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第21話
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武器屋の中に入り奥にいる職人さんを呼んだ。
「こんにちわ~。頼んだ武器取りに来ましたぁ~」
「おぉ!今行くから待ってろ」
奥からは野太い声が聞こえ指示通り待つことにした。
「……あぁ、嬢ちゃんか…例の物なら出来てるぜ。ちょっと待ってな」
私の顔を見た職人さんはすぐ奥に戻り手に頼んでいた武器を持ってきた。
「ほれ、俺の中の最高の出来だ!…嬢ちゃんに新しい鍛冶方法教わったからな。早速やってみた。……どうよ」
それは鞘に収まっていて私は徐にそれを抜いてみる。
型ちは西洋剣だが中心は元になったオーガの角の色の朱、刀身は120cm程、少しだけその剣を振ると風を斬るいい音が店内に響いた。
「……凄い…」
音が響き終わると鞘に収め職人さんの方を向くと職人さんは怒っていた。
「嬢ちゃん!剣を振るなら一声かけてくれ!危ないだろうが!!」
「あ!ご、ごめんなさい」
「ったく、で?どうよそいつの出来ばえわ」
「凄くいいです!!」
私はにこやかに職人さんに話した。
職人さんは照れているのか頬をポリポリ掻きながら海部君の方を見た?
「ん、まぁ嬢ちゃんが新しい鍛冶方法を教えてくれたからな。俺はそれをやったまでよ。…次はそっちの嬢ちゃんのをだな」
嬢ちゃんの言葉にやっぱり海部君は怒った。
「僕は、お・と・こです!というかミキさん?聞かないといけないことが増えてるんですけど?」
海部君の責め笑顔タジタジしながら言った。
「え~?なんのことかなぁ~?」
とぼけた顔をしてると溜息と共に海部君は職人さんのほうを向く
「おじさん。ミキさんに何を教わったの?」
職人さんも海部君の責め笑顔にタジタジしながら
「さ、流石に教えらんねぇよ。いくら嬢ちゃんの仲間でも誰にも教えないって約束なんだからな」
「ふ~ん」
海部君の声と一緒に店の温度が下がった。
それもそのはず私が動けない時、部屋で魔力コントロールする為の訓練を海部君に見つかってやり方を教えてから、凄く頑張っていたから少しの魔法なら無詠唱出来るようになったのだった。
今海部君は、手の平サイズの氷を出し、風で冷たさをとばしている。
それを見て寒気を感じた職人さんは私をうった。
「お、俺は嬢ちゃんに剣を造る時一枚の鋼を叩くんじゃあなく真ん中により強い鋼を置いてそれを包むように鋼を叩き接合させるのがいいんじゃないかって言われたからやっただけだ!」
ひと息で言い切った職人さんはゼーゼーと苦しそうにしていた。
「……それって日本刀の造り方?それを教えたの?ミキさん」
私は少しずつ海部君の視界から逃れようとしていたので声をかけられ吃驚して何故か直立の姿勢になっていた。
「ひゃいぃ!」
「………どこに行くのかなぁ~?話はまだ終わってないよ?」
「は、は~ぃ」
私、最近海部君に勝てないわ。と海部君の責め笑顔を見ながら思った。
「こんにちわ~。頼んだ武器取りに来ましたぁ~」
「おぉ!今行くから待ってろ」
奥からは野太い声が聞こえ指示通り待つことにした。
「……あぁ、嬢ちゃんか…例の物なら出来てるぜ。ちょっと待ってな」
私の顔を見た職人さんはすぐ奥に戻り手に頼んでいた武器を持ってきた。
「ほれ、俺の中の最高の出来だ!…嬢ちゃんに新しい鍛冶方法教わったからな。早速やってみた。……どうよ」
それは鞘に収まっていて私は徐にそれを抜いてみる。
型ちは西洋剣だが中心は元になったオーガの角の色の朱、刀身は120cm程、少しだけその剣を振ると風を斬るいい音が店内に響いた。
「……凄い…」
音が響き終わると鞘に収め職人さんの方を向くと職人さんは怒っていた。
「嬢ちゃん!剣を振るなら一声かけてくれ!危ないだろうが!!」
「あ!ご、ごめんなさい」
「ったく、で?どうよそいつの出来ばえわ」
「凄くいいです!!」
私はにこやかに職人さんに話した。
職人さんは照れているのか頬をポリポリ掻きながら海部君の方を見た?
「ん、まぁ嬢ちゃんが新しい鍛冶方法を教えてくれたからな。俺はそれをやったまでよ。…次はそっちの嬢ちゃんのをだな」
嬢ちゃんの言葉にやっぱり海部君は怒った。
「僕は、お・と・こです!というかミキさん?聞かないといけないことが増えてるんですけど?」
海部君の責め笑顔タジタジしながら言った。
「え~?なんのことかなぁ~?」
とぼけた顔をしてると溜息と共に海部君は職人さんのほうを向く
「おじさん。ミキさんに何を教わったの?」
職人さんも海部君の責め笑顔にタジタジしながら
「さ、流石に教えらんねぇよ。いくら嬢ちゃんの仲間でも誰にも教えないって約束なんだからな」
「ふ~ん」
海部君の声と一緒に店の温度が下がった。
それもそのはず私が動けない時、部屋で魔力コントロールする為の訓練を海部君に見つかってやり方を教えてから、凄く頑張っていたから少しの魔法なら無詠唱出来るようになったのだった。
今海部君は、手の平サイズの氷を出し、風で冷たさをとばしている。
それを見て寒気を感じた職人さんは私をうった。
「お、俺は嬢ちゃんに剣を造る時一枚の鋼を叩くんじゃあなく真ん中により強い鋼を置いてそれを包むように鋼を叩き接合させるのがいいんじゃないかって言われたからやっただけだ!」
ひと息で言い切った職人さんはゼーゼーと苦しそうにしていた。
「……それって日本刀の造り方?それを教えたの?ミキさん」
私は少しずつ海部君の視界から逃れようとしていたので声をかけられ吃驚して何故か直立の姿勢になっていた。
「ひゃいぃ!」
「………どこに行くのかなぁ~?話はまだ終わってないよ?」
「は、は~ぃ」
私、最近海部君に勝てないわ。と海部君の責め笑顔を見ながら思った。
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