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暮れ六つの鐘が鳴っても、空には陽の光が残っていた。
西の空には暮れながら消えて行く太陽の名残火、そして東の空から夕闇が少しずつ広がっていて、遠いところにわずかに一つ、淡い色の星が見える。それでもほんの少し前までは、この時間はもう外は真っ暗だったので、最近はずいぶんと日がある時間が長くなった。
水谷の街の武家屋敷が並ぶ一角も黄昏の色が濃い。亡くなった母親と同じくらいの年齢だろうか。風呂敷包みを手に長屋へ入ろうとした武家の女性に、るいは声をかけた。
「あの、恐れ入ります。お尋ねしたいことがあるのですが」
「はい?どうされました?」
「以前、こちらの武家長屋にお住まいだった、樋口様の奥様と娘様が今どちらにいらっしゃるがご存知ありませんか?」
ただすれ違うくらいでは気づかれなくとも、さすがにかつて住んでいた界隈で、樋口家の長男と同じ年頃の若い男が、家族の行く先を聞いて回れば勘付かれる可能性が高い。だから雅勝には離れていてもらって、十年以上この辺りに住んでいそうな年齢の婦人に狙いを定め、何人も話しかけてみた。たった一人旅装束で、あてもなく人の行方を尋ねる若い娘の姿を哀れに思ったのか、武家の妻女達は皆、丁寧に話を聞いてはくれたけれど、樋口家の母娘の行く先を教えてくれる者は一人もいなかった。
「樋口様……?以前って、どれくらいかしら?」
「九年前まではこちらにお住まいをだったと聞いています」
「ごめんなさいね。うちは越してきたのが五年前だから、そんなに前のことは知らないわね。お嬢さん、宿はあるの?もう暗くなるから、宿に戻った方がいいわよ」
「……そうですか。大丈夫です。ありがとうございます」
この数刻、何度も繰り返したやり取りを再び繰り返し、少し離れた武家屋敷の壁に寄り掛かっている若者のところに戻ると、るいを見て、彼もまた先ほどとそっくり同じことを言った。
「るい、もういい。やめよう」
「でも!」
本当は気になって仕方ないはずの人がもうやめようと言い、そのたびにるいが半ば意地になって飛び出して行く。このやり取りも、もう何度繰り返しただろう。
だけど、どうしても気になる。さきほどの女性は確かに何も知らなかったのだろうが、るいに呼び止められたうちの何人かは、樋口の名に明らかに反応した。その前に呼び止めた母娘――あるいは嫁姑と思しき二名連れの婦人など、明らかに一人が何か言おうとして、もう一人が目顔で止めていた。
彼が家を出てから九年もたっているのだから、無論、家移りをした可能性はある。だが大きな邸ならばともかく、何世帯もが軒を連ねてくらす長屋でご近所付き合いなしで暮せないのは、町屋であっても武家であっても同じだろう。そして通常の家移りであれば、ご近所が行く先を知らないということはまずありえない。特に一家の主婦の情報網はすさまじいものがあるから、十年くらい前なら、行く先を知っていてもまったく不思議はないのに。
――母上、早紀……。
以前、一度だけ耳にした。あれは雅勝が毒虫の熱で苦しんでいた時のことだ。袱紗の守り袋を今も大切にしているように、その存在は今もこの若者にとっての拠り所なのだ。本領の城下と明野領を何度も行き来している人が、さほど遠くないところにある生まれ故郷に一度も足を踏み入れなかったのも同じ理由だろう。彼が今、何を思ってこの場所に来てみる気になったのかはわからない。――だけど、どうしても気にかかる。
この人が自分の人生を投げ打ってまで守りたかった人達の身に、一体何が起こったのか。
「さすがにもう無理だ。――日が暮れる」
本当ならば今頃の時刻には、るいは故郷の山に向かい、雅勝とは別行動を取っているはずだった。この時間になってしまえばもう街を出ることはできないから、どこかで宿を探さなければならないし、日が暮れてしまえば、るいが声をかけられるような武家の妻女が外を出歩くこともなくなる。
もうどうすることもできなくて傍らの男を見上げた時、人気のない武家屋敷の塀に囲まれた石畳の道に突然、人の気配がした。
それまでまるで気配を感じていなかったのは、るいだけではなかったらしい。るいの隣で、雅勝が一瞬、刀の柄に手をかけた。殺気とはこのような気のことを言うのか。背筋が震えるほどの鋭い気が男の全身を駆け巡り、しかしすぐに雅勝は刀の柄から手を離した。現役の隠密が帯びた殺気をものともせず、彼らの側に歩いてきた人間の姿を確認し、二人で思わず顔を見合わせる。
それはるいの腰の高さくらいまでしかないような小柄な老婆だった。白とも灰ともつかない総髪の上から手拭いを姉さん被りして腰を曲げ、手押し車を押している。手押し車の端から土の被った葱や蕪が見えるあたり、近在の農家の老婆が野菜を売りにきたように見えなくもないが、今は夕暮れ時――いわゆる逢魔が時だ。普通、このような時刻に野菜の担ぎ売りなどしないだろう。しかもこの道は一本道であり、道の向こうにある武家長屋の方角をるいはずっと見ていたはずなのに、木戸が開く瞬間を見た覚えがない。両側を塀に囲まれた夕暮れのど真ん中に、老婆は突如、降って沸いたように存在していた。
「あのお婆さん、以前、こちらの武家長屋にお住まいだった樋口様のご家族様をご存じありませんか?」
走り寄ったるいを認め、老婆がゆっくりと顔を上げる。短い間に大分日が暮れて、ものが見えづらくなった為なのか。顔を上げてもなお、その表情は判然としなかった。これは本当に老婆なのか。――それとも人ならざるものなのか。
「……樋口のご家族は、確か、今津屋に行かれたはずじゃが」
しわがれた唇から紡がれる声もまた、男のようにも女のようにも、若いようにも老いているようにも聞こえる。しかしこの場所を訪れてはじめての手がかりらしい手がかりである。それまでるいの後ろにいた雅勝が半歩前に出て、隣に並んだ。
「お婆さん、それはいつ頃の話ですか?」
「さてな。成之殿がのうなってから、半年くらい後のことだったか……」
その時、傍らにいた人の身体が、まるで急に誰かにぶたれたかのように大きくびくりと震えたので、るいの視線は一瞬、老婆から離れて雅勝を見た。隠しきれなかった動揺をそれでも押し隠すように、雅勝は不自然なくらい露骨に顔をそむけている。彼の態度も気になるが、老婆の存在と発言も気にかかる。しかし再びそちらに視線を戻した時、そこにはただ先ほどと同じ、誰もいない道が続いているだけだった。
「え?あれ、お婆さんは……?」
西の空で燃えていた太陽は熾火となり、完全に山の稜線の彼方に消えたようだった。今はもう二人しかいない道の片隅に夕闇が落ちかかる。武家長屋で夕餉の煮炊きが始まったのか、風に乗ってかすかに魚の焼ける匂いがした。
狐が狸か――それとも逢魔が時の魍魎に化かされてでもいたのか。しかし老婆が口にしたのは、紛れもなく、樋口家の母娘の消息だった。
西の空には暮れながら消えて行く太陽の名残火、そして東の空から夕闇が少しずつ広がっていて、遠いところにわずかに一つ、淡い色の星が見える。それでもほんの少し前までは、この時間はもう外は真っ暗だったので、最近はずいぶんと日がある時間が長くなった。
水谷の街の武家屋敷が並ぶ一角も黄昏の色が濃い。亡くなった母親と同じくらいの年齢だろうか。風呂敷包みを手に長屋へ入ろうとした武家の女性に、るいは声をかけた。
「あの、恐れ入ります。お尋ねしたいことがあるのですが」
「はい?どうされました?」
「以前、こちらの武家長屋にお住まいだった、樋口様の奥様と娘様が今どちらにいらっしゃるがご存知ありませんか?」
ただすれ違うくらいでは気づかれなくとも、さすがにかつて住んでいた界隈で、樋口家の長男と同じ年頃の若い男が、家族の行く先を聞いて回れば勘付かれる可能性が高い。だから雅勝には離れていてもらって、十年以上この辺りに住んでいそうな年齢の婦人に狙いを定め、何人も話しかけてみた。たった一人旅装束で、あてもなく人の行方を尋ねる若い娘の姿を哀れに思ったのか、武家の妻女達は皆、丁寧に話を聞いてはくれたけれど、樋口家の母娘の行く先を教えてくれる者は一人もいなかった。
「樋口様……?以前って、どれくらいかしら?」
「九年前まではこちらにお住まいをだったと聞いています」
「ごめんなさいね。うちは越してきたのが五年前だから、そんなに前のことは知らないわね。お嬢さん、宿はあるの?もう暗くなるから、宿に戻った方がいいわよ」
「……そうですか。大丈夫です。ありがとうございます」
この数刻、何度も繰り返したやり取りを再び繰り返し、少し離れた武家屋敷の壁に寄り掛かっている若者のところに戻ると、るいを見て、彼もまた先ほどとそっくり同じことを言った。
「るい、もういい。やめよう」
「でも!」
本当は気になって仕方ないはずの人がもうやめようと言い、そのたびにるいが半ば意地になって飛び出して行く。このやり取りも、もう何度繰り返しただろう。
だけど、どうしても気になる。さきほどの女性は確かに何も知らなかったのだろうが、るいに呼び止められたうちの何人かは、樋口の名に明らかに反応した。その前に呼び止めた母娘――あるいは嫁姑と思しき二名連れの婦人など、明らかに一人が何か言おうとして、もう一人が目顔で止めていた。
彼が家を出てから九年もたっているのだから、無論、家移りをした可能性はある。だが大きな邸ならばともかく、何世帯もが軒を連ねてくらす長屋でご近所付き合いなしで暮せないのは、町屋であっても武家であっても同じだろう。そして通常の家移りであれば、ご近所が行く先を知らないということはまずありえない。特に一家の主婦の情報網はすさまじいものがあるから、十年くらい前なら、行く先を知っていてもまったく不思議はないのに。
――母上、早紀……。
以前、一度だけ耳にした。あれは雅勝が毒虫の熱で苦しんでいた時のことだ。袱紗の守り袋を今も大切にしているように、その存在は今もこの若者にとっての拠り所なのだ。本領の城下と明野領を何度も行き来している人が、さほど遠くないところにある生まれ故郷に一度も足を踏み入れなかったのも同じ理由だろう。彼が今、何を思ってこの場所に来てみる気になったのかはわからない。――だけど、どうしても気にかかる。
この人が自分の人生を投げ打ってまで守りたかった人達の身に、一体何が起こったのか。
「さすがにもう無理だ。――日が暮れる」
本当ならば今頃の時刻には、るいは故郷の山に向かい、雅勝とは別行動を取っているはずだった。この時間になってしまえばもう街を出ることはできないから、どこかで宿を探さなければならないし、日が暮れてしまえば、るいが声をかけられるような武家の妻女が外を出歩くこともなくなる。
もうどうすることもできなくて傍らの男を見上げた時、人気のない武家屋敷の塀に囲まれた石畳の道に突然、人の気配がした。
それまでまるで気配を感じていなかったのは、るいだけではなかったらしい。るいの隣で、雅勝が一瞬、刀の柄に手をかけた。殺気とはこのような気のことを言うのか。背筋が震えるほどの鋭い気が男の全身を駆け巡り、しかしすぐに雅勝は刀の柄から手を離した。現役の隠密が帯びた殺気をものともせず、彼らの側に歩いてきた人間の姿を確認し、二人で思わず顔を見合わせる。
それはるいの腰の高さくらいまでしかないような小柄な老婆だった。白とも灰ともつかない総髪の上から手拭いを姉さん被りして腰を曲げ、手押し車を押している。手押し車の端から土の被った葱や蕪が見えるあたり、近在の農家の老婆が野菜を売りにきたように見えなくもないが、今は夕暮れ時――いわゆる逢魔が時だ。普通、このような時刻に野菜の担ぎ売りなどしないだろう。しかもこの道は一本道であり、道の向こうにある武家長屋の方角をるいはずっと見ていたはずなのに、木戸が開く瞬間を見た覚えがない。両側を塀に囲まれた夕暮れのど真ん中に、老婆は突如、降って沸いたように存在していた。
「あのお婆さん、以前、こちらの武家長屋にお住まいだった樋口様のご家族様をご存じありませんか?」
走り寄ったるいを認め、老婆がゆっくりと顔を上げる。短い間に大分日が暮れて、ものが見えづらくなった為なのか。顔を上げてもなお、その表情は判然としなかった。これは本当に老婆なのか。――それとも人ならざるものなのか。
「……樋口のご家族は、確か、今津屋に行かれたはずじゃが」
しわがれた唇から紡がれる声もまた、男のようにも女のようにも、若いようにも老いているようにも聞こえる。しかしこの場所を訪れてはじめての手がかりらしい手がかりである。それまでるいの後ろにいた雅勝が半歩前に出て、隣に並んだ。
「お婆さん、それはいつ頃の話ですか?」
「さてな。成之殿がのうなってから、半年くらい後のことだったか……」
その時、傍らにいた人の身体が、まるで急に誰かにぶたれたかのように大きくびくりと震えたので、るいの視線は一瞬、老婆から離れて雅勝を見た。隠しきれなかった動揺をそれでも押し隠すように、雅勝は不自然なくらい露骨に顔をそむけている。彼の態度も気になるが、老婆の存在と発言も気にかかる。しかし再びそちらに視線を戻した時、そこにはただ先ほどと同じ、誰もいない道が続いているだけだった。
「え?あれ、お婆さんは……?」
西の空で燃えていた太陽は熾火となり、完全に山の稜線の彼方に消えたようだった。今はもう二人しかいない道の片隅に夕闇が落ちかかる。武家長屋で夕餉の煮炊きが始まったのか、風に乗ってかすかに魚の焼ける匂いがした。
狐が狸か――それとも逢魔が時の魍魎に化かされてでもいたのか。しかし老婆が口にしたのは、紛れもなく、樋口家の母娘の消息だった。
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