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後悔 (攻め視点)

後悔14

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 日記を静かに閉じる。

 近くにあった木製の椅子にゆっくりと沈む。

このまま溶けて消えてしまいたかった。

私はエルに一目惚れした。それを認識するのに、こんなにも時間がかかった。大切なものを失い、初めて気が付いた。

 エルに会いたかった。

 エルに愛を囁きたかった。

エルに謝りたかった。


全てもう届かないものだ。己の所為で手放したものだ。


長いことそんな事を考えていた。ノックの音で現実へと引き戻される。

  「、、、」

今は誰とも話したくなかった。自分が惨めで、情けなかった。

 再びノックの音がし、執事の声がする。

「旦那様、エル様、、、奥様を殺した犯人が分かりました。今、騎士団の方で捕らえられています。」

その言葉に飛び起きる。ドアを乱暴に開け、

「行くぞ」

と短く呟き、馬に乗る。










亡くなった執事と、今出てきた執事は全くの別人です!分かりにくい表記で申し訳ないですm(*_ _)m
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