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二階へと移動した。

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「一階の汚しが終わったから次は二階に行くわよ」
「了解!」
「皆、アイテム回収袋に備品の回収は済んだ?」
「ああ。大丈夫だ」
 一階汚しが終わり、また合流した皆はすぐさま二階の部屋汚しをスタートさせる事にした。その間、禁鳥とランタンカワウソはロビーでくつろいでもらう事にした。一階汚しの最中は皆の後に付いて来ていたのだが、どうやら部屋汚しは禁鳥やランタンカワウソには難しいようだったので。
 休憩してもらうロビーにはコーヒーの無料提供があるのだが、禁鳥とランタンカワウソはどちらもコーヒーを飲めないので魔女が魔法でコーヒーの代わりに魚汁や虫汁が出てくるドリンクバーを魔法で用意した。
「ランタンカワウソ、あなたはこちらのドリンクバーね。このボタンによって出てくる魚汁が変わるから」
「どんな魚汁が出てくるんだ?」
「鯛や鰹や魚のブレンド汁なんかもあるからボタンで選んでね」
「分かった」
 そう言うと、ランタンカワウソはすぐさま、機械の汁が出てくる場所に紙コップを置き、魚のブレンド汁のボタンを押した。
 すると、機械からどこか生臭い魚の汁が紙コップに注がれた。
「これは何と何の魚のブレンド汁なんだ?」
「それは企業秘密よ。ちょっと考えてみて。クイズにしましょう? 後で答えは教えてあげるから」
「分かった」
「次に禁鳥。あなたはこの虫汁が出てくるドリンクバーを楽しんで頂戴」
「ぴえ」
「どんな虫かはこれまた企業秘密だけど、大丈夫毒虫の汁はないからね。もし虫汁が合わなかったら魚汁を飲んで頂戴」
「ぴえぴえ」
 禁鳥は目を輝かせてどこか嬉しそうにそう返事をした。
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