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第二十一話 「悲恋」
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第二十一話 「悲恋」
どれくらい時間が経っただろう・・・私はまだ遊馬先生の家にいた。
リビングのソファーに三人座っている。
「やっぱり、華ちゃんとひまわり園に行ったのね」
望さんは麦茶を一口飲んで遊馬先生に言った・・。
「ああ、ごめん。もう行かないから」遊馬先生は望さんの目をみて言った・・
「遊馬は華ちゃんが好きなの?」
「そんなことあるわけない。俺が好きなのは望だけだ。」
そんな会話が私の耳に聞こえた・・・・
「私は・・・遊馬先生のことが好きなの!遊馬先生じゃなきゃダメなの・・・
向日葵の花言葉はあなただけ見つめてる・・・・。
ずっと遊馬先生だけを見つめていた。これからもずっと・・・」
私は泣きながら遊馬先生の目をじっと見つめた・・・
いつの間にか向日葵は綺麗な花瓶に飾られていた
望さんが花瓶に花を飾ってくれたのだ。
「・・・・華・・・ごめん。俺はお前の期待には応えられない。
俺は望と結婚してるんだ・・子供はいないけどそれでも幸せなんだ・・・・」
遊馬先生は今度は私の目を見ながら言った。
私から目を逸らさないで見つめる瞳は真剣だった。
「・・・・・・わかりました・・・・今までごめんなさい・・
もうここには来ません・・・・遊馬先生本当に大好きでした。さようなら」
私はそれだけ言って遊馬先生の自宅を泣きながら後にした・・・・
つづく
どれくらい時間が経っただろう・・・私はまだ遊馬先生の家にいた。
リビングのソファーに三人座っている。
「やっぱり、華ちゃんとひまわり園に行ったのね」
望さんは麦茶を一口飲んで遊馬先生に言った・・。
「ああ、ごめん。もう行かないから」遊馬先生は望さんの目をみて言った・・
「遊馬は華ちゃんが好きなの?」
「そんなことあるわけない。俺が好きなのは望だけだ。」
そんな会話が私の耳に聞こえた・・・・
「私は・・・遊馬先生のことが好きなの!遊馬先生じゃなきゃダメなの・・・
向日葵の花言葉はあなただけ見つめてる・・・・。
ずっと遊馬先生だけを見つめていた。これからもずっと・・・」
私は泣きながら遊馬先生の目をじっと見つめた・・・
いつの間にか向日葵は綺麗な花瓶に飾られていた
望さんが花瓶に花を飾ってくれたのだ。
「・・・・華・・・ごめん。俺はお前の期待には応えられない。
俺は望と結婚してるんだ・・子供はいないけどそれでも幸せなんだ・・・・」
遊馬先生は今度は私の目を見ながら言った。
私から目を逸らさないで見つめる瞳は真剣だった。
「・・・・・・わかりました・・・・今までごめんなさい・・
もうここには来ません・・・・遊馬先生本当に大好きでした。さようなら」
私はそれだけ言って遊馬先生の自宅を泣きながら後にした・・・・
つづく
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