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第420話
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風呂場はこぢんまりとしていて、景の家の方が広い。
でも、ジェットバスだから気泡がぶくぶくと泡だっていて、まるで温泉に来たみたい。
景がビニールの小袋を開けて、湯船にさらさらとした粉をふりかければ、あっという間に白い泡だらけになった。
おぉー、なんかホテルっぽい……!
また感動していたら、景はシャワーノズルをこちらに向けて身体にお湯を掛けてくれた。
「洗いっこしようか。修介、頭洗ってあげる」
ちょっと恥ずかしかったけどお言葉に甘えて、景に委ねることにした。
マットレスに座ると、髪を濡らされ、シャンプーでごしごしと頭を洗われる。
やっぱり景の指先は繊細で、力の加減が丁度いい。
そのまま眠ってしまいそうな心地良さだ。
「あぁー……景、上手やなぁ」
「僕を担当してくれてる美容師さんに教えてもらったんだ」
下から上に指をジグザグと動かされると気持ちよくてゾワゾワと鳥肌がたつ。
生え際や襟足もまんべんなく洗ってもらった後で泡を流してもらった。
「今度は俺の番な」
濡れた前髪をかきあげ、意気揚々と景の頭に向かってお湯を掛けた。
……つもりが、ちょっとずれていたようで顔に思いきり掛けてしまう。
景は顔を背けながら手で顔をぬぐった。
ごめんごめんと言いながら、とろりとした液体を手に取り、背後から景の頭をごしごしと洗う。
なんかこういうの、いいかも。
マットレスに裸で座る景の肩甲骨や少しだけ見えるお尻の割れ目を見ながら、これからの事について考えた。
景ともし暮らす事になるんだったら、こうやっていつでも一緒に風呂に入ることも出来るし、一緒に食事だって出来る。
次会えるのはいつか、早く会いたい、だなんて気持ちはもう持たなくてよくなるんだ。
昼間に景のお母様に言われた事を思い出して、また泣きそうになった。
俺、景の事をよろしくお願いされちゃったし。
こんな俺でもいいって、ちゃんと認めてくれたってことだよね。
へらへらと笑いながら、景の髪の毛を持ち上げて、頭の上で二つに割った。
「景、見てっ! ニャム太にそっくりやで!」
「いいから、早く流しなさい」
目の前の鏡に映る景は少し恥ずかしそうに苦笑して、顔を背けた。
あぁ、かわええ。
写真に撮っておきたい気持ちを抑えつつ、渋々泡を洗い流した。
でも、ジェットバスだから気泡がぶくぶくと泡だっていて、まるで温泉に来たみたい。
景がビニールの小袋を開けて、湯船にさらさらとした粉をふりかければ、あっという間に白い泡だらけになった。
おぉー、なんかホテルっぽい……!
また感動していたら、景はシャワーノズルをこちらに向けて身体にお湯を掛けてくれた。
「洗いっこしようか。修介、頭洗ってあげる」
ちょっと恥ずかしかったけどお言葉に甘えて、景に委ねることにした。
マットレスに座ると、髪を濡らされ、シャンプーでごしごしと頭を洗われる。
やっぱり景の指先は繊細で、力の加減が丁度いい。
そのまま眠ってしまいそうな心地良さだ。
「あぁー……景、上手やなぁ」
「僕を担当してくれてる美容師さんに教えてもらったんだ」
下から上に指をジグザグと動かされると気持ちよくてゾワゾワと鳥肌がたつ。
生え際や襟足もまんべんなく洗ってもらった後で泡を流してもらった。
「今度は俺の番な」
濡れた前髪をかきあげ、意気揚々と景の頭に向かってお湯を掛けた。
……つもりが、ちょっとずれていたようで顔に思いきり掛けてしまう。
景は顔を背けながら手で顔をぬぐった。
ごめんごめんと言いながら、とろりとした液体を手に取り、背後から景の頭をごしごしと洗う。
なんかこういうの、いいかも。
マットレスに裸で座る景の肩甲骨や少しだけ見えるお尻の割れ目を見ながら、これからの事について考えた。
景ともし暮らす事になるんだったら、こうやっていつでも一緒に風呂に入ることも出来るし、一緒に食事だって出来る。
次会えるのはいつか、早く会いたい、だなんて気持ちはもう持たなくてよくなるんだ。
昼間に景のお母様に言われた事を思い出して、また泣きそうになった。
俺、景の事をよろしくお願いされちゃったし。
こんな俺でもいいって、ちゃんと認めてくれたってことだよね。
へらへらと笑いながら、景の髪の毛を持ち上げて、頭の上で二つに割った。
「景、見てっ! ニャム太にそっくりやで!」
「いいから、早く流しなさい」
目の前の鏡に映る景は少し恥ずかしそうに苦笑して、顔を背けた。
あぁ、かわええ。
写真に撮っておきたい気持ちを抑えつつ、渋々泡を洗い流した。
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なの
BL
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