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命を守る第一線 〜看護師の使命とは
しおりを挟む私たちの胸ポケットには、
「看護師」と書いた名札がぶらさがっている。
私たちの仕事は、「診療の補助」。
または「療養上の世話」。
患者を治すのは、医師であって、
私たちは医師の指示のもとに働いている。
看護師は、治療の場では脇役だ。
しかし、私たちは、
病棟の患者に急変があったら、
真っ先にかけつける。
モニターを二十四時間監視し、
異変があれば、先陣を切って走る。
病棟の患者に異変があった時の私たちは、
命を守る戦いの第一線に立っている。
心配蘇生をしている時の私たちは、
非常に勇ましい。
患者の命も、
生きたいという願いも、
家族の思いも、
白衣を着た背中に背負っているから。
タイムカードを押し、
ロッカールームで白衣に着替えたら、
私は、今日も〝看護師〟。
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