リプレイ!

こすもす

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第176話*

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 何という事だ。
 不感症じゃ無かったって事が分かって一安心だけど、まさかこんな風にすぐにイかされてしまうなんて。
 さっきから景のペースに乗せられている俺は悔しくなる。

 景が手を拭きながら一旦ベッドから降りて、くしゃくしゃになったティッシュを片付けている間に、俺はいそいそと脱がされたトランクスを手で引っ張る。だがお尻を持ち上げたところで声を掛けられた。

「だから。何着ようとしてんの」

 あ、ばれた。
 景は俺の手を掴んでまた身につけているものを引き摺り下ろそうとするけど、俺と負けじと引っ張った。

「まさか、自分はイッたからもう終了だとか思ってないよね?」
「お、思うてへんけど、破廉恥な格好のまま待てへんやろ」
「もう……イくところも見てるんだから、破廉恥も何もないでしょ。全部脱ぎなさい」
「あっ、なんや命令か? さっきから俺だけ恥ずかしい思いしてるやん! それやったら景も下脱げや!」
「……いいけど」

 えっ、いいの?
 なんかちょっと、ドキドキ。
 初めて見る。景の大事なとこ。
 景がベットの横に立ったまま、自らのベルトを外して、ジッパーを下ろし始めた。
 それを確認してから俺も思い切って全部脱ぎ、このズボンをどうしようかと迷って、ベットの下に置こうとした時。

「でも、修介にはちょっと刺激が強すぎるかな……」
「え?」

 なんの事かとズボンを置いて、視線を景の方に向ける。
 ……身体の中心部を目にした俺は、驚愕して体が固まった。

「……でっかっ……」

 な、何? その大きさ。外人?
 待って。て事は、後でこんなのが俺ん中に入って来るって事……?!
 白眼をむいてぶっ倒れそうになったけどなんとか堪えて、頭をブンブンと振った。

「景。やっぱもう終わりにしよう」
「なんで」
「……無理やで! 俺、耐えられへんよそんなん!」
「やっぱり大きいかな? 僕、此処も常日頃から鍛えてるから」
「鍛えてるって、それを?!」

 (ヤ、ヤバイ。俺、今度こそ体真っ二つに引き裂かれて死ぬんちゃうかな?)

「大丈夫だよ。怖がらなくて。優しくするから」

 景はニコッと笑ってそう言うと、ベッドに手をついて左脚で俺の脚を割って入り、頬にキスを落とした。景の膝が俺の左の太腿の内側に感じられて、お互い裸なんだっていう事を再認識させられてしまう。
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