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第151話
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「すげぇね、修介って……晴人はどう思う?」
「うん。持ってるな」
持ってるって、何を?
俺は向かいに座る二人のやり取りを聞きながら、なんだか恥ずかしくて紙をペラペラとめくって適当に文字を読んだ。
「マジで付き合っちゃうなんてね。ていう事はあの人、ほんとはバイだったって事?」
秀明のその言葉にハッとして顔を上げる。
もちろん景は、今まで男と付き合った事なんて無い筈だ。今回初めて実はバイだったって事が分かったのか……よく分からない。
あの日、景に言われた言葉をそのまま伝えた。
「うーん。なんか、男とか女とか関係無いって言われてん。俺と一緒におりたいんやって」
「へー。まぁ、修介ってパッと見、女子みたいだもんね。たまに頼りない時あるし、守りたくなっちゃうのかもねっ」
「はぁ? そんな頼りない? 確かにスーパーネガティブやけど……」
「けど良かったな。凄いよ修介。あんだけ諦めるって言ってたんだから、そういう関係になれて飛び上がる程嬉しいだろ。報われて良かったな」
「う、うん、ありがと……」
晴人はまるで父親が自分の子供を見守るかのように優しい眼差しで俺を見てくるから、照れまくってしまう。
「元彼には言ったの?」
「あ、うん。おめでとうって言ってくれた」
瞬くんに報告したら、あんなに自分勝手な事をしたっていうのに俺を責めることも無く、祝福の言葉を俺にくれた。
「元彼いい奴だな。泣いてる修介を見て、きっと自分じゃ藤澤 景には勝てないって思ったのかもな」
「いろいろと、悪い事してしもうたなぁ……」
「別にいいじゃん。その分修介が幸せになればいいんだから! で、もうエッチはしたのっ?」
「はっ? バカ! 秀明何言うて……」
秀明のその言葉に反応して、斜め向かいに座っていた女子学生がチラッと俺を見た。
目が合ってしまって、なんだかお互い気まずい雰囲気のまますぐに目を逸らす。
いくらざわついているとはいえ、こんな昼間からそんなハキハキと楽しそうにエッチなんて言うな!
「うん。持ってるな」
持ってるって、何を?
俺は向かいに座る二人のやり取りを聞きながら、なんだか恥ずかしくて紙をペラペラとめくって適当に文字を読んだ。
「マジで付き合っちゃうなんてね。ていう事はあの人、ほんとはバイだったって事?」
秀明のその言葉にハッとして顔を上げる。
もちろん景は、今まで男と付き合った事なんて無い筈だ。今回初めて実はバイだったって事が分かったのか……よく分からない。
あの日、景に言われた言葉をそのまま伝えた。
「うーん。なんか、男とか女とか関係無いって言われてん。俺と一緒におりたいんやって」
「へー。まぁ、修介ってパッと見、女子みたいだもんね。たまに頼りない時あるし、守りたくなっちゃうのかもねっ」
「はぁ? そんな頼りない? 確かにスーパーネガティブやけど……」
「けど良かったな。凄いよ修介。あんだけ諦めるって言ってたんだから、そういう関係になれて飛び上がる程嬉しいだろ。報われて良かったな」
「う、うん、ありがと……」
晴人はまるで父親が自分の子供を見守るかのように優しい眼差しで俺を見てくるから、照れまくってしまう。
「元彼には言ったの?」
「あ、うん。おめでとうって言ってくれた」
瞬くんに報告したら、あんなに自分勝手な事をしたっていうのに俺を責めることも無く、祝福の言葉を俺にくれた。
「元彼いい奴だな。泣いてる修介を見て、きっと自分じゃ藤澤 景には勝てないって思ったのかもな」
「いろいろと、悪い事してしもうたなぁ……」
「別にいいじゃん。その分修介が幸せになればいいんだから! で、もうエッチはしたのっ?」
「はっ? バカ! 秀明何言うて……」
秀明のその言葉に反応して、斜め向かいに座っていた女子学生がチラッと俺を見た。
目が合ってしまって、なんだかお互い気まずい雰囲気のまますぐに目を逸らす。
いくらざわついているとはいえ、こんな昼間からそんなハキハキと楽しそうにエッチなんて言うな!
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