廻り続ける世界の中で

クミマ

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1 目覚め

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痛い 頭の中で金属音のような甲高い響きがこだまして…

「あ…俺は…」
辺りが暗いまだ視界が回復していない見たいだ
少し感覚が戻ってきたのか目尻が熱い
なんで俺は泣いているんだろうと考えられるまでは脳が回復してきた
そして体を揺すられてることにも気づいた
「て…すか…起きれますか」
少し声が低いが女性の声が聞こえる
そして視界もはっきりとしてきた
「あ 目覚めたようですね、良かったです」
体を少し起こして地面にすわって
「すみませんありがとうございます
 ちなみにここが何処か分かりますか」
と言ってみる
この人は完全に安全な人なのかわからないけど一応聞いてみる
「すみません私もよくわからないんです」
少し困った様な表情をしているという事は、
本当にここが何処かわからないのであろう
ずっとここにいたとしても、この状況は変わらない。とりあえずここ以外のところを見て見る必要があると思ったので
「ちょっとこの辺りは、なにがあるのか見てきますね」
と言いその場を離れた。
少しその女性は心配そうな顔をしていたが
まあ、大丈夫だろうと思い歩き出した
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