写真コンテスト

第一話「大規模なイベント」

「写真コンテスト」

登場人物
「学園パラダイス」木下大地×「虹色の夏」羽田優里

第一話「大規模なイベント」

それは「あの事件」が全て片付いて受験生として勉学に
本格的に励み始めた頃の出来事だった。
それはある日のある大きな街で企画された大規模なイベントだった。
俺はイベントに最初は興味なかったがそのイベントが写真コンテストだと
新聞で知った。それなら参加してみたいと思った。
大きな街での大規模イベントだった。
参加費用は無料だが抽選で参加者は選ばれる仕組みだった。
そして優勝するとライカのカメラが貰えるというものだった。
カメラ好きなら憧れるカメラだった。
大勢の参加希望者から俺は運が良く当選して参加することが出来た。
俺の住む街から電車で３０分の距離にある都市だったので俺は当日電車でカメラ持参で
向かった。大規模なイベントだから当然凄い人数の参加者だった。
だけど俺は俺と同じカメラや写真が好きな人がこんなにいることに驚き、そして
興奮して感激した。
なんかスゲー！！俺はそう思った。
参加者が大きな会場の広場に集められた、全員が揃ったところで
イベントの主催者の挨拶があり、写真コンテストの説明があった。
写真コンテストには、簡単なルールと決まりがあり
くじ引きで決められた参加者同士二人ずつが
ペアになり持参したカメラで好きな物を撮るというものだった。
制限時間は夕方までで、このイベントの会場内なら
どこに行っても自由だった。そして、予め貰った食事券と引き換えに
昼食も出るということだった。
みんな凄いやる気満々といった感じだった。太陽の日差しが眩しく空は青空だった。
早くもくじ引きの列には凄い行列だった。
俺もその列の最後尾に並んだ

つづく