リプレイ!

こすもす

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第172話*

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「景……?」
「これも、くすぐったい?」

 不安だったけど、痛くはない。
 というか、確かにくすぐったいんだけど、それよりなんだか、甘い疼きが腹の奥から湧き上がる。
 今度は親指の腹で押したり、転がしたりして、景はその感触を確かめているようだった。

「ちょっと、景……!」
「気持ちいい?」
「そんなん、いじらんで……!」

 正直、気持ちいい。ムズムズしてくる。
 瞬くんに触られて痛かったのがまるで嘘かのようだ。
 景が指先でそれを遊ばせる度、ジンジンとそこが疼く。俺は視点の定まらない目を見開いて快感に耐えていた。

「なんで? こんなに可愛いのに」

 今度はあろうことかそこに舌を這わせてきた。
 その瞬間、ピリピリと身体中に電流が走って、俺は身体を弓なりに仰け反らせてしまった。

「……あっ、は……ぁっ」

 景は俺のその反応を舌を巧みに使いながら見ている。右の胸を爪でカリカリと引っ掻くように弄りながら、左の胸に舌を這わせてる景と目が合って、余計身体が疼く。
 ヤバイ。ほんとに、恥ずかしくて死にそう。
 多分自分は今とんでもなく情けない顔をしてると思ったから、左手でシーツを掴んで、右腕を額に当てて目をギュッと瞑った。

「ちょっやめて……っ、なんか、変……あっ……んっ」
「好きみたいだね。胸」

 目を瞑っていると、頭の中がフワフワし始める。
 相変わらず景は飽きもせず胸をいじり続けている。
 浅く熱い息を吐き出していると……

「あ、ほら、見てごらん。形変わってきたよ。ツンと尖ってる」
「!!」

 そんな事を言われたから、驚きで目を見開いた。
 な、なんでそんな事を口に出して言ってんの? 馬鹿なの?
 そんな事言って、前から薄々思ってたけど景ってやっぱり……

「S、だよねぇ……」
「……見れば分かるでしょ」

 一頻り胸を弄って満足したのか、自らの上半身を起こすと、俺の体をベッドの真ん中に軽々と移動させた。
 そして今度は俺の下半身の方へと手を伸ばし、俺のズボンのベルトの金具に触れた。
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