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第4話
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五人連れの家族にくっついて、隠れて潜り込みました。
馬のお尻の部分でしゃがんで、フンの絵を描いてやりました。
馬のフンがどういう形なのか知らないケントくんは、マンガで見かける巻き巻きなフンを描きました。
ピンクや黄色・紫や緑。それはもう現実ではありえない、カラフルなフンをたくさん。
メリーゴーランドが動く合図の音がする前に、キャーという大きな悲鳴があがりました。
ひとりが気づくと、あちこちで「なんだこれ」「イヤ!」という声がわき起こります。
乗り物からつぎつぎと人が降り始めました。騒ぎに遊園地のスタッフがやってきました。
出口にお客たちが案内されていきます。
メリーゴーランドは点検のため、停止します。とアナウンスされました。
ケントくんは馬車の陰に隠れて、人が慌てる様子を見ていました。
子供だけではなく、大人たちも大騒ぎしています。その姿がおかしくて、仕方がありませんでした。
自分がやったことで、たくさんの人が慌てふためいている。
オレすげえー、と思いました。
花なんかで人をよろこばせるよりも、大騒ぎして困って様子を見ている方が楽しいと思いました。
メリーゴーランドから出て、次はネズミを描きました。色とりどりのカラフルなネズミたちです。
ネズミがちょろちょろと走っていくと、メリーゴーランドの騒ぎよりも、もっと大きな悲鳴が上がりました。
足元のネズミのせいで、ぐるぐる回っている人がいます。
飲み物や食べ物が宙を舞います。
そんな人たちを見て、ケントくんは笑いながら、移動しました。
小さい絵をたくさん描いてきたけれど、大きな絵を描きたくなってきました。大作に挑戦したい気持ちが、むくむくとわき上がってきたのです。
大きな絵を描くためには、広さが必要です。人があまりいなくて、物も少ない場所がいいです。
芝生広場に行ってみました。ここは休憩をしている人がたくさんいました。それに、芝生にうまく描くことができません。
噴水の上がる水辺の広場も同じでした。
広い場所というと駐車場を思いつきましたが、さすがに危ないとわかります。けがをしたくありません。
園内マップを眺めて、いい場所がないかなと探していると、ジェットコースターの付近が広い広場だったことを思い出しました。
馬のお尻の部分でしゃがんで、フンの絵を描いてやりました。
馬のフンがどういう形なのか知らないケントくんは、マンガで見かける巻き巻きなフンを描きました。
ピンクや黄色・紫や緑。それはもう現実ではありえない、カラフルなフンをたくさん。
メリーゴーランドが動く合図の音がする前に、キャーという大きな悲鳴があがりました。
ひとりが気づくと、あちこちで「なんだこれ」「イヤ!」という声がわき起こります。
乗り物からつぎつぎと人が降り始めました。騒ぎに遊園地のスタッフがやってきました。
出口にお客たちが案内されていきます。
メリーゴーランドは点検のため、停止します。とアナウンスされました。
ケントくんは馬車の陰に隠れて、人が慌てる様子を見ていました。
子供だけではなく、大人たちも大騒ぎしています。その姿がおかしくて、仕方がありませんでした。
自分がやったことで、たくさんの人が慌てふためいている。
オレすげえー、と思いました。
花なんかで人をよろこばせるよりも、大騒ぎして困って様子を見ている方が楽しいと思いました。
メリーゴーランドから出て、次はネズミを描きました。色とりどりのカラフルなネズミたちです。
ネズミがちょろちょろと走っていくと、メリーゴーランドの騒ぎよりも、もっと大きな悲鳴が上がりました。
足元のネズミのせいで、ぐるぐる回っている人がいます。
飲み物や食べ物が宙を舞います。
そんな人たちを見て、ケントくんは笑いながら、移動しました。
小さい絵をたくさん描いてきたけれど、大きな絵を描きたくなってきました。大作に挑戦したい気持ちが、むくむくとわき上がってきたのです。
大きな絵を描くためには、広さが必要です。人があまりいなくて、物も少ない場所がいいです。
芝生広場に行ってみました。ここは休憩をしている人がたくさんいました。それに、芝生にうまく描くことができません。
噴水の上がる水辺の広場も同じでした。
広い場所というと駐車場を思いつきましたが、さすがに危ないとわかります。けがをしたくありません。
園内マップを眺めて、いい場所がないかなと探していると、ジェットコースターの付近が広い広場だったことを思い出しました。
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