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(月彦の視点) ダムと本と坂と……
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夏休みがやって来た。課題は毎週土日にやるとして、新ヶ木島を探検したいと思っている――のだが、課題の中でも曲者なのが、日記だ。一行だけでいいとはいえ、毎日欠かせない。それについても話し合い、スケジュールを合わせ、そして――呼夢が案内してくれるという日がやって来た。
今日は一日丸々使えるし、明日に学校に行く必要がない。遅れる心配なんてない。夏休みバンザイだ。
「じゃあ……どこに行きたい?」
「んー……オススメは?」
「植物園かなあぁ……ダムもいいよ」
「植物園は行きたいな、でも多分、許可が必要だから……ダムかな。今は」
「ダムね」
呼夢が腕時計を、横のスイッチでフォンボード化させると、タップして調べ始めた。それを僕も見る。
ダムでの個人の見学と歩きでの撮影には許可が必要ないみたいだ。ここからなら…バスが使えるらしい。
着替えて準備しようという話になって――
「じゃあ、ハイ、これ」
と、呼夢から渡された服を部屋で着た。そしてリビングに戻った。
そこにはいつの間にか召使いがいた。緑を基調とした服の呼夢だ。
「それは何のコス?」
「お嬢様は魔女で初心――に出てくるメイド」
「で、僕のこの服は…?」
上下濃紺のデニムに見える布。ワンピースに見えるだろうけどそうではない。肩見せシャツとすね見せハイウエストズボン。スカートに近いけど「可愛い」の中に「動きやすい」が同居しているからこれは好き。
「お嬢様は魔女で初心の魔女だよ」
――分からん……。
でも好きな格好だからまぁいいやと思ってから、向かい、バスに乗り、それから乗り継いで到着。
着いただけではダムの水は見えなかった。
歩いて近付くと男性がいて。
「見学と撮影をしたいんですが」
「分かりました、こちらへどうぞ」
ついて歩いた先は展望施設だった。
大きな窓が横に並んだ屋内。
ここからは水がよく見える。もう少し角度が欲しい気もするけど。せき止める壁も見える。
案内してくれた男性は、その風景を手で示した。
「あと三十分くらいで放水しますので待ってみるのもよろしいですよ、では私はこれで」
彼は去った。案内所なのか事務所なのか、さっきのそんな場所に戻ったんだろう。
この展望所からは、コンクリートと、その上に急に生えたように存在するステンレスのような壁とが見える。
それらの両サイドには、段々に、植樹があって、その段のそれぞれに囲いのような低木があり、それが幹や地肌を隠しているから、サイドは緑ばかりだ。
そのままでもかなり趣きがある。
納得するまで撮ってみた。五枚ほど。
それからは……
「じゃあ三十分くらい待とうか」
と、その辺のベンチに座った。
窓から、青空の下のダムを見ていると、呼夢が話し始めた。
「ねえ、そのカメラって自分で買ったの?」
今僕が持っているのは、いつものカメラ。デジタルズームカメラ「トリズン」だ。2486年製のもの。
「お父さんが持っていたもので、譲り受けたんだよ。もう最新のものをお父さんは持ってるみたいだったからさ、僕が言ったら、いいよって」
「へぇ~、そういう意味でも世界にひとつのものなんだね」
「うん…そうだね」
首からはそのケースをぶら下げている。大事なものだ――と確かめていると、呼夢の声がまた。
「写真っていいよね、そのままを残しておけるし」
「…うん。いいと思ったものも時間とか天気で全然違ってさ、違いを見るのも面白いんだよ、そういう面白いと思った風景はどんどん撮って残しておきたくなるんだよね」
「ふぅん……。写真ってしりとりじゃ弱点だね」
「急に何。する? しりとり」
「じゃぁ、しりとり、リトマス試験紙」
と、呼夢が始めた。
僕はそれならと。
「新聞紙」
「島」
「マグネット」
そのあとすぐ呼夢が「あ!」と何かに気付いたみたいだった。
「トリズン!」
呼夢は、僕の胸元にぶら下がっているケースと出窓に今は置かれているカメラとを指差した。
「あっ、これはしりとりのアレじゃなくて、そんな名前だったなって」
「ははっ、いいよ」
「と……だったよね? と……とんぼ」
そんなしりとりも、呼夢の「まちばり」のあとで僕が言った「りんぷ…ん」で終わった。
それから呼夢が聞いた。
「ね、その首元、Vになってて苦しくないでしょ」
「ああ…うん」
前に僕が言ったのを気にしてくれたのか。
「息がしやすいよ」
「よかった」
何となく言いにくくて、心の中で。――ありがとう。
窓の向こうでステンレスっぽい壁が下りたのが分かった時、思わず立ち上がった。
「え~、キレ~」
まるで滝。
窓越しに撮る。
ここまでのものとは思わなかった。もっといい位置から撮れないかと思っていると、ここへ案内してくれた男性がまたやって来た。
「今からここを出て左にのぼった先に行くと、もっと上からあの放水が見れますよ。階段が急なんで気を付けてくださいね」
行ってみた。
よく見えた。
緩やかな放水。コンクリートとステンレスのような壁が隠れて、自然そのものにしか見えない。でも流れが人工、それがよく分かる。なにせ水の滑り落ちる道がほぼ真っすぐだからだ。
――まあ、この島自体が人工ではあるけど限りなく自然に似せて作られてるから……それを加味しても格別に……自然っぽさと人工っぽさを感じる。
ズーム度合いを変える度に何度も撮った。
「ふぅ。……ごめんね、付き合わせて」
「ううん。楽しいから気にしてないよ」
「……ありがと。もういいよ、帰ろっか」
「ん、分かった。……動きやすくてよかったね、その靴も」
僕は前から持っていた白い運度靴を履いている、今朝からずっとだ。地面を掴む力が強い靴だから道路なんかは速く走れる。
同じような、水色の靴を呼夢も履いている。
「こんな所に行く時にはもう必須だね。凄くいい靴なんだよねぇコレ。それにこの服にも合ってる」
「でしょでしょ!」
その時だった。
「ひぁっ!」
呼夢がこけてしまって、横のやぶの向こう――坂になっているらしく、その下の方へと行ってしまった。
「呼夢!」
――そんな。
遠回りすれば向こうに行けるんだろうか。そんな道があるとは限らない。もしなかったら…?
――使うしかない。久しぶりだけど、うまく使えてくれ…!
急坂への足を踏み出し、体が傾いた瞬間、念じた。すると坂に直角に立つことができた。
念じたまま歩いた先に、見付けた。
「月彦く~ん! つきひ――!」
その声が止まる。こちらに気付いたんだろう。
「僕の手を取って」
呼夢が手をつないだあと、来た道を、そのまま念じながら戻った。
すると、ふたりともが直角に立って、その姿勢で歩くことができた。
急階段の道に戻る。それからまず呼夢が声に出した。
「よかったぁ…。そういうSTEOP能力だったんだね」
「うん。というか。動きやすくていい靴って言ったそばからこけたじゃん」
「あは。台無しだね」
「……ふふ」
と僕は笑ってから、呼夢の全身をチェックした。
「ケガ、ない?」
呼夢は「あ~……」と、自分に手を這わせたり、目を向けたりしてから。
「大丈夫みたい。ないよ。……本当によかった。さ、帰ろ」
「足元に注意しないとね」
「はぁーい」
帰りのバスには、ダムからすぐのバス停から乗れた。逆に辿る。
途中で「本屋に寄ろうよ」と呼夢が言い出した。
「いいよ」
あとは歩きでいいくらいの所で降りると、「こっち」と誘われた。
――本当に好きなんだな。
本棚を巡る中で、その横顔に、楽しさがあふれているのを見た。
「えっと…コレと……あとコレと…」
と、取っていく。
――あふれてる元気……もらえてる気がする……。
こっちを見た呼夢が、済まなそうに、照れたような感じで、言葉をくれた。
「月彦くんも何か買ったらいいよ」
「買いたいものがあればね」
呼夢が一冊の小説と二冊の漫画を買った。
それから帰る。足取りは軽い。
近くの公園横の坂に差し掛かった時、この辺の花や木や虫、ほかにも色んなものを撮ったことを強く思い出した。
呼夢を見ると何かがうずいた。
僕の足は止まった。呼夢はスタスタ歩く。
歩き続ける呼夢が気付くのはいつかなと思いながら、僕は、カメラを取り出し、構えた。
今日は一日丸々使えるし、明日に学校に行く必要がない。遅れる心配なんてない。夏休みバンザイだ。
「じゃあ……どこに行きたい?」
「んー……オススメは?」
「植物園かなあぁ……ダムもいいよ」
「植物園は行きたいな、でも多分、許可が必要だから……ダムかな。今は」
「ダムね」
呼夢が腕時計を、横のスイッチでフォンボード化させると、タップして調べ始めた。それを僕も見る。
ダムでの個人の見学と歩きでの撮影には許可が必要ないみたいだ。ここからなら…バスが使えるらしい。
着替えて準備しようという話になって――
「じゃあ、ハイ、これ」
と、呼夢から渡された服を部屋で着た。そしてリビングに戻った。
そこにはいつの間にか召使いがいた。緑を基調とした服の呼夢だ。
「それは何のコス?」
「お嬢様は魔女で初心――に出てくるメイド」
「で、僕のこの服は…?」
上下濃紺のデニムに見える布。ワンピースに見えるだろうけどそうではない。肩見せシャツとすね見せハイウエストズボン。スカートに近いけど「可愛い」の中に「動きやすい」が同居しているからこれは好き。
「お嬢様は魔女で初心の魔女だよ」
――分からん……。
でも好きな格好だからまぁいいやと思ってから、向かい、バスに乗り、それから乗り継いで到着。
着いただけではダムの水は見えなかった。
歩いて近付くと男性がいて。
「見学と撮影をしたいんですが」
「分かりました、こちらへどうぞ」
ついて歩いた先は展望施設だった。
大きな窓が横に並んだ屋内。
ここからは水がよく見える。もう少し角度が欲しい気もするけど。せき止める壁も見える。
案内してくれた男性は、その風景を手で示した。
「あと三十分くらいで放水しますので待ってみるのもよろしいですよ、では私はこれで」
彼は去った。案内所なのか事務所なのか、さっきのそんな場所に戻ったんだろう。
この展望所からは、コンクリートと、その上に急に生えたように存在するステンレスのような壁とが見える。
それらの両サイドには、段々に、植樹があって、その段のそれぞれに囲いのような低木があり、それが幹や地肌を隠しているから、サイドは緑ばかりだ。
そのままでもかなり趣きがある。
納得するまで撮ってみた。五枚ほど。
それからは……
「じゃあ三十分くらい待とうか」
と、その辺のベンチに座った。
窓から、青空の下のダムを見ていると、呼夢が話し始めた。
「ねえ、そのカメラって自分で買ったの?」
今僕が持っているのは、いつものカメラ。デジタルズームカメラ「トリズン」だ。2486年製のもの。
「お父さんが持っていたもので、譲り受けたんだよ。もう最新のものをお父さんは持ってるみたいだったからさ、僕が言ったら、いいよって」
「へぇ~、そういう意味でも世界にひとつのものなんだね」
「うん…そうだね」
首からはそのケースをぶら下げている。大事なものだ――と確かめていると、呼夢の声がまた。
「写真っていいよね、そのままを残しておけるし」
「…うん。いいと思ったものも時間とか天気で全然違ってさ、違いを見るのも面白いんだよ、そういう面白いと思った風景はどんどん撮って残しておきたくなるんだよね」
「ふぅん……。写真ってしりとりじゃ弱点だね」
「急に何。する? しりとり」
「じゃぁ、しりとり、リトマス試験紙」
と、呼夢が始めた。
僕はそれならと。
「新聞紙」
「島」
「マグネット」
そのあとすぐ呼夢が「あ!」と何かに気付いたみたいだった。
「トリズン!」
呼夢は、僕の胸元にぶら下がっているケースと出窓に今は置かれているカメラとを指差した。
「あっ、これはしりとりのアレじゃなくて、そんな名前だったなって」
「ははっ、いいよ」
「と……だったよね? と……とんぼ」
そんなしりとりも、呼夢の「まちばり」のあとで僕が言った「りんぷ…ん」で終わった。
それから呼夢が聞いた。
「ね、その首元、Vになってて苦しくないでしょ」
「ああ…うん」
前に僕が言ったのを気にしてくれたのか。
「息がしやすいよ」
「よかった」
何となく言いにくくて、心の中で。――ありがとう。
窓の向こうでステンレスっぽい壁が下りたのが分かった時、思わず立ち上がった。
「え~、キレ~」
まるで滝。
窓越しに撮る。
ここまでのものとは思わなかった。もっといい位置から撮れないかと思っていると、ここへ案内してくれた男性がまたやって来た。
「今からここを出て左にのぼった先に行くと、もっと上からあの放水が見れますよ。階段が急なんで気を付けてくださいね」
行ってみた。
よく見えた。
緩やかな放水。コンクリートとステンレスのような壁が隠れて、自然そのものにしか見えない。でも流れが人工、それがよく分かる。なにせ水の滑り落ちる道がほぼ真っすぐだからだ。
――まあ、この島自体が人工ではあるけど限りなく自然に似せて作られてるから……それを加味しても格別に……自然っぽさと人工っぽさを感じる。
ズーム度合いを変える度に何度も撮った。
「ふぅ。……ごめんね、付き合わせて」
「ううん。楽しいから気にしてないよ」
「……ありがと。もういいよ、帰ろっか」
「ん、分かった。……動きやすくてよかったね、その靴も」
僕は前から持っていた白い運度靴を履いている、今朝からずっとだ。地面を掴む力が強い靴だから道路なんかは速く走れる。
同じような、水色の靴を呼夢も履いている。
「こんな所に行く時にはもう必須だね。凄くいい靴なんだよねぇコレ。それにこの服にも合ってる」
「でしょでしょ!」
その時だった。
「ひぁっ!」
呼夢がこけてしまって、横のやぶの向こう――坂になっているらしく、その下の方へと行ってしまった。
「呼夢!」
――そんな。
遠回りすれば向こうに行けるんだろうか。そんな道があるとは限らない。もしなかったら…?
――使うしかない。久しぶりだけど、うまく使えてくれ…!
急坂への足を踏み出し、体が傾いた瞬間、念じた。すると坂に直角に立つことができた。
念じたまま歩いた先に、見付けた。
「月彦く~ん! つきひ――!」
その声が止まる。こちらに気付いたんだろう。
「僕の手を取って」
呼夢が手をつないだあと、来た道を、そのまま念じながら戻った。
すると、ふたりともが直角に立って、その姿勢で歩くことができた。
急階段の道に戻る。それからまず呼夢が声に出した。
「よかったぁ…。そういうSTEOP能力だったんだね」
「うん。というか。動きやすくていい靴って言ったそばからこけたじゃん」
「あは。台無しだね」
「……ふふ」
と僕は笑ってから、呼夢の全身をチェックした。
「ケガ、ない?」
呼夢は「あ~……」と、自分に手を這わせたり、目を向けたりしてから。
「大丈夫みたい。ないよ。……本当によかった。さ、帰ろ」
「足元に注意しないとね」
「はぁーい」
帰りのバスには、ダムからすぐのバス停から乗れた。逆に辿る。
途中で「本屋に寄ろうよ」と呼夢が言い出した。
「いいよ」
あとは歩きでいいくらいの所で降りると、「こっち」と誘われた。
――本当に好きなんだな。
本棚を巡る中で、その横顔に、楽しさがあふれているのを見た。
「えっと…コレと……あとコレと…」
と、取っていく。
――あふれてる元気……もらえてる気がする……。
こっちを見た呼夢が、済まなそうに、照れたような感じで、言葉をくれた。
「月彦くんも何か買ったらいいよ」
「買いたいものがあればね」
呼夢が一冊の小説と二冊の漫画を買った。
それから帰る。足取りは軽い。
近くの公園横の坂に差し掛かった時、この辺の花や木や虫、ほかにも色んなものを撮ったことを強く思い出した。
呼夢を見ると何かがうずいた。
僕の足は止まった。呼夢はスタスタ歩く。
歩き続ける呼夢が気付くのはいつかなと思いながら、僕は、カメラを取り出し、構えた。
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