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【特別編】とある郵便物
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はい、題名からお察しの通り今回の話は本編や、今続いている兎角さんと柏さんの話とは違う【特別編】となっています。ややこしいですね。
えーっと、これはですね、色々理由がありまして、まぁ自分が最近、忙しかったり気分が乗らなかったり気分が乗らなかったり…とまぁ、そんなところです。たくさん延長してすみませんでした。
ところで、今回の話はどういう話なのかと言いますと………まぁ、いろいろ謎多き一話となることでしょう。
ま、本編が進んでいけば、きっとこの話の意味もわかってくると思うんで、まぁ、今は「ふーん」という、箸休めみたいな感じ(?)で見てってください!
「はぁ、最近忙しいなぁ、」
「しっかりしてください、社長。」
「えぇ~、」
「だってさ~あ~~」
「その語尾の「~」、やめてください。」
「えぇ、ったくほんと厳しいんだから」
「あなたが緩すぎるだけです」
「いやそりゃぁ、緩くもなるよ」
「ここ最近ほんと忙しかったんだから」
ダラァ
「…はぁ、」
「あ、そういえば社長、あなた宛に郵便物が届いていましたよ」
「僕にぃ?」
「はい」
「こちらです。」
ダラァっとしている男の前に、とある1つの郵便物が置かれた。
「…ねぇ、これ、会社宛のじゃん」
「どこに「僕宛」って書いてあるのさ」
「違いますよ、あなた宛です。」
「手紙にそう書いてありました。」
「…中身みたのか…」
「まぁ、一応」
「……」
「なんですか、その顔」
「…いや、会社宛だったらさ、見るのわかるじゃん。けどさ、これ僕宛てだったんでしょ?それを僕より先に見るのはさぁ~、」
「しょうがないじゃないですか。だって「会社宛」に送られてきたんですから。」
「だよねぇ~、確認するよねぇ、そりゃあ」
「……何言ってるんですか、さっきから」
(遂におかしくなってしまわれたのか?)
「なんでこの人はさぁ、僕宛って書かなかったんだろう。会社宛って書いたら、僕以外の人にも見られる可能性があるって事、知らなかったのかな?」
「さぁ、なんででしょう」
「…もしかしたら、あなたの名前を書きたくなかったんじゃないんですか?」
「えっ!なにそれ!?」
「…ただの私の妄想でしかないんですが、」
「あなたの会社の人たちに、中身を見られ、名前(送った人自身の)を知られるよりも、この送り主は、あなたの名前を書くことの方が嫌だったのではないでしょうか?」
「もう、なんでそんなこと言うんだよ、」
「僕は君の上司なんだぞ!」
「そうですか、こんなに覇気のない上司は初めてです。」
「くぅぅ…!!!」
「これでも社長だぞ!!!」
「「これでも」って、自分で言っちゃってるじゃないですか」
「くぅぅぅ!!!」
「っていうか、さっきの考察何!?僕の名前を書きたくない…とか!」
「もしかして、これ送ってきた人って、君の知り合い!?」
「いいえ、この方とは一度もお会いしたことはありません。」
「じゃあさっきの考察はなんだったんだよ!?」
「だから言ったじゃないですか」
「「ただの妄想」だって!」
「ひどい!ただの妄想だったとしても、あれ上司に言う!?」
「……スミマセンデシタ」
「うん、絶対感情こもってないよね」
「…まったく、僕はいつから舐められるようになったのやら」
「最sy……まぁ、舐められるのはあなたがそんなにぐでってるからですよ。」
「もっと情熱を持って仕事に取り組まないと、部下たちはついてきませんよ」
「ねぇ、今聞き捨てならないこと言おうとしてなかった?」
「…まぁいっか。……とりあえず、もうこれ開けちゃお!」
「ねぇ、ハサミ持ってる?」
「…ハサミも何も、もうそれ開いてますよ(中身確認のため)」
「あ…そうだった!テヘッ!」
「………」
(この人が舐められるのって、多分こういうところがあるからなんだろうな…)
「…にしてもこれ、日本からだって!でも匿名だから、誰が送ってきたか分からないや」
「……え、でもさっき…え、君、どうやってこの送り主の名前知ったの?」
「どうやって、ですか?」
「…あぁ、確かにそこには匿名ということで、名前は書いてありませんが、実はその中にですね、送り主からの手紙が入っておりまして、そこに書いてあったんですよ」
「へぇ~、」
「……えっ、なんで!?」
「さぁ、なんででしょう。何か事情があったのではないでしょうか」
「ふーん、」
「えっと…あっ!これ僕がずっと欲しかったイヤフォンじゃん!」
「あと、これは……!!!」
「僕の好きな、「夏〇友人帳」のグッズじゃないか!!!」
「えっ、怖っ!なんで僕が欲しかったものばっか入ってんの!?怖!えっ、嬉しっ!!!」
「……」
(子供か、お前は)
(って、ツッこんでる場合じゃないか。さてと、この興奮を仕事に対するエネルギーに変えられるかが、重要だな)
「えっと、手紙手紙…あっ!これか!」
「えっと、ふむふむ…送り主は……」
「あの、社長っ!」
「…!!!」
「この通り、社長!あなたは、他国の方々からも、高い評価を受けているということです!」
「これからも、応援してくれる方々のためにも、頑張っていきましょう!」
「…ということで、社長、こちらの書類なんですが……」
(どうだ?結構ゴリ押しだったが、社長はちょいアホだ。だから上手く…いったりはしないか…?)
「……」
「あの、社長?」
(やはり、ゴリ推しすぎたか……)
「…この仕事が一段落ついたらさ、休みって取れる?」
「まぁ、取れるんじゃないでしょうか」
「最大何週間?」
「最大…ですか?」
「そうですね…この、今やっている内容のものが今季一番重要ということもありまして……まぁ、最大3週間といったところですかね」
「よし、分かった!」
「?」
「僕、仕事やるよ!!!」
「!!!」
「社長!!!」
(あの社長がこんなやる気に!!!)
(社長へのゴリ押しも、無駄ではなかったんだな…!!)
「いよっし!やるぞー!!!」
「しかし、3週間…ですか、」
「何かしたいことでも出来たのですか?」
「…あぁ、ちょっと…ね。」
「日本に行く用事が出来ちゃった♪」
えーっと、これはですね、色々理由がありまして、まぁ自分が最近、忙しかったり気分が乗らなかったり気分が乗らなかったり…とまぁ、そんなところです。たくさん延長してすみませんでした。
ところで、今回の話はどういう話なのかと言いますと………まぁ、いろいろ謎多き一話となることでしょう。
ま、本編が進んでいけば、きっとこの話の意味もわかってくると思うんで、まぁ、今は「ふーん」という、箸休めみたいな感じ(?)で見てってください!
「はぁ、最近忙しいなぁ、」
「しっかりしてください、社長。」
「えぇ~、」
「だってさ~あ~~」
「その語尾の「~」、やめてください。」
「えぇ、ったくほんと厳しいんだから」
「あなたが緩すぎるだけです」
「いやそりゃぁ、緩くもなるよ」
「ここ最近ほんと忙しかったんだから」
ダラァ
「…はぁ、」
「あ、そういえば社長、あなた宛に郵便物が届いていましたよ」
「僕にぃ?」
「はい」
「こちらです。」
ダラァっとしている男の前に、とある1つの郵便物が置かれた。
「…ねぇ、これ、会社宛のじゃん」
「どこに「僕宛」って書いてあるのさ」
「違いますよ、あなた宛です。」
「手紙にそう書いてありました。」
「…中身みたのか…」
「まぁ、一応」
「……」
「なんですか、その顔」
「…いや、会社宛だったらさ、見るのわかるじゃん。けどさ、これ僕宛てだったんでしょ?それを僕より先に見るのはさぁ~、」
「しょうがないじゃないですか。だって「会社宛」に送られてきたんですから。」
「だよねぇ~、確認するよねぇ、そりゃあ」
「……何言ってるんですか、さっきから」
(遂におかしくなってしまわれたのか?)
「なんでこの人はさぁ、僕宛って書かなかったんだろう。会社宛って書いたら、僕以外の人にも見られる可能性があるって事、知らなかったのかな?」
「さぁ、なんででしょう」
「…もしかしたら、あなたの名前を書きたくなかったんじゃないんですか?」
「えっ!なにそれ!?」
「…ただの私の妄想でしかないんですが、」
「あなたの会社の人たちに、中身を見られ、名前(送った人自身の)を知られるよりも、この送り主は、あなたの名前を書くことの方が嫌だったのではないでしょうか?」
「もう、なんでそんなこと言うんだよ、」
「僕は君の上司なんだぞ!」
「そうですか、こんなに覇気のない上司は初めてです。」
「くぅぅ…!!!」
「これでも社長だぞ!!!」
「「これでも」って、自分で言っちゃってるじゃないですか」
「くぅぅぅ!!!」
「っていうか、さっきの考察何!?僕の名前を書きたくない…とか!」
「もしかして、これ送ってきた人って、君の知り合い!?」
「いいえ、この方とは一度もお会いしたことはありません。」
「じゃあさっきの考察はなんだったんだよ!?」
「だから言ったじゃないですか」
「「ただの妄想」だって!」
「ひどい!ただの妄想だったとしても、あれ上司に言う!?」
「……スミマセンデシタ」
「うん、絶対感情こもってないよね」
「…まったく、僕はいつから舐められるようになったのやら」
「最sy……まぁ、舐められるのはあなたがそんなにぐでってるからですよ。」
「もっと情熱を持って仕事に取り組まないと、部下たちはついてきませんよ」
「ねぇ、今聞き捨てならないこと言おうとしてなかった?」
「…まぁいっか。……とりあえず、もうこれ開けちゃお!」
「ねぇ、ハサミ持ってる?」
「…ハサミも何も、もうそれ開いてますよ(中身確認のため)」
「あ…そうだった!テヘッ!」
「………」
(この人が舐められるのって、多分こういうところがあるからなんだろうな…)
「…にしてもこれ、日本からだって!でも匿名だから、誰が送ってきたか分からないや」
「……え、でもさっき…え、君、どうやってこの送り主の名前知ったの?」
「どうやって、ですか?」
「…あぁ、確かにそこには匿名ということで、名前は書いてありませんが、実はその中にですね、送り主からの手紙が入っておりまして、そこに書いてあったんですよ」
「へぇ~、」
「……えっ、なんで!?」
「さぁ、なんででしょう。何か事情があったのではないでしょうか」
「ふーん、」
「えっと…あっ!これ僕がずっと欲しかったイヤフォンじゃん!」
「あと、これは……!!!」
「僕の好きな、「夏〇友人帳」のグッズじゃないか!!!」
「えっ、怖っ!なんで僕が欲しかったものばっか入ってんの!?怖!えっ、嬉しっ!!!」
「……」
(子供か、お前は)
(って、ツッこんでる場合じゃないか。さてと、この興奮を仕事に対するエネルギーに変えられるかが、重要だな)
「えっと、手紙手紙…あっ!これか!」
「えっと、ふむふむ…送り主は……」
「あの、社長っ!」
「…!!!」
「この通り、社長!あなたは、他国の方々からも、高い評価を受けているということです!」
「これからも、応援してくれる方々のためにも、頑張っていきましょう!」
「…ということで、社長、こちらの書類なんですが……」
(どうだ?結構ゴリ押しだったが、社長はちょいアホだ。だから上手く…いったりはしないか…?)
「……」
「あの、社長?」
(やはり、ゴリ推しすぎたか……)
「…この仕事が一段落ついたらさ、休みって取れる?」
「まぁ、取れるんじゃないでしょうか」
「最大何週間?」
「最大…ですか?」
「そうですね…この、今やっている内容のものが今季一番重要ということもありまして……まぁ、最大3週間といったところですかね」
「よし、分かった!」
「?」
「僕、仕事やるよ!!!」
「!!!」
「社長!!!」
(あの社長がこんなやる気に!!!)
(社長へのゴリ押しも、無駄ではなかったんだな…!!)
「いよっし!やるぞー!!!」
「しかし、3週間…ですか、」
「何かしたいことでも出来たのですか?」
「…あぁ、ちょっと…ね。」
「日本に行く用事が出来ちゃった♪」
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