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1章 見知らぬ男
そして物語始まる……。
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貴方に……出会えて良かった……。
ただ貴方を愛したかった……。
この体灰になって風化されても……
この魂を……、 貴方に預けます。
あの誓いに嘘偽りなどないから……、 後悔なんてしないわ
午前零時。 北守麗子(25歳)は、 同僚と相乗りタクシーから、 自宅マンション付近の公園前で降りた。
臨床検査技師、 遅い深夜の帰宅さえ、 珍しい話でなかった。
公園ベンチ付近に街灯一つあったが薄暗い。 ただ、 闇の巨大な口がぽっかり口を開いていた。
麗子は一瞬足を止め躊躇った。
暗い公園を抜けると麗子のマンションはすぐ近い。
「あ……又こんな時間になったわ。 この公園真っ暗で何だか怖いけれど……、 家迄近いからいいわ」
この日麗子は疲れきって居た。
そう。
いつもなら遠回りをする公園なのだ。
公園の中には街灯一つ無い。 まるで森に居る様な不気味な焦燥感に襲われた。
足早に公園を歩いて居ると、
ドスン!! と大きな音と共に複数の異国風男性の怒声が暗闇に響いた。
「何!?」
思わず麗子は後ずさりし、 全身固まる。
茂みから長身で長髪の男性が転がり出た。
転がった男性を追い、 茂みから又長身の男性が現れた。
薄茶色高価なロングコートを羽織り、 異国風男性だった。
転がった男性は不敵な笑みを浮かべて
「私は決して死なない」
異国風男性は、 転がった長髪の男性の胸ぐらを掴むと、
「しぶとい奴らめ……、 我々に勝つと本気で思って居るのか? 棲み家を教えろ」
長髪の男性は、 掴まれた手を払い除け、
「情報提供を期待する前に、 自分で探して居るのか? 愚かな」
「……」
いきなり現れ、 目の前で訳の解らない言い争いをする二人に、 困惑する麗子。
呆然とする麗子を見た茶色いロングコートの男は、 慣れた日本語で
「命が惜しいなら、 ……この男に近付かぬ様に」
「誰なんですか? ……貴方?」
少し声を震わせ怪訝に茶色いロングコートの男に尋ねる麗子。
「チッ……、 飛んだ邪魔だ。 ……秀康・ヴァン・フォアード、 今夜命拾いしたな」
一言呟いた異国風男性は、 闇の中へまるで霧の様に消えた……。
「うぅ……」
先程転がり出た男性は、 微かにうめき声を出し、 やっと体制を整える様に立膝で座った。
長髪が男の肩に揺れる。
恐怖に苛まれながら麗子は、 少し離れた位置から男性に尋ねた。
「……大丈夫ですか?」
よく見ると、 ダークレッド系高価なスーツを纏い、 妖しい迄に赤い瞳が美しい男性だった。
目が合うなり、 男性は、 瞬時にどういう訳か麗子の目の前に立って居る……。
何……? この人……目が……逸らせない。
彼の美しい赤い瞳は、 やや光を帯び、 その瞳に動きを封じられた様に思えた。
次の瞬間に、 男性から漂う異様な雰囲気は少しばかり消えた。
男性の高価なスーツの左腕部分に何とも無残に破れ、 腕からダラダラと深紅の薔薇のような鮮血を流して居た。
恐怖心を忘れ麗子は、 男性に駆け寄った。
「大丈夫ですか……?! 腕、 怪我をされて居ます……」
先程去った男性同様、 日本語で他人事かと思う程に淡々と答えた。
「怪我か……? フッ……、 なんともない」
唖然としながら答える麗子。
「何とも無い筈ありません……、 酷い怪我です」
鞄から桜色のハンカチを取り出し、 男性の手を取り、 負傷した部分に巻いた。
『この人……、 手、 体温が無い……。 どうして? まるで死体だわ』
その間中、 男性は鋭い赤い瞳を光らせながら麗子をジッと見た。
『……』
「応急処置をしましたので、 後で治療をして下さい。 では」
今やっと此処で底知れぬ危険を察知した麗子。 立ち去ろうとした時、 男性に止められた。
「夜道に女性の一人歩き……危険ですね。 お礼に、 近く迄、 送ります」
すぐ背後に男性は立って居た。
少し後ずさりをしながら答える麗子。
「あぁ……、 大丈夫です、 この公園抜けたら近いので」
「遠慮なさらずに。 ……私も、 貴女と同じ方向に用のある『ついで』、 ですから」
*****『男性の思惑』*****
『予期せぬ獲物だな。 奴に遭ったせいで災難だったが、 まぁいい。 備えあれば憂いなし……。
これから起こりうる全てに備えるか』
******************
公園内を二人で歩き、 男性から薔薇の香り漂い麗子から話す。
「あの……、 先程から薔薇の香りが微かにされますね。 お好きなんですか?」
男性は何処か慌てた様に、
「え? ……、 ああ薔薇、ですか。 好きというより……、 庭一面に薔薇が咲いてますからね。 庭から移動した時に移り香と言う奴です。 私が薔薇なら……、 貴女、 春麗らかな夜桜、 と言うところでしょう」
「まぁ、 恥ずかしい……」
甘い言葉に頬を染める麗子。
「桜、 薔薇科。 薔薇と桜……、 種類からすれば、 同じに分類されますからね」
「詳しいんですね」
思わず麗子、 花の話で微笑むと、 男性は柔らかに微笑んだ。
「笑顔が……、 美しい。 笑顔が似合う女性は好きだな……薔薇と桜か。 私と貴女は属性同じ、 と言う訳だ」
他愛ない話をするうちに、 自宅マンションの下迄着いた。
「では……、 此処で良いかと」
立ち去ろうとする男性を思わず麗子、 止めた。
「これから何処かに御用なのでしょう? ……、 とりあえず深いから、 傷の消毒だけでもされた方が良いと思います。 ……あの、 すぐ終わりますから、 部屋へどうぞ。 此処の7階なんです」
「え? って……、 見ず知らずの男を……、 夜更けに女性の部屋に招くなど……。 馬鹿な話をやめなさい」
半ば呆れた声で冷静な口調で答える男性。
「貴方なら安心だと思います」
本当に安全だと思えた。 理由など無い。
思わず咽た男性は、 咳払いをした。
『この女……、 相当鈍いのか? 私が安全だと? 危険だと思うが』
「これから出掛けられるなら尚更早目に処置した方が安心ですから。 送って頂いたお礼に」
『渡りに舟、 か……。 こんなにスムーズに近付けるなど思いもしなかったな。 私を一旦部屋に招いたら……次はどうなるか知りませんよ』
「では……お言葉に甘えて、 傷の消毒御願いしますか」
北守麗子の部屋
リビングルームで小さなソファに男性を座らせ、 慣れた手つきで消毒を済ませた麗子。
あら……、 血、 止まってる……。
戸惑う麗子に男性尋ねた。
「何だか慣れた感じになさいますね? ドクターか或いはナースですか?」
さっさとダイニングで紅茶を用意し、 男性の前に少し高価なフランス製ティーカップ客人用を置いた麗子も、
男性に答えた。
「臨床検査技師」
「臨床検査技師、 なら……、 連日に血を見られて慣れているな……。 面白い人に出会えた。 ふふふふふ……」
男性、 何処か地面に響く様な声で不気味にボソリ、 と話した。
出されたダージリン紅茶を飲みながら、 更に続けた。
「聞かないんですか? ……誰に襲われたか。 尋常でない現状だったと思いますが?」
「人は……、 知られたらイヤな話を幾つも抱えて生きるもんですから。 貴方が、 話したいと思った時に話して下さい」
ボソリと麗子、 呟いた。 何だか意味深に……。
「貴女も悲しい過去が有る様だ……。 大和撫子か……」
少し話をした後、 男性、 玄関に向かった。
「すっかり世話になりましたね……。 傷の手当に美味しいダージリン迄頂いて。 良かったら……今度、 又会えますか? ディナーにでも。 行き付けの美味しい店がありますから」
「私で良かったら……」
男性懐から名刺を取り出し、 麗子に渡した。
「昼間電話に出ないので、 夜なら何時でも構いません」
部屋から男性の出た後で、 黒い名刺に目を向けると赤い字で、
「秀康・ヴァン・フォアード……、 やっぱりハーフなんだ……。 綺麗な筈だわ。 あらっ? この住所……、 界隈で有名な旧家の屋敷だわ……。 あの家に居る御子息なんだ」
洋館建てでヨーロッパの貴族が住む様な屋敷を思い出した。
「でも……、 確か、 この地区で何人も変死してるし、 吸血鬼が出るとか出ないとか変な噂迄ある異様な地域……此処って空き家じゃなかったんだ……、 今誰も住んでないと思ったわ……」
色々悩んでも仕方ない。
幸い明日は土曜日で休みだったから又、朝寝すればいい……。
鉛に似た感覚を瞼に覚えながら麗子は、 セミダブルのベッドで眠った。
ただ貴方を愛したかった……。
この体灰になって風化されても……
この魂を……、 貴方に預けます。
あの誓いに嘘偽りなどないから……、 後悔なんてしないわ
午前零時。 北守麗子(25歳)は、 同僚と相乗りタクシーから、 自宅マンション付近の公園前で降りた。
臨床検査技師、 遅い深夜の帰宅さえ、 珍しい話でなかった。
公園ベンチ付近に街灯一つあったが薄暗い。 ただ、 闇の巨大な口がぽっかり口を開いていた。
麗子は一瞬足を止め躊躇った。
暗い公園を抜けると麗子のマンションはすぐ近い。
「あ……又こんな時間になったわ。 この公園真っ暗で何だか怖いけれど……、 家迄近いからいいわ」
この日麗子は疲れきって居た。
そう。
いつもなら遠回りをする公園なのだ。
公園の中には街灯一つ無い。 まるで森に居る様な不気味な焦燥感に襲われた。
足早に公園を歩いて居ると、
ドスン!! と大きな音と共に複数の異国風男性の怒声が暗闇に響いた。
「何!?」
思わず麗子は後ずさりし、 全身固まる。
茂みから長身で長髪の男性が転がり出た。
転がった男性を追い、 茂みから又長身の男性が現れた。
薄茶色高価なロングコートを羽織り、 異国風男性だった。
転がった男性は不敵な笑みを浮かべて
「私は決して死なない」
異国風男性は、 転がった長髪の男性の胸ぐらを掴むと、
「しぶとい奴らめ……、 我々に勝つと本気で思って居るのか? 棲み家を教えろ」
長髪の男性は、 掴まれた手を払い除け、
「情報提供を期待する前に、 自分で探して居るのか? 愚かな」
「……」
いきなり現れ、 目の前で訳の解らない言い争いをする二人に、 困惑する麗子。
呆然とする麗子を見た茶色いロングコートの男は、 慣れた日本語で
「命が惜しいなら、 ……この男に近付かぬ様に」
「誰なんですか? ……貴方?」
少し声を震わせ怪訝に茶色いロングコートの男に尋ねる麗子。
「チッ……、 飛んだ邪魔だ。 ……秀康・ヴァン・フォアード、 今夜命拾いしたな」
一言呟いた異国風男性は、 闇の中へまるで霧の様に消えた……。
「うぅ……」
先程転がり出た男性は、 微かにうめき声を出し、 やっと体制を整える様に立膝で座った。
長髪が男の肩に揺れる。
恐怖に苛まれながら麗子は、 少し離れた位置から男性に尋ねた。
「……大丈夫ですか?」
よく見ると、 ダークレッド系高価なスーツを纏い、 妖しい迄に赤い瞳が美しい男性だった。
目が合うなり、 男性は、 瞬時にどういう訳か麗子の目の前に立って居る……。
何……? この人……目が……逸らせない。
彼の美しい赤い瞳は、 やや光を帯び、 その瞳に動きを封じられた様に思えた。
次の瞬間に、 男性から漂う異様な雰囲気は少しばかり消えた。
男性の高価なスーツの左腕部分に何とも無残に破れ、 腕からダラダラと深紅の薔薇のような鮮血を流して居た。
恐怖心を忘れ麗子は、 男性に駆け寄った。
「大丈夫ですか……?! 腕、 怪我をされて居ます……」
先程去った男性同様、 日本語で他人事かと思う程に淡々と答えた。
「怪我か……? フッ……、 なんともない」
唖然としながら答える麗子。
「何とも無い筈ありません……、 酷い怪我です」
鞄から桜色のハンカチを取り出し、 男性の手を取り、 負傷した部分に巻いた。
『この人……、 手、 体温が無い……。 どうして? まるで死体だわ』
その間中、 男性は鋭い赤い瞳を光らせながら麗子をジッと見た。
『……』
「応急処置をしましたので、 後で治療をして下さい。 では」
今やっと此処で底知れぬ危険を察知した麗子。 立ち去ろうとした時、 男性に止められた。
「夜道に女性の一人歩き……危険ですね。 お礼に、 近く迄、 送ります」
すぐ背後に男性は立って居た。
少し後ずさりをしながら答える麗子。
「あぁ……、 大丈夫です、 この公園抜けたら近いので」
「遠慮なさらずに。 ……私も、 貴女と同じ方向に用のある『ついで』、 ですから」
*****『男性の思惑』*****
『予期せぬ獲物だな。 奴に遭ったせいで災難だったが、 まぁいい。 備えあれば憂いなし……。
これから起こりうる全てに備えるか』
******************
公園内を二人で歩き、 男性から薔薇の香り漂い麗子から話す。
「あの……、 先程から薔薇の香りが微かにされますね。 お好きなんですか?」
男性は何処か慌てた様に、
「え? ……、 ああ薔薇、ですか。 好きというより……、 庭一面に薔薇が咲いてますからね。 庭から移動した時に移り香と言う奴です。 私が薔薇なら……、 貴女、 春麗らかな夜桜、 と言うところでしょう」
「まぁ、 恥ずかしい……」
甘い言葉に頬を染める麗子。
「桜、 薔薇科。 薔薇と桜……、 種類からすれば、 同じに分類されますからね」
「詳しいんですね」
思わず麗子、 花の話で微笑むと、 男性は柔らかに微笑んだ。
「笑顔が……、 美しい。 笑顔が似合う女性は好きだな……薔薇と桜か。 私と貴女は属性同じ、 と言う訳だ」
他愛ない話をするうちに、 自宅マンションの下迄着いた。
「では……、 此処で良いかと」
立ち去ろうとする男性を思わず麗子、 止めた。
「これから何処かに御用なのでしょう? ……、 とりあえず深いから、 傷の消毒だけでもされた方が良いと思います。 ……あの、 すぐ終わりますから、 部屋へどうぞ。 此処の7階なんです」
「え? って……、 見ず知らずの男を……、 夜更けに女性の部屋に招くなど……。 馬鹿な話をやめなさい」
半ば呆れた声で冷静な口調で答える男性。
「貴方なら安心だと思います」
本当に安全だと思えた。 理由など無い。
思わず咽た男性は、 咳払いをした。
『この女……、 相当鈍いのか? 私が安全だと? 危険だと思うが』
「これから出掛けられるなら尚更早目に処置した方が安心ですから。 送って頂いたお礼に」
『渡りに舟、 か……。 こんなにスムーズに近付けるなど思いもしなかったな。 私を一旦部屋に招いたら……次はどうなるか知りませんよ』
「では……お言葉に甘えて、 傷の消毒御願いしますか」
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あら……、 血、 止まってる……。
戸惑う麗子に男性尋ねた。
「何だか慣れた感じになさいますね? ドクターか或いはナースですか?」
さっさとダイニングで紅茶を用意し、 男性の前に少し高価なフランス製ティーカップ客人用を置いた麗子も、
男性に答えた。
「臨床検査技師」
「臨床検査技師、 なら……、 連日に血を見られて慣れているな……。 面白い人に出会えた。 ふふふふふ……」
男性、 何処か地面に響く様な声で不気味にボソリ、 と話した。
出されたダージリン紅茶を飲みながら、 更に続けた。
「聞かないんですか? ……誰に襲われたか。 尋常でない現状だったと思いますが?」
「人は……、 知られたらイヤな話を幾つも抱えて生きるもんですから。 貴方が、 話したいと思った時に話して下さい」
ボソリと麗子、 呟いた。 何だか意味深に……。
「貴女も悲しい過去が有る様だ……。 大和撫子か……」
少し話をした後、 男性、 玄関に向かった。
「すっかり世話になりましたね……。 傷の手当に美味しいダージリン迄頂いて。 良かったら……今度、 又会えますか? ディナーにでも。 行き付けの美味しい店がありますから」
「私で良かったら……」
男性懐から名刺を取り出し、 麗子に渡した。
「昼間電話に出ないので、 夜なら何時でも構いません」
部屋から男性の出た後で、 黒い名刺に目を向けると赤い字で、
「秀康・ヴァン・フォアード……、 やっぱりハーフなんだ……。 綺麗な筈だわ。 あらっ? この住所……、 界隈で有名な旧家の屋敷だわ……。 あの家に居る御子息なんだ」
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「でも……、 確か、 この地区で何人も変死してるし、 吸血鬼が出るとか出ないとか変な噂迄ある異様な地域……此処って空き家じゃなかったんだ……、 今誰も住んでないと思ったわ……」
色々悩んでも仕方ない。
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