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第6話
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「グカアアアア!」
部屋に入るとそこには2メイル(4メートル)オーガがいた。
ボルクさんの言った通りのデカさだ。
唯一違うのは角の色、ボルクさんいわく黒い角で武器の素材にはいいと言っていたが目の前にいるオーガの角は綺麗な朱色だった。魔王復活疑惑があった為暫くモンスター狩りをしていなかったのが原因と思われるとアイリーンさんが呟いた。
「……強いわね…こいつ」
「新垣殿もそう思いますか…」
私の呟きをボルクさんが効いていたらしく意見を聞いてきた。
「今の力で勝てると思いますか?」
「…………おそらく大鳥君達には無理だと…」
暫く考え込み返事をすると馬鹿(大鳥君達)がオーガに突撃していた。
「おぉおおりゃぁぁぁ、喰らえぇぇ!【火刃撃】」
轟君が剣技スキルの【火刃撃】をくりだした。剣の刃に火をまとわせて斬りつける。
斬られながら火で焼かれるスキル。
オーガは持っている棍棒で弾き返し、すかさず右ストレートを繰り出し轟君を吹っ飛ばした。
オーガの放った拳が伸びき立たところで井上さんの魔法がオーガの顔に直撃した。
「これでもくらいなさい!【氷矢】」
「ゴア!」
文字通り氷の矢を4つ程だし攻撃した。
「茜、ナイス!行くぜ!【四連斬り】!」
大鳥君がチャンスとばかりにオーガに向かって剣技スキルを発動させた、が残念な事にチャンスではないのだ。
井上さんの攻撃は当たっているがすぐに砕けてしまう氷だしオーガは全然効いてる気配すらない。
「やめろ!無理に突っ込むな!」
ボルクさんが必死に叫ぶが時すでに遅し、思いっきりオーガの棍棒の攻撃に横っ腹を打たれた。
大鳥君は左中間ヒット、盛大に飛んでいき壁にめり込んだ。
「ぐあァァァ!」
私以外の人が大鳥君の名をさけび、ボルクさんとアイリーンさん、海部君そして私だけはその場に留まりオーガの動きを警戒していたが他の人は大鳥君に駆け寄った。
「秀一!しっかりしろ!今出してやる!水無月さん回復頼む!」
「任して!【快復快気・ハイヒール】」
「秀一君!秀一君しっかり!」
南川君が壁から大鳥君を引っ張り出し、水無月さんが回復スキルを使い回復させ、井上さんが祈る様に声をかけ、轟君と桑原さんは青ざめた表情で大鳥君を見ていた。
「グガアアアアァァァァ!!」
オーガはまるで勝利したと言わんばかりに叫んでいる。
ボルクさんとアイリーンさんが大鳥君達を守るようにオーガとの間に立ち海部君は私の隣に来て指示を聞いてきた。
「新垣さん、これからどうする?逃げるにしても大鳥君気絶してるし……二人であいつ倒しちゃおっか…なんて、無理に決まってるけど、僕足が震えてダメなんだ。なんとか新垣さんのとこまで来れたけど…ひぃ!」
青ざめた顔無理に笑いながら話してきた。
その時つぎの獲物!と言わんばかりにオーガが私達をみて、向かってきた。
「グゥゥ……ガァァ!」
「う、うわぁぁぁぁ」
海部君はオーガに見られたことで動揺したのか魔術師スキルを発動させようとするが動揺しすぎて発動しなかった。
「……仕方ないなぁ」
慌てる海部君を横目に剣を構え迎え撃つ。
「海部君!ちょっと離れてて!」
海部君を突き飛ばし左から来る棍棒の攻撃を剣で受け止め、武器のぶつかる音と風が周りにひろがるり、足下が割れた。
鍔迫り合い(上から押さえつけられてる)でオーガの動きを止め魔法を発動させる。
「火よ、……敵を穿て!火玉!」
かねてより練習していた詠唱短縮でオーガとの間に火玉を一つ爆発させ、距離を取り全身を使ってオーガに迫り渾身の一撃をくりだした。
「グキャァァァ!」
渾身の一撃はオーガの右足から左腹にかけて深く斬りつけた。
反動を使って今度は右腹から左太ももまでXになるように斬りオーガの背後にまわった。
「ギィ!ギィガァァァァ!」
背後に回られたことに気づいたのか、はたまたただ錯乱したのか棍棒を振り回しあばれている。
もう一度棍棒を受けようとしたが直感的に先ほどまでとは様子が違うことに気づき海部君がいる場所まで下がった。
「新垣さん!大丈夫!?」
「「新垣殿!」」
海部君、ボルクさん、アイリーンさんの三人が心配してくれた。
いつも間にか轟君、南川君、桑原さんは今の対峙を観ていたのか、ありえない。嘘だろ!と言った顔で人のことを見ていた。
「新垣さん!少しだけど回復スキル使うから待ってて!……【快気・ヒール】」
海部君の杖から暖かい光が送られてきた。
「ありがとう。海部君、もう平気」
海部君おかげでHPを回復させられた。
一方、一通り暴れ狂い終わったのか、オーガの動きが遅くなったが、先程とは違っていた。
オーガの角は輝きを増しきれいな緋色になり体の色は緑から黒に近い深緑に、そして宿敵のごとく私を見ていた。
「グゥゥ、グガァァァァァァァァァァァ!!」
最初よりも強く大気が震えるほど叫んび、私に向かってきた。
「ひ、ひぃぃ!」
叫び声で起きたのか大鳥君が悲鳴をあげた。
「い、いやだ!死にたくねぇ!お、おい!海部!お前囮になれ!その間俺は逃げる!」
「え?あ!うわ!」
大鳥君は海部君をオーガに向かって突き飛ばし、轟君達を引き連れて部屋の扉を目指した。
「あ、あああぁぁぁぁ!」
海部君は私とオーガの間に突き飛ばされ転び、今にもオーガに踏み殺されそうになっていた。
………このままでは間にか合わない
オーガに向かって突き飛ばされた為、オーガの方が海部君に近く剣で海部君を守る事が出来ないと判断した私はこの世界で手にした力と先祖返りによって手にしていた力を使うことにした。
「…主よ、神の御加護を。そしていでよ、我が魂に宿りし力よ!」
この世界で手にした能力、冥加。
神様に祈る事で結界を作りあらゆる攻撃を防ぐことができるが1日に数回しか使えない。
回数は能力者の信仰によって異なる。
私が元々持っていた力は神の剣、神剣と純白の鎧を身に纏える力
私の遥か昔の先祖は中世フランスの聖女、ジャンヌ・ダルクがいたとかいないとか?
私の名前のDはダルク。
新垣・ダルク・美樹
この世界の力で海部君をオーガの攻撃から守り、踏み殺せないことに憤りを感じているオーガの懐に飛び込み神剣を心臓にクルトカラン国にもらった剣を口にねじ込みオーガに声を出させることなく倒した
。海部君にかけた能力を解き手を差し出す。
「海部君、もう平気だよ。立てる?」
「へ?う、うん。ありがとう、新垣さん」
彼を引っ張り起こし力の放出を止め元の姿に戻しとりあえずヒヒイロガネの剣とオーガの角をアイテムボックス(自分で研究してつくった魔法の一つ)に入れ、オーガの解体を始めた。
ちなみにアイリーンさんとボルクさんは海部君を助けようとしていたけど轟君と南川君に止められ大鳥君達に連れられて部屋を出ているので私の能力と力を知るのは海部君だけだ。
「……ねぇ、新垣さん」
「何?」
四肢と落とし心臓を取り出し、少し血抜きをしてると海部君がおそるおそる聞いてきた。
「僕がオーガに踏み殺されなかったのって新垣さんが何かしたからだよね?さっきの鎧といい新垣さんどんな力をもってるの?」
首を傾げ左手の人差し指を顎に当て上目遣いで聞いてきた。
……多分これで私が幼女趣味だったならば完全に堕とされていた。
「ん~。ナイショ!……さて、そろそろ戻ろっか」
「え~!教えてくれてもいいじゃない。…あ!まってよぉ~」
エリアボスのオーガを倒して私と海部君は地上に戻るべく部屋を出たのだった。
部屋に入るとそこには2メイル(4メートル)オーガがいた。
ボルクさんの言った通りのデカさだ。
唯一違うのは角の色、ボルクさんいわく黒い角で武器の素材にはいいと言っていたが目の前にいるオーガの角は綺麗な朱色だった。魔王復活疑惑があった為暫くモンスター狩りをしていなかったのが原因と思われるとアイリーンさんが呟いた。
「……強いわね…こいつ」
「新垣殿もそう思いますか…」
私の呟きをボルクさんが効いていたらしく意見を聞いてきた。
「今の力で勝てると思いますか?」
「…………おそらく大鳥君達には無理だと…」
暫く考え込み返事をすると馬鹿(大鳥君達)がオーガに突撃していた。
「おぉおおりゃぁぁぁ、喰らえぇぇ!【火刃撃】」
轟君が剣技スキルの【火刃撃】をくりだした。剣の刃に火をまとわせて斬りつける。
斬られながら火で焼かれるスキル。
オーガは持っている棍棒で弾き返し、すかさず右ストレートを繰り出し轟君を吹っ飛ばした。
オーガの放った拳が伸びき立たところで井上さんの魔法がオーガの顔に直撃した。
「これでもくらいなさい!【氷矢】」
「ゴア!」
文字通り氷の矢を4つ程だし攻撃した。
「茜、ナイス!行くぜ!【四連斬り】!」
大鳥君がチャンスとばかりにオーガに向かって剣技スキルを発動させた、が残念な事にチャンスではないのだ。
井上さんの攻撃は当たっているがすぐに砕けてしまう氷だしオーガは全然効いてる気配すらない。
「やめろ!無理に突っ込むな!」
ボルクさんが必死に叫ぶが時すでに遅し、思いっきりオーガの棍棒の攻撃に横っ腹を打たれた。
大鳥君は左中間ヒット、盛大に飛んでいき壁にめり込んだ。
「ぐあァァァ!」
私以外の人が大鳥君の名をさけび、ボルクさんとアイリーンさん、海部君そして私だけはその場に留まりオーガの動きを警戒していたが他の人は大鳥君に駆け寄った。
「秀一!しっかりしろ!今出してやる!水無月さん回復頼む!」
「任して!【快復快気・ハイヒール】」
「秀一君!秀一君しっかり!」
南川君が壁から大鳥君を引っ張り出し、水無月さんが回復スキルを使い回復させ、井上さんが祈る様に声をかけ、轟君と桑原さんは青ざめた表情で大鳥君を見ていた。
「グガアアアアァァァァ!!」
オーガはまるで勝利したと言わんばかりに叫んでいる。
ボルクさんとアイリーンさんが大鳥君達を守るようにオーガとの間に立ち海部君は私の隣に来て指示を聞いてきた。
「新垣さん、これからどうする?逃げるにしても大鳥君気絶してるし……二人であいつ倒しちゃおっか…なんて、無理に決まってるけど、僕足が震えてダメなんだ。なんとか新垣さんのとこまで来れたけど…ひぃ!」
青ざめた顔無理に笑いながら話してきた。
その時つぎの獲物!と言わんばかりにオーガが私達をみて、向かってきた。
「グゥゥ……ガァァ!」
「う、うわぁぁぁぁ」
海部君はオーガに見られたことで動揺したのか魔術師スキルを発動させようとするが動揺しすぎて発動しなかった。
「……仕方ないなぁ」
慌てる海部君を横目に剣を構え迎え撃つ。
「海部君!ちょっと離れてて!」
海部君を突き飛ばし左から来る棍棒の攻撃を剣で受け止め、武器のぶつかる音と風が周りにひろがるり、足下が割れた。
鍔迫り合い(上から押さえつけられてる)でオーガの動きを止め魔法を発動させる。
「火よ、……敵を穿て!火玉!」
かねてより練習していた詠唱短縮でオーガとの間に火玉を一つ爆発させ、距離を取り全身を使ってオーガに迫り渾身の一撃をくりだした。
「グキャァァァ!」
渾身の一撃はオーガの右足から左腹にかけて深く斬りつけた。
反動を使って今度は右腹から左太ももまでXになるように斬りオーガの背後にまわった。
「ギィ!ギィガァァァァ!」
背後に回られたことに気づいたのか、はたまたただ錯乱したのか棍棒を振り回しあばれている。
もう一度棍棒を受けようとしたが直感的に先ほどまでとは様子が違うことに気づき海部君がいる場所まで下がった。
「新垣さん!大丈夫!?」
「「新垣殿!」」
海部君、ボルクさん、アイリーンさんの三人が心配してくれた。
いつも間にか轟君、南川君、桑原さんは今の対峙を観ていたのか、ありえない。嘘だろ!と言った顔で人のことを見ていた。
「新垣さん!少しだけど回復スキル使うから待ってて!……【快気・ヒール】」
海部君の杖から暖かい光が送られてきた。
「ありがとう。海部君、もう平気」
海部君おかげでHPを回復させられた。
一方、一通り暴れ狂い終わったのか、オーガの動きが遅くなったが、先程とは違っていた。
オーガの角は輝きを増しきれいな緋色になり体の色は緑から黒に近い深緑に、そして宿敵のごとく私を見ていた。
「グゥゥ、グガァァァァァァァァァァァ!!」
最初よりも強く大気が震えるほど叫んび、私に向かってきた。
「ひ、ひぃぃ!」
叫び声で起きたのか大鳥君が悲鳴をあげた。
「い、いやだ!死にたくねぇ!お、おい!海部!お前囮になれ!その間俺は逃げる!」
「え?あ!うわ!」
大鳥君は海部君をオーガに向かって突き飛ばし、轟君達を引き連れて部屋の扉を目指した。
「あ、あああぁぁぁぁ!」
海部君は私とオーガの間に突き飛ばされ転び、今にもオーガに踏み殺されそうになっていた。
………このままでは間にか合わない
オーガに向かって突き飛ばされた為、オーガの方が海部君に近く剣で海部君を守る事が出来ないと判断した私はこの世界で手にした力と先祖返りによって手にしていた力を使うことにした。
「…主よ、神の御加護を。そしていでよ、我が魂に宿りし力よ!」
この世界で手にした能力、冥加。
神様に祈る事で結界を作りあらゆる攻撃を防ぐことができるが1日に数回しか使えない。
回数は能力者の信仰によって異なる。
私が元々持っていた力は神の剣、神剣と純白の鎧を身に纏える力
私の遥か昔の先祖は中世フランスの聖女、ジャンヌ・ダルクがいたとかいないとか?
私の名前のDはダルク。
新垣・ダルク・美樹
この世界の力で海部君をオーガの攻撃から守り、踏み殺せないことに憤りを感じているオーガの懐に飛び込み神剣を心臓にクルトカラン国にもらった剣を口にねじ込みオーガに声を出させることなく倒した
。海部君にかけた能力を解き手を差し出す。
「海部君、もう平気だよ。立てる?」
「へ?う、うん。ありがとう、新垣さん」
彼を引っ張り起こし力の放出を止め元の姿に戻しとりあえずヒヒイロガネの剣とオーガの角をアイテムボックス(自分で研究してつくった魔法の一つ)に入れ、オーガの解体を始めた。
ちなみにアイリーンさんとボルクさんは海部君を助けようとしていたけど轟君と南川君に止められ大鳥君達に連れられて部屋を出ているので私の能力と力を知るのは海部君だけだ。
「……ねぇ、新垣さん」
「何?」
四肢と落とし心臓を取り出し、少し血抜きをしてると海部君がおそるおそる聞いてきた。
「僕がオーガに踏み殺されなかったのって新垣さんが何かしたからだよね?さっきの鎧といい新垣さんどんな力をもってるの?」
首を傾げ左手の人差し指を顎に当て上目遣いで聞いてきた。
……多分これで私が幼女趣味だったならば完全に堕とされていた。
「ん~。ナイショ!……さて、そろそろ戻ろっか」
「え~!教えてくれてもいいじゃない。…あ!まってよぉ~」
エリアボスのオーガを倒して私と海部君は地上に戻るべく部屋を出たのだった。
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