上 下
59 / 88

幕間 勇者召喚 その5

しおりを挟む
「あっん、もっとぉ……。」
甘い声で懇願してくる少女。
その眼はすでに虚ろであり、正気を保っていない。
男は、思いっきり少女を突き上げ、絶頂を迎えさせると同時に果てる。

「くっ、も面白くねぇ。」
「ん、ユウジもそろそろ怒りを納めて。みんな怖がってるから。」
怒れる男を優しく抱きしめ、そう告げる少女。
「あぁ、悪い、ミア。……おい、その女連れて行け。自由にしていいって、リザードマン共に伝えてくれ。」
ユウジは、近くに控えていた女性に、ベットで横たわる少女の処分を告げる。
「それより、ミア、大丈夫か?」
「ウン、今ので少し回復したかな。もう少し回復すれば直接摂取できるようになるから、そうしたらユウジの頂戴ね。」
「いくらでもやるから、早く回復しろ。……俺はちょっと周りを見てくるな。」
「ウン、気を付けてね。」
サキュバスの少女、ミアに見送られ、ユウジはアジトにしている小屋から出ていく。

「ふぅ、大分形になってきたな。」
ユウジは目の前に広がる光景を見て安堵のため息をつく。
左前方では、オークたちが資材となる木材を伐採し、その奥ではトロルたちが岩山を削っている。
その間をゴブリンやオークと言った小柄な魔物たちが、資材を運んで行ったり来たりしている。
右の奥では、ここからは見えないが、リザードマンたちが湿地で漁をしているだろう。そちら方面から籠を抱えてやってくるゴブリンの姿も見える。

「えぇ、これも全てユウジ殿のおかげです。」
「それは嫌味か?」
突然背後から声をかけられるが、ユウジは驚いた様子も見せず、振り向きもせずに答える。
「とんでもない。本心からの言葉ですよ。」
「お前が言うとな……。まぁいい、今回はお前たちのおかげで助かった。礼を言う。」
「いえいえ。盟友としては当たり前の事をしたまでですよ。……こんな所でくたばってもらっては、我々の恥にもなりますからな。」
ユウジの後ろにいた男が一瞬殺気をぶつけてくるが、ユウジはそれを軽く受け止める。
「まぁ、期待に応えるよう、鋭意努力するよ。それより、お前だけか?」
「えぇ、イッカクとカクユウは街の方へ様子を見に行っています。ミツノはルイ殿と共に見回りを、そしてハルヒはユウジ殿の為に食事を作っていまして、そろそろ出来るという事なので俺が呼びに来たってわけですよ。」
「オーガの頭領であるコウエンともあろうお方が使いっ走りか?つくづく妹に甘いよなぁ。」
「ユウジ殿に言われたくないですよ。それより、そろそろ行かないと、ハルヒに怒られるので。」
「あぁ、そうだな」
ユウジは促されるまま、コウエンの後に続く。


「あ、ユウジ様いらっしゃい。」
「あぁ、ハルヒ、お邪魔するよ。」
「ハイ、丁度できたところですよ・……お兄様も食べます?」
ハルヒが一緒にいたコウエンに視線を向ける。
笑顔でそう言っているが、その視線は出て行けと言わんばかりだ。
「あ、いや、俺はこの後ミア殿と約束があるのでな。……では、ユウジ殿、ゆっくりとしていくがいい。」
「そうですか、残念ですねぇ。お兄様行ってらっしゃい。」
ちっとも残念そうに聞こえない声でハルヒがコウエンを見送る。
コウエンは苦笑しながら、出ていくのだった。

「さぁ、ユウジ様。邪魔者はいなくなりましたわ。少しはゆっくりできるのでしょ?」
「あぁ、朝から何も食べてないくらい忙しかったからな。食事の後も少しゆっくりさせてもらうよ。」
「それがいいですよ。今日ははんばーぐというものに挑戦してみました。」
「おぉ、美味しそうだ。」
ユウジは目の前に用意された食膳を見て声を上げる。
ハンバーグに、添え物の野菜、そしてお椀に盛られたごはん。
ユウジにとってありがたいことに、オーガたちは米を主食とした米食文化だった。
ユウジは米に拘っていなかったが、それでも懐かしさに変わりはなく、こうしてオーガ族の食事を楽しみにしている。

「ミアちゃんの状態はどうですか?」
ハルヒがお代わりをよそいながら聞いてくる。
「あぁ、大分よくなってきているようだ。ここに来てから急激に回復しているから、あと1週間もすれば日常生活には問題なく戻れるだろう。コウエンが色々と世話を焼いてくれるのも助かっている。」
ユウジはよそってもらったご飯を一気に駆け込むことで、ようやく落ち着いてくる。
実を言えば夕べから何見口にしていなかったので、かなり空腹だったのだ。
「そうですか、良かったですわ。まぁ、お兄様はミアちゃんを気に入っているみたいですしね。でも……酷い戦いでしたわ。」
ハルヒは、もう一杯お代わりを、と聞いてくるがユウジは首を振って箸をおく。充分満腹になった。
「あぁ、全部俺の責任だ。」

数日前、ユウジたちが仮の拠点としていた、セイマ=リア王国の王都が戦火に巻き込まれた。
正確には、王都ではなく、そこに隣接していたユウジたちの拠点が、だ。
その拠点は王都の続きのような街になっていて、一見普通の街と変わりない。
しかし、そこに住む者の大半が、ユウジに従う魔族だった。
魔族達には人間とは違う身体的特徴が身体のどこかにある。
それは角だったり、羽根だったり、様々ではあるが、逆に言えばそれらさえ隠せば人間と見分けがつかない。
もっとも、隠しきれない種族もいれば、それ以前の問題の外見をしている種族もいる。
そんな中で、比較的人間と遜色のない者達がこの街で暮らしていた。
ユウジの掲げる、種族を問わない理想郷を作る為、その一環として、人間達に交じって魔族が生活できるかを確認するためだった。

しかし、数か月は平和に続いていたその暮らしも、あの日を境に失われることになった。
セイマ=リア王国の軍が、突然攻めて来たのだ。
今の国のトップは、ユウジたちが保護した王子であり、王子はサキュバス族の事を気に入っていたので、平和的に共存できると思っていた。
そしてそれが油断につながった。

王子は確かにサキュバス族を気に入っていた。
だからこそ、すべてのサキュバス族を捕らえて奴隷とし、自らの欲望にはけ口にしたいと考えたのだ。
その為には、サキュバス族を統べるユウジが邪魔になる。

その日、ユウジは国の大臣に呼び出され城にいた。
それこそが王子の策略だった。
ユウジが城にいる間に拠点が急襲され、その場にいた多くの魔族達が殺され、捕らえられた。
それを知ったユウジが王宮を半壊させ、捕らえられた魔族達を救い出すが、多勢に無勢、全員を救い出すことは出来ず、半死半生になりながらも残った魔族達と共に逃げ出したのだ。
その時、助けに来てくれたのがこのオーガたちなのだが、その戦いで、ユウジたちを逃がすために、オーガたちにも少なくない犠牲が出た。
全てはユウジの油断が招いた事だと、ユウジはその時から自身を責め続けていた。

「そんなことないですわ。一人で責任を負わないで。」
ハルヒがそっと寄り添ってくる。
甘い香りがする……思えば、このオーガの娘には世話になりっぱなしだ。
ユウジが自暴自棄になっていた時も、この娘は最後まで寄り添い、その身体の全てを使ってユウジを慰めてくれた。

「だけどな、俺が人間なんか信じなければこんなことにはならなかったのは事実だ。」
「そんなことないです。魔族だって人間だって、信じるに値するものはいる。そうおっしゃったのはユウジ様じゃないですか。だから私達はユウジ様について行くことを決めたのですよ。同時に信じられないような悪党もいる。それはユウジ様の責任じゃないです。」
ユウジはそう言われて、オーガたちとの出会いを思い出す。

あれは、拠点探しを始めて数週間たったころだった……。

「話し合いで……という訳には行かんかな?」
ユウジたちは突然10人ほどのオーガたちに取り囲まれた。
「お前たち何しに来た。」
「ただの旅行だよ……って言っても信じてないな。」
「当り前だ。ここは人間が来るような場所じゃない。」
「そう言われてもなぁ。」
「この先には我らの集落があるだけだ。ここで武器を置いて大人しく戻るのなら、特別に見逃してやろう。」
「武器を置く気はないが、アンタ等の集落には興味がある。案内してくれたりは……しないよね。」
膨れ上がった殺気に、身をすくめるユウジ。
「これはやっぱり、力づくで?」
「そうだな、この俺が相手をしよう。お前のその無謀さに敬意を表して……うおっ!」
オーガの言葉が終わらないうちにユウジは雷をオーガに向けて落とす。
「チッ。外したか。」
「お前、コウエン様が・…。」
「来たねぇぞ、やっぱり人間は……。」
ユウジの行動に周りからブーイングの嵐が飛ぶが、ユウジは気にせず、次々と魔法を放つ。

「奇襲とは、つくづくゲスですね。」
「勝てばいいんだよ。それより離れてろ。巻き込まれても知らないぞ。」
「味方をも巻き込むことにためらいを感じないその性格。そんな貴方に痺れませんし憧れませんわよ。」
「何でそのネタを知っている?」
ユウジは叫ぶがその時すでに、同行していたサキュバスのミアは姿を消していた。

「これでとどめだっ!悪く思うなよっ!……地獄の爆炎ヘル・インフェルノ!」
魔法はイメージだ。
ユウジは灼熱地獄の燃え盛る様子をイメージして魔力に乗せる。
コウエンと呼ばれたオーガを中心に爆炎が広がり、周りにいたオーガーたちもそれを見て一目散に逃げ、遠くから様子を伺う。

「ふぅ……人間のくせに、中々やる。」
炎が収まってくると、その中心にいた人影が見えるようになる。
「マジか、あれを受けてまだ動けるってか。」
一瞬で飛び込んで来たオーガの剣を辛うじて間に合った魔法障壁で受け止める。
しかし、その障壁を打ち破らんかのように力を込めるコウエン。
弾き飛ばそうと、障壁に魔力を注ぐユウジ。
一進一退の攻防が続く。
その膠着状態を破ったのは一人の少女の声だった。

「ハイ、そこまでにしてねぇ。ボクお腹すいちゃったよ。」
まるで緊張感のない祖の声に、コウエンもユウジも気が削がれる。
「えっと、コウエン様とおっしゃいましたか?私達に攻撃の意志はないのです。どうかお話を聞いてもらえませんか?」
「人間の話など……っと、お主等サキュバス族か?」
あくまでも抵抗を続けようとするコウエンだったが、隠していた角と羽根を露わにしミアの姿を見て、その力を緩める。

……今だ!
と魔力を増大させようとした瞬間、みぃにメッ!と止められる。
そのまま強行してもいかったのだが、息子を人質に取られては、全面降伏するしか他なかった。
「せっかく話し合いをしようとした隙に攻撃しようなんて、マスターのゲスっぷりには呆れかえるよ。」
その様子を見ていたルイが、そう呟く。

結局、その後オーガの集落で歓待され、ユウジの演説に歓喜?したオーガたちから次々と立ち合いを申し込まれ、それらをすべて返り討ちにしたものの、最後に立ち会ったコウエンと引き分けに終る頃には、集落はとんでもない状況になっていて、オーガの女性達に正座させられコウエンと共に延々とお説教を受ける羽目に陥った。

そんな事もあって、オーガたちとは友誼を結ぶことに成功し、そのおかげで、あの急襲時にも助けてもらえたのだ。

「とにかく、です。あの戦いで、バラバラに逃げた魔軸たちもいるわけですし、その人たちの為にも、帰る場所を作るのが急務、なんですよね。」
「あぁ、そうだな。」
あの街にいた魔族の殆どは戦いに向かない者ばかりだった。
捕らえられたもの、殺されたものもいるが、逃げ出すことに成功したものも数多くいたはずだ。
その内、捕まっているものに関しては、近いうちに救出する計画が進んでいる。
その時は派手に動くので、方々に散らばっている仲間も、どこに行けばいいのかが伝わるはずだ。

その前哨戦として、王宮を探るついでに女性を攫って来させている。
攫って来た女性はミア達の精気補充のため、そしてオークやリザードマンたちの欲求のはけ口として、使われる。そして恐怖を骨の髄までしみこませた後に送り返している。
身近なものが一人づついなくなり、魔族の餌食になっているというのは、この上ない恐怖となって、奴らの精神を蝕むだろう。
特に大臣など王子の側近の妻や娘などを優先して攫い、王子の側にいれば自分の妻子が危ないという恐怖を植え付け、それは徐々に功を奏している。

救出作戦と同時に王都を半壊させる。
それを見れば、他の魔族達も接触してくるのは間違いない。
多くに仲間を迎え入れる為にも、拠点づくりは急務なのだ。

「でも、今だけは、ゆっくり……していただけるんですよね?」
そう言いながらしなだれかかってくるハルヒを優しく抱き留め、ついでにその着物の襟に手を入れる。
「あぁ、時間は十分ある。」
そう言ってカズトはハルヒを押し倒す。

そう、ハルヒと楽しむ時間はたっぷりとあるんだ。
昼下がりの一時、カズト歯心ゆく迄ハルヒとのの逢瀬を楽しむのだった。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜

霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……? 生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。 これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。 (小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)

S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった

ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」  15歳の春。  念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。 「隊長とか面倒くさいんですけど」  S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは…… 「部下は美女揃いだぞ?」 「やらせていただきます!」  こうして俺は仕方なく隊長となった。  渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。  女騎士二人は17歳。  もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。   「あの……みんな年上なんですが」 「だが美人揃いだぞ?」 「がんばります!」  とは言ったものの。  俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?  と思っていた翌日の朝。  実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた! ★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。 ※2023年11月25日に書籍が発売!  イラストレーターはiltusa先生です! ※コミカライズも進行中!

チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!

芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️ ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。  嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる! 転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。 新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか?? 更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!

[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入! 舐めた奴らに、真実が牙を剥く! 何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ? しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない? 訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、 なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト! そして…わかってくる、この異世界の異常性。 出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。 主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。 相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。 ハーレム要素は、不明とします。 復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。 追記  2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。 8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。 2024/02/23 アルファポリスオンリーを解除しました。

【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、 帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。 性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、 お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。 (こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...