジジイだ。
あっ、ピオニーってのはお母ちゃんの名前な。
でもまあ、村長に呼ばれたのなら仕方がない。
行ってくるか。
◇・◇・◇・◇
でこうなる。
「まったくわが村から最下級の判定を受けるやつが出るなど恥ずかしいことだわい。今日集まってもらったのは子供たちに魔法の勉強をさせるためじゃ、魔法も使えない出来損ないが来てどうするんだね」
うーん、嫌味なジジイだ。
俺は呼ばれたから来たんだが…
だがまあ、言っていることは正しいな。
使えもしない魔法の話など聞いても意味がない。
だったら朝考えた操魔の練習をするべきだ。
「じゃあ帰りますね」
これで問題なかろう。
村長は唖然としているが気にする必要もあるまい。
でやってきました村のハズレ。
田舎なのか、文明レベルが低いのかこの辺りは非常に自然が豊富だ。
村の人口は300人ほど。俺の感覚ではかなり小さい。
北側には森があり、川も流れていてなかなかに良い景観だ。
反対側は農地だな。村の人はほとんどが農民だ。
うちは違うぞ。
うちはお医者だな。
現代医学なんかはなくてこの世界の医学は漢方に近い気がする。
薬草や生薬から薬を作り、患者の症状に合わせて処方する。
けがなどで切迫している時は回復魔法なども使われる。
まあ、ファンタジー世界だからな。
お母ちゃんは薬医術士ということになるらしい。
で裏の森なんかは生薬の宝庫。
お母ちゃんと何度か来たことがあるのだ。
勝手知ったるなんとやら?
ただあまり奥に行くと道に迷うかも…
ザワワッ。
そう思った瞬間頭の中で何かがざわめいた。
そっちに意識を向けると【マップ】という言葉が頭に浮かぶ。
叡智さんが動いたらしい。マッピングができるようだ。
でこのマップ機能を立ち上げてみたけどやっぱりちょっと微妙~。
自分を中心に半径5mぐらいの範囲がマップになるみたい。
全体に真っ白なところに色のついた線がのたくっているような。マップとして役に立つのか?
いや、立つのだよ。
自分ちと現在位置と通ってきた道が表示されるからな。少なくとも道に迷うことはなくなった。
よし、少し奥の方に行ってみるか。
俺は操魔で八つの魔力をくるくる回しながら進んでいく。
ハンドスピナーみたいなもんさ。
スピードを上げるとギュオーーーーンみたいな感触がしていい感じだ。
ズンドコズンドコ進みながらこのくるくる回るリングを木の枝に突っ込ませてみる。
ちゅいん、ちゅいんと音がして葉っぱが切断されていく。
「ふふふっ、これがやりたかった」
家の中じゃできないからな。
ただ切断というほどじゃないみたいだ。
葉っぱは切れるが枝はちょっと難しい。
「薄さが足りないんだよな」
威力は十分だと思う。枝に突っ込ませても少しずつ切り込んでいるから。
魔力って言うのは目に見えないぐらい小さいものと考えると、エネルギー粒子だな。
粒子サイズなんだからほとんど二次元の厚みを作れるはず。
くるくる回るリングをじっと見る。
「うん、とんがり方が甘食見たいだ」
それじゃあ無理だよね。
これを薄く薄く押しつぶす…もっと薄くもっと薄く…それ!
すぱんっ!
「おおー、せいこうだー」
薄さが増したら切断力が上がったな。
だけど太い枝とかはまだ無理…
♪――権能・操魔がレベルⅡになりました。制御量が上昇します。
♪――影の箱庭世界がレベルⅡになりました。保有空間が拡大します。
おおー、早いな。低レベルだとこんなものか。
収納は使ってみたら8cm四方ぐらいになっていた。財布にはなるかな。まあ、お金を持ってないけど。
制御量は…なんか一気にブワッと増えた。
「全員整列」
数を数えてみたら64個あった。
八倍か。どういう基準だろう。でも制御量が増えたことでカッターの性能が格段に上がった。
太い枝も切れるようになったのだ。
「やっぱりしゅつりょくだよね」
これで獲物でも取れれば狩人として暮らしていけるかもしれない。可能性は何でもありがたいものだ。
意外だったのが制御範囲がある事か。部屋の中でただ飛ばしている時には問題なかったのに作ったリングとかは制御範囲を超えると制御不能になる。
いきなり分解したりはしないのだが、そのまま飛んで行ってしまうのだ。ばらけつつ。
レベルⅠの時、計らなかったのが悔やまれるがレベルⅡの現在は64cmぐらい。たぶんこの前は8cmだったのだろうと推測する。
「でも、なげっぱなしならけっこうな距離届くから…」
どこかに獲物おらんかな~。
この辺りは角兎というのがいるのだ。
頭に二本、小さい角の生えた兎で、貴重なお肉なのだ。
マップのおかげで結構奥まで来たから見つけ次第このリングを投げつけて…
がさっ!
「そこか!」
しゅぱっ!
《みぎゃーーーーっ、あぶないですよー》
あっ、いかん、間違えた。
人語を解する何かが飛び出してきた。
「だいじょうぶですか!」
『びっくりしたですよ~』
岩の上に体調15cmほどのねんどろいどみたいなやつがいた。いや、怪生物?
朝目が覚めるとそこは…知ってる天井だった。
昨日までとなんも変わらん。
「りう、起きたの? もう少し待っててね。すぐご飯にするから」
「ん~っ」
「あら、寝ぼけてる。かわいいー」
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特殊な魔法が必要らしい。
だから…あっ、マジだった。
自分の中に何かある。みたいな感覚があった。
選択できる何かがあるのだ。
そのうちの一つ、【操魔】に意識を向けてみる。つまり起動してみる。
すると何かとつながる感じがあった。
つながったのは全部で八つ。昨日のホタル見たいな光だ。今は明るいから光というより柔らかい色調のシャボン玉みたいな感じだな。
どうやらこの光を操るのが操魔の能力らしい。
操魔。なんかロマンを感じる名前だな。
これってひょっとして魔力なんだろうか。
魔力を操る。ロマンしか感じない。
この八つの(たぶん)魔力は俺の意思に従って自由に動く。
空中でドッグファイトをしてみたり、飛び回る七つを一つで撃ち落とすゲームをしてみたり、ラインダンスを躍らせて見たり…
はて、これに何か意味があるんだろうか?
一つ思いついたことはあるのだが、室内ではちょっち危ない感じなので後回しにしよう。
あと二つ、一つは【影の箱庭世界】というやつ…なんと! この感覚は空間収納ではないか。確かに空間収納が使えるようになった感じがある。
「スキルってなんとなく使い方が分かるってホントだったんだ…」
ちょっと感動だ。
だがすぐにがっかり。
収納に使えるスペースはなんと二センチ四方。飴玉一個ぐらいしか入らんわ。
「レベルが足りないのかなあ?」
もう一個は【叡智】というらしい。
これはなんだろ。感覚としてはオートスキル? 必要な時に勝手に機能する感じだ。
現状では機能しているのかどうか?
「りうー、さあ、ご飯にしましょう」
「はーい」
あったかいスープと炙ったパンだ。お母ちゃんのうでがいいのか結構おいしい。
きょうも絶好調だぜ。
ご飯を食べ終わったころに変なのがきた。
「ピオニー先生、村長が昨日魔力測定をやった子供は全員集まるようにってよ」
隣の爺さんだな。
年甲斐もなくお母ちゃんをいやらしい目で見るくそジジイだ。
あっ、ピオニーってのはお母ちゃんの名前な。
でもまあ、村長に呼ばれたのなら仕方がない。
行ってくるか。
◇・◇・◇・◇
でこうなる。
「まったくわが村から最下級の判定を受けるやつが出るなど恥ずかしいことだわい。今日集まってもらったのは子供たちに魔法の勉強をさせるためじゃ、魔法も使えない出来損ないが来てどうするんだね」
うーん、嫌味なジジイだ。
俺は呼ばれたから来たんだが…
だがまあ、言っていることは正しいな。
使えもしない魔法の話など聞いても意味がない。
だったら朝考えた操魔の練習をするべきだ。
「じゃあ帰りますね」
これで問題なかろう。
村長は唖然としているが気にする必要もあるまい。
でやってきました村のハズレ。
田舎なのか、文明レベルが低いのかこの辺りは非常に自然が豊富だ。
村の人口は300人ほど。俺の感覚ではかなり小さい。
北側には森があり、川も流れていてなかなかに良い景観だ。
反対側は農地だな。村の人はほとんどが農民だ。
うちは違うぞ。
うちはお医者だな。
現代医学なんかはなくてこの世界の医学は漢方に近い気がする。
薬草や生薬から薬を作り、患者の症状に合わせて処方する。
けがなどで切迫している時は回復魔法なども使われる。
まあ、ファンタジー世界だからな。
お母ちゃんは薬医術士ということになるらしい。
で裏の森なんかは生薬の宝庫。
お母ちゃんと何度か来たことがあるのだ。
勝手知ったるなんとやら?
ただあまり奥に行くと道に迷うかも…
ザワワッ。
そう思った瞬間頭の中で何かがざわめいた。
そっちに意識を向けると【マップ】という言葉が頭に浮かぶ。
叡智さんが動いたらしい。マッピングができるようだ。
でこのマップ機能を立ち上げてみたけどやっぱりちょっと微妙~。
自分を中心に半径5mぐらいの範囲がマップになるみたい。
全体に真っ白なところに色のついた線がのたくっているような。マップとして役に立つのか?
いや、立つのだよ。
自分ちと現在位置と通ってきた道が表示されるからな。少なくとも道に迷うことはなくなった。
よし、少し奥の方に行ってみるか。
俺は操魔で八つの魔力をくるくる回しながら進んでいく。
ハンドスピナーみたいなもんさ。
スピードを上げるとギュオーーーーンみたいな感触がしていい感じだ。
ズンドコズンドコ進みながらこのくるくる回るリングを木の枝に突っ込ませてみる。
ちゅいん、ちゅいんと音がして葉っぱが切断されていく。
「ふふふっ、これがやりたかった」
家の中じゃできないからな。
ただ切断というほどじゃないみたいだ。
葉っぱは切れるが枝はちょっと難しい。
「薄さが足りないんだよな」
威力は十分だと思う。枝に突っ込ませても少しずつ切り込んでいるから。
魔力って言うのは目に見えないぐらい小さいものと考えると、エネルギー粒子だな。
粒子サイズなんだからほとんど二次元の厚みを作れるはず。
くるくる回るリングをじっと見る。
「うん、とんがり方が甘食見たいだ」
それじゃあ無理だよね。
これを薄く薄く押しつぶす…もっと薄くもっと薄く…それ!
すぱんっ!
「おおー、せいこうだー」
薄さが増したら切断力が上がったな。
だけど太い枝とかはまだ無理…
♪――権能・操魔がレベルⅡになりました。制御量が上昇します。
♪――影の箱庭世界がレベルⅡになりました。保有空間が拡大します。
おおー、早いな。低レベルだとこんなものか。
収納は使ってみたら8cm四方ぐらいになっていた。財布にはなるかな。まあ、お金を持ってないけど。
制御量は…なんか一気にブワッと増えた。
「全員整列」
数を数えてみたら64個あった。
八倍か。どういう基準だろう。でも制御量が増えたことでカッターの性能が格段に上がった。
太い枝も切れるようになったのだ。
「やっぱりしゅつりょくだよね」
これで獲物でも取れれば狩人として暮らしていけるかもしれない。可能性は何でもありがたいものだ。
意外だったのが制御範囲がある事か。部屋の中でただ飛ばしている時には問題なかったのに作ったリングとかは制御範囲を超えると制御不能になる。
いきなり分解したりはしないのだが、そのまま飛んで行ってしまうのだ。ばらけつつ。
レベルⅠの時、計らなかったのが悔やまれるがレベルⅡの現在は64cmぐらい。たぶんこの前は8cmだったのだろうと推測する。
「でも、なげっぱなしならけっこうな距離届くから…」
どこかに獲物おらんかな~。
この辺りは角兎というのがいるのだ。
頭に二本、小さい角の生えた兎で、貴重なお肉なのだ。
マップのおかげで結構奥まで来たから見つけ次第このリングを投げつけて…
がさっ!
「そこか!」
しゅぱっ!
《みぎゃーーーーっ、あぶないですよー》
あっ、いかん、間違えた。
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